公開日: 2024年11月13日
更新日: 2024年11月27日
ダーマペンの痛みはどれくらい?痛みを抑える方法も紹介
目次
ダーマペンの治療を検討するにあたって、「肌は綺麗にしたいけど痛いのはいや……」「顔に針を指すのは抵抗がある」とお考えの方も多いのではないでしょうか。治療に際してどの程度の痛みを伴うのかは、気になるところですよね。
本記事では、ダーマペンの治療で生じる痛みの程度に焦点をあててお伝えしたうえで、その痛みを和らげる方法も紹介します。
ダーマペンに興味をお持ちで、あと一歩が踏み出せない方はぜひご覧ください。
ダーマペンとは?
ダーマペンとは、美容医療の分野で用いられる、先端に極細の針が複数ついたペン型の機器のことです。
この機器を使用した施術では、高速に振動している極細の針を肌の上で滑らせて、皮膚に小さな穴を無数に開けることであえて肌を傷つけます。そうして皮膚本来の自然治癒力を引き出し、肌の組織の修復過程で生成される成分によって、さまざまな肌のお悩みの改善が期待できるというわけです。つまり、“肌を生まれ変わらせて再生させる”のが、ダーマペンの治療だといえます。
なお、肌についた傷は数分~数時間程度で塞がります。このことからも、大きな痛みを伴う施術ではないのがおわかりいただけるはずです。
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ダーマペンの痛みの種類
いくら極細の針とはいえ、ダーマペンの治療では少なからず痛みが生じます。
施術中に感じる痛みはチクチクとする程度で、なにも激痛を伴うわけではないので心配は無用です。しかし、痛みの感じ方には個人差がありますので、どうしても心配な方は表面麻酔や笑気麻酔をオプションとして選びましょう。
また、施術後にもヒリヒリとした痛みが残る可能性があり、この痛みの強さは施術内容や体質などに左右されます。施術後の痛みは数時間~数日程度で引くといわれていますが、もし長期にわたって痛みが続く場合は早急に医師へ相談してください。
ダーマペンの痛みを感じやすい箇所
ダーマペンの治療は顔や首に行いますが、頭蓋骨の形や顔の脂肪のつき方によって、より痛みを感じる部分があります。
以下で、顔のなかでも特に痛みに敏感な箇所を、4つお伝えします。
髪の生え際や額
髪の生え際や額の周辺は脂肪が少なく、皮膚と骨との距離が近いため、施術の刺激が骨に響いてダーマペンによる痛みが際立つ傾向にあります。
施術中はチクチクとした感覚がありますが、麻酔で軽減できる場合がほとんどです。とはいえ、麻酔クリームを塗るのが難しい部分なので、「少しでも痛みをなくしたい!」とご希望の方は、医師にその旨を伝えて丁寧に塗布してもらいましょう。
鼻
髪の生え際と同様に、鼻の頭や鼻筋も皮膚が薄いため、針が刺さるチクチクとした痛みを感じる方が多いといわれています。
鼻筋の皮膚の直下には骨があり、顔のなかでも特に脂肪の層が少ないので、より敏感に痛みを感じます。一方で、小鼻まわりには脂肪が多く、それほど痛みはないでしょう。
ダーマペンの治療に伴う痛みは針の長さによっても左右されるので、この扱いに長けた医師であれば、痛みを感じにくいよう調整してくれるはずです。
頬骨
骨格や表情筋のつき方にもよりますが、頬骨が目立つ方はダーマペンの治療で感じる痛みの程度が大きいといえます。皮膚と骨との距離が近い箇所が痛くなりがちなのは先述の通りですが、頬骨周辺への施術においても例外ではありません。
反対に、頬骨が目立たない方や脂肪が多い方は、それほど痛みを感じずに済みます。このように、頬骨周辺の痛みは個人差が大きいので、痛みを軽減させる対策に関しては、事前に医師とすり合わせましょう。
フェイスライン
皮膚が薄く柔らかいフェイスラインは、ダーマペンの治療でより敏感に痛みを感じる可能性があります。なかでもエラが張っている方は、皮膚とあごの骨が近いため痛みを感じやすいでしょう。
しかし、ここまでにお伝えしたほかの箇所と比べると、フェイスラインで感じる痛みはそこまで強くないといえます。総じて、ダーマペンの治療を受ける際には多少の痛みを伴いますが、軽減策を講じられるので、さほど気構える必要はありません。
ダーマペンの施術中の痛みを軽減する方法
ダーマペンの治療では、極細といえども無数の針を刺すわけですから、痛みに対する恐怖心をどうしても拭い切れない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここからはダーマペンの施術中の痛みを軽減する方法を紹介しますので、少しでも痛みを抑えたい方は参考にしてください。
麻酔を使用してもらう
ダーマペンの治療に際する痛みを和らげたい場合は、麻酔を使用してもらいましょう。
先述した通り、表面麻酔や笑気麻酔によって痛みを軽減すれば、リラックスして施術を受けられるはずです。痛みに敏感な方は、無料カウンセリングを受ける際に麻酔を使用したい旨を医師に伝えてください。
なお、麻酔クリームを使う場合、患部に塗布してから数十分間放置したあとに施術を開始します。より麻酔の効果を得るために、この放置時間を長めにできるかどうかをあわせて相談してみるのも一案です。
腕の良い医師が所属しているクリニックを選ぶ
実績の豊富な医師が勤務するクリニックを選べば、ダーマペンの治療で感じる痛みを軽減できるかもしれません。
ダーマペンを扱う医師は、症状に合わせた最適な針の長さをミリ単位で決定し、さらには穴を開ける箇所や回数なども、綿密に勘案する必要があります。これを実施するには、豊富な知識と経験が不可欠ですから、ホームページを確認のうえ施術実績の多い医師を選びましょう。腕の良い医師に任せれば、痛みをなるべく抑えながら治療を受けられるはずです。
ダーマペン4を導入しているクリニックを選ぶ
ダーマペンの治療に際しては、利用を検討しているクリニックが最新のダーマペンを使用しているかどうかを確認してみてください。
ダーマペンはバージョンアップを繰り返しており、2024年10月現在“ダーマペン4”といわれる第4世代まで進化しています。ダーマペン4では、従来型と比較すると針の本数や最大深度、施術の速さが向上しており、痛みの軽減のみならず肌への負担も抑えられます。0.1mm単位で針の長さを変えられるため、患者さまに合わせて痛みを調整しながら施術できるわけです。
また、1秒間に開けられる穴の数は旧型のダーマペン3よりも620個も多く、施術スピードが各段に上がっています。これにより施術時間、つまり痛みを感じる時間も短縮されたのです。痛みが苦手な方は、治療に使用される機器もクリニック選びの選定基準にくわえることをおすすめします。
ダーマペンの施術後の痛みを軽減する方法
ダーマペンの施術後には、ヒリヒリとした痛みが残ることがあります。
自然に痛みが引くまで待てないという方は、アフターケアを実施しましょう。
以下で、ダーマペンの治療後の痛みを軽減する方法を、2つ紹介します。
施術した箇所を冷やす
ダーマペンによる施術を終えたあと、ヒリヒリとした痛みが不快に感じる場合は、患部を冷やすのがおすすめです。個人差はありますが、痛みのある箇所を冷やすことで炎症を抑えられます。
方法は簡単で、保冷剤、または水を入れて凍らせたペットボトルなどを清潔なタオルで包んで、痛みの強い箇所に当てるだけです。その際、肌に直接当てるようなことは、凍傷の危険性があるため避けてください。
ご自宅でも容易に取り入れられるアフターケアですので、施術後の痛みに耐えられるか心配な方は、事前に用意しておきましょう。
肌に刺激を与えないようにする
当然と思われるかもしれませんが、ダーマペンの治療を受けたあとの肌はデリケートな状態なので、むやみに刺激を与えないことが重要です。
ダーマペンの治療では、わざと肌を傷つけて再生を促すため、肌が敏感な状態になっています。このような状態で肌に刺激を与えると、痛みがさらに悪化する可能性があります。治療後は、洗顔時に顔を強くこすらないようにしたり、敏感肌用の化粧水を使ったりするなど、できるだけ肌を労わるよう意識してください。
痛み以外に起こる可能性がある症状
ダーマペンの治療後には、ヒリヒリとした痛みとともに、意図せず以下の症状が表れることがあります。
【ダーマペンの治療後に発生しうる症状の例】
- 腫れ・発疹
- かゆみ
- 赤み
- 出血・内出血
- 皮むけ
上記の症状は、数日から長くても一週間程度で治まります。それ以上に長引く場合は、迅速に施術した医師へ相談してください。
ダーマペンの治療では、極細の針を刺して微細な傷をつけるので、医師がどれだけ気をつけて施術したとしても、上記のような腫れやかゆみ、赤みが生じる可能性は否めません。また、出血や内出血が起こる場合もありますが、いずれも一時的なもので、おおよそ一週間で治まるといわれています。
なお、皮むけに関してはむしろ良い反応ともいえます。古い角質が剥がれて肌が生まれ変わっている証なので、紫外線対策や保湿を徹底して、外部刺激から肌を守りましょう。
ダーマペンの治療はチクチク、ヒリヒリする程度で強い痛みはない
今回は、ダーマペンの治療で生じる痛みの程度を、その痛みを和らげる方法とともにお伝えしました。
顔に極細の針を刺してわざと傷つけ、肌の自然治癒力を促すことで再生を図るダーマペンの治療には、少なからず痛みが伴います。施術中はチクチクとした感覚があり、施術後はヒリヒリとした痛みが残る程度ですので、耐え難い痛みが生じることはありません。いずれも麻酔の使用や、適切なアフターケアを実施することで痛みを和らげられます。
藤井クリニックでは、経験豊富な医師が、美しいお肌を目指すためのさまざまな施術を行います。
お肌のトラブルを解消して軽やかな毎日を送りたい方は、ぜひお問い合わせください。