公開日: 2025年03月07日

ヒアルロン酸注入は何歳からがおすすめ?皮膚科医や解説

ヒアルロン酸は肌や関節、目など、体の中のさまざまな組織に存在している成分です。保水性や弾性があるという特徴があります。ヒアルロン酸注入は、このような性質を活かして、肌のハリや弾力を改善したり、シワやたるみを改善したりする美容効果が期待できる治療方法です。

美容面や美容医療面において、さまざまな効果が期待できるヒアルロン酸ですが、何歳から使えるのか、ヒアルロン酸注入を始める適切なタイミングについて、年齢や体の部位別に詳しくご紹介します。

ヒアルロン酸注入は何歳からがおすすめ?

ヒアルロン酸は美容面の他に、医療面でも活用されています。例えば、関節の動きを良くしたり、関節部分のクッションとしても役割を果たしてくれたりします。

ヒアルロン酸は主にエイジングケアなどの目的で利用されますが、ヒアルロン酸注入は年齢に関係なく受けることが可能です。また、年齢に関係なく効果を得られる治療方法です。

そのため、エイジングケアの他に、ヒアルロン酸注入で鼻や顎、唇の形を整えるプチ整形も、本人の同意があれば年齢に関係なく受けられます。ここでは、年齢別にヒアルロン酸を注入する時の目的や治療方法について解説します。

20代の治療例

20代の場合、シワなどの治療が必要な人はあまりいません。しかし、若い年齢のうちからヒアルロン酸を注入しておくと、将来のシワやたるみなどの予防につながります。

30代の治療例

30代は20代と比較して、肌の弾力が低下してきます。肌の弾力低下により、ほうれい線が目立ちやすくなるため、ヒアルロン酸注入を検討するなら適切なタイミングといえるでしょう。

また、30代は目元のハリが落ちてきて、たるみやシワが目立ちやすくなる場合があります。例えば、目の下にある涙溝により「クマ」が目立つ場合があり、これを解消する治療法として有効なのがヒアルロン酸注入です。

40代の治療例

40代は女性ホルモンの減少や皮脂膜の機能低下などにより肌が乾燥しやすくなります。乾燥がひどくなると、シワやたるみが目立つ原因にもなります。40代は肌のターンオーバーの乱れや加齢による老化を軽減させるためのアンチエイジングが必要になるでしょう。ヒアルロン酸注入を活用したアンチエイジングやプチ整形することで、見た目の若々しさを改善できます。

50代の治療例

50代はこれまでのシワやたるみ、肌のハリが落ちてくるのに加え、顎の萎縮やブルドッグ状の頬のたるみが目立ってきます。顎の萎縮は顎にある脂肪組織が萎縮することで肌表面を凹凸状態にします。このような肌の問題解決にはヒアルロン酸注入が効果的です。

60代の治療例

60代の肌は加齢や閉経などの影響により、さまざまな肌機能の変化が現れます。皮脂量の急減や新陳代謝の低下によりハリ不足や乾燥なども進みやすくなります。さまざまな肌トラブルを抱えやすい年代ですが、ヒアルロン酸注入は60代でも効果が期待できる治療方法です。

70代の治療例

70代になると60代以上に加齢による肌の弾力低下やシワ・たるみが目立ちます。また、乾燥や血行不良、紫外線、古い角質の蓄積などが原因となり、肌のくすみを引き起こします。ヒアルロン酸注入には年齢の制限はないため、70代でも十分にヒアルロン酸注入による効果を期待できるでしょう。

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ヒアルロン酸注入の部位別

ヒアルロン酸注入の部位別

ヒアルロン酸は体のさまざまな部分にある成分の一つです。ヒアルロン酸は体内で生成される糖の一種ですが、年齢とともに生成量は減ります。そのため、意識的に補うことが大切です。ここでは、部位別のヒアルロン酸注入によって得られる効果について解説します。

顔は年齢が現れやすい部分の一つです。また、人から最も見られる部分であるため、ヒアルロン酸注入によって肌や見た目の改善を図れると印象も変わるでしょう。

額・眉間

額や眉間のシワが気になる場合は、気になる部位の真皮層にヒアルロン酸を注入することで、シワを下層から隆起させ、目立ちにくくすることが可能です。

年齢とともに額や眉間のシワが目立ったり、額の骨の後退や脂肪減少がいっそう年齢を感じさせたりします。ヒアルロン酸注入により額の丸みを取り戻すことで顔全体の印象も若々しいものに変わるでしょう。

目の周り

目の周りや目元も他人への印象に大きな影響を与えます。年齢とともに上瞼のくぼみや目じりの細かいシワが年齢を感じさせるでしょう。「年齢は目元の印象で決まる」といわれるほど、目元の印象は重要です。

目の周りや目元にヒアルロン酸を注入することで、瞼のくぼみの解消や目じりのシワを目立ちにくくできます。また、涙袋にヒアルロン酸を注入することでより女性らしい印象を与えられるでしょう。

ゴルゴライン

ゴルゴラインは肌のたるみにより出てきてしまいます。加齢によって皮下脂肪が垂れ下がることでより顕著になります。ゴルゴラインを改善する場合は、皮下脂肪が垂れ下がり、ボリュームが減った頬の骨の上にヒアルロン酸を注入することでボリュームを補うことが可能です。

頬から口元は、顔の中でも最も動きの多いパーツです。動きが多い分、シワができやすく、大きく深いものになりがちです。ヒアルロン酸を真皮層に注入することでシワの下層から隆起させてシワを目立ちにくくします。頬にあるシワは大きく目立ちやすいもののため、ヒアルロン酸注入により解消されると見た目の印象は大きく変わるでしょう。

鼻の形や高さにコンプレックスを抱えている人も多くいるでしょう。また、加齢とともに骨の退化により鼻が低くなることもあります。鼻へのヒアルロン酸注入では、鼻の高さを出すことはもちろん、鼻筋を通すことも可能です。手術に対して抵抗のある人も、ヒアルロン酸の注入であれば受けるハードルが少し下がるかもしれません。

唇周り・顎

唇周りや顎へのヒアルロン酸注入もさまざまな効果があります。唇周りであれば、年齢とともに目立ちやすく、乾燥などにより悪化しやすい口の上の縦じわにヒアルロン酸注入が効果的です。シワを下層から隆起させて細かいシワを改善できます。

また顎やフェイスラインへのヒアルロン酸注入は、顎のシワ改善やハリの復活が期待できます。ヒアルロン酸注入によりフェイスラインの凹凸を整えれば、シャープなラインを得られるでしょう。

メスを使わない豊胸術として、胸へヒアルロン酸を注入する方法があります。個人差がありますが、片方約50~100cc程度を注入することで1~1.5カップ程度のサイズアップを実現できます。見た目や感触の違和感があまりなく、注入するヒアルロン酸の粒子が他の部位のものより大きいため、通常より長い期間維持することが可能です。

手の甲も年齢が出やすい部位の一つです。紫外線によるシミや加齢によって骨っぽさが出たり血管が浮き出やすくなったりする場合があります。

これらの解消や潤いやハリを復活させたい人には、手の甲へのヒアルロン酸注入がおすすめです。ヒアルロン酸の注入により、皮膚にハリが出て若々しくなり、細かなシワなどが解消され浮き出た血管が気にならなくなるでしょう。

ヒアルロン酸注入の藤井クリニック症例写真

ヒアルロン酸注入

施術前 施術後
施術前 施術後
施術名 ヒアルロン酸注入 顔
施術の説明 顔の気になる箇所に注射でヒアルロン酸を注入します。
施術のリスク
(副作用)
ヒアルロン酸注入にはリスク・副作用として施術後に下記の様な症状が出る場合があります。
  • ・内出血する場合がある
  • ・腫れや膨らみが出る場合がある
  • ・痛みや違和感がある場合がある
  • ・アレルギー反応が出る場合がある
施術の価格 61,600円

 

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まとめ

ヒアルロン酸を活用した美容や治療方法は、年齢の制限がありません。若い年齢のうちからアンチエイジングとして取り入れることは、年を重ねた後の肌に結果として出るでしょう。

また、年を重ねてしまったからといって、ヒアルロン酸を使うタイミングを逃してしまったということもありません。年齢を重ねてからのヒアルロン酸注入でも十分に効果を得られます。

藤井クリニックの院長である藤井靖成氏は、消化器科や内科診療に20年以上携わってきました。その豊富な経験を活かし、受診される方々には診療の中で自由な選択肢があるべきだと考えています。美容外科、美容皮膚科においては、受診される方のライフスタイルを踏まえ、さまざまな角度からその人にあった提案と技術・サービスの提供が可能です。

「一日一日を大切に、美しく楽しく生きる」をコンセプトにした当クリニックでは、美容から体のことまでトータルにサポートできる体制を整えています。美容施術は技術に加え、カウンセリングが何よりも重要です。当クリニックでは、初めての方にも安心いただける丁寧な初診無料カウンセリングを行っています。

きれいになりたい、コンプレックスをなくしたいなど、少しでも悩みや気になることがある方はこちらからカウンセリングをご予約ください。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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