公開日: 2022年08月08日
更新日: 2024年05月23日
サーマクールとハイフ、どちらにすべきか迷ったら!?比較まとめ
目次
サーマクールとハイフは、どちらもたるみを改善するために施術を受けられる方が多い人気の治療です。たるみ以外にも効果がありますが特徴が似通っており、どちらの治療が自分に向いているのか判断するのが難しいですよね。
サーマクールとハイフは共通して、日々のスキンケアでは満足いく効果が得られず、美容外科治療でたるみを治したいと考えている方や手術は怖いと感じる方、ダウンタイムなくメスを入れずに治療したいと考える方へおすすめの治療です。
この記事では、両者の特徴や治療方法を詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
サーマクールとは?
サーマクールとは、ラジオ波(RF波)エネルギーを肌の内部に照射し、リフトアップ効果を得ることが目的のたるみ治療です。
ラジオ波を照射することによって肌の内部に軽い火傷を起こすと、もともと備わっている皮膚を再生する力が働き、コラーゲンの生成を促進します。しわやたるみ、ほうれい線など、加齢によっておこる肌の変化に効果的な治療で、日々の老化を遅らせることが可能です。
サーマクールには、以下のような効果があります。
・しわやたるみ、毛穴の開きの改善する引き締め効果
・コラーゲン再構築によってハリがでて毛穴やニキビ跡、小じわを改善する効果
・皮脂腺を縮小しニキビや脂性肌の改善する効果
また、サーマクールは顔への施術だけでなく、お腹や背中、太ももなど、たるみが気になるあらゆる部分に施術が可能です。
サーマクールは、施術直後はコラーゲンが収縮することによる即時的な効果があります。コラーゲンが再構築していくことにより得られる効果は、施術後2か月から3か月ほど経った頃に最大になり、個人差がありますが半年から1年間持続します。
ハイフとは?
HIFU(ハイフ)とは、高密度の超音波エネルギーをターゲットの層へピンポイントに照射するリフトアップ療法です。正式名称は高密度焦点式超音波といい、「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとってHIFU(ハイフ)といいます。
ハイフは、超音波を皮膚の深い層まで照射して、超音波の熱によって肌を内部から引き締め、引き上げます。メスを使わないので肌を直接傷つけず、切らないフェイスリフトとして人気のたるみ治療です。照射範囲を絞りやすく、目元や口周りの施術もできるのが特徴です。超音波の熱によってコラーゲンの生成が促進されるので、ハリのあるキメの整った肌へ導く効果もあります。
ハイフの治療で期待できる効果は、以下のとおりです。
・肌のたるみ解消や弾力アップなどのリフトアップ効果 ・肌のシワやくすみの改善、毛穴の引き締め効果 ・血行促進や新陳代謝を促し肌質改善への効果 ・お肌を引き締めるタイトニング効果
効果は施術後すぐに実感できる場合もあり、コラーゲンが再構築される施術後の2か月から3か月はさらに効果を実感できます。個人差がありますが、効果の持続期間は半年から1年間です。
サーマクールの目的、治療方法
サーマクールとハイフの大きな違いは、エネルギーを照射する皮膚のターゲット層にあります。目的となるターゲット層の違いによって効果にも違いがみられます。
サーマクールの目的
サーマクールの目的は、皮膚の真皮層へ高周波エネルギーを照射して、肌の内部からコラーゲンの生成を活性化させること。リフトアップ作用に加えて、引き締め効果が高いのが特徴です。
顔や首の肉、口角が下がってきた方やほうれい線が目立ってきた方、毛穴が縦に広がってきたという方へおすすめです。どこの部位というよりは、顔全体やあご、首への引き締め効果が期待できます。目の周りやまぶた専用のサーマクール施術もあるので、クリニックによっては目元も施術が可能です。顔周り以外では、ヒップなどセルライトの治療に対応しています。
サーマクールの治療方法
サーマクールの治療は、クレンジング・洗顔を行った後、マーキングをして照射ガイドをつけて照射に入ります。照射時間は、30分から40分程度です。施術後はメイクをして帰れます。
サーマクールのラジオ波は、主に皮膚の深さ2.5~3.0mm付近まで届き熱を発生させ、熱の影響は約5mm付近の深さまで及びます。皮膚の表面は冷却スプレーで保護するため、肌表面へのダメージを避けながらラジオ波を肌の奥へ届けることができます。
熱によって真皮膚内のコラーゲンの5~10%が収縮し、施術後すぐから引き締め効果が実感できます。効果の持続期間には個人差があり、継続して施術を続ける場合は医師に頻度を相談しましょう。
ハイフの目的、治療方法
ハイフの目的
ハイフの治療目的は、超音波を高密度に集束させて肌の奥のSMAS筋膜をピンポイントで加熱し、コラーゲンや線維芽細胞等を新生・活性化することです。SMAS筋膜は、サーマクールのターゲットである真皮層よりも深いところにある組織です。たるみの元から引き上げるような感覚で、リフトアップに大きな効果が期待できます。
頬やフェイスラインのたるみを改善したい方や目元や目じりなどのたるみが気になる方などへおすすめです。特に、フェイスラインやアゴなど、顔の下半分にたるみの悩みがある人はハイフを選ぶとよいでしょう。
ハイフの治療方法
サーマクールと同様に、クレンジング・洗顔の後マーキングをして照射を始めていきます。照射時間は、機器によって異なりますが15分から30分程度で施術ができる機器も登場しています。施術後は通常通りのメイクが可能です。
施術の際には、機器のカートリッジ部分から施術したい部分に対して、ピンポイントで超音波を照射します。照射された超音波は皮膚の表層付近から深層(SMAS筋膜)まで幅広く熱エネルギーを届け、リフトアップやたるみの改善やお肌の引き締めの効果が期待できます。ハイフは、照射範囲をしぼりやすいので、目元や口周りの施術が可能であることも特徴です。
1回でも効果は出ますが、半年に1回程度継続的に施術を行うことで効果が維持できます。
サーマクールとハイフのリスク・副作用の比較
サーマクールとハイフは、効果や施術時間、料金などに似通っている点が多く、どちらを受けようか悩んでいる方も多いでしょう。
サーマクールとハイフのリスクや副作用について、共通点と違いを説明していきます。
サーマクールとハイフのリスク・副作用の共通点
サーマクールとハイフのリスク・副作用の共通点は以下の通りです。
・痛みや赤みがでる場合がある
・むくみや腫れがでる場合がある
・やけどのリスクがある
痛みや赤み、むくみ、腫れは、2日から3日ほどで収まることが多いです。1週間ほど経っても症状が軽減しない場合はクリニックを受診しましょう。
また、どちらの施術も肌の奥へ熱を照射する治療なので、やけどや水ぶくれのリスクがあります。
ハイフ特有のリスク
ハイフには、サーマクールにはないリスクがあります。ハイフの場合は、SMAS筋膜と呼ばれる肌の奥深くの層までエネルギーを照射するので、神経を傷つけてしまうリスクがゼロではないのです。
まれなケースではありますが、医師が出力の調整を怠ったり照射箇所を誤ったりすることによって神経を損傷し、しびれや麻痺が起こる事例が報告されています。
ハイフの施術を検討する際は、特に慎重にクリニックを選び、信頼できる医師から施術を受けるようにしましょう。
痛みの違い
基本的に、サーマクールとハイフの施術時の痛みを比べると、サーマクールの方が痛みは強いといわれています。しかし、いずれも機種や照射する箇所によって感じる痛みが異なり、一概にどちらの方が痛いとは言い切れません。
サーマクールの機種である「リフトアップサーマクールFLX」やハイフの機種である「ウルトラセルQ+」など、新しい機種の登場によって痛みはかなり軽減されています。
まとめ
サーマクールとハイフの違いを簡単に言うと、サーマクールは顔全体を引き締めたい方、ハイフはフェイスラインの特に下半分を引き上げたい方へおすすめです。
ただし、サーマクールやハイフのたるみ治療は、肌質や肉質によってどの治療が効果的かを判断する必要があります。クリニックで医師の診察やカウンセリングを受け、よく話を聞いてから施術方法を決めましょう。
藤井クリニックでは開業以来、アンチエイジングの美容医療を行ってきました。その主軸となったのがサーマクールとハイフ治療のウルセラです。多くの患者様に評価いただき、治療の効果の高さを痛感しています。
サーマクールの治療では、最新のリフトアップサーマクールFLX「リフトアップサーマクールFLX」を関西でいち早く導入しています。藤井クリニックはリフトアップサーマクールFLXの実績で西日本NO.1です。米国Thermage社よりトレーニングを受け、サーマクール専門医認定書を取得しています。
また、ハイフ治療の先駆けであり世界シェア№1であるアメリカのウルセラ本社から、日本で優秀な治療実績のドクター数名の一人として表彰されています。ウルセラリフトに加え、最新のウルトラセルQ+、ウルトラフォーマー3の3台体制で患者様をお待ちしております。
それぞれの治療の詳細については以下のページもご覧ください。
サーマクール
ハイフ
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