毛穴が開いてしまう理由と対策について!大阪の美容皮膚科医が解説

毛穴が開いてしまう理由と対策について!大阪の美容皮膚科医が解説

多くの女性が悩まれる、代表的な肌トラブルの1つが毛穴の開きです。
生まれたての赤ちゃん肌を理想の美肌と考える方も多く、毛穴のない美しい肌を目指している方もいるでしょう。

少しでも毛穴を目立たなくするためには、毛穴が開いてしまう原因を知ることが重要です。適切な対策を行うことで、理想の美肌に近づくことができます。

今回は、毛穴が開いてしまう理由やそれに対する毛穴ケアの方法を紹介します。ぜひ、ご自身の状態や日頃行っているセルフケアの方法と比較しながらご覧ください。

毛穴の開きとは

毛穴の開きとは、角栓の詰まりによって毛穴が広がっている状態を指します。原因となる角栓は、毛穴から分泌された皮脂と古くなった表皮の角質が混ざったものです。

角栓は水分を含むとふやけるため、毛穴が白く見えることもあるでしょう。そのままの状態が続くと、毛穴にとどまっている角栓は酸化します。酸化した角栓は黒くなり、毛穴が目立ってきてしまいます。

毛穴が開いてしまう原因

毛穴が開く原因は複数あります。主な原因は以下の6つです。

肌の乾燥

皮脂には、肌のうるおいを保つ役割があります。肌が乾燥している状態が続けば、皮脂が過剰に分泌してしまい、毛穴が詰まります。

皮脂の過剰分泌

皮膚の乾燥を防ぐために適度な皮脂量は必要ですが、過剰な分泌は毛穴の詰まりにつながります。皮脂の過剰分泌は、不規則な生活・ホルモンバランスの乱れ・間違ったセルフケア・老化などが主な原因です。

汚れ

毛穴に詰まった汚れをそのままにすると、汚れが毛穴を押し広げてしまう可能性があります。ただし、洗いすぎは新たな肌トラブルにつながるため、丁寧に優しくスキンケアすることが重要です。

肌のたるみ

肌のたるみも毛穴が開く原因です。ハリや筋力の衰えによって肌がたるみ、もともとは丸かった毛穴が下側に伸びてしまうため、毛穴が広がって見えます。

肌の老化

肌の老化が進行すると、皮脂の主成分である不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のバランスが崩れます。ドロドロした飽和脂肪酸が増えることで、毛穴詰まりを引き起こします。

不規則な生活

正常な皮脂の分泌やターンオーバーには、規則正しい生活が必要不可欠です。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどは血流の悪化を促します。中でも睡眠不足は、成長ホルモンの分泌量減少の原因となり、ターンオーバーの乱れにつながるため注意が必要です。

ご自身の肌状態を確認し、毛穴が開く原因を理解することが重要でしょう。

毛穴が開きやすい肌質

毛穴の状態は個人差が大きく、毛穴が開きやすい肌質もさまざまです。そこで、乾燥肌・脂性肌・敏感肌・ニキビ肌の4種類に分けて、肌質別の特徴を紹介します。

乾燥肌

乾燥肌は、肌の水分が不足している状態です。この状態が続くと、肌にカサつきが生じ、肌の表面も硬くなります。
肌を守るバリア機能も減少するため、肌の凸凹や毛穴が目立ってしまうでしょう。

脂性肌

脂性肌は、皮脂の分泌量が多い状態を指します。オイリー肌とも呼ばれ、皮脂腺が生まれつき大きいのが特徴です。

皮脂には、水分の蒸発を防いで肌のうるおいを保つ役割があり、皮脂腺が皮脂を分泌しています。皮脂量が過剰に増えてしまうと、その分、皮脂腺の出口が大きくなるため、毛穴が目立つ原因になります。

敏感肌

健康な肌に比べて、皮膚のバリア機能が低下して敏感な状態の肌です。ストレスや不規則な生活、季節の変わり目などが原因でホルモンバランスが乱れ、一時的に敏感肌になっていることもあります。

敏感肌の状態では外的刺激を受けやすいため、乾燥やニキビなどの肌トラブルが起きやすくなります。肌の状態が不安定で、毛穴の開きも目立つでしょう。

ニキビ肌

ニキビ肌は、皮脂腺の活動が活発な状態です。中には、乾燥肌と脂性肌の状態が混ざり合ったオイリードライ肌になっていることもあります。

炎症しているニキビがつぶれてしまうと、その部分の炎症は悪化します。その結果、クレーター肌となり、毛穴が開いてしまうこともあるのです。開いた毛穴部分に汚れや皮脂が貯まり、毛穴がさらに目立つ恐れもあるので、注意が必要です。

上記のように、肌質によって毛穴の状態は異なります。部位や年齢によっても肌の状態は違うため、症状の改善にはご自身の肌をよく理解することが重要です。

自分でできる毛穴の引き締め対策

自分でできる毛穴の引き締め対策

毛穴のケアにはいくつか方法がありますが、どの方法も継続することが大切です。ここでは、ご自身でできるセルフケアの方法を紹介します。

丁寧なクレンジングや洗顔

まず重要なのが、毛穴の汚れをきれいに落とすことです。日々の丁寧なクレンジングや洗顔が美肌の基本となります。

汚れやメイクが毛穴に残っていると、それらが皮脂や古い角質と混ざり合い、毛穴に蓄積します。その結果、毛穴が詰まり、黒ずみ毛穴の原因につながるのです。

クレンジングや洗顔で汚れをしっかり落とすことは重要ですが、ゴシゴシこすってはいけません。あくまでも優しく、皮膚を刺激しないように行うことがポイントです。洗顔の前に蒸しタオルで肌を温めると、皮膚がやわらかくなり、毛穴の汚れが落ちやすくなります。

しっかり保湿する

洗顔後の保湿ケアもとても重要です。洗顔後の肌は毛穴が開いた状態のため、化粧水やクリームでしっかりと保湿しましょう。

保湿ケアの基本は、化粧水・美容液・乳液・クリームの順番で使用します。しかし、メーカーや製品によって順番は異なるので、化粧品の説明をよく読んで使用してください。顔全体にまんべんなく馴染ませることで、肌や毛穴が整うでしょう。

生活習慣の見直し

美肌作りは、体の中からケアする必要があります。不規則な生活はホルモンバランスを崩す原因になるため、睡眠不足・無理なダイエット・喫煙等には特に注意してください。

さらに、スナック菓子やファーストフードなどの油分の多い食事も毛穴が開く原因です。栄養バランスの整った食事を心がけましょう。

適度な運動

毛穴ケアには、表情筋のエクササイズが有効です。体と同じように、顔の筋肉も加齢とともに低下します。筋力が衰えると肌のハリが無くなり、たるみ毛穴の原因となります。表情筋のエクササイズは、肌のたるみ予防にとても効果的でしょう。

エクササイズの方法は、顔の筋肉を意識しながら「あ・え・い・う・え・お・あ・お・い…」と発音するだけです。この時、口の形を意識して行いましょう。ぜひ、朝晩のスキンケアに加えてみてください。

クリニックでできる毛穴治療

日々のセルフケアで改善が期待できない場合は、美容皮膚科での治療を検討しましょう。
美容皮膚科は美肌作りのスペシャリストです。現在の肌状態を確認した上で、患者様に合った最適な方法を提示しています。

毛穴の治療法はいくつかありますが、ここでは当院で行っている2つの治療方法について紹介します。

ダーマペン

ダーマペンは、極細の針を使って肌の表面に小さな穴を作り、自然治癒の力を利用して肌質改善を行う治療法です。使用する針は髪の毛よりもはるかに細く、痛みが少ない特徴があります。

肌に作った穴を治すために自然治癒力が働き、美肌成分であるコラーゲンやエラスチンが生成されます。これらの美肌成分により、毛穴の開きやニキビ跡の改善が期待できるのです。

さらに、肌表面の穴から有効成分が配合された美容液を塗布すれば、肌の引き締めや色素沈着改善の効果はより一層高まります。

ダーマペンは施術時間が短く、小鼻などの細かい部位でも治療が可能です。肌の状態や治療目的に合わせた施術用美容液を併用することで、高い効果も期待できるでしょう。

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フラクショナル

毛穴の開きには、フラクショナルRFも効果的です。

フラクショナルRFは、肌にRF(ラジオ波)を点状照射する治療法です。RFの熱エネルギーで肌内部に刺激を与えると、肌が再生する過程でコラーゲン生成が起こります。そのため、肌の生まれ変わりの促進につながるのです。

RFは、レーザーや光よりも皮膚の深層にアプローチできるエネルギーです。RFの熱エネルギーは肌内部で広がる性質をもっているため、深層部分からの引き締め効果も期待できるでしょう。

さらに、フラクショナルRFは点状照射なので、肌表面へのダメージが少なく、ダウンタイムが短いなどのメリットもあります。

上記の治療法はどちらも、1度の施術で効果を感じる方もいますが、複数回行うことでより効果を実感できるものです。肌質や症状によっても異なるため、最適な治療法を選択しましょう。

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まとめ

今回は、毛穴の開きの症状や原因についてご説明しました。

毛穴の開きは個人差が大きく、原因となる症状を1つ改善しただけでは解決しないこともあります。丁寧なセルフケアを行っていても、中々改善しないケースも多いです。ご自身でのケアで効果が感じられないときは、専門機関の受診を検討してください。

当院をはじめ、多くの美容医療クリニックでは、肌の状態を確認した上で適切な治療法を提案します。ただし、肌の状態によっては複数回の施術が必要になる場合もありますので、予めご了承ください。

当院では、初診無料のカウンセリングを行っておりますので、初めての方もお気軽にご相談ください。

施術によって症状が改善した場合も、美しい肌をキープするためには毎日のケアが重要です。毛穴の開きだけでなく、美しい肌作りには手間や時間がかかります。
今一度、日々のスキンケアや生活習慣の見直しを行い、より美しい肌を目指しましょう。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約10000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。

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