公開日: 2022年03月24日
更新日: 2024年05月23日
入れてもバレない?ヒアルロン酸注入の効果について一挙に解説
目次
ヒアルロン酸注入はシワやたるみの改善はもちろん、鼻を高くしたり、唇のボリュームをアップしたりするのにも効果的です。
ダウンタイムが少ないことから、美容医療がはじめての方でも気軽に試せるでしょう。
本記事ではヒアルロン酸注入で得られる効果を解説します。バレないヒアルロン酸注入には何が大切なのかも説明するので「自然な仕上がりを得るにはどうすればいいの?」と思っている方も必見です。
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸は、人間の体の中にもともと存在している美容成分です。皮膚・関節液・眼の硝子体などに多く含まれています。
1gで6ℓもの水分を蓄えられる保水力が特徴です。ゼリー状の成分で細胞どうしをつなぎ、クッションのような役割で細胞が傷つくのを防いでいます。肌のみずみずしさや、ハリ・弾力を保つのが主な働きです。
赤ちゃんの肌がぷるぷるとうるおっているのは、たっぷりのヒアルロン酸が詰まっているからです。しかし体内のヒアルロン酸は、年齢を重ねるごとに少なくなってしまいます。
20代をピークにどんどん減少し、60代にはピーク時の半分以下まで失われるといわれています。
若いころは弾力とうるおいのあった肌が、年齢とともにシワやたるみに悩まされるのは、ヒアルロン酸不足が考えられます。
クリニックで行うヒアルロン酸の注入とは?
ヒアルロン酸は、その保水力の高さから医薬品や化粧品などに多く使われています。クリニックで行うヒアルロン注入もそのひとつです。
ヒアルロン注入とは、ヒアルロン酸を専用の注射器で体内に注射する治療法です。減少したヒアルロン酸を外部から補うことで、肌のうるおいやハリがよみがえります。
細い針で注射するので痛みは少なく、自然な仕上がりが期待できます。治療時間は1ヶ所あたり5~10分程度です。手術する必要がないため短時間で治療が完了するのがメリットで、ダウンタイムはほとんどありません。
ちなみにダウンタイムとは、施術を受けたあとに普段の生活に戻れるまでの時間です。
ヒアルロン酸注入がバレるおもな理由
ダウンタイム中の腫れや内出血
ヒアルロン酸注入がバレる理由の1つに、ダウンタイム中の腫れや内出血があります。ヒアルロン酸注入にはダウンタイムがほとんどありませんが、個人差があり、症状が出てしまう場合があります。
ただし、腫れたとしても、注入直後の軽いものは1~2日程度で落ち着きます。周囲には気づかれないことが多いですが、目元などの内出血が生じた場合は、理由を聞かれてバレてしまうことがあるでしょう。
一度に大きく変化しすぎる
ヒアルロン酸注入では、額・涙袋・鼻筋・あごなどの施術の可能性があります。自然な仕上がりであれば、メイクを変えた程度の印象です。しかし、注入量が多くなって大きな変化をつけすぎてしまった場合、普段よく接する家族や職場の方や、美容に関心の高い方にはバレてしまう可能性があります。
特に、印象が変わりやすい箇所は要注意です。劇的に鼻が高くなっていたり、薄かった唇が不自然にボリュームアップしたりなど、施術前と変化が大きいほど周囲に気づかれてしまうでしょう。
不自然な仕上がり
もともと彫りが浅く凹凸が少ない、薄めの顔立ちの方は、一部位だけ過剰にヒアルロン酸注入してしまうと、施術箇所がなじみにくく目立ちます。カウンセリングで自分に似合う整形であるかどうかの確認や、適切な施術を受けられるよう相談がしっかりできていない場合、不自然な仕上がりになってしまうでしょう。
鼻がつけ鼻のように見えたり、頬がパンパンに膨らんでしまったりして、違和感のある顔の印象を与えてしまいます。
ヒアルロン酸注入でバレないためのポイント
では、バレないヒアルロン酸注入を実現するためのポイントを確認していきましょう。
顔全体のバランスを見て自然な仕上がりを目指す
顔全体がバランス良く整った、自然な仕上がりを目指す施術を受けることが重要です。
額を丸くしたい場合に、額だけにヒアルロン酸注入を行うと、そこだけ目立って不自然な印象になってしまうことがあります。場合によっては、頬や口元にも施術を受け、バランスを整えると良いでしょう。
良質なヒアルロン酸製剤の使用
ヒアルロン酸にはさまざまなメーカーがあるため、費用だけに着目するのではなく、良質なものを使用しているか確認しましょう。安価なものや注入部位に適さないものの場合、表情が不自然になったり、皮膚が盛り上がったりすることがあります。
施術後のスケジュール調整
ダウンタイムがほぼない施術ですが、腫れや内出血の症状が出る方もいます。不安な方は、施術後すぐに人と会わないように、スケジュール調整をしておくと安心です。
技術力や経験のある医師選び
バレないヒアルロン酸注入は「誰に打ってもらうか」が成功のカギです。体質や部位によって、どの深さにどのくらいのヒアルロン酸注入をすべきかを判断するのは、非常に難しいものです。
なかには不慣れな医師のヒアルロン酸注射治療を受け、満足できなかったケースもあります。高い知識や技術力、多くの経験をもつ医師が、しっかりとカウンセリングを行うクリニックを選択しましょう。
一度に多量注入をしない
ヒアルロン酸の多量注入を避けましょう。特に鼻や唇への注入は変化がわかりやすく周囲にバレやすいです。もの足りないと感じるかもしれないですが、少量での注入を複数回受ければ、より自然で美しい印象を目指せます。
ヒアルロン酸注入の効果
ヒアルロン酸は、肌のさまざまなお悩みに効果を発揮します。
注入した箇所に溜まるので、シワに沿ってヒアルロン酸を注入すれば、内側から肌を持ち上げる働きが改善します。その結果、深く刻まれたシワやほうれい線が目立ちにくくなるのです。
使う製剤の種類や注入するヒアルロン酸の量によって、希望する見た目に調節できます。見た目に限らず触り心地の改善も期待でき、しっとりと弾力のある肌が手に入るでしょう。
ヒアルロン酸注入の効果を部位ごとに紹介します。
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●シワの改善
ヒアルロン酸注入でとくに多いのはシワの改善です。目元や目尻の小さなシワ、おでこや眉間に深く刻まれたシワ、ほうれい線など、加齢とともにシワの悩みが増えている方も多いでしょう。
口の両端から顎までのびているシワは、マリオネットラインとも呼ばれ、日ごろのお手入れではなかなか改善できません。
シワの原因のひとつは、肌のうるおい不足によるたるみです。たるみによってもともとの形が崩れ、シワに発展してしまいます。
これらのシワにヒアルロン酸を注入すると、肌を支える働きが強まり、シワはもちろんたるみの改善にも効果的です。
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●リフトアップ
顔全体がたるんでいると、疲れているように見えたり、老けた印象を与えたりします。
ヒアルロン注入は、ピンポイントにシワを伸ばす以外にも、たるみを改善して顔全体をリフトアップすることが可能です。「ヒアルロン酸リフト」とも呼ばれています。
しわの原因となる複数の箇所にヒアルロン酸を注射することで、顔全体を引きあげます。
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●目の下のクマ改善
目の下のくぼみが解消し、クマの改善につながります。また、ヒアルロン酸は肌のターンオーバーを促進する働きもあります。正常なターンオーバーは、色素沈着や血行不良の改善にも役立つため、それによりクマが目立ちにくくなるでしょう。
くぼみにより顔色が悪く見えてしまう方や、しつこいクマに悩んでいる方は試してみる価値ありです。
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●ボリュームのある唇
唇は加齢とともにボリュームがなくなり、縦ジワが生じてしまうものです。ヒアルロンを注入すると、ふっくらとした厚みが生まれ、縦ジワが目立ちにくくなります。ボリュームのある唇は、若々しく女性らしい印象を演出します。
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●輪郭のこけを改善
頬のこけをコンプレックスに感じている方も少なくないでしょう。頬がこけていると、げっそりしていて疲れて見えたり、貧相な印象を与えたりします。
頬がこけている部分にヒアルロン酸を注入すると、丸みのあるキレイな輪郭に仕上がるのがメリットです。ふっくらとした輪郭は、明るく若々しい印象を醸し出せます。
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●凹んだ額やこめかみの改善
額やこめかみは、年齢を重ねるごとに凹んでしまうことがあります。これは額やこめかみの骨が萎縮することなどが原因です。骨上または皮下にヒアルロン酸を入れることで、痩せてしまったこめかみをふっくら豊かな印象へと導きます。
こめかみの凹みがなくなると、顔全体のたるみが目立ちにくくなったり、眉を上げたりする効果も期待できます。
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●小顔効果
横顔の鼻先と下あごの先を直線で結んだラインが、Eライン(正式にはエステティックライン)です。このEラインの線上もしくは内側に唇が収まっている状態が、美しい横顔であるといわれています。
ヒアルロン酸注入により、鼻の形状を変えて鼻先を高くしたり、あごに高さを持たせたりすることで、Eラインが整ったきれいな横顔が手に入ります。
あごに立体感がうまれることで顔全体がすっきりとした印象になり、小顔にも効果的です。
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●バストのボリュームアップ
「小さな胸や、垂れ下がった胸がコンプレックス」「胸の大きさが左右で違う」という方は、ヒアルロン酸注入によるバストアップがおすすめです。理想的な大きさ・形状のバストへと導きます。
バストに限らず、ヒップのボリュームアップも可能です。
症例写真
施術名 | ヒアルロン酸注入 顔(4本) |
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施術の説明 | 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。 |
施術のリスク (副作用) |
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。 ・内出血する場合がある ・腫れや膨らみが出る場合がある ・痛みや違和感がある場合がある ・アレルギー反応が出る場合がある |
施術の価格 | (1本)61,600円~104,500円(税込) |
ヒアルロン酸でほうれい線は消える?
気軽に受けられるヒアルロン酸注入は、シワやたるみなど多くの肌悩みに効果的で人気があります。シワを改善するので、ほうれい線を目立たせなくするといった効果も期待できます。
加齢とともに肌のハリが失われると、フェイスラインのたるみやシワが目立つようになります。特に鼻のあたりから口の横にできるほうれい線は、見た目年齢に大きく関わってくるので悩んでいる方も多いかもしれません。
ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する成分で、肌の水分を保持する役割を持ちます。ヒアルロン酸を皮膚の下に注入すれば、うるおいが不足していた肌がふっくらとし、シワを持ち上げてくれるため、ほうれい線を解消できるのです。
ほうれい線治療のヒアルロン注射をバレにくくするには
ほうれい線治療を受けるときに、バレにくくするためのポイントをお伝えします。
顔全体のバランスをしっかり見る
顔全体のバランスを見ながらヒアルロン酸を注入する必要があります。ほうれい線だけに着目してヒアルロン酸注入をすると、その部分だけが目立って不自然に見えてしまうためです。
適切な量を注入する
適切量のヒアルロン酸注入をすることが重要です。過剰な量を注入してしまうと、不自然なふくらみや腫れだけでなく、血管閉塞や血行障害を引き起こすこともあります。
医師によるデザイン力と技術力は不可欠
さまざまな表情や筋肉の動き、ほうれい線の左右差などを把握しなくてはならず、医師のデザイン力・技術力は欠かせません。
ヒアルロン酸が不自然に見えるケース
仕上がりが不自然に見えるのは、ダウンタイムによる一時的な腫れである場合もあります。ヒアルロン酸は親水性なので、むくみを感じることがあるのです。他に異常がなければ、数日~1週間で落ち着くか、経過観察してみましょう。
ダウンタイム中は思った以上にふくらんだ状態になることがあるので、「不自然な仕上がりになった」「失敗した」と感じるかもしれません。気になる場合も、ヒアルロン酸が変形する可能性があるので、マッサージや強い圧力をかけないよう注意してください。
広範囲の内出血や腫れ、アレルギー症状があらわれたときは医師にご相談ください。医師の技術不足の可能性もあるので、クリニックの実績や医師の技術力についても事前の確認が大切です。
ヒアルロン酸注入の持続期間はどのくらい?
一度ヒアルロン酸を注入して肌の悩みが改善しても、それが永久的に続く訳ではありません。注入されたヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されていくので、効果は一時的です。
基本的に1~2年程度ですべて吸収されてしまいます。ただ、注入した製剤の種類・使用量・部位・体質・日々の過ごし方などによって、吸収される速度は異なります。
「ヒアルロン酸注入の効果は一時的だから、あまりメリットがないのでは?」と思う方も多いでしょう。
しかし数週間で効果がなくなる訳ではなく、数年は効果が期待できます。それに治療リスクや副作用が比較的少ないことから、美容医療がはじめての方でも挑戦しやすいのが利点です。
また、ヒアルロン酸を注入したことがない肌と比較して、その後の肌の老化スピードが抑えられるかもしれません。
ヒアルロン酸注入のリスク・副作用
もともと体内に備わっているヒアルロン酸は、体にとって必要な成分です。外部から注入しても体との親和性が高く、その後自然に吸収されていきます。そのため治療によるリスクや副作用が少ない点が特徴です。
ただ、絶対に副作用が生じないとは限りません。ヒアルロン酸注入で起こりうる副作用は以下にまとめました。多くが軽度の症状で、1週間程度で改善することがほとんどです。
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●内出血
採血や予防接種などの、注射器を使うほかの治療と同様に、針を刺した部分は、内出血を起こす可能性があります。しかし多くの場合はメイクで隠せるほど軽度な内出血です。
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●腫れやむくみ
注射した部分に、腫れやむくみが生じることがありますが、数日で治まることが多い症状です。しかし患部を強く押したりもんだりすると悪化する可能性があるので、なるべく触らないようにしましょう。
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●痛みや違和感
注射した部位によって、施術直後に軽い痛みや違和感を覚えることがあります。こちらも数日で治まることがほとんどですが、長引くようであれば医師に相談してください。
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●アレルギー反応
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、アレルギー反応が起こることはほとんどありません。しかし使用する製剤や体質などによって、ごく稀にアレルギー反応が出てしまうことも考えられます。施術後に異変を感じた場合は、すぐ医師に相談しましょう。
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●しこりができる
注入した部分に、しこりができてしまう可能性があります。しこりができてしまうのは、狭い部位に集中して注入したり、ヒアルロン酸が体になじんでいなかったりするのが原因です。
なかなかしこりが消えないときは、早めにクリニックを訪れましょう。
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●色味が変わる
皮膚が薄い箇所へ、たくさんのヒアルロン酸を注入してしまうと、その部分だけ肌の色味が変化してしまうことがあります。
人それぞれ肌質は異なるため、施術前にカウンセリングをきちんと受けることが大切です。
ヒアルロン酸注入がバレる場合とバレない場合
「ヒアルロン酸注入をしたことを、なるべく周囲の人にバレたくない」と思っている方は少なくないでしょう。
劇的に鼻が高くなっていたり、薄かった唇が不自然にボリュームアップしたりなど、施術前と変化が大きいほど周囲に気づかれてしまいます。
バレないヒアルロン酸注入を実現するには、自然な仕上がりが重要です。ただ、体質や部位によって、どの深さにどのくらいのヒアルロン酸を注入するかを判断するのは、非常に難しいものです。
治療する医師は、高い知識と多くの経験が求められます。中には不慣れな医師によるヒアルロン酸注射治療を受け、満足いく結果を得られなかったケースもあります。
そのため、バレないヒアルロン酸注入は「誰に打ってもらうか」が成功のカギです。
ヒアルロン酸注入は藤井クリニックへご相談ください
ヒアルロン酸注入をご検討の方は、ぜひ藤井クリニックへお越しください。
当院は、ヒアルロン酸治療マスタークラス証明書を授与された、国内屈指の技術を誇るヒアルロン酸治療を提供するクリニックです。
痛みを最小限に抑えるために、施術に使用する注射針は、一般的なクリニックで使用する針より細いものを採用しています。
ヒアルロン酸注入は、ただ打てばいいという簡単な治療ではありません。ヒアルロン酸注入は、的確な箇所に的確な量を注入することで、はじめて効果を実感できるのです。
院長である私、藤井が丁寧で繊細かつ、確かな技術をもって治療いたします。
お電話・WEB予約・LINEにてご予約・ご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
この記事の監修者
藤井 靖成
大阪・梅田 藤井クリニック院長
総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約40000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。