公開日: 2024年11月07日

更新日: 2025年06月09日

ボトックスの効果はいつ実感できる?長持ちさせる方法も解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • ボトックスの効果はいつ実感できるかというと施術後2~3日で現れ、1〜2週間で明確になる
  • ボトックスは筋肉の動きを抑制しシワやフェイスライン改善など幅広い効果がある
  • 効果の持続期間は3~6か月程度だが、定期的な施術で長持ちさせられる
  • 効果を長持ちさせるには製剤選び、定期施術、他美容施術との併用が有効

 

ボトックス注射はすぐに効果が得られるわけではないため、施術直後に不安を抱えてしまう方も珍しくありません。また、そのような話を耳にし、なかなか施術に踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、このようなボトックスにまつわる疑問にお答えし、施術を受けるクリニックを選ぶ際のポイントも解説します。事前にボトックスについての理解を深めて、安心して施術を受けたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

そもそもボトックスとは

ボトックスとは、 ボツリヌストキシンという毒素を活用し、特定の筋肉の動きを抑制する製剤のことです。極細の針を使って注射し、筋肉の動きを鈍らせることで、顔のシワやフェイスラインの改善を図ります。ボトックスを用いる施術は手術を伴わないため、 比較的短時間で施術でき、ダウンタイムが少ない点が特徴です。

また、ボトックスとよばれる製剤にはさまざまな種類がありますが、正式にはアラガン社製の『ボトックスビスタ』のみを指します。

 

関連記事:眉間のしわをどうにかしたい!セルフケアとボトックスの効果について解説!

 

 

ボトックスに期待できる効果

ボトックスによって、 美容や健康に関する幅広い効果が期待できます。注射が有効となるのは、主に次の箇所です。

 

【ボトックスが有効な箇所】

 

  • 眉間・目尻・額・顎などのシワ
  • エラの張り
  • ふくらはぎ

 

ボトックス注射を行うことで、表情筋を動かそうとする伝達経路を緩和し、シワができにくくなります。ほかにも多くの悩みを解消できる見込みがあり、多汗症が改善されたり、自然な笑顔が手に入ったりします。

 

関連記事:シワたるみをなんとかしたい!ボトックスの効果について

 

 

ボトックスの効果が実感できるのはいつ頃から?

ボトックスの効果

 

個人差がありますが、ボトックス注射は、 施術の2~3日後に筋肉の動きが緩やかになり始め、1〜2週間経つ頃には明確な変化を感じられるようになります

効果が表れるタイミングは、注射する部位によっても差があり、たとえば表情ジワやエラの場合は約3日後、多汗症治療の場合は約2週間後です。

 

特別な予定に合わせて効果を得たいときは、余裕をもって1か月前には施術を受けるとよいでしょう。

 

 

ボトックスの効果の持続期間

ボトックスの効果は永続的ではなく、 3~6か月程度しか持続しません。効果の持続が期待できるのは、顔に注射する場合は3〜4か月程度、エラやふくらはぎに注射する場合は4〜6か月程度です。

 

通常、注射後1か月程度で効果がピークに達し、徐々にもとの状態に戻っていきます。効果が薄れてきたときに再度施術を受ければ、長期的に効果を保てるでしょう。

 

 

ボトックスの効果を長持ちさせる方法

ここからは、ボトックスで得られる効果をできるだけ長続きさせるために有効な3つの方法を解説します。

 

 

方法①自身に合った製剤を選ぶ

ボトックスの効果を最大限引き出すには、 使用する製剤選びが重要です。ボトックスはアメリカやヨーロッパ、韓国など各国で製造されており、それぞれ品質や価格に違いがあります。

そのなかでもっとも知名度が高く信頼されている製剤は、先述したアラガン社製のボトックスビスタです。ボトックスビスタは世界80か国以上で治療承認を受けており、1,000万件以上の症例実績を有しています。日本でも唯一、厚生労働省から認可を受けている製剤であることから、安全性と信頼性の高さがうかがえるでしょう。

 

 

方法②定期的に施術を受ける

ボトックスの効果を持続させるためには、 定期的な施術が不可欠です。

 

一般的な持続期間は3〜6か月程度ですが、効果が完全に消える前に再度施術を受けることで、その期間が延長されます。2回3回と施術を繰り返すうちに筋肉の動きが弱まり、もとの状態に戻りにくくなるのです。施術の適切なタイミングや頻度は個々の体質や施術箇所によって異なるため、医師と相談のうえ、最適なスケジュールを立てることが大切です。

 

 

方法③ほかの美容施術もあわせて行う

ボトックス注射は、 ほかの美容施術と組み合わせることでより高い効果を得られる可能性があります。

 

たとえば、ボトックス注射とヒアルロン酸注入を併用すれば、シワに対する多角的なアプローチが可能です。ボトックスが表情ジワに効果がある一方で、ヒアルロン酸は無表情のときに目立つシワへの効果が期待できます。

 

ただし、レーザー治療をはじめとする一部の美容施術では、ボトックス注射のあとの施術が推奨されていないため、併用を検討する際は注意しなければなりません。

 

 

ボトックス注射にダウンタイムはある?

ボトックス

 

ボトックス注射は、 ダウンタイムがほとんどない施術として知られています。一時的に軽い腫れや赤みがみられることはありますが、数日以内に消えるケースがほとんどです。

 

そのため、施術後すぐにメイクを再開できる点もボトックス注射の魅力の一つです。内出血が発生した場合もファンデーションで十分隠せる程度ですので、過度に心配する必要はほとんどありません。

 

また、極細の針を使用するため、直後に針の跡が目立つこともなく、ほかの美容施術と比べても気軽に受けられるというメリットがあります。

 

 

ボトックス注射のダウンタイムに避けるべき行動

ボトックス注射にダウンタイムはほとんどないとはいえ、 ほかの多くの美容施術と同様に施術直後は安静にしていなければなりません。ダウンタイム中に間違った行動をとると、効果が薄れたり症状が悪化したりする原因になりえます。

 

長時間の入浴やサウナ

ボトックスは熱に弱いため、施術後3日間は長時間の入浴やサウナを避けるべきです。できるだけ体を温めないようにすることで、ボトックスの効果が薄れるリスクや施術箇所が内出血する可能性を回避できます。

シャワーもしばらくは熱いお湯を避け、ぬるま湯で体を軽く流す程度に留めておくのがおすすめです。

 

マッサージ

施術直後のマッサージは、注射された製剤が施術箇所から移動するリスクを伴います。製剤が定着せずに流れてしまうと、期待する効果が得られなくなるだけではなく、不自然な仕上がりになるおそれがあります。

 

化粧水や乳液をつける際にフェイスマッサージをしている方は、少なくとも施術後3日間は避けたほうがよいでしょう。

 

飲酒

飲酒もまた、ボトックス注射のあとに控えるべき行動の一つです。

 

アルコールは血行を促進し、内出血や赤みによるトラブルが起こる可能性を高めます。また、飲酒によって体温を必要以上に上げてしまうと、本来得られたはずの効果を実感できなくなることもあります。施術当日は飲酒を避け、その後も血液循環が落ち着くまでは過度の飲酒を控えましょう。

 

激しい運動

激しい運動も、施術後1週間は控えてください。

ジョギングや筋力トレーニングなどの運動は体温を上昇させ、ボトックスの効果を弱めたり、腫れや内出血を引き起こしたりする可能性があります。軽い運動であれば問題ありませんが、体に負担がかかる運動は避けるのが無難です。

 

 

ボトックスの効果をだすためにクリニックを選ぶ際のポイント

ボトックスの効果を最大限発揮するためには、クリニックの選び方が非常に重要です。

 

ボトックス注射は手軽に受けられる施術ですが、期待通りの効果を得るためには、クリニックや医師の選び方が非常に重要です。

ここでは、特に重視すべき3つのポイントを解説します。

 

 

ポイント①クリニックの実績や症例を確認する

まずは、クリニックの実績や症例を確認することが大切です。

 

ボトックス注射はメスを使わないため、一見すると簡単な施術だと思われがちですが、実際は医師の技術力や経験が大きく影響する美容施術です。ただ注射を打てば効果が出るというわけではなく、場所・深さを正確に把握し施術することで効果が大きく変わってきます。

 

十分な効果を得るためには、クリニックの公式サイトやSNSなどで過去の施術症例や患者のビフォーアフターがわかる写真を確認してください。医師のスキルや施術の仕上がりがイメージできるうえ、そのクリニックの信頼性を判断する材料となります。特に、ボトックスビスタの施術資格を持つ医師が在籍しているクリニックは、信頼に足る技術力を有しているとわかります。

 

 

ポイント②口コミをチェックする

クリニックの実績を確認したあとは、口コミにも目を通しておきましょう。

 

SNSやGoogleマップ、口コミサイトなどには、実際に施術を受けた人たちのリアルな声が集まっており、クリニックの公式サイトにはない情報が得られます。なかでも、カウンセリング時の対応や施術後の経過など、経験しなければわからない内容に関する意見は参考になります。

 

ただし、すべての口コミが信頼できるとは限りません。誇張や悪意のあるコメントが混じっている場合もあるため、複数の情報源を参照して総合的に判断する必要があります。口コミはあくまでも参考程度の情報に留めておき、複数の視点で評価することを心がけましょう。

 

 

ポイント③通いやすいかどうかも考慮する

ボトックス注射は継続的に受ける必要があるため、クリニックのアクセスの良さも重要な選定基準です。

 

ボトックスで得られる効果は通常3〜6か月間持続しますが、長期間にわたり維持したい場合は定期的な施術が求められます。自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶことで、施術を受ける際の負担を減らし、スムーズに通院を継続できます。

 

施術後に万が一トラブルが発生した場合でも、通いやすいクリニックであれば、すぐに対処してもらえるので安心です。自宅や最寄り駅からのアクセスやクリニックの駐車場の有無などを事前に調べておくとよいでしょう。

 

 

美容皮膚科で受けられるボトックスの症例

 

施術名 ボトックス 額・眉間・目尻
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でボトックスを注入します。
施術のリスク
(副作用)
ボトックス注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
・内出血する場合がある
・アレルギー反応が出る場合がある
・妊娠中・授乳中の人は施術ができない。
施術の価格 額 30,800円(税込み) / 眉間 41,800円(税込み) / 目尻 41,800円(税込み)

 

ボトックスの効果に関するよくある質問

Q施術後、腫れや跡は残りますか?

A 腫れることはほとんどありません。注射直後は針跡が小さく赤くなることはありますが、半日~1日程度でなくなります。

 

Q施術後、気をつけることはありますか?

A 施術後、注射部位が多少黄色くなったり赤くなる場合がありますが、お化粧などでごまかすことができます。通常2~3日で消失します。 注射部へのマッサージは、他部位へのボトックスの拡散を防ぐため、施術後3~4日はしないで下さい。

Q痛みはありますか?

A 注入時少しチクッとする程度の軽い痛みを感じる場合があります。痛みに弱い方は、医師に相談してください。※痛みには、個人差があります。 施術後の痛みはほとんどありません。

 

Q持続期間はどれくらいですか?

A 個人差がありますが、効果の持続期間は、約3ヶ月~6ヶ月です。1回の施術で完了するものではないので、効果を維持したい場合は定期的に施術に通う必要があります。

 

Q施術が受けられないケースはありますか?

A 妊娠中や授乳中の方はボトックス注射を受けることができません。

 

 

 

関連記事:大阪・梅田でボトックス治療がうまいクリニックで施術するなら

 

 

ボトックス注射は、施術の2~3日後に効果が表れることが多い

本記事では、ボトックスの効果が表れる目安と効果を持続させる方法を解説しました。

 

ボトックスは、注射を受けて2~3日で効果が表れ、1〜2週間で明確な変化が感じられるといわれています。持続するのは3〜6か月程度ですが、効果が消えないうちに再度施術を受けることで、その期間を延ばすことが可能です。

 

また、期待通りの効果を得るには、自身に合ったクリニックを選ぶことも重要です。クリニックを選ぶ際は、公式サイトにある実績や口コミを参考に、通いやすさも考慮したうえで判断しましょう。

 

藤井クリニックでは、ボトックス注射をお考えの方に寄り添う施術を提供しております。

梅田でボトックス注射をご検討の方は藤井クリニックまで、ぜひお問い合わせください。

①治療方法

注射注入(ボトックス注射の効果を保てる期間は約半年です※個人差があります)。

②副作用リスク

薬剤を注射する以上、個人の体質や環境差により副作用が出る可能性があります。主な副作用に、筋肉と神経の接合部の痛みや内出血などがあげられます。

③連絡先

藤井クリニック
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600

④費用

本治療は保険適用のない自由診療となります。
28,000円(税抜き)~ 122,000円(税抜き)
※箇所や薬剤の量で金額が大幅に変わります。
※診断により変動する可能性があります
https://www.fujiiclinic-umeda.com/beauty/botox#price

⑤機器の入手経路

ボトックスは、非常にデリケートな薬剤であり、保管温度などの徹底した管理を要します。
「ボトックスビスタ」は、アラガンジャパンの管理の元、5℃以下の環境で温度管理を徹底して原産国アメリカから輸入され、高品質が保障されています。高品質なボトックスによる治療は、効果持続期間も長くなります。鮮度・品質が落ちた製剤の効果は半分以下といわれています。

Cold storage 工場内の倉庫:製品保管
1パイアル50単位に包装された最終製品は、出荷まで5℃以下の冷所に保管
〔参考:安定性試験〕

  • 日本への輸送:航空便輸送
    常に5℃以下を保ち遮光状態にて日本へ
  • 日本での品質テスト
    製造過程と同一の検査を2か所で実施
  • トラックでの輸送
    5℃以下の遮光状態で配送(クール便)

引用元:品質保証について|Botox|アラガン・ジャパン
https://vst-beauty.jp/botoxvista/professional/pc/about/quality.html

⑥承認の有無

厚生労働省により承認

この記事を書いた人

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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