公開日: 2025年03月03日

更新日: 2025年03月07日

ヒアルロン酸注入を打ち続けるとどうなる?やりすぎは注意!適切な施術間隔は?

 

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみ、ボリューム不足を改善するための方法として人気のある美容施術ですが、過度に注入を繰り返すことにはリスクも伴います。
ヒアルロン酸は体内で自然に吸収されるため、効果が持続しないことから定期的な再注入が必要ですが、注入回数や間隔が適切でないと、思わぬトラブルを招くこともあるでしょう。
この記事では、ヒアルロン酸注射を打ち続けると、どのような影響が出るのか、適切な施術間隔はどのくらいなのかなどを、詳しく解説します。

ヒアルロン酸治療で人気の部位

ヒアルロン酸の注入は、シワやたるみを改善するための治療法として人気を集めており、顔のさまざまな部位に使用されています。代表的な施術部位には、額や眉間、こめかみ、目元、涙袋、ゴルゴライン、頬、ほうれい線、唇、アゴといった、顔の中でも特にシワやたるみが目立つ部位が挙げられます。

また、手の甲や胸部にも使用され、年齢と共に現れる肌の変化の自然な改善が可能です。これらの部位にヒアルロン酸を注入することにより、肌にふくらみを持たせ、シワやたるみが目立たなくなる効果が期待できるのです。

ヒアルロン酸は、もともと人体内に存在する高い保水力を持つ成分で、皮膚に潤いを与える役割を果たしています。年齢を重ねることで、体内のヒアルロン酸は減少し、肌の弾力性が失われ、シワが増加する原因となります。

外部からヒアルロン酸を注入することによって、この減少を補えるため、肌にふくらみを持たせ、シワやたるみを目立たなくすることが可能なのです。

鼻筋やアゴなどにヒアルロン酸を注入すると、整形的な効果を得られるため、プチ整形としても非常に有効です。鼻筋をスッと通すことで、立体感を増し、アゴをシャープに整えることも可能なため、顔の印象を変えられます。

また、目元のクマやたるみにもヒアルロン酸は効果的で、目の下に注入することで、若々しく明るい目元を取り戻せるでしょう。

 

ヒアルロン酸の打ちすぎはよくない?打ち続けるとどうなる?

ヒアルロン酸の打ちすぎはよくない?打ち続けるとどうなる?

ヒアルロン酸注による施術は、加齢によるシワやたるみを改善し、若々しい肌を保つために非常に効果的な方法です。ヒアルロン酸は、適切な量を守ることで、自然で美しい仕上がりを実現できる一方で、過剰に注入すると、思わぬリスクや問題が発生することがあります。

ここでは、ヒアルロン酸を打ちすぎた場合に、引き起こす可能性のあるリスクについて詳しく解説します。

ボリューム過多

まず、ヒアルロン酸の打ちすぎによるリスクとして、ボリューム過多が挙げられます。ヒアルロン酸は、注入することによって皮膚を持ち上げ、シワやたるみを改善するための方法として、比較的身近な治療法ながら、非常に効果的なものです。

ヒアルロン酸の効果によって、顔がふっくらとし、若々しい印象を与えることが可能ですが、ヒアルロン酸の量には注意が必要です。適切な量を超えて過剰に注入してしまうと、顔が不自然に膨らんでしまい、逆に不自然な印象を与える原因となることがあります。

たとえば、額や頬、目元などの部位に過度に注入すると、皮膚が引っ張られすぎて顔がパンパンに膨らんだように見えてしまうことがあります。このような状態になると、顔が不自然に見えるだけでなく、もともとの顔立ちの魅力を損ねることにもなりかねません。

また、過剰なヒアルロン酸注入は、肌への負担を増やす原因にもなり、長期的には肌にダメージを与えてしまう可能性も考えられます。これにより、シワやたるみの改善効果が持続しなくなるどころか、逆に肌の状態を悪化させてしまうリスクも考えられるのです。

形が崩れる

ヒアルロン酸の打ちすぎによるリスクとして、形が崩れることも考えられるでしょう。ヒアルロン酸の効果によって、シワやたるみは改善され、肌にハリや弾力が戻ることが期待できます。しかし、治療を行った部分だけが目立ち、結果として他の部分とのバランスが崩れることがあります。

たとえば、目元のシワやたるみを改善するためにヒアルロン酸を注入した場合、その部分は若々しくなりますが、ほうれい線や頬、アゴのラインがそのままだと、顔全体では不自然な印象を与えかねません。

そのため、ヒアルロン酸を使った治療は、顔全体のバランスを見て、目元や頬、ほうれい線、アゴなど、それぞれの部位が互いにうまく調和するように慎重にアプローチすることが大切なのです。また、ヒアルロン酸が思ったより長持ちする部位として、唇、ゴルゴライン(目の下のくぼみ)、涙袋、鼻根などが挙げられます。

これらの部位は、比較的長期間にわたり効果が持続するため、過度に注入すると不自然な印象を与えることがあります。

ヒアルロン酸注入は、バランスを保ちながら慎重に行うことで、自然で美しい仕上がりを得ることが可能です。長期的な目線で考えても、過剰な注入を避け、最適な量と施術間隔を守ることが、大切なポイントになるでしょう。

表情がこわばって自然な表情になりにくくなる

ヒアルロン酸の打ちすぎによるリスクとして、表情が不自然になってしまうことも考えられます。ヒアルロン酸はボトックスのように表情筋に直接的な影響を与えるわけではありませんが、過度な注入によって表情筋の可動性が制限され、笑ったり動かしたりする際に不自然に感じられることがあります。

このようなリスクを防ぐためにも、経験豊富な医師による適切な量と注入部位の判断が欠かせません。ヒアルロン酸注入において最も重要なのは、信頼できる医師を選ぶことなのです。

注入の位置や量を間違えると、不自然な仕上がりになるばかりか、場合によっては皮膚へのダメージや失明といった重大なリスクを引き起こす可能性もあります。ヒアルロン酸注入を検討する際には、症例写真や口コミをチェックして、医師の技術力や信頼性を確認するようにしましょう。安全かつ自然な仕上がりを求めるのであれば、腕のよい医師に依頼することが大切なポイントです。

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ヒアルロン酸注入の適切な施術の間隔は?

ヒアルロン酸を注入したとしても、その効果は半永久的に持続するわけではなく、一定期間で吸収されるため、ボリュームを保つためには定期的に注入する必要があります。ヒアルロン酸は体内にもともと存在する成分であり、一般的に再注入によるリスクは少ないとされていますが、過度に繰り返すことは避けたほうがよいでしょう。

施術頻度や量を適切に守らないと、肌に負担がかかり、不自然な仕上がりになるリスクが高まります。ヒアルロン酸は1年から2年ほどで吸収されますが、完全に吸収される前に再注入することは可能です。

ただし、再注入時には過剰な注入を避けるために、再注入は医師としっかりと相談することが大切です。使用する製剤や医師の技術によっては、しこりや不自然な膨らみが生じることがあるため、慎重に対応することが求められます。

ヒアルロン酸注入の藤井クリニック症例写真

ヒアルロン酸注入

施術前 施術後
施術前 施術後
施術名 ヒアルロン酸注入
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。
施術のリスク
(副作用)
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
  • ・内出血する場合がある
  • ・腫れや膨らみが出る場合がある
  • ・痛みや違和感がある場合がある
  • ・アレルギー反応が出る場合がある
施術の価格 ヒアルロン酸 61,600円〜220,000円(税込)

 

ヒアルロン酸注入

施術前 施術後
施術前 施術後
施術名 ヒアルロン酸注入
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。
施術のリスク
(副作用)
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
・内出血する場合がある
・腫れや膨らみが出る場合がある
・痛みや違和感がある場合がある
・アレルギー反応が出る場合がある
施術の価格 ヒアルロン酸 61,600円〜220,000円 / ボトックス 46,000円 (税込)

 

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まとめ

ヒアルロン酸注入は、加齢に伴うシワやたるみを改善するための非常に効果的な方法ですが、その一方で、打ちすぎによるリスクも考えられ、注意が必要です。過剰に注入すると不自然な膨らみや形崩れが生じる可能性があり、表情にも影響を与えることがあります。

そのため、信頼できる医師に適切な量と注入部位を相談しながら、治療を受けることが大切です。また、ヒアルロン酸は一度注入すれば永遠に効果が続くわけではなく、定期的な注入が必要になります。自分の肌の状態や生活スタイルに合わせて、適切な施術間隔を守ることが、美容効果を長持ちさせるために重要です。

安全で自然な仕上がりを求めるなら、経験豊富な医師の元で施術を受けるのがよいでしょう。当クリニックでは、総合内科専門医である院長が、180,000件以上の美容施術経験を活かし、内科治療と美容治療を組み合わせた自然なアンチエイジング医療を提供しています。

大きな変化を求めて手術を伴うような美容整形ではなく、自然な若返りを目指す治療に特化しているのが特長です。加齢に伴うお肌の悩みに長期間向き合い、患者様一人ひとりのライフスタイルや希望に合わせ、最適な治療を提案します。

美容整形手術に踏み切れないという方にも、無理なく美しくなるための方法を専門的な視点からアドバイスさせていただきます。ご興味がある方は、ぜひ一度、当クリニックにご相談ください。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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