院長・ドクター紹介
GREET
院長ごあいさつ
一日一日を大切に、美しく健康に生きる。
より楽しく、充実した日々のために。
人生を楽しめる真の健康をめざして、本人が望むことを医療のなかで叶えたい。
私は、消化器科及び内科の診療に現在20年以上携わり、医療のあり方について考えてまいりました。患者様がより楽しく、充実した日々を送るために、診療のなかに自由に選べる多くの選択肢があってしかるべきではないかと考えております。
藤井クリニックでは、消化器科、内科部門におきましては、内視鏡検査・消化器診療を実施しております。正確な検査技術と適切な判断で専門性の高い上部・下部の消化管内視鏡検査をお受けいただきますよう努力しております。また、医師会の先生方を通じて、大阪市を中心に関西一円にまで及ぶ病診連携に勤めております。
美容外科、美容皮膚科部門では、あなたをキレイにする美容医療を、そして外見の若返りから、心の若返りまでを、ひとりひとりのライフスタイルを踏まえ、様々な角度からトータルに提案いたします。
約束できるのは、体を知りつくした内科専門医としての経験と、美容皮膚科・美容外科医としての技術を通して安心・安全な診療と、患者様の「キレイ」を引き出す施術を提供できることです。
「美と健康」は永遠のテーマです。「一日一日を大切に、美しく楽しく生きる」をコンセプトに、美容から体のことまでトータルにサポートできる「かかりつけ医」として、信頼関係を築きながら患者様と末長くつき合っていける存在でありたいと願っています。
藤井クリニック院長
当院の診療方針
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01.安心
体を勉強しつくした内科専門医としてのベースがあるアンチエイジング
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02.保証
医者として20年やってきた責任
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03.情熱
楽しめる医療を広めたいという信念
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04.まごころ
内科を通じて人間を診てきた、医者の前に人であるということ
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05.約束
体の老化はとめられない、内科でつちかわれた長い付合いをする決意
当院における名医の条件
- ・不必要な治療はしない
- ・不必要な検査はしない
- ・不必要な通院をさせない
- ・患者に対して思いやりがある
- ・確かな診断力・技術がある
- ・医学・医療について常に勉強している
- ・年数はもちろん、質・量ともに経験豊かなこと
院長プロフィール
院長
総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約40000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、地震が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形ではない、自然な綺麗さ若返り美容医療を、約15年間で5万例以上の実績を持つ。
- 略歴
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智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)
- 認定・所属学会
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日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員
ドクタープロフィール
ドクター 西 紗有美
美容医療は、日々の生活を明るくしてくれるものだと思っています。
私自身、昔はお肌にコンプレックスがあり、一時期は人に会うのも憂鬱だと思うほどでした。何か所も皮膚科を受診しましたし、デパコスやエステなど試せるものは全て試しましたが、改善する事はありませんでした。
そんな私の人生を変えてくれたのが美容皮膚科でした。あんなに悩んでいたのが嘘のようにみるみる改善し、出掛けるのも楽しくなりました。
お肌の調子が良いとそれだけで1日のパフォーマンスが上がります。
私と同じようなお悩みの患者様の日々を明るくするお手伝いをしたいと思っていましたので、大学の先輩であります藤井先生が私の考える理想のクリニックをされていましたので、お願いしたところ勤務させていただく事となりました。
自分自身も患者様の立場になったことがあるからこそ、人一倍患者様に寄り添った親切・丁寧な診療を心掛けております。
どんな些細なお悩みでも是非気軽にご相談下さい。
- 略歴
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2016年 和歌山県立医科大学 卒業
2016年 和歌山県立医科大学附属病院 臨床研修
2023年 藤井クリニック 勤務
- 藤井院長より
- 西先生は、学生時代から、自分のお肌の悩みを解決してくれた美容皮膚科に従事したいとの思い持っていました。
当院がまさに、美肌治療を探求しているクリニックでありますので、先生は私の大学の後輩でありますので、当院で勤務してもらうのはごく自然な流れでした。
非常に利口でかつ真心いっぱいの先生でして、診療を通じて患者様の心を幸せにするという当院の理念をしっかりと日々の診療の中で実現しています。
嬉しいことに、患者様からは、非常に温かい先生でしたとの評判を沢山いただいております。
ぜひ、熱心で誠実なの西先生にご相談ください。必ず、皆様のお役に立てるはずです。
日本医師会 医の倫理綱領
医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。
- 1.医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
- 2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。
- 3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。
- 4.医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。
- 5.医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。
- 6.医師は医業にあたって営利を目的としない。
「総合内科専門医」の医師像
- 1.患者の身になって対応できる豊かな人間性
- 2.患者の問題解決に貢献する能力
- 3.世界基準に適う医学知識・技術
- 4.独創的な研究能力を備える内科医
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「総合内科専門医」の基本的考え方
日本内科学会会員(日本の内科医)の構成は,開業医(診療所・医院),一般病院(内科subspecialtyの専門科の総てが揃っていない病院)勤務医,基幹病院・大学病院勤務者と続く。一方で, 総合内科専門医の約半数は一般病院勤務医で,概ね残りの半々が医院・クリニック(すなわち1人で日常診療を行なっている医師)と大学病院・基幹病院勤務である。日本での医療の現実は,基幹病院・大学病院に紹介されるsubspecialtyの専門医の診療を必要とする患者でも,その殆どが医院・クリニック,または一般病院での診療が先行する。診療領域によっても異なるが,現在の高齢化社会では全身の多臓器に問題を持つ患者は決して少数ではないこともあり,特に,基幹病院・大学病院へのアクセスが悪い地方の診療では一般・総合内科の診療が重要な要素となる。すなわち,患者の受ける医療サービスの質および基幹病院・大学病院での診療レベルですら,医院・クリニック,一般病院の医療レベルが決めていると言っても過言ではない。勿論,基幹病院・大学病院のsubspecialtyの高度な医療の質も重要であるが,医院・クリニック,一般病院の一般・ 総合内科専門医との連携を含めた総合的な医療ネットワークの効率的運用は日本の医療レベルの向上,医療費の効率的使用の上で重要である。 「総合内科専門医」の意義の一つはこのような医療ネットワークの要としての一般・総合内科専門医の指導医としての資質(キャリアー)の証明であり,「認定内科医」の実力がさらにレベルアップするための目標と考えられる。将来的な診療所・医院,一般病院勤務医の候補者である内科系の研修医は,subspecialtyの専門医と同時に,「 総合内科専門医」も目標とすべきである。
すなわち,「総合内科専門医」は,医院・クリニック,一般病院,基幹病院・大学病院を連携する内科系診療のネットワークの共通基盤としての一般・総合内科の知識・技術・判断力・人間性・経験(キャリアー),指導能力の証である。また,基幹病院・大学病院での「 総合内科専門医」は,学生・研修医に対して,臓器からの視点のみでなく全身を機能的にみる教育者や,一般内科的研究領域の研究者・指導医としての重要な役割を持っている。このように,「 総合内科専門医」の置かれている診療現場によって,「総合内科専門医」に求められる具体的医師像が異なることこそが,generalityを基盤にする「総合内科専門医」の特徴・本質である。
外国におけるこのような資格の例としては,アメリカではAmerican College of Physicians (ACP)のfellow(FACP),イギリスのRoyal College of Physiciansのfellowが考えられる。これらの学会は,一般・ 総合内科専門医のレベルアップを第一義的な目的としている。同様に,日本内科学会の大きな役割の一つは,日本の大学病院・基幹病院,一般病院,かかりつけ医などで構成される医療ネットワークの根幹としての一般・ 総合内科専門医のレベルアップであり,そのレベルアップの証として「 総合内科専門医」を位置づけるべきである。 -
「総合内科専門医の医師像」
今日の国民が求める医師像である
【1】患者の身になって対応できる豊かな人間性
【2】患者の問題解決に貢献する能力
【3】世界基準に適う医学知識・技術
【4】独創的な研究能力を備える内科医
として,以下の具体的医療活動で役割を果す。-
高レベルな横断的能力を有した一般・総合内科の専門医・指導医
- 国民医療の大きな課題となっている内科的慢性疾患に対して,地域において,常に患者と接し,生活指導まで視野に入れた良質な健康管理・予防医学と日常診療を任務とする高レベルの一般・ 総合内科専門医(かかりつけ医)。
- 内科系急性・救急疾患に対してトリアージを含めた適切な対応が可能な地域での内科系一次救急医療の専門医・指導医。
- 高次救急病院・高度先進病院での内科系診療で,内科系の全領域に広い知識・洞察力を持ち,身体・精神の統合(全身)的・機能的視野から診断・治療を行なう能力を備えた一般・総合内科(generality) の専門医・指導医。subspecialtyの高度な専門性(specialty)と一般・総合内科(generality)の連携が必須な医療チームにおいて,subspecialty専門医との連携,またはsubspecialtyの専門医を兼ねる形で高度・先進医療にも関与する一般・総合内科側の要としての指導医・チームリーダー。
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卒前教育,研修,生涯教育の担い手としての一般内科の専門医・指導医
内科領域の卒前教育,プライマリーケア能力の習得を目的とした初期臨床研修制度における内科系教育,認定内科医を総合内科専門医にレベルアップするための一般・総合内科の後期研修,内科系各subspecialtyの後期臨床研修・専門医教育,内科系医師の生涯教育などの総ての内科系医師教育・研修において,subspecialty的視野でなく,全人的・機能的視野から診断・治療についての教育が可能な教育・指導医。すなわち,卒前・卒後教育,生涯教育における一貫した一般・総合内科教育の担い手およびプランナー。 -
臨床医学の横断的領域として内科学を総合的に捉える研究者
臨床(内科)診断学,臨床判断(決断)法,臨床疫学,臨床薬理学,医療倫理学,医療経済学,医療社会学などの内科における横断的・統合的領域の研究・教育能力を有する専門医・研究者。
以上の観点から,総合内科専門医は,地域医療,外来診療にあってはレベルの高い一般・総合内科専門医,病棟においては患者の診断,治療において総合的に判断できるレベルの高いホスピタリストとして,地域医療ネットワーク,病院内の医療チームの要として機能する一般・総合内科の指導医である。さらに,これらを実践できる医師の教育や方法論研究を担える能力を有する教育医・研究医・指導医であると纏められる。
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日本消化器内視鏡学会とは?
日本消化器内視鏡学会は、その前身を日本胃カメラ学会と称し、1959年(昭和34年)に設立され、1961年(昭和36年)に日本内視鏡学会へと発展し、次いで1973年(昭和48年)に現在の名称に変更されております。
日本における消化器内視鏡の発展は、1950年に医師および光学技術者の協力により胃カメラが開発され、その後の改良と臨床応用、さらにファイバースコープ、電子内視鏡の開発改良、普及を見るに至っております。
当学会の初期の大きな業績の一つは、早期胃がんの診断学の確立であります。すなわち1962年に早期胃がんの肉眼分類が作成され、これを土台に消化管の粘膜の微細病変の診断に大きな足跡を残してまいりました。
さらに、ファイバースコープの時代になって、内視鏡所見の組織学的裏付けを可能とした消化管粘膜生検が実用化され、1970年頃(昭和40年代半ば)以降は種種の内視鏡的治療が発展し、この領域は今日飛躍的な進歩をとげております。また現在では食道、胃、十二指腸、大腸のみならず胆道、膵管さらに胆などの広範な消化器分野の内視鏡診断が可能となり、治療面では消化管出血に対する止血、早期食道・胃・大腸癌などに対する粘膜切除、狭窄解除、結石除去などに威力を発揮しております。加えて近年のコンピューター化により、内視鏡所見のファイリング等の面でも大きな発展をとげようとしております。 当学会は設立当初より内視鏡機器、手技をはじめ内視鏡学全領域で全世界に対して指導的役割を果たしてきており、数多くの専門医家の育成にも努めてまいりました。
現在本学会会員数は3万1千名(2008年9月現在)を越え、下部組織として全国に10支部を擁し活発な活動を行っております。今後とも引き続き当学会は人類の福祉に貢献することを目指して努力を重ねて行きたいと考えております。
日本消化器内視鏡学会沿革 消化器疾患の内視鏡診断および治療に関しては戦後胃カメラが我が国で開発され、臨床応用に成功し、さらにファイバースコープ光学系導入によって飛躍的に進歩を遂げた分野の一つであります。
それは早期癌はじめ粘膜表面の変化に対し微細な病変まで的確に把握し得る内視鏡学の有用性が高く評価されるに至ったからに他なりません。
医学史上1868年より胃内を直視しようとする試みがあり、また1898年には胃内部を小型カメラに記録しようとする試みが行われていますが、前者は胃鏡として実用化され、後者は失敗に帰しております。
1950年我が国における医師および光学技術者の協力によって世界ではじめて胃カメラの試みが成功いたし、さらにこれに改良が加えられ臨床応用の集積があって、今日にみる内視鏡学隆盛の基礎をなしたのであります。
成人病上位を占める早期胃癌の診断学はこの内視鏡によって急速な進歩をもたらし遂に世界的評価を得るに至り、そのため胃を中心とする消化管の内視鏡学を修得するため海外より多数の学者が全国主要機関を訪れるに至りました。
1963年以降ファイバー光学系の国産化により胃のみならず、食道、十二指腸、膵、胆道、小腸、大腸と全消化管に診断領域をひろげ、さらに今日では診断面では直視下診断、生検、色素法、コンピューターによる画像解析、等々、治療面では内視鏡的粘膜切除、ポリペクトミー、狭窄解除、胆石除去、止血、等々に著しい進歩を遂げております。
本学会は前身を日本胃カメラ学会として1959年創立され、以後日本消化器内視鏡学会に改名、会員数は増加の一途をたどり大学病院から開業医家を包含する31,000名の学会として成長いたしました。
そして、今日広範多岐にわたる消化器内視鏡学の進歩と発展をめぐり春秋の学術総会、全国各支部における地方会、研究会、同好会に多数の研究者が参加いたしております。 -
日本肝臓学会とは?
事業目的 社団法人日本肝臓学会は、肝臓学に関する研究の発表・連絡、知識の交換等を行うことにより、肝臓学に関する研究の進歩、普及を図り、わが国における学術の発展に寄与することを目的としています。 主な事業 社団法人日本肝臓学会の主な事業は、次のとおりです。
(1)肝臓学に関する研究集会、学術講演会等の開催
(2)機関誌として和文誌「肝臓」、欧文誌「Hepatology Research」 の刊行
(3)内外の関連学術団体との連絡及び協力
(4)その他学会の目的を達成するために必要な事業。
概史 社団法人日本肝臓学会は、昭和34年(1959)4月8日、国際肝臓研究会日本支部として設立され、9月20日に第1回の総会を開催して、会長に田坂定孝先生(東京大学医学部)を選出し、理事3名、評議員33名、監査2名をもって発足しました。
昭和40年(1965)開催の総会において、国際肝臓研究会日本支部を発展的に改組して、日本肝臓学会の設立が承認され、第1回日本肝臓学会総会が行われました。翌年の9月には、総会のほか東部会、西部会の2つの地方会が設置されました。
昭和43年(1968)7月には、日本医学会の分科会として加入が承認され、11月からは雑誌『肝臓』を隔月に発行することにしました。その後昭和45年(1970)1月からは、現行のように月刊となりました。
昭和46年(1971)10月には、学会の事務所を東京大学医学部附属病院から東京都文京区駒込の東洋文庫内に移し、昭和56年(1981)8月には東京都文京区本郷4-1-1菊花ビルに移転しました。さらに会員の増加と学会活動の多様化に対応して、昭和63年(1988)12月には現在の東京都文京区本郷3-28-10柏屋2ビルに移転しました。
昭和61年(1986)8月1日に社団法人として設立が認可され、翌年からは研究奨励賞の制度を設けて、若手研究者の育成に務め、年間10名を選考することとなり、現在も引き続き行われております。また、平成8年(1996)から、本学会名誉会長織田敏次先生の本学会に対する貢献を讃え、日本肝臓学会賞として「織田賞」を設け、肝臓学に関する国内の優れた研究者、研究グループを対象として選考のうえ、総会において顕彰し、併せて受賞記念講演を行っております。
平成元年(1989)から、認定医制度を発足させ、現在、認定施設255か所、認定施設における指導医574名、認定医2610名の先生方が医療の第一線で活躍されております。平成4年(1992)6月から、英文機関誌『International Hepatology communication』を発行してきましたが、平成9年から、従来の短報、速報に加えて原著論文、症例報告を掲載することにし、名称を『Hepatology Research』と改めました。その結果、外国人投稿者も増え、購読者も増加しました。
平成7年(1995)には、本学会がDDW-Japanに正式に参加することを決定し、学術集会を総会、大会は毎年1回、支部会は東・西で交互に隔年開催することとなり、活発に研究成果の報告、ディスカッションが行われております。
平成8年(1996)からは、ウイルス肝炎研究財団が主催する「肝臓週間」に参画するとともに、本学会主催による市民公開講座を行うこととし、毎年4か所の地域において「肝臓フォーラム」を開催して肝癌撲滅の啓発活動を行っております。
平成10年(1998)には、本学会が初めて主催してアジア及び東南アジア諸国の肝疾患を専門とする医師との交流を通じ、アジア全体における肝硬変・肝炎の診断・治療の向上に努めることを目的として国際肝硬変・肝癌セミナーを開催しました。 以上のように日本肝臓学会は、すでに35年余の歴史をもち、当初1000人満たなかった会員も、現在は約10000人を擁する組織となっております。