公開日: 2024年11月13日

更新日: 2025年06月08日

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は何cc程度が適量?

10秒でわかるこの記事の要約
  • ほうれい線へのヒアルロン酸注入適量は片側あたり0.5〜1ccほど
  • ヒアルロン酸は体内で生成される成分で、ほうれい線のたるみを改善し溝を浅くする
  • 過剰な注入は顔の自然なラインやバランスを崩し、笑顔を不自然にするリスクがある
  • 失敗しないためには初回から大量注入せず、実績豊富なクリニックを選ぶことが重要

 

ほうれい線は、見た目の印象を左右する要素の一つです。
加齢とともに溝が深くなっていくのを防ごうと、ヒアルロン酸注入を検討する方も増えています。ただし、注入する量を間違えると不自然な仕上がりにもなり得る施術であるため、適量が何CCであるのかを知っておくことが大切です。

ほうれい線に対して注入するヒアルロン酸の適量は、片側あたり0.5~1ccほどとされていますが、体質や肌状態によっても、注入量は異なるもの。

そこで本記事では、ほうれい線に注入するヒアルロン酸の適量を、施術に際して押さえておきたい項目とともにご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

ほうれい線にヒアルロン酸を注入する理由

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、たるみを改善し、溝を浅くする目的で行われます。

 

ヒアルロン酸は体内でも生成されている成分であり、その保水力の高さで肌にハリを与えています。しかし体内にあるヒアルロン酸は、30歳を過ぎたあたりから、年齢を重ねていくにつれて徐々に減少していくのが一般的です。それはほうれい線においても例外ではないため、注入して補うことで、若々しい印象を与えることができます。

 

またヒアルロン酸注入は、身体への負担が少ない施術とされています。
もともと体内にある物質を注入するため拒否反応が出にくいことにくわえて、施術は1時間ほどで完了し、メスを入れる必要もありません。さらには即効性にも優れており、大きな費用対効果を得られる可能性が高いのも魅力の一つです。

 

気軽に受けられ、身体的・金銭的な負担も比較的少ないヒアルロン酸注入は、ほうれい線でお悩みの方にとって心強い味方だといえます。

 

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ほうれい線に注入するヒアルロン酸の適量は何cc?

ほうれい線に対して注入するヒアルロン酸の適量は、片側あたり0.5~1ccほどとされています。ただしほうれい線が長い、あるいは深い場合には、2~3ccほどのヒアルロン酸を注入することもあります。肌質や年齢によっても変わるなど、注入するヒアルロン酸の適量には大きな個人差が生じてくるのです。

 

 

 

ヒアルロン酸をほうれい線へ過剰に注入した際に起こりうるリスク

ほうれい線を目立たなくする効果が期待できるヒアルロン酸ですが、過剰な注入には以下のようなリスクが伴います。悩みを解消するために施術を受けたにもかかわらず、後悔してしまうことがないように、すべて確認しておきましょう。

 

 

顔の自然なラインやバランスが崩れる

ほうれい線にヒアルロン酸を注入し過ぎると、フェイスラインや、顔の左右のバランスが崩れてしまうおそれがあります。

 

ヒアルロン酸は前述の通り、その優れた保水力で肌にハリを与える成分です。ただし過剰に注入すると、その部分にだけ異常なふくらみが生じ、不自然でバランスの悪い顔つきになってしまいます。
そのため、ほうれい線を目立たなくすることだけを考えるのでなく、顔全体のバランスを考慮しながら施術を進めてもらうことが大切です。

 

 

笑顔が不自然になる

笑ったときに不自然な印象を与える可能性があるのも、ほうれい線へのヒアルロン酸注入における注意点の一つです。

 

先述したように、ヒアルロン酸を過剰に注入すると、異常なふくらみが生じます。注入する位置がずれて頬にそのふくらみが生じると、笑顔をつくったときに不自然な盛り上がりができ、バランスの悪い表情になります。あるいは、ヒアルロン酸注入がうまくいったとしても、せっかく目立たなくなったほうれい線を作らないようにと、ぎこちない笑顔になってしまうこともあるでしょう。

 

また施術時にブロック麻酔を使用すると、一時的に顔を動かしにくくなる可能性がある点にも注意が必要です。

 

ヒアルロン酸注入で使用される注射針は細く、刺したときの痛みはそれほど大きくありませんが、痛みが心配な場合にはブロック麻酔を打ってもらえます。ただし、ブロック麻酔の効果は術後2~3時間ほど続くため、施術が終わった直後は顔が動かしにくくなる可能性があります。マスクの着用などである程度ごまかすこともできますが、それでもデメリットだと感じる方はいらっしゃるかもしれません。

 

とはいえ、ブロック麻酔による顔への影響はあくまでも一時的なものです。ブロック麻酔で使用される針も細くて比較的痛みが少ないうえ、穴もメイクで隠せる程度なので、施術の痛みが心配な方は、遠慮せず医師に相談することをおすすめします。

 

 

頬や唇がパンパンに膨れる

ほうれい線にヒアルロン酸を注入する際の注意点としては、頬や唇が腫れてふくらんでしまう可能性があることも挙げられます。

 

顔のパーツのなかでも、頬と唇はヒアルロン酸注入の影響を受けやすい部位といわれています。ほうれい線は両者に近い場所に位置しているため、ヒアルロン酸を注入する場所が少しでもずれると、これらがパンパンに膨らむおそれがあるのです。

 

万が一そのような事態に陥ってしまった際は、患部を冷やしながら1週間ほど様子を見てみましょう。通常の副作用であれば、この方法で自然に治まるケースがほとんどです。
それでも改善されない場合や、どうしてもすぐに対処したい事情があるときには、施術を受けたクリニックに相談して適切な処置を受けてください。

 

 

皮膚の伸びやたるみが生じる

ヒアルロン酸の過剰な注入によって、皮膚の伸びやたるみが生じる場合もあります。

 

通常、ハリが失われてへこんでいる部分にヒアルロン酸を注入しても、皮膚に悪影響が出ることはありません。しかしある程度のハリがありつつ、へこみもない部分へ過剰にヒアルロン酸を注入すると、体内に吸収されたあとに皮膚の伸びやたるみが生じます。ほうれい線が気になる年齢になると、一度伸びてしまった皮膚は元に戻りにくいため、注意しておきたいところです。

 

 

 

ほうれい線へのヒアルロン酸注入で失敗しないためのポイント

 

続いては、ほうれい線へのヒアルロン酸注入を受けるうえで、失敗しないために知っておきたい2つのポイントを解説します。
前項でご紹介したリスクを減らせるように、どちらも押さえておきましょう。

 

 

ポイント①初回から大量に注入しないようにする

初回の施術では注入してもらう量を控えるのが、ヒアルロン酸注入で失敗しないためのポイントの一つです。

通常、1ccから2ccのヒアルロン酸を注入することで、十分な効果が得られることが多いです。

 

一般的に、ヒアルロン酸注入は、複数回行うことで肌を理想の状態へと近づけていきます。なぜなら、ヒアルロン酸は時間が経過すると体内に吸収されていくうえ、一度で大量に注入すると不自然な仕上がりになるおそれがあるからです。
「できるだけ早く効果を感じたい」と焦る気持ちもあるかと思いますが、まずは少量の1ccや2ccの注入から試してみてください。

 

また当然ですが、初回だけでなく2回目以降の施術においても、注入する量には気をつけなければなりません。初めての施術で効果を実感すると、「気になる部分がまだあるからもっと注入したい」「効果が切れないうちにもう一度施術を受けたい」と考えてしまうものです。
焦って大量に注入しても逆効果になる場合がほとんどなので、初回の結果に満足しても、冷静にそのあとの治療方針を考えていくことが大切です。

 

 

ポイント②ヒアルロン酸注入の実績が多いクリニックを選ぶ

施術を受けるクリニックは、ヒアルロン酸注入の実績が豊富なところを選びましょう。

 

ヒアルロン酸注入は、多くのクリニックが取り扱っているポピュラーな施術です。ただし、注入する位置や量を正確に見極めるのには高い技術が必要であり、どのクリニックで施術を受けても同じ仕上がりになるわけではありません。

 

より満足できる施術を受けたい場合は、クリニックを選ぶ際に、公式ホームページやSNSでヒアルロン酸注入の実績を確認しておくのがおすすめです。実績が豊富なクリニックであれば、肌質や症状を考慮し、理想的な仕上がりにしてもらえる可能性が高くなります。

 

また、症例の写真が掲載されていれば、あわせて確認しておきたいところです。ヒアルロン酸注入の仕上がりは、担当する医師の技術だけでなく、美的感覚にも左右されます。ご自身の理想に近い症例の写真があれば、満足のいく施術がきっと受けられるはずです。

 

 

 

ほうれい線に注入したヒアルロン酸が持続する期間は?

ほうれい線にヒアルロン酸を注入すると、その効果は半年~1年ほど持続するといわれています。
効果が切れるとすぐにほうれい線が目立ってくるわけではなく、さらに1年ほどかけて、徐々に術前の状態へと戻っていくのが一般的です。

 

そのため効果がなくなったと感じても、実際には前回注入した部分にヒアルロン酸が残っている可能性があります。2回目以降の施術では、まだ残っているヒアルロン酸が土台の役目を果たし、効果の持続する期間が長くなるということも考えられます。

 

2ccや3ccのヒアルロン酸を数回に分けて注入するのがおすすめですが、ヒアルロン酸の効果が持続する期間は、適量と同じように個人差が大きいものです。ご自身のほうれい線の状態を踏まえつつ、適量のヒアルロン酸を定期的に注入するのがよいでしょう。

 

 

 

ほうれい線へのヒアルロン酸は、片側あたり0.5~1ccほど注入するのが一般的

今回は、ほうれい線に注入するヒアルロン酸の適量を、施術に際して知っておきたい項目とともに紹介しました。

 

ほうれい線に注入するヒアルロン酸は、片側あたり0.5~1cc、両側で1cc~2ccほどが適量といわれています。ただしこの量はあくまでも目安であり、ほうれい線の長さや深さによって個人差が生じます。
ヒアルロン酸を注入する量はご自身で判断することができないため、医師と相談しながら、治療の方針を決めていきましょう。

 

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美容皮膚科で受けられるほうれい線の改善が見込める施術の症例


しわ症例before しわ症例after
しわ症例横からbefore しわ症例横からafter

施術名 ヒアルロン酸注入 顔(4本)
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。
施術のリスク
(副作用)
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
・内出血する場合がある
・腫れや膨らみが出る場合がある
・痛みや違和感がある場合がある
・アレルギー反応が出る場合がある
施術の価格 (1本:1cc)61,600円~104,500円(税込)

 

 

 

ヒアルロン酸注入に関するよくある質問

Q腫れ、跡などのダウンタイムはどのくらいですか?

A.腫れはほとんど無いと思って頂いてよろしいかと思います。注入した際の針の跡の赤みが2,3日ありますが当日よりメイクでごまかせますのでご安心ください。

Q注入の時は痛みはありますか?

A.痛みの感じ方は個人差がありますが、チクッとした程度の軽い痛みを感じる場合があります。痛みを最小限に抑えるために、麻酔や施術に使用する注射針は細いものを使用しています。痛みに対して不安を感じる場合は事前にご相談ください。

Q入浴はできますか?

A.入浴は当日から可能ですが、腫れや内出血ができた場合は当日のみ入浴を避けシャワー浴にして下さい。

Q効果はどのくらい持続しますか?

A.部位にもよりますが、半年~1年ほどの効果を実感されている方が多いようです。

Q施術が受けられないケースはありますか?

A.以下のような方は施術をお断りすることがございます。

  • ・麻酔アレルギーがある方
  • ・妊娠、または妊娠している可能性のある方
  • 授乳されている方
  • ケロイド体質の方
  • 肥厚性瘢痕になりやすい方
  • 肝障害、腎障害、心臓疾患の方

 

 

 

 

藤井クリニックは、ヒアルロン酸治療を多くこなしてきた美容皮膚科・内科です。
17年にわたり培ってきた技術で、皆様の美しさをより一層引き出すお手伝いをさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。



①治療方法

ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。

②副作用リスク

  • 皮下出血
  • 内出血
  • 腫れ
  • 感染
  • 疼痛の持続
  • かゆみ
  • 硬結(しこり)

③連絡先

藤井クリニック
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600

④費用

本治療は保険適用のない自由診療となります。
61,600円(税込)
※診断により変動する可能性があります。 (大阪梅田・神戸でヒアルロン酸注入なら藤井クリニック)

この記事を書いた人

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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