痛いけど効果あり？サーマクールで見込める効果について

サーマクールとは、メスを使わずにフェイスリフトを行う方法のことです。
「しわ」や「たるみ」の解消に効果がありますが、それと同時に肌質の改善効果もあり、安全で効果的なアンチエイジング治療法として注目されています。
サーマクールでは、ラジオ波を皮膚の奥(2.5～3.0mm付近)まで届け熱を発生させます。
ラジオ波の熱によって真皮膚内のコラーゲンが収縮し、たるんだ皮膚が引き上げられることによって「しわ」や「たるみ」が解消します。
イメージとしては、電子レンジで肉を温めると縮むのと同じです。
熱を発生させるので、個人差はありますが多少痛みを感じる方もいらっしゃいます。また、使用する機器によっても違いがあります。
藤井クリニックでは、患者さんが感じられる痛みをできる限り小さくするため、Thermage社（米）で開発されたリフトアップサーマクールFLXを使用しています。
ヘッドにバイブレーション機能がついているのですが、その振動で痛みを緩和することができます。
さらに、リフトアップサーマクールFLX では治療時間が短縮され、30分程度で照射が完了しますので、忙しい方でも気軽に受けていただけます。
このリフトアップサーマクールFLXの導入で、より快適にサーマクールを受けていただけることができるようになりました。

サーマクールと同じくメスを使わないフェイスリフト法として、ハイフという施術もあります。
ハイフとサーマクールという施術名は聞いたことがあっても、その違いはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
ハイフは「たるみ」解消に即効性があり、ダウンタイムが不要で、即効性があり、コラーゲンの入れ替わりによる肌質の改善効果も期待できます。
これだけでは、サーマクールとの違いはないように見えます。
大きな違いは、施術が作用する深さです。サーマクールはラジオ波を真皮膚内に照射しますが、ハイフでは超音波によってさらに肌の奥のSMAS筋膜に照射することができます。
ハイフの超音波は、サーマクールよりも肌のさらに奥深くに届きます。そう聞くと、ハイフの方が良いように感じますが、奥深くに届くことはメリットばかりではありません。
肌の奥深くに作用するハイフはリフトアップに大きな効果が期待できますが、引き締め効果はほとんどありません。その点、サーマクールはリフトアップ作用4割、引き締め作用が6割です。
顔には多くの神経や血管が通っているため、安全にハイフで超音波を照射できる部位は限られています。目の周りやまぶたなどには施術できません。
サーマクールも目の周りのデリケートな部分には使用できず、重い瞼などの悩みを解消するには手術をうけるしかありませんでした。
しかし新たに開発された「サーマクールアイズ」を使用することにより目の周りやまぶたの治療が可能になりました。
目の周りのお悩みを解消したい場合や、引き上げよりも、引き締め効果を目的とされている場合はサーマクールが適しています。

サーマクールの主なねらいは「小顔効果」です。たるんだ肌をしっかり引き上げ小顔を作ります。
例えば次のようなお悩みを持っている方におすすめできます。