公開日: 2022年06月17日

更新日: 2024年12月20日

話題のレーザートーニング!値段の相場を部位別にご紹介

話題のレーザートーニング!値段の相場を部位別にご紹介

 

従来のレーザー治療とは違う特徴をもつレーザートーニング。30~40代の女性に多く見られる肝斑の治療に効果があるとして注目されています。
「肝斑やシミは治したいけど、治療の値段が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、レーザートーニングの施術についての説明と、気になる値段の相場について解説します。

レーザートーニングとは

特徴

レーザートーニングとは、肝斑を中心にシミの治療に効果的な総合的な美肌治療器です。シミの治療といえばレーザーを用いた治療を想像される方が多いですが、肝斑治療にはレーザー治療は不適切とされてきました。

従来のレーザー治療では照射エネルギーが均一ではなく、強い光や熱が刺激となって肝斑のもととなるメラニン色素を増やしてしまうためです。レーザートーニングは、一般的なレーザー治療よりも低出力で均一にレーザーを照射できるのが特徴です。

レーザーによってメラニン色素を破壊し、徐々に色素沈着を薄くしていきます。レーザーピーリングやレーザーフェイシャルと呼ばれた従来のレーザー治療を進化させた、最新の治療法なのです。

適応

肝斑でお悩みの方はほとんどの場合、肝斑だけでなくくすみや老人性いぼ、そばかす、ニキビ跡など、複数のシミが併発しています。レーザートーニングは、肝斑を中心に複合的なシミへアプローチし、くすみや色ムラにも効果を発揮します。

トーニングには色調を整えるという意味があり、レーザートーニングの施術は色ムラのない明るい美肌へと導きます。また、毛穴にレーザーの熱エネルギーが伝わることによって、肌内部のコラーゲンを生成する細胞に刺激を与え、毛穴の開きや小じわ、たるみにも効果がでます。

人気の理由(痛みやダウンタイムなど)

総合的に美肌へ導いてくれる施術であることや、これまで治療が難しかった肝斑に効果を発揮するということが人気の理由ですが、痛みやダウンタイムの少なさも大きなメリットです。

レーザートーニングの施術時はチクチクとした痛みを感じる程度で、従来のレーザー治療よりも痛みはかなり軽減されています。肌へのダメージが少なくダウンタイムほとんどありませんので、施術後にお化粧をして帰ることもできます。

施術時間

実際の施術時間は、照射範囲によって異なりますが5~20分程度と短時間です。一般的な施術の流れは、洗顔してメイクを落とした後診察、それから施術となります。

施術回数

1回では効果を実感しにくい施術です。必要な施術回数には個人差がありますが、5~10回の施術が目安となります。1週間に1回程度の間隔で5回行い、6回目以降は2週間に1回の間隔で施術を行うのが一般的です。

施術を受けることを途中でやめてしまうと肝斑やシミが再発する可能性があるので、継続的に必要な回数の施術を受けることが大切です。また頻度が短すぎると、皮膚の一部分は白く抜けてしまう「白斑」が出る可能性が高くなるので注意しましょう。

レーザートーニングはこんな方におすすめ

・両ホホの薄茶色のシミが気になる方
・シミやくすみが気になる方
・シミやくすみと合わせて毛穴の開きも改善したい方
・肝斑と診断された方
・色々な美白化粧品を試しても効果が実感できない方

レーザートーニングが肝斑治療を可能にする理由

レーザートーニングが肝斑治療を可能にする理由は3つあります。3つ順に説明していきます。

 

  • 1.均一な照射が可能だから

    照射ムラの少ない均一な照射は、肝斑治療では必須の条件です。肝斑の治療では、皮膚のちょうど効果が出やすい深さまでレーザーを届ける必要があります。

    従来のレーザー治療では、中心部に強く照射され炎症を起こしてしまい、端の方は照射が弱すぎて効果が出ず、結果として肝斑が悪化してしまう可能性がありました。

    肝斑は、まだらで不均一に存在しています。均一に適度な深さまで照射することで、部分的な照射のムラを無くすことができ、肝斑に対して効果がでます。

     

  • 2.弱いパワーでの照射が可能だから

    弱いパワーでメラニンを壊すことができることは、お肌に極力負担をかけず肝斑に効果的に改善することに繋がります。

    肝斑は、擦りすぎなどの日常的な肌への刺激が原因となり炎症が続いた結果、肌がメラニンをどんどん作りだす「炎症性の色素沈着」といわれています。

    炎症が起きない程度の弱いパワーでレーザーを照射することによって、シミの原因であるメラニンを少しずつ壊していき、肝斑が改善する仕組みです。肌への負担が少なく、従来のレーザー治療に比べて施術時の痛みも軽減されています。

     

  • 3.回数を重ねることで徐々にメラニン色素を減らせるから

    肌への負担が少ない分、施術回数は1回ではなく5~10回必要です。施術を重ねるごとに、少しずつメラニン色素を壊していきます。

    1回でお肌の透明感やハリの実感を得られる場合もありますが、肝斑の治療には回数を重ねることが必要です。施術回数が多いことはデメリットにもなりますが、肌に負担をかけず効果的に肝斑治療ができるレーザートーニングは、肝斑治療を検討している方へ一番おすすめしたい治療方法です。

レーザートーニングの値段の相場

施術を受けるうえで、最も気になることのひとつが料金ですね。相場の値段の幅はクリニックで使用している機器や、クリニックそれぞれの料金設定によって生じた差です。

看護師が施術を担当するのか、医師が施術を担当するのかで料金が異なるクリニックもあります。今回は、顔と合わせてボディの部位別に値段の相場を紹介します。料金は税込です。

1.両ホホ

施術料金(1回) 5,500円~25,000円
施術料金(5回) 22,000円~110,000円

2.顔全体

施術料金(1回) 7,000円~30,000円
施術料金(5回) 35,000円~150,000円

3.首

施術料金(1回) 12,000円~33,000円
施術料金(5回) 100,000円~150,000円

4.背中上部

施術料金(1回) 30,000円~60,000円
施術料金(5回) 150,000円~270,000円

5.ワキ

施術料金(1回) 13,000円~33,000円
施術料金(5回) 70,000円~150,000円

6.手の甲

施術料金(1回) 8,000円~30,000円
施術料金(5回) 40,000円~140,000円

施術料金は各クリニックのホームページなどで簡単に確認できます。複数回の施術が必要なメニューなので、5回で○○円、10回で○○円などの料金設定をされるのが一般的です。

また、期間限定などでキャンペーン料金を設定されておりお得な料金で施術を受けられる場合もあります。「初回のみ○○円」といった、初めて施術を受ける方のハードルを下げた料金設定や、もしホームページ等に掲載されるのに抵抗がなければ、モニター料金もチェックしてみましょう。

レーザートーニングは、「ボディートーニング」などといったメニューで顔以外のパーツにも対応しています。肝斑や顔のシミ以外にも気になるパーツがあれば、ぜひチェックしてみてください。

肝斑については、誤った方法で治療をしてしまうと逆に悪化したり効果が得られなかったりします。クリニックを選ぶ際には料金だけで判断するのではなく、無料カウンセリングなどを利用して、しっかりと肌の状態を診て丁寧に対応してくれるクリニックなのか、信頼して任せられるかを判断しましょう。

レーザートーニングのリスク・副作用

レーザートーニングのリスク・副作用

レーザートーニングは、リスクや副作用の少ない、安全性の高い施術ではありますが、注意しておきたい点を4つ紹介します。

効果を実感するまで時間がかかる

くすみの改善や美白効果は5回ほどの施術で実感できる方が多いようです。肝斑やシミが薄くなったと効果が実感できるまでには、8回程度の施術が必要です。効果を時間できるまでの回数には個人差がありますので、参考程度にして下さい。

一時的に肌トラブルが生じる場合がある

肌トラブルの症状が出ても、ほとんどの場合は2、3日で改善します。術後に出る症状は、赤みやニキビ、吹き出物、かゆみなどです。また、術後は乾燥しやすい状態になっていますので、保湿ケアを入念に行う必要があります。

レーザー照射後に一時的にシミが濃くなる場合がある

肝斑やシミ、そばかすが、一時的に濃くなる場合があります。心配になるかもしれませんが、1週間ほどで徐々に薄くなります。気になる場合は、お化粧で隠しておきましょう。

白斑のリスクがある

白斑とは、必要なメラニン色素まで消失し皮膚の一部が白く抜けたように見える症状です。照射の間隔が短すぎたり、照射の出力が強すぎたりすると白斑のリスクが高まります。適切な回数や頻度で施術を受けるよう、医師の指示に従うことが大切です。

まとめ

レーザートーニングは、これまでレーザーでの治療が禁忌とされてきた肝斑にも効果を発揮し、肌への負担を抑えながら美肌へと導いてくれる最新の技術です。

当院では、ヨーロッパの老舗レーザーメーカーであるFotona社が技術を集結して開発した「StarWalker(スターウォーカー)」を導入しております。スターウォーカーは、非常に高いピークパワーを安定的に照射できる設計になっており、皮膚の深部へ届いた熱エネルギーによって深在性色素疾患に高く反応します。

「レーザートーニングで明るく透き通るような美肌を目指したい」、「トラブルの少ない、効果が出る肝斑治療をしたい」とお考えでしたら、ぜひ藤井クリニックへご相談ください。医師、スタッフともに、患者さんに寄り添った丁寧な対応でみなさんをお迎えします。当院でのレーザートーニングについては、こちらのページで詳しくご案内しています。

レーザートーニングのページはこちら

ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

コラム一覧に戻る