公開日: 2024年12月19日

更新日: 2024年12月23日

口元のたるみの原因とおすすめの美容治療を紹介

口元のたるみ2

 

老けた印象を与えてしまう口元のたるみは、意外に早く30歳を過ぎたあたりから表れ始めます。

 

口元がたるむとほうれい線が濃く見えてしまうので、改善させたい方も多いでしょう。
しかし、いったいどんな手段を選択すればよいのか、わからないですよね。

 

そこで本記事では、口元のたるみの原因や、効果に期待がもてる美容治療を紹介します。
現在口元のたるみに悩んでおり、「改善させたい」とお考えの方はぜひご覧ください。

 

口元のたるみの原因

「最近、顔の締まりがなくなった気がする……」とお思いの場合、口元のたるみが原因かもしれません。
たるみが起こる原因は、実はいくつも存在します。

 

そこでここからは、たるみが起きてしまう原因を解説します。

 

 

加齢による表情筋の衰え

年齢を重ねると肌だけでなく、その内部の表情筋も衰えます。
口まわりの筋肉は、以下のように複数存在し、それぞれが影響し合うことで普段の私たちの表情を作り出しています。

 

【口まわりの筋肉】

・口輪筋

・上唇挙筋

・大頬骨筋

・小頬骨筋

・笑筋

 

このなかで、口元のたるみに直接関係しているのが“口輪筋”です。
口輪筋は唇の周囲を取り囲んでおり、口を閉じたり、突き出したりするときに使われます。

 

この筋肉が衰えると、周囲の筋肉もほとんど動かなくなり、表情が乏しくなります。
その結果口角が下がり、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうのです。

 

 

肌のコラーゲンやエラスチンの減少

私たちの肌は、加齢によって徐々にハリを失っていきます。
なぜなら、加齢や紫外線によって、ハリを保つために必要なコラーゲンやエラスチンが減少してしまうからです。

 

こうなると、口元にたるみが表れます。
口元は、頬などに比べて皮膚が薄いため、より深刻なたるみへと変化することがあるかもしれません。

 

重力による影響

顔の下半分は、重力による影響を特に受けやすいため、口元のたるみもそれが関係しています。
先ほどの繰り返しになりますが、コラーゲンやエラスチンが減少すると皮膚は重力に耐えられなくなり、垂れ下がってしまいます。

 

なお、重力によるたるみは、加齢だけが原因ではありません。
急激に体重が増加したあとで、ダイエットで体重が一気に減り、皮膚がだぶついてしまった場合もたるみの要因となります。

 

靭帯のこわばり

靭帯はコラーゲンを主な成分とし、強い弾力性がある組織です。

 

関節を支えるものだと思われるかもしれませんが、顔にも存在しており、“リガメント”とよばれています。
リガメントは細い繊維が束になっているのが特徴で、顔の皮膚や表情筋を骨とつなぎ、脂肪を支えるのが役割です。

 

そんなリガメントは、加齢によって劣化していきます。
リガメントがこわばると顔の動きが制限されるようになり、皮膚や脂肪を支えきれなくなります。
そして徐々に、口元にたるみが表れ、ほうれい線も目立つようになるのです。

 

悪い姿勢

パソコンやスマートフォンを操作するとき、前かがみの姿勢になっていませんか?
そういった悪い姿勢も、口元のたるみにつながってしまいます。

 

を見るために下を向いたり、猫背で背中が丸まったりしている状態が長期間続くと、口まわりの脂肪が重力に従って垂れ下がります。
そのような習慣が続くと、次第に口元のたるみも固定化され、正面を向いた状態でも治らなくなってくるのです。

パソコンやスマートフォンを使用するときは正しい姿勢を心がけ、なるべく前かがみの姿勢にならないよう意識しましょう。

 

骨格の変化

女性は40代を過ぎると女性ホルモンが徐々に減り始め、それと同時に骨密度も低下する傾向にあります。
その結果、顔の骨が以前よりも小さくなり、見た目の印象も大きく変わります。

 

骨格が変わると、表皮や皮下脂肪、真皮を十分に支えることができなくなり、それが口元のたるみへと結びつくのです。

 

口元のたるみにおすすめの美容治療

口元のたるみ

 

口元のたるみの原因は、把握できたでしょうか?
ここからは、たるみの抑制に期待がもてる美容治療を紹介します。

 

ポテンツァ

ポテンツァは、真皮層に高周波のエネルギーを照射し、肌のサイクルを整えることで、シワやたるみといった肌のお悩みに、効果が期待できる美肌治療機器です。
ちなみに、毛穴の開きやニキビ跡など、ほかの肌トラブルを抱えている方にもおすすめです。

 

これまではマイクロニードルによる治療だけでしたが、最近では悩みのもとにのみエネルギーを与えられる絶縁コーティングを施したチップもあります。
これにより、ご自身の肌悩みと希望する治療方針で、施術をカスタマイズすることができるわけです。

 

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スレッドリフト

スレッドリフトとは、ある程度時間が経つと体内に吸収される特殊な糸で、口元のたるみを引き上げる施術のことです。
糸で引き上げるので、施術後すぐに効果を実感できます。

 

また、顔を切るような大掛かりな施術ではないので、ダウンタイムも1~2週間ほどで済みます。

 

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エレクトロポーション

肌のハリ不足による口元のたるみにお悩みの方は、エレクトロポーションがおすすめです。

 

エレクトロポーションでは、肌表面に有効成分を塗布し、その上から専用の機器を使って微弱な電流を流します。
電流を流すことで、有効成分が角質層の内部にまで浸透するという仕組みです。

 

針を使用しないため、痛みをほとんど感じないのもメリットの一つです。

 

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ダーマペン

たるみ以外に、肌のハリ不足やニキビ跡に悩んでいる方は、ダーマペンでの施術を検討してみてください。
ダーマペンでは、髪の毛よりもさらに細い針で、肌に穴を開ける施術が行われます。
ちなみに麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。

 

個人差はありますが、より効果を実感したいという方は、複数回の施術がおすすめです。

 

関連記事:ダーマペンの痛みはどれくらい?痛みを抑える方法も紹介

 

ボトックス注射

アラガン社製のボトックス注射は、口元のたるみをはじめとする、さまざまなお悩みにアプローチできる美容治療の一つとして非常に人気です。

 

こわばった筋肉に直接A型ボツリヌス毒素を注射すると、その箇所が弛緩します。
毒素といっても、天然のたんぱく質からできた毒素を分解・精製したものなので、注入されるボトックスには含まれていません。

 

ダウンタイムは1~3日ほどと短く、注射痕もほとんど目立たないので、施術後も問題なく仕事に行けます。

 

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口元のたるみを予防する方法

すでに発生した口元のたるみを改善させるのは難しいですが、予防すること自体は可能です。
そこでここからは、たるみの予防につながるトレーニングの方法や、生活習慣を紹介します。

 

表情筋をトレーニングする

空いた時間で簡単にできる以下のセルフトレーニングを取り入れると、表情筋の衰えはある程度予防できます。

 

【表情筋トレーニングの手順v】

1.口の中に空気を溜め、しっかり閉じる

2.右頬だけを膨らませて10秒キープする

3.左頬だけを膨らませて10秒キープする

4.上唇の内側だけを膨らませて10秒キープする

5.下唇の内側だけを膨らませて10秒キープする

 

こちらは“風船トレーニング”といって、頬を風船のように膨らませることで、唇周辺の筋肉を鍛えるトレーニングです。
上記の手順を1セットとして、1日3セットを目安に行いましょう。
口角周辺に痛みを感じたら、表情筋が上手く鍛えられている合図なので、頑張って続けてみてください。

 

スキンケアを徹底する

口元のたるみを予防するためには、毎日のスキンケアも大切です。

 

加齢により肌の水分量が低下すると、肌の乾燥とともにバリア機能も衰え、シワやたるみの原因となります。

 

スキンケアアイテムはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが含まれたものを選ぶとよいでしょう。

 

また、保湿ケアを行う際は、肌の引き締めにも期待がもてる美顔器や、角質層まで水分が行き渡るスチーマーを使用するのもおすすめです。
化粧水をつけたあとに顔を軽く叩いたり、コットンで強く擦ったりするとダメージのもととなるので、注意してください。

 

紫外線を対策する

紫外線対策も、予防方法の一つとして忘れてはなりません。

 

紫外線には“UV-A”と“UV-B”の2種類があり、シワやたるみに直結するのはUV-Aのほうです。
UV-Aは真皮層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊してしまうからです。
くわえて、これらを生成するための線維芽細胞(せんがいさいぼう)も、損傷を受けてはたらきが弱くなり、シワやたるみの原因となります。

 

肌の天敵となるUV-Aは、4~8月頃がピークです。
そのため、夏はもちろん春もしっかり紫外線対策を行っていきましょう。

 

頭皮をマッサージする

口元から遠く、直接関係ないように思える頭皮も以下の手順でマッサージすることで、口元のたるみの予防につながります。

 

【自宅でできる頭皮マッサージの手順】

1.両手の親指を後頭部に当て、それ以外の指は側頭筋やその周辺に軽く沿わせる

2.親指以外の指の腹に力を入れる

3.そのまま斜め上に指を引き上げるように揉みほぐす

4.髪の生え際に指を当て、後頭部に向かってジグザグを描くように指を動かす

5.首の後ろにある後頭下筋群に両手の親指を当て、揉みほぐす

6.後頭筋を、ジグザグを描くように親指を動かして揉みほぐす

 

頭皮マッサージは特に道具を用意する必要もなく、簡単に始められます。
血流が良くなっている入浴中や入浴後に行うと、より効果を実感できるでしょう。

 

リガメントほぐしを試す

リガメントほぐしとは、頬骨の内側にあるリガメントのこわばりを刺激するマッサージのことで、こちらも口元のたるみの抑制に期待がもてます。

 

やり方は非常に簡単で、頬骨を下から上に沿うように、親指で斜め上に押していくだけです。
こちらは、1日2分を目安に行ってください。

 

なかなか時間が作れない方は、1日のなかで時間を分けてマッサージするのもおすすめです。

 

口元のたるみは、美容治療を施すことで抑制へとつながる

今回は口元のたるみの原因や、おすすめの美容治療を紹介しました。

 

口元のたるみは、表情筋の衰えや靭帯のこわばりなどによって引き起こされ、実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。
表情筋のトレーニングを行ったり、たるみに効果があるとされているスキンケア製品を使ったりすることで、ある程度は予防できますが、根本的な改善は望めません。

 

今現在、口元のたるみにお悩みの方は、美容治療もご検討ください。
治療を受ける前は医師ときちんと話して、治療方針を決めましょう。

 

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