レーザートーニングのメリット・デメリットを一挙解説!

レーザートーニングのメリット・デメリットを一挙解説!

日本の美容医療は日々進化しています。そんな中でも、肝斑に対する治療は中々確立していません。お肌のシミやくすみに関する施術は複数あるのに対し、肝斑の治療は飲み薬での対応が主流で、効果も実感しづらいのが難点でした。

しかし、今回ご紹介するレーザートーニングなら、今まで難しいと言われてきた肝斑の治療が可能です。

当記事は、長年肝斑で悩まれていた方にとって有益な情報となるよう、メリットだけでなくデメリットも詳しくお伝えしていきます。ぜひご一読いただき、ご自身の肌悩み改善にお役立てください。

レーザートーニングとは

レーザートーニングとは、肝斑・シミ・くすみに対する治療法の1つです。トーニングという言葉には、「皮膚の色調を整える」という意味があります。

以前から、レーザー治療は美容医療業界で広く行われてきましたが、従来のレーザーでは肝斑の治療ができませんでした。レーザー治療はメラニン色素を活性化させる恐れがあるため、より症状が悪化してしまう可能性があるためです。

しかしレーザートーニングなら、今まで不可能だった肝斑の治療ができます。肌への負担が少ないレーザーで施術することによって、「メラニン」を徐々に減少させ、シミや肝斑を薄くすることが可能です。

この施術では低出力レーザーを使用します。微弱パワーでの施術なので、ダウンタイムや副作用が少ないことも人気の理由です。さらに均一に照射できるので、照射ムラも軽減します。

効率的で安全性の高いレーザートーニングは多くの患者様にご満足いただいており、数ある施術の中でも特に注目されている治療方法です。

症例写真

before after
施術名 トーニング
施術の説明 肌の気になる所に機器を照射します。
施術のリスク
(副作用)
トーニングには下記の様なリスク・副作用が生じる場合があります。
・効果の感じ方に個人差がある
・肌トラブルが生じる場合がある
・照射後に一時的に濃くなる場合がある
・白斑のリスクがある
施術の価格 15,400円~77,000円(税込み)

レーザートーニングの仕組み

肝斑への治療法はあまり多くありませんが、シミやくすみに対する治療法はレーザートーニング以外にも複数あります。他の施術との差別化を図るためにも、従来のレーザー治療の仕組みや、今回紹介するレーザートーニングの仕組みについてご紹介します。

 

肝斑とは

そもそも肝斑は左右対称に出現し、主に頬や目尻の下にできる色素斑です。
女性ホルモンの乱れや摩擦による刺激が原因で、30~40歳の女性に多いと言われています。通常のシミとは異なり、輪郭がぼやけているのが特徴です。

 

従来のレーザー治療の仕組みと肝斑の関係

従来のレーザー治療は、シミに対してピンポイントに強いレーザー光線を当ててメラニン色素を破壊します。施術箇所がかさぶたとなり(場合によってはならないこともあります)、炎症後色素沈着の期間を経て、徐々にシミが薄くなったと感じる治療です。

通常のシミであればこの治療で効果を実感しますが、肝斑の場合は一度薄くなったと感じても、その後より濃く表れてしまいます。さらに、肝斑は目に見えるものだけでなく潜在的に潜んでいるものもあるため、レーザーでの治療は困難です。

レーザーが使用できないため、内服治療(トラネキサム酸やビタミンC)や、外用療法(ハイドロキノン)を行います。副作用が非常に少ない治療法ですが、長期間続けなくてはなりません。

 

レーザートーニングの仕組み

今回紹介するレーザートーニングの治療は、医療用レーザーを弱いパワーで照射します。従来のレーザーよりも微弱パワーのため、肝斑に悪影響を与える心配がありません。

この治療は、肌内部に蓄積されたメラニンに作用することで、肝斑やシミを薄くする仕組みです。そのため肝斑だけでなく、毛穴の黒ずみに対しても効果があります。

また、定期的に施術を行えばメラニン量の減少につながります。その結果、肌のトーンアップや毛穴の引き締めも期待でき、より多くの肌トラブルに対応できる治療です。

レーザートーニングで使用する機器は、症状によって波長を変えることができます。
トップハット・ビーム(エネルギー密度の均等化)の精度が高いことが特徴でもあるので、この機械を使用することで、患者様のお肌の状態によって波長を変えつつ、短時間で照射ムラの少ない施術が出来るようになりました。

シミや肝斑を改善するためには施術の回数が必要

レーザートーニングは、効果を実感するまでに施術回数が必要です。目安として1~2週間ごとに6~8回、症状によっては10回程度で、さまざまな肌トラブルが改善され、効果の実感が大きくなります。

その理由は、レーザーの照射威力にあります。シミの原因となるメラノサイトを刺激しないよう、肌に負担をかけない微弱エネルギーで照射するためです。

肝斑は強いエネルギーで照射してしまうと、さらに濃くなる場合があります。適度な照射で施術を受け続けることで、メラニンが徐々に排出されてシミが少しずつ薄くなるでしょう。

肌質や生活環境により効果に個人差がありますが、シミや肝斑への効果を実感するためには、継続して治療を受けるのが望ましいです。

レーザートーニングのメリット

レーザートーニングの施術には、以下のようなメリットがあります。

 

複数の肌トラブルに対応できる

レーザートーニングの1番大きなメリットは、今まで治療できなかったお悩みでも施術できることです。施術によって効果が期待できる具体的な症状を紹介します。

・肝斑
・シミ
・そばかす
・毛穴の開き
・黒ずみ …など

レーザートーニングなら波長を変えることが出来るので、上記の症状が合わさった複合性のシミに対しても治療が出来ます。

また、そばかすや肝斑などの色素沈着の改善も可能です。おまけ程度の効果にはなりますが、産毛の減少にもつながります。さらに、レーザーの照射によって、毛穴の引き締めや肌のトーンアップも期待できるでしょう。

 

ダウンタイムが少ない

多くの施術方法で懸念されているダウンタイムですが、レーザートーニングは低出力レーザーのため、大きな副作用はありません。

従来のレーザー治療は強いレーザー光線を当てるため、術後に軟膏を塗ってガーゼなどで保護していました。この保護は、乾燥防止や紫外線対策のためです。
治療の程度によってガーゼが不要のこともありますが、傷口の保護が必要な場合、皮膚の再生が確認できるまで(約2週間程度)その部分はメイクが出来ません。

しかし、レーザートーニングは従来のレーザー治療より火傷や痛みによる副作用が少ないため、軟膏やガーゼを使った保護がなく、施術当日からメイクが可能です。
照射箇所が目立たないので、日々働く会社員の方や外出予定があってメイクが必要な方でも、気軽に施術を行えます。

 

施術時間が短い

レーザートーニングの治療は、施術時間が少ないことも特徴です。クリニックによって異なりますが、多くの場合は5~30分ほどで治療が終了します。

当クリニックをはじめ、多くのクリニックで事前予約を推奨しているため、忙しい会社員や主婦の方でも通えます。隙間時間に施術が完了するので、複数ある施術メニューの中でも、とりわけ取り入れやすい治療でしょう。

レーザートーニングのデメリット・注意点

レーザートーニングのデメリット・注意点

レーザートーニングならではのメリットが複数ある一方、注意すべき点もいくつかあります。

 

治療期間が長い

レーザートーニングは低出力レーザーで施術を施します。そのため、すぐに効果を実感することが難しく、複数回の通院が必要です。もちろん効果の実感には個人差がありますが、5~10回程度の施術が必要だと言われています。

また、施術スケジュールを組む際の注意点として、施術の回数によって空けるべき間隔が異なります。以下を参考にスケジュールを組むと良いでしょう。

施術回数 空けるべき間隔
~6回 1週間
7~12回 2週間
13回~ 1カ月

多くの方は、施術開始から12回ほどで症状の改善を実感します。
しかし、ここで治療をストップしてしまうと再発の可能性があるため、その後も1カ月に1度程度治療することがおすすめです。

より満足度の高い効果を得るためにも、根気よく通院しましょう。

 

肌トラブルを起こす可能性がある

肌トラブルを改善するための施術ですが、稀に肌トラブルになってしまう場合があります。レーザートーニングは低出力とはいえレーザーを照射するので、お肌に赤みが生じることや、乾燥が原因のニキビ・かゆみが出てしまうことがあります。
こういったことを防ぐためにも、施術後の紫外線ケアやお肌の保湿は忘れずに行ってください。

また、レーザートーニングは色素沈着を改善する施術のため、一部の肌が白くなってしまう「白斑」を引き起こすリスクがあります。この疾患は、メラニンを作る細胞のメラノサイトが異常をきたすことで発症する病気です。

頻繁に施術を行うと発症するリスクが高まるため、医師との問診でしっかりと照射スケジュールを組みましょう。

 

肝斑やシミなど、症状が悪化する場合がある

お肌に直接レーザーを当てる治療のため、肝斑やシミが悪化する可能性があります。
通常、施術直後は一時的にシミが濃くなったと感じますが、その後一週間程度で改善します。

しかし、中にはレーザーが強すぎたために肝斑やシミが悪化するケースもあります。
この問題点は、専門の医師が肌の状況を見極めて施術することで防げるトラブルです。患者様自身が医師に不信感を持っている場合は、施術を見送ることも必要でしょう。

また、複数のクリニックで施術を行うと、経過が分からず適切な治療を行えないこともあります。医師によって技術も異なるため、自分に合ったクリニックを決めることも重要です。

美容医療専門のクリニックでは問診やアフターケアにも力を入れているので、気になることや不安なことがあったら担当の医師に相談してください。

 

まとめ

今回はレーザートーニングについてご紹介しました。

以前から、肝斑は治療が難しいと言われてきました。飲み薬や塗り薬での治療となる上に、長期間続けなくてはいけないことで負担になっていた方もいたでしょう。患者様の中には治療自体を諦めてしまった方もいるかもしれませんね。

しかしレーザートーニングなら、レーザーを使った肝斑の治療が可能です。
中には、普段の間違ったスキンケアのせいで悪化している場合もありますので、当クリニックでは施術だけでなく、毎日のスキンケア方法についてもご説明しています。

また、当クリニックでは初診を無料にし、より多くの患者様が安心してご来院いただけるよう取り組んでいます。美容医療だけでなく、内科や消化器科で経験を積んできた医師だからこそ実現するトータルケアが可能です。体の中から美しくなることで、自然な若返りを促します。

当クリニックでは患者様本来の力を引き出すことを心がけておりますので、無理のない治療をご希望の方は、ぜひ1度お悩みをご相談ください。患者様に合った、最適な治療をご提案いたします。

 

当院では、美容クリニックへのご来院が初めての方にもご安心いただけるよう、初診無料でカウンセリングいたします。小さな不安でもお気軽にご相談くださいね。

ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約10000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。

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