公開日: 2023年10月20日

更新日: 2025年06月08日

一度開いた毛穴は閉じない?対処法とセルフケアを医師が解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • 一度開いた毛穴は完全に閉じないが、適切なケアで目立たなくできる
  • 毛穴が開く主な原因は肌のたるみ、皮脂の過剰分泌、加齢、紫外線
  • 毛穴ケアで絶対にやってはいけないことは洗顔しすぎること、貼って剥がすタイプのパック、スクラブ洗顔の頻繁な使用、器具での掻き出し
  • 自宅でできる毛穴ケアはクレンジング・洗顔、化粧水・乳液、睡眠、食事、運動、拭き取り化粧水など
  • 美容医療の治療でも毛穴ケアに有効なものが多数ある
毛穴が開く原因は?対処法とセルフケア

昼間はファンデーションで隠すことができても、お化粧を落とすとどうしても気になってしまう毛穴。一度気になりだすといつまでも気になってしまいます。

引き締めればいいと聞いたことはあるけど、具体的にどうすればいいのか分からない、ということはありませんか?

この記事では、毛穴が開く原因や対処法、セルフケアからクリニックでの施術などを紹介していきます。

毛穴が開く原因

毛穴が開く原因はさまざまですが、主に以下の通りです。

・ お肌のたるみ
・ 皮脂の過剰分泌
・ 加齢
・ 紫外線

まず、お肌がたるんでいると毛穴が縦に広がってしまいます。お肌を上に持ち上げると毛穴が目立たなくなるという場合がこちらに当てはまり、お肌のハリを取り戻すようなお手入れで改善できます。

次に、皮脂の過剰分泌です。皮脂自体はお肌の潤いを保つために必要不可欠です。しかし、分泌され過ぎると分泌するための毛孔が大きくなってしまい、皮脂が通る毛穴も大きくなってしまいます。過剰に分泌された皮脂の為に大きくなってしまった毛穴は、鼻やおでこになどに多く見られます。

他にも、加齢や紫外線のダメージにより、毛穴は広がっていく傾向があります。

一度開いた毛穴がなかなか閉じない理由

毛穴がなかなか閉じない理由はいくつかありますが、スキンケアが間違っている可能性が高いです。

毛穴の汚れを落とそうと、ゴシゴシ洗ってしまっていませんか?また、毛穴を隠すために、ファンデーションを何重にもつけてしまっていませんか?「冷やすといい」という情報から、保冷材や氷水を使ってケアをしていませんか?

これらは、毛穴を一時的に隠すことは可能ですが、根本的な解決にはなりません。間違ったスキンケアを見直して、根本的に解決していきましょう。

毛穴ケアで絶対にやってはいけないこと

毛穴ケアで絶対にやってはいけないことがあります。しっかり確認しておきましょう。

 

・ 洗顔しすぎない
毛穴が黒ずんでいると、どうしても汚れを落とそうとしてゴシゴシ洗ってしまいがちです。しかし、これはお肌に刺激を与えてさらに毛穴を広げてしまいます。洗顔するときは、たくさんの泡で優しく包み込むように洗ってください。

 

・ 貼って剥がすタイプの毛穴除去パックは使わない
毛穴の角栓を取るために、水で濡らして肌に貼り、乾いてから剥がすというパックが売られています。しかしこれは、無理やり角栓を引きはがすことでお肌に負担をかけてしまいます。

お肌が乾燥したり硬くなったりしますので、使わないようにしてください。「どうしても小鼻の黒ずみ気になってしまって使いたい!」という場合も、頻繁に使わないでください。使用後の保湿も念入りにしましょう。

 

・ スクラブ洗顔を頻繁に使わない
粒が入っているスクラブ洗顔剤は、粒が毛穴に入って汚れを取ってくれます。しかし、目視できるほどの大きさの粒が毛穴に入り込むことは、実際には難しいです。

まったく効果が無いわけではありませんが、頻繁に使うとほかの正常なお肌を粒によって傷つけてしまいます。気になるときだけ使うようにしましょう。

 

・ 器具で掻き出す
毛穴の汚れを掻き出す道具が売られていますが、これもおすすめはできません。道具の素材によっては、お肌が傷ついてしまうこともあります。

お肌が傷つくと、そこから細菌に感染して炎症してしまい、消えない傷跡ができたりお肌に凹凸ができたりする危険があります。傷による色素沈着が起こる可能性もありますので注意が必要です。

毛穴ケアでできること

毛穴ケアでできること

では、セルフでできる毛穴ケアにはどんなものがあるのでしょう。いくつか紹介していきます。

 

・ しっかりとしたクレンジング
お化粧がお肌に残っていると、毛穴に溜まってしまい、黒ずみの原因になります。お化粧は、専用のクレンジングでしっかり落としましょう。

この際、クレンジングの量も大切です。少なすぎるとお肌に摩擦が大きくなってしまい、多すぎるとクレンジングそのものがお肌に残ってしまいます。適度な量で、くるくると優しくマッサージするようにお化粧になじませてしっかり落としましょう。

 

・ 優しく洗顔
クレンジングの後は、普通の洗顔も必ず行ってください。最近ではダブル洗顔不要のクレンジングと洗顔が一緒にできる商品も多くありますが、やはりそれぞれ専用のものを使ったほうが効果的です。

泡立てネットなどで充分に泡立てるか、最初から泡で出てくるタイプの洗顔料で、お肌を包み込むように洗いましょう。きめ細かい泡であれば水切れも良く、お肌に残ってしまう危険も低いためです。

 

・ ふき取りタイプの化粧水
クレンジングと洗顔後にまだ汚れが気になるという場合は、ふき取るタイプの化粧水を使ってみても良いでしょう。

コットンに化粧水を含ませ、優しくお肌をなでるだけの簡単なケアです。洗顔で落としきれなかった角質を落としてすっきりできます。ただし、このときも力を入れすぎるのは厳禁です。

ふき取るタイプの化粧水は、この次に使う保湿化粧水との馴染みをよくするための潤滑油の役割も果たしてくれます。

 

・ 徹底的な保湿
お肌の汚れを落とし終わったら、自分のお肌にあった化粧水や乳液、クリームでしっかり保湿をしましょう。毛穴を引き締めてくれる成分が入っている化粧水は多く売られていますので、自分のお肌に合ったものを選ぶことが大切です。

自分で分からない場合は、化粧品コーナーの係員の方にも相談してみましょう。自分が乾燥肌なのか、敏感肌なのかを診断してくれるお店もありますから、上手に活用してみてください。

 

・ 質の良い睡眠
質の良い睡眠は、お肌の状態も向上させます。忙しくてゆっくり眠れる時間が取れないという人は、短くてもぐっすり眠れる状況を作りましょう。

具体的には、寝る前はリラックスできるような状態を作る、寝具の状態を整えるなどです。スマートフォンを見るのは、最低でも睡眠1時間前までにして、それ以降は何も考えずに読める雑誌などにしておきましょう。

お気に入りのアロマの香りを部屋に充満させることも効果があります。また、寝具は定期的に干して気持ちの良い状態をキープしてください。布団乾燥機を使ってもいいでしょう。ただし、寝具は熱すぎても冷たすぎても睡眠の質を下げるので、使うタイミングが大切です。

 

・ バランスの良い食事
お肌の状態を整えるのに必要なのは、主にビタミンAやビタミンB6です。これらを多く含む食材を、積極的に取り込むようにしましょう。

ビタミンAは主に緑黄色野菜に多く含まれています。また、ビタミンB6は赤身肉、鶏肉、マグロ、カツオ、バナナなどに多く含まれています。

 

・ 適度な運動
運動不足は、お肌のターンオーバーを阻害します。運動をする時間が無いという方も、階段の上り下りや、軽いストレッチ、一駅分歩くだけでも効果があります。朝、時間があるならラジオ体操をしてみるのもいいかもしれません。できるものから取り入れていきましょう。

毛穴対策なら藤井クリニック

藤井クリニックでは、毛穴に対するお悩みを解決する施術をご用意しております。

 

施術①ダーマペン
髪の毛よりもさらに細い極細の針で、お肌に穴を開け、自然治癒力を引き出してお肌のターンオーバーを正常に戻す施術です。針を刺すというと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配は不要です。髪の毛よりも細い針で開ける穴は目立つことはありませんし、施術中は麻酔を使用するので痛みもありません。

 

施術②エレクトロポレーション

電流を肌に流すことで一時的に細胞膜に隙間を作り、有効成分を肌の奥まで届けることができる施術です。これにより、毛穴を引き締めることができるだけでなく、お肌のトーンアップにも効果が期待できます。ダウンタイムが短くて済むことも大きな魅力です。

 

施術③レーザートーニング治療
細心のレーザー治療です。この施術はシミや肝斑に使われているものですが、開いた毛穴にも効果を発揮し、きめ細やかなお肌に生まれ変われます。

気になる施術や、ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。

  ダーマペン  

エレクトロポレーションの
ページはこちら

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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