公開日: 2023年07月28日

更新日: 2025年06月08日

日焼け止めはどうやって選ぶ?正しい日焼け止めの選び方を解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • 日焼け止めの選び方で、SPFはUV-B、PAはUV-Aの防御効果を示す
  • 紫外線は肌にシミやシワ、たるみなどの老化を引き起こす
  • UV-Aはシワたるみ、UV-Bはシミそばかすの原因となる
  • 日焼け止めは季節問わず使用し、肌に合うSPFとPAの高いものを選ぶ
  • 日焼けしてしまったら美容クリニックでの早期治療が肌悩みの解決につながる

 

気軽にできる紫外線対策の一つとして一般的なのが日焼け止め。しかし、日焼け止めは種類が多くどれが良いのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。そこで今回は、正しい日焼け止めの選び方をご紹介します。

 

 

紫外線が肌に与える影響とは? 

 

日差しが強くなる夏は紫外線が強いというイメージから、夏しか紫外線対策をしていないという方もいるでしょう。しかし、紫外線は季節を問わず降り注いでおり、肌に悪影響を与えます。

紫外線は波長によってUV-A・UV-B・UV-Cに分けられます。このうち、地表に降り注いで肌に影響を及ぼすのがUV-AとUV-Bです。ここからは、それぞれの特徴や与える影響を詳しくご紹介します。

 

UV-A

UV-Aは、紫外線を浴びるとすぐに肌が黒くなる波長のことです。UV-Aを浴び、メラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することでメラニンが生成されて色素沈着が起こります。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達するため、肌がすぐに黒くなってしまうのです。

UV-Aが真皮に到達すると、真皮にある弾性繊維を破壊して肌のハリが無くなります。これにより、シワやたるみなどの肌の老化につながるのです。

 

UV-B

UV-Bは、肌に炎症を起こす紫外線です。紫外線を多く浴びた日に、肌がやけどのようにヒリヒリとするのはUV-Bが原因です。

UV-Bは主に肌表面で吸収され、肌色を黒くする作用があります。UV-Aに比べるとすぐに肌が黒くなることはありませんが、エネルギーの強さから肌が赤く炎症を起こしやすいのです。肌が赤くなって炎症を引き起こすと、シミやそばかすができます。

つまり、UV-Bには肌の炎症を引き起こす作用があり、UV-Bを浴びることでシミやそばかすができやすくなるのです。

 

 

日焼け止めのSPFとPAの違い 

 

日焼け止めを選んでいる際、「SPF」と「PA」という表記を見たことがあるでしょう。同じ日焼け止めでも、「SPF」と「PA」にはどのような違いがあるのでしょうか。

ここからは、日焼け止めのSPFとPAそれぞれの概要をご紹介しながら、両者の違いを確認しましょう。

 

SPFとは

SPFとは、「Sun Protection Factor」の頭文字を取った言葉で、UV−Bに高い効果が期待できる日焼け止めのことです。つまり、日焼けによってシミやそばかすができやすい場合は、SPFの日焼け止めを選びましょう。

なお、SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示されており、数値が大きいほどその防止力が高まります。肌に合う合わないはありますが、可能な限り高い数値のものを選んだ方が高い効果が期待できます。

 

PAとは

PAとは、「Protection Grade of UVA」の頭文字を取った言葉で、UV-Aに高い効果が期待できる日焼け止めのことです。つまり、日焼けによるシワや肌のたるみが気になる場合はPAの日焼け止めを選びましょう。

PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示されており、「+」の数が多ければ多いほど高い効果が期待できます。肌の様子を見る必要がありますが、なるべく「+」の数が多いPAの日焼け止めを選びましょう。

 

 

日焼けしてしまったら美容クリニックへ 

 

どんなに日焼け止めを塗ったり日傘をさすなどの対策をしていても、日焼けしてしまうことはあります。万が一日焼けしてしまった場合は、美容クリニックを受診しましょう。なぜなら、美容クリニックでは日焼け止めによって受けた肌のダメージに合った施術が受けられるからです。

 

大阪府梅田で美容クリニックをお探しの方は、ぜひ藤井クリニックご相談ください。丁寧なヒアリングと豊富な実績で、最適な施術方法を提案致します。日焼けしてしまったら、早めに藤井クリニックを受診して肌のお悩みを解決しましょう。

 

 

まとめ 

 

紫外線はシワやたるみ、シミ、そばかすなど肌に悪影響を及ぼします。肌の悩みに合った日焼け止めを選び、季節を問わずしっかりと紫外線対策をしましょう。

また、万が一日焼け止めした場合は美容クリニックで治療することで、肌のお悩みを解決します。大阪府梅田に通える方は、ぜひ藤井クリニックにお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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