公開日: 2024年11月13日

更新日: 2025年06月05日

頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリットは?専門家が解説!

10秒でわかるこの記事の要約
  • 頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリットとリスクは、 効果が一時的継続が必要、過剰注入は顔の歪みなどを引き起こす可能性など
  • 頬こけへの他の治療法糸リフトや脂肪注入も選択肢に
  • 頬こけを改善すると、やつれた印象の改善、綺麗なフェイスライン、ハリ・ツヤのある肌に
  • クリニック選びは実績豊富で丁寧なカウンセリングをしてらもらえるところへ

目次

 

加齢により頬がこけ、疲れたように見えてしまうことにお悩みの方は多いかもしれません。
そんな頬こけを、ヒアルロン酸の注入で改善できると耳にしたものの、「うまくいくだろうか……」と踏み切れないでいませんか。

 

そこで本記事では、頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリットとメリット、クリニックを選ぶ際のポイントを解説します。ふっくらとした頬で、いつまでも若々しくありたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

頬こけの改善にヒアルロン酸を注入するデメリット

ヒアルロン酸の注入は、頬こけを改善するためのポピュラーな治療といえますが、施術を受ける前に、デメリットがあることも知っておきましょう。以下で、代表的なデメリットを2つ挙げます。

 

 

デメリット①継続的な施術が求められる

ヒアルロン酸注入で得た効果を維持したいのであれば、定期的に施術を受ける必要があります。

 

残念ではありますが、ヒアルロン酸の注入は一度の施術で効果が永久に続くものではありません。注入したヒアルロン酸は少しずつ体内から消えていくので、個人差はありますが、その効果が持続するのは半年から1年程度とされています。ハリのある肌を保つために、ランニングコストがかかることはあらかじめ認識しておきたいところです。

 

 

デメリット②施術を受けられない方もいる

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する物質であり多糖類の一種のため、安全性が高いとされているものの、なかには施術を受けられない方がいらっしゃいます

 

下記に該当する方はヒアルロン酸を注入できませんので、ご注意ください。

 

【ヒアルロン酸注入を受けられない方】

  • ヒアルロン酸系を使用した治療でアレルギー反応を起こした経験がある
  • 自己免疫疾患を患っている
  • 糖尿病を患っている
  • 顔にヘルペスができている
  • 過去1か月以内に美容医療を受けている
  • 妊娠中・授乳中である

 

また、上記に該当していなくとも、以下の薬や化粧品を1週間以内に服用あるいは使用した方も、ヒアルロン酸注入を受けられません。

 

【ヒアルロン酸治療前の1週間以内に使用してはならない薬や化粧品】

  • ステロイド外用薬
  • ニキビ治療薬(処方薬)
  • ビタミンA誘導体の内服薬
  • ハイドロキノン
  • レチノール配合の美容液やクリーム

 

そのほか、持病のある方や日常的に薬を服用している方は、必ず事前に医師へ相談しましょう。

 

 

ヒアルロン酸注入において起こりうるリスク

ヒアルロン酸を注入するにあたっては、いくつかリスクも存在します。
具体的にどのようなリスクがあるのか、以下で説明します。

 

なお、これらのリスクは、一定の実績のある医師が施術すれば起こる可能性は非常に低いです。とはいえ、リスクがあることはあらかじめ知っておくに越したことはないため、あわせてご確認ください。

 

 

リスク①こけた部分が埋まらない

ヒアルロン酸を注射する位置が適切でなかったり量が不十分であったりすると、こけた部分が完全に埋まらない可能性があります。

 

一般的に、片側の頬こけを改善するのに必要なヒアルロン酸の量は1cc~2ccとされています。しかし、人によって頬の面積やくぼみの深さが異なるため、患者さまに合った施術をしないと十分にくぼみが埋まらない状態になるのです。

 

では、注入するヒアルロン酸の量が多ければ多いほど、ふっくらとした頬を得られるのかというと、そうではありません。量が多すぎると、次に述べるリスクにつながります。

 

 

リスク②顔が大きくなってしまう

医師の診断ミスで必要以上にヒアルロン酸を注入されると、頬が膨らみ過ぎて顔が大きくなってしまうこともあります。さらには、頬の過剰な膨らみによる二次的なリスクも起こりかねません。膨らんだ頬の重みで皮膚が垂れ下がり、新たなたるみを引き起こす場合があるほか、重心が下がって不自然に見えてしまう可能性すらもあるのです。

 

 

リスク③フェイスラインがいびつになる

フェイスラインがいびつになる可能性があることも、ヒアルロン酸の注入におけるリスクの一つに挙げられます。

 

ヒアルロン酸の注入では、台形やひょうたん型になってしまったフェイスラインのくぼみを膨らませ、滑らかなカーブに近づけることが理想です。しかし注射する箇所が適切でないと、本来であれば膨らませる必要のなかった箇所が不自然に膨らんでしまい、綺麗な曲線にはなりません。

 

 

リスク④肌の表面がボコボコする

皮膚の浅い層に注入すると、肌の表面がボコボコした仕上がりになるケースがあります。

 

人の皮膚は大まかに、外側から表皮、真皮、皮下組織、筋膜、筋肉といった層に分かれています。ヒアルロン酸を注射する正しい層は皮下組織と筋膜の部分であり、それらより外側の表皮や真皮に注射するとうまく製剤が広がらず、しこりとなってしまうのです。

 

 

リスク⑤左右で差が生じる

人の顔は左右対称ではないので、両方の頬がまったく同じこけ方をするわけではありません。したがって、左右それぞれに必要な分量を、適切な箇所に注射しないと、顔の形がアンバランスになってしまいます。

 

また、注入直後は左右対称にみえても、時間が経ってヒアルロン酸がなじんでくると、左右差が出てくるケースもあります。

 

 

頬こけの改善にヒアルロン酸を注入するメリット

 

ここまで、ヒアルロン酸を注入すると起こりうるデメリットとリスクを解説しましたが、もちろん多くのメリットもあります。
デメリットやリスクとともに、メリットを把握したうえで、施術を受けるべきかご検討ください。

 

 

メリット①やつれた印象を改善できる

頬がこけていると顔に影ができるため、元気がなく疲れているような印象を与えることがあります。ヒアルロン酸を注入すれば頬をふっくらさせる効果を期待できるため、そのようなネガティブなイメージを払拭できるかもしれません。

 

また肌の保水力も増すので、化粧のノリも良くなり、さらに明るく元気な顔へと変化するでしょう。ヒアルロン酸注入で、心身ともに生き生きとした印象をもう一度手に入れてみませんか。

 

 

メリット②綺麗なフェイスラインが得られる

ヒアルロン酸を適切な位置・量で注入すれば、綺麗なフェイスラインが手に入ります。

 

そもそもフェイスラインが崩れる主な原因としては、加齢による脂肪や骨の衰えが挙げられます。特に骨は頬にとって土台の役割を担っているので、衰えることで脂肪が内側に引き込まれ、頬がこける大きな要因となるのです。

 

ヒアルロン酸注射は、そんな年齢とともに萎縮した脂肪や骨のボリュームを補うことで、綺麗なフェイスラインを取り戻してくれます。

 

 

メリット③ハリ・ツヤのある肌を手に入れられる

肌のハリとツヤの向上を図れるのも、ヒアルロン酸を注入するメリットの一つです。

 

注入したヒアルロン酸は、皮下で支柱となり、たるんだ皮膚を持ち上げる役割を担います。そのはたらきにより、たるみが改善され肌のハリを取り戻せるのです。

 

また、ヒアルロン酸はもともと体内に存在する保水成分であり、1gで2L~6Lもの水を吸収できるといわれています。そのため、顔の皮膚に注入すれば、潤いが増し、弾力やツヤのある若々しい肌へ生まれ変わるというわけです。

 

 

メリット④施術時間が短い

頬こけ改善のヒアルロン酸注入にかかる時間は、15分程度です。
クリニックでの滞在時間を加味しても、1時間以内で終了するでしょう。そのため、仕事終わりや予定の合間など、忙しい方でも気軽に施術を受けることができます。

 

 

メリット⑤ダウンタイムがほとんどない

ヒアルロン酸注入は、“ダウンタイム”が短いので、日常生活にほとんど支障をきたしません。

 

ダウンタイムとは、治療や手術を受けたあとに、痛みや腫れ、内出血などの症状が発生する期間のことです。ヒアルロン酸注入のダウンタイムに生じる主な症状としては、注射の針の跡や赤み、腫れ、内出血が挙げられます。

 

個人差はありますが、針の跡や赤みは2日~3日程度続くでしょう。ですが、施術当日よりメイクで隠せますのでご安心ください。腫れはほとんどないとされていますが、万が一腫れや内出血が出たら、当日のみ入浴を避けシャワー浴で済ませるのが適切です。
腫れや内出血が出ている場合は施術日の翌日から、出ていない場合は当日から入浴しても問題ありません。

 

ダウンタイムをより短くしたい方は、施術後しばらくは運動や飲酒を控え安静に過ごすと、なおよいでしょう。

 

 

頬こけを改善できるほかの治療方法

ヒアルロン酸の注入以外にも、“糸リフト”や“脂肪注入”といった、頬こけの改善を見込める治療方法があります。
それでは、一つずつ解説します。

 

 

糸リフト

糸リフトは、時間が経つと体内に吸収される医療用の糸を使って、たるんだ皮膚を物理的に引き上げる治療方法です。

 

くぼんだ部分を糸で直接引き上げるので、施術後は比較的早い段階で顔の変化を実感できるかもしれません。ヒアルロン酸の注入と同様にダウンタイムが短く、日常生活への影響はほとんどないといえます。
たるみが原因でこけてしまった部分を、肌の内側から持ち上げて本来の位置に戻すことで、より自然な仕上がりを期待できます。

 

 

脂肪注入

脂肪注入は、ご自身の身体から余分な脂肪を採取して頬に注射することで、こけた部分のボリュームアップを図る治療方法です。

 

採取した脂肪は、不純物を取り除き、健康な脂肪細胞のみに加工してから注入します。ご自身の脂肪細胞を使用するので、アレルギー反応を引き起こしにくいとされています。

 

脂肪の定着率も高く、基本的にはヒアルロン酸注入よりも効果が持続する傾向があるものの、場合によってはなかなか定着しない可能性もゼロではありません。その場合は、ヒアルロン酸注射より短い間隔で定期的に治療を受けることとなります。

 

 

頬こけ改善のヒアルロン酸注入を受けるクリニックの選び方

ヒアルロン酸注入をはじめ、美容医療の施術を受ける際はクリニック選びが重要です。
以下では、クリニックを選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つお伝えしますので、ぜひご確認ください。

 

 

ポイント①実績が豊富か

ヒアルロン酸注入で理想とするフェイスラインを得るには、豊富な経験と治療実績をもつ医師が在籍しているクリニックを選びましょう。

 

注射器で気になる部分にヒアルロン酸を注入する、という単純な工程にみえるかもしれませんが、実は非常に高い技術を要します。注入する位置や量が適切でないと、ここまで記事内のリスクで述べてきたような、綺麗な仕上がりとは言いがたい結果に終わってしまうかもしれません。

 

ご自身の納得のいく結果を手に入れるために、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことが何より大切なのです。

 

 

ポイント②カウンセリングが丁寧か

施術前のカウンセリングも、クリニック選びで着目すべきポイントです。

 

丁寧なカウンセリングを行うクリニックでは、患者さまの要望をきちんと把握し、メリットだけでなくリスクについても説明したうえで、適切な治療プランを提示します。
患者さまは、事前説明の内容について理解と納得をして施術を受けられるので、より安心して治療に臨めるでしょう。

 

 

ポイント③アクセスしやすいか

ご自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶことも、非常に重要です。
施術後も定期的なメンテナンスが必要になりますので、通院がご自身の負担にならないクリニックを選ぶことをおすすめします。

 

関連記事:【大阪】ヒアルロン酸が人気の美容クリニック

 

 

ヒアルロン酸注入は継続的に行う必要があるのがデメリットだが、頬こけの改善におすすめ

今回は、頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリット・メリットやクリニックを選ぶ際のポイントを解説しました。

 

こけた頬にヒアルロン酸を注入すると、ハリ・ツヤのある肌を手に入れられ、やつれた印象の改善が期待できます。しかし注入する位置や量が適切でないと、こけた部分が埋まらないほか、かえってフェイスラインがいびつになる可能性があります。
理想的な肌を得るために、実績が豊富な医師が在籍し、カウンセリングを丁寧に行っているクリニックを選びましょう。

 

 

美容皮膚科で受けられる頬こけの改善が見込める施術の症例


しわ症例before しわ症例after
しわ症例横からbefore しわ症例横からafter

施術名 ヒアルロン酸注入 顔(4本)
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。
施術のリスク
(副作用)
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
・内出血する場合がある
・腫れや膨らみが出る場合がある
・痛みや違和感がある場合がある
・アレルギー反応が出る場合がある
施術の価格 (1本)61,600円~104,500円(税込)

 

 

ヒアルロン酸注入に関するよくある質問

Q腫れ、跡などのダウンタイムはどのくらいですか?

A.腫れはほとんど無いと思って頂いてよろしいかと思います。注入した際の針の跡の赤みが2,3日ありますが当日よりメイクでごまかせますのでご安心ください。

Q注入の時は痛みはありますか?

A.痛みの感じ方は個人差がありますが、チクッとした程度の軽い痛みを感じる場合があります。痛みを最小限に抑えるために、麻酔や施術に使用する注射針は細いものを使用しています。痛みに対して不安を感じる場合は事前にご相談ください。

Q入浴はできますか?

A.入浴は当日から可能ですが、腫れや内出血ができた場合は当日のみ入浴を避けシャワー浴にして下さい。

Q効果はどのくらい持続しますか?

A.部位にもよりますが、半年~1年ほどの効果を実感されている方が多いようです。

Q施術が受けられないケースはありますか?

A.以下のような方は施術をお断りすることがございます。

  • 麻酔アレルギーがある方
  • 妊娠、または妊娠している可能性のある方
  • 授乳されている方
  • ケロイド体質の方
  • 肥厚性瘢痕になりやすい方
  • 肝障害、腎障害、心臓疾患の方

 

藤井クリニックでは、頬こけの改善を図るヒアルロン酸治療をはじめとする、さまざまな美容医療を行っております。
綺麗で健康的な印象を手に入れたい方は、ぜひご相談ください。

ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。

大阪梅田のヒアルロン酸注入なら藤井クリニック

①治療方法

ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。

②副作用リスク

  • 皮下出血
  • 内出血
  • 腫れ
  • 感染
  • 疼痛の持続
  • かゆみ
  • 硬結(しこり)

③連絡先

藤井クリニック
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600

④費用

本治療は保険適用のない自由診療となります。
61,600円(税込)
※診断により変動する可能性があります。 (大阪梅田・神戸でヒアルロン酸注入なら藤井クリニック)

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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