超音波ウルセラリフトとは?

切らないのにフェイスリフト手術並みの効果が得られます

たるみは、皮膚と皮膚をささえる土台ともいえる「SMAS(Superficial Musclo-Aponeurotic System:表在性筋膜)」のゆるみが主な原因です。
SMAS層は、これまでフェイスリフトなどの切る施術でしか治療できませんでした。しかし、ウルセラシステムは、皮膚真皮層からSMAS層までピンポイントに作用させることができるため、皮膚だけでなく、筋膜のたるみにも効果を発揮します。そのため、従来のマシン系施術で効果を実感できなかった方にも、満足度が大変高い施術です。

従来のマシン系リフトアップ

表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS・筋肉

表皮~真皮へ拡散しながら作用、皮膚の浅い層のみリフトアップ。
従来のタルミ治療機器は、浅い層(真皮層)までしか届かず、”皮膚を引き上げる”効果が中心。

ウルセラシステム

手術でしか届かなかった深い層にも作用!

真皮深層~SMASまでピンポイントに作用、皮膚の土台からリフトアップ。
皮膚真皮層とSMAS層の2つの層を同時に引き上げ、今までにない“強力な”リフトアップが可能に。

深い層から引き締めるため、
効果が長続きします

施術直後は、たんぱく質の引き締めによりリフトアップ効果がすぐ得られます。熱の作用によりSMAS層のたんぱく質がギュッと伸縮し、リフトアップ効果が得られます。その後、3か月くらいが効果のピークとなります。熱作用によるたんぱく質を治癒するために人の持つ損傷治癒作用が働きコラーゲン生成が促進されます。
ウルセラ治療直後はたんぱく質への熱作用によるリフトアップが起こり、その後コラーゲンの生成によりリフトアップ。半年から1年の間効果が持続します。

超音波で「リフトアップ」できるメカニズム

1. 重力に負けない新しいコラーゲンを増やして「リフトアップ」

従来の超音波はエネルギーが拡散するのに対し、ウルセラ(HIFU)はピンポイントで照射する

コラーゲンは、皮膚の弾力や形を保ち、キメを整える天然のタンパク質で、皮膚を内側から支える重要な働きがあります。しかし、加齢と共にコラーゲンは減少し、皮膚を支える動きが少しずつ弱くなってしまいます。その結果、皮膚の弾力が失われ、重力のかかる方向に下がってしまいます。これが「たるみ」の原因です。
超音波ウルセラリフトは、傷ができたらそれを治そうとするしくみ、古い細胞が新しい細胞へと入れ替わっていく、体の自然な働き(新陳代謝)を利用した、本格的なリフトアップ治療です。

超音波ウルセラリフトでは、手術でしかアプローチできなかったSMAS(筋膜)と呼ばれる深い層に、ピンポイントで点状の熱を与えます。(顔全体で約7000個~)
SMAS(筋膜)とは、皮膚よりも深い脂肪層と筋層の間にある薄い膜で、コラーゲンからできています。
老化などによるSMAS(筋膜)の衰えは、たるみの原因になります。

まずはじめに、点状に加熱されたコラーゲンが縮むことで、即時的なリフトアップ効果を感じます。次に約2~6ヶ月にわたり、熱で縮んだコラーゲンを治そうとする働きが起こり、新しいコラーゲンが生み出されます。細胞内に栄養が集まり、コラーゲンがどんどん増えていくことで、皮膚に弾力が生まれ、たるみが改善します。その結果、「リフトアップ」感が得られるのです。
超音波ウルセラリフトは、コラーゲンを新しく作り出し、皮膚を内側から支える働きを取り戻させる治療法です。

2. 超音波で「リフトアップ」に必要な深さにピンポイント照射

超音波ウルセラリフトは、超音波で目的の場所だけをピンポイントに加熱することができるHIFU(ハイフ(High Intensity Focused Ultrasound):高密度焦点式超音波治療法)という治療法で行います。

超音波をピンポイントで照射できる超音波ウルセラリフトには、次のメリットがあります。

  • リフトアップの外科手術でしかアプローチできなかった、深い層にあるSMAS(筋膜)を加熱することができます
    たるみの原因となっているSMAS(筋膜)は、通常レーザーやラジオ波(高周波)では届かないそうにあります。超音波は深い層まで届くためSMAS(筋膜)を加熱することができ、高いリフトアップ効果が得られます。
  • 点状に加熱するので、コラーゲンの修復が早い
    超音波ウルセラリフトでは、SMAS(筋膜)を点状に加熱します。小さな傷はそれぞれが独立していて、傷の周りには正常な組織が残ります。正常な組織が残っているため、傷を治そうとするスピードが早く、コラーゲンの修復が促進されます。
  • 皮膚表面にダメージを与えないので、日常生活に支障がでない
    皮膚表面にはダメージを与えることなく、SMAS(筋膜)がある深い層だけをピンポイントに加熱します。一時的に赤みや腫れが出ることはあります※が、皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクすることもできます。
  • 4.5mmの深さでは、たるみの原因となっているSMAS(筋膜)を加熱することができます。
  • 他にも3.0mmと1.5mmの浅い層を加熱することができ、小じわ改善やハリ感のUPが期待できます。

3. コラーゲン生成にも最も適した温度を実現して、
高い「リフトアップ」効果

コラーゲンを効果的に増やすためには、与える熱の温度も大切です。低めの温度(40℃前後)では、コラーゲンを増やすための刺激になりますが、直接コラーゲンを増やすことはできません。
逆に高すぎる温度(80℃以上)では、ダメージが強すぎて傷を治す時間がかかったり、痛みが強かったり、皮膚への負担が大きくなります。
超音波ウルセラリフトなら、安全にコラーゲン生成に最も適した温度(60~70℃)まで到達することができます。浅い層はもちろん、他の治療では届かない4.5mmの深い層まで皮膚全体に熱を与え、確実に新しいコラーゲンを創りだして「リフトアップ」できる治療が、超音波ウルセラリフトなのです。

熱の伝わり方

超音波ウルセラリフト 光・ラジオ波(高周波)など
温度 60~70℃ 55℃以下
新しいコラーゲンを生成するのに最も適した温度 新しいコラーゲンを生成するのに適した温度
深さ 1.5mm / 3.0mm / 4.5mm 3.0mmまで
熱の伝わり方 狙った深さにだけ点状に加熱 一定の範囲を立体的に加熱
熱の伝わり方のグラフ

しわにも効果的な
超音波ウルセラリフト

超音波ウルセラリフトは、「しわ」への効果も期待できます。
コラーゲンが減ると、皮膚の弾力が失われ、「たるみ」だけでなく「しわ」としてもあらわれてきます。
「しわ」の主な原因のひとつは、紫外線によりコラーゲンがダメージを受けて減少し、弾力を失ってしまうことです。また、加齢によっても弾力は失われていきます。
超音波ウルセラリフトは、コラーゲンを新しく作り出す治療です。コラーゲンが増えることで、弾力を取り戻すので、「しわ」にも効果的だといわれています。

表在性筋膜(SMAS層)と
皮膚に作用する熱エネルギー

  1. 真皮層・SMAS層

    【1】4.5mmと3.0mmの2種類のトランスデューサ―を使い分け、表在性筋膜(SMAS層)と真皮層へ確実に熱エネルギーを照射します。

  2. DS 4-4.5 真皮層・SMAS層

    【2】4.5mm(4MHz)のトランスデューサ―で、表在性筋膜(SMAS層)は、フェイスリフト手術で引き上げる組織です。このゆるんだ筋膜を引き締めることで、最大限のリフトアップ効果を生み出します。

  3. DS 7-3.0 真皮層・SMAS層

    【3】3.0mm(7MHz)のトランスデューサ―で真皮下層に照射していきます。サーマクールよりも、さらに深い層へ照射します。時間の経過とともに徐々にコラーゲンが増加するため、ハリや弾力が失われた皮膚のたるみを強力に引き上げます。

  4. 真皮層・SMAS層

    【4】表在性筋膜(SMAS層)と真皮下層の2つの層に熱を加えることで、直後からリフトアップ効果を実感いただきます。効果は約2~3ヶ月後に最大化し、約半年~1年持続します。長期的なリフトアップが可能です。

「リフトアップ」効果のある医療機器として
唯一認定されている美容機器です

「超音波によるリフトアップ治療」を
可能にした医療機器、ウルセラ

開発段階より、ハーバードメディカルスクール、マサチューセッツ総合病院などをはじめ、アメリカにある数々の医療研究機関で臨床実験を重ねて誕生したのが、ウルセラです。

FDA※で初めて「リフトアップ」の効果がある医療機器として認められました。「リフト」という言葉でFDAの承認を受けている美容医療機器は、ウルセラだけです。

また、ウルセラは、美容医療分野で「術中の皮膚及び皮下組織の視覚化機能」において、FDAの承認を取得した唯一の医療機器であり、安全かつ効果的に治療を行う事が出来ます。

※FDA:Food and Drug Administration。米国食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたるアメリカの行政機関。