公開日: 2026年02月19日

更新日: 2026年02月18日

ヒアルロン酸注射の種類と違い|失敗しない選び方完全ガイド

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「ヒアルロン酸注射を受けたい」と思い立ったとき、実は製剤には驚くほど多くの種類が存在することをご存じでしょうか。ジュビダーム、レスチレン、クレヴィエル——クリニックのメニューを見ても、違いがよくわからず戸惑われる方も少なくありません。
  • 実は、ヒアルロン酸製剤は硬さや持続期間、適した部位によって細かく使い分けられています。たとえば、唇には柔らかいタイプを、顎や頬にはしっかりとしたハードタイプを選ぶことで、自然で美しい仕上がりが実現します。逆に、部位に適さない種類を選んでしまうと、不自然な盛り上がりや凹凸の原因にもなりかねません。
  • 本記事では、ヒアルロン酸注射の種類ごとの違いを詳しく解説し、30代後半から50代後半の女性が失敗しないための選び方をご紹介いたします。ご自身に最適な製剤を見極め、上質な仕上がりを手に入れるための一助となれば幸いです。

目次

ヒアルロン酸注射の種類とは?なぜ複数存在するのか

ヒアルロン酸注射と一口に言っても、実際には数十種類もの製剤が存在します。これは、ヒアルロン酸という成分そのものは同じでも、その架橋度(かきょうど)粒子サイズ粘度といった物性を調整することで、異なる特性を持たせているためです。

たとえば、架橋度を高めると硬くしっかりとした製剤になり、リフトアップ効果が期待できます。一方、架橋度を低くすると柔らかくなめらかな質感になり、唇や涙袋など繊細な部位に適したものとなります。

なぜ使い分けが必要なのか

顔には骨格、筋肉、脂肪、皮膚といった複雑な構造があり、部位ごとに求められる「ボリューム」や「柔らかさ」が異なります。

  • ほうれい線:ある程度の硬さと持続性が必要
  • :柔らかく自然な動きを保つ必要がある
  • :骨格を補正するためしっかりとした支持力が求められる
  • 涙袋:薄い皮膚に対応するため、非常に柔らかい質感が理想

このように、部位ごとに最適な種類を選ぶことで、自然で美しい仕上がりが実現します。経験豊富な医師は、患者様のお悩みや骨格に合わせて、複数の製剤を組み合わせて使用することもあります。

30代後半~50代後半女性が知っておくべき基礎知識

この年代の女性は、中顔面のボリュームロスやたるみ、ほうれい線の深まりといったエイジングサインが顕著になる時期です。単に「シワを埋める」のではなく、失われたボリュームを適切に補い、立体的な若々しさを取り戻すことが重要になります。

そのため、硬さや持続期間の異なる複数の製剤を理解し、ご自身の悩みに合った選択をすることが、満足度の高い結果につながります。

代表的なヒアルロン酸製剤の種類一覧

現在、日本国内で使用されている主要なヒアルロン酸製剤をご紹介いたします。それぞれに特徴があり、適した用途が異なります。

ジュビダームシリーズ(アラガン社)

世界的に高いシェアを持つ製剤で、FDA承認を受けています。

  • ジュビダーム ボリューマ XC:頬のリフトアップに最適な硬めの製剤
  • ジュビダーム ボルベラ XC:唇専用に開発された柔らかい製剤
  • ジュビダーム ボリフト XC:ほうれい線やマリオネットラインに適した中程度の硬さ
  • ジュビダーム ボラックス XC:顎や鼻筋など骨格補正に適した硬い製剤

レスチレンシリーズ(ガルデルマ社)

ジュビダームと並ぶ二大ブランドで、こちらもFDA承認製剤です。

  • レスチレン リフト:ほうれい線や頬のボリュームアップに
  • レスチレン デファイン:顎や鼻筋の輪郭形成に
  • レスチレン キス:唇専用の柔らかい製剤
  • レスチレン シルク:浅いシワや涙袋に適した柔らかいタイプ

クレヴィエル(Caregen社)

韓国製の高濃度ヒアルロン酸製剤で、非常に硬く形状維持力に優れています。顎形成や鼻筋の形成に特化した製剤として人気があります。

ニューラミス(Medytox社)

KFDA承認を受けた韓国製の製剤で、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。ライト、ノーマル、ディープ、ボリュームなど、硬さ別にラインナップが揃っています。

その他の主要製剤

  • テオシアル(スイス):なめらかな質感が特徴
  • ベロテロ(ドイツ):浅い層への注入に適した柔らかい製剤
  • スタイレージ(フランス):自然な仕上がりを求める方に人気

硬さ・粘度による分類と使い分け

ヒアルロン酸製剤は、硬さ(粘性)によって大きく3つに分類されます。この硬さの違いが、注入部位や仕上がりを左右する重要なポイントです。

分類 特徴 主な使用部位 代表的製剤
ソフトタイプ 柔らかく自然な質感。なめらかで動きのある部位に適している。持続期間は比較的短め(6〜9ヶ月程度)。 涙袋、唇、目の下のくぼみ、浅いシワ ジュビダーム ボルベラ、レスチレン キス、レスチレン シルク、ベロテロ
ミディアムタイプ 中程度の硬さで、シワの補正とボリュームアップの両方に対応。バランスが良く、幅広い用途に使用できる。持続期間9〜12ヶ月程度。 ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットライン、頬のボリュームアップ、額 ジュビダーム ボリフト、レスチレン リフト、ニューラミス ノーマル、テオシアル
ハードタイプ 硬く形状維持力が高い。骨格レベルの補正やリフトアップ効果が期待できる。持続期間12〜24ヶ月程度。 顎、鼻筋、頬骨、フェイスライン、こめかみ ジュビダーム ボリューマ、ジュビダーム ボラックス、レスチレン デファイン、クレヴィエル
ポイント:硬い製剤ほど持続期間が長い傾向がありますが、柔らかい部位に硬い製剤を使うと不自然な盛り上がりや違和感の原因になります。部位に応じた適切な硬さを選ぶことが、自然で美しい仕上がりの鍵となります。

部位別:最適なヒアルロン酸の種類

ここからは、お悩みの多い部位ごとに、どのような種類のヒアルロン酸が適しているかを詳しく解説いたします。

ほうれい線

推奨タイプ:ミディアム〜ハードタイプ

ほうれい線は深さや原因によって、使用する製剤を使い分けます。浅めのほうれい線にはミディアムタイプ、深く刻まれたほうれい線や、頬のたるみが原因の場合はハードタイプを深層に注入し、リフトアップ効果を狙います。

30代後半~50代後半では、単にシワを埋めるだけでなく、頬の位置を引き上げることで根本的な改善を目指すアプローチが好まれます。

涙袋

推奨タイプ:ソフトタイプ

涙袋は皮膚が非常に薄く、動きも多い部位です。硬い製剤を使うと凹凸が目立ったり、笑ったときに不自然な膨らみが出たりします。柔らかく粒子の細かい製剤を選び、少量ずつ丁寧に注入することが重要です。

推奨タイプ:ソフト〜ミディアムタイプ

唇は常に動く部位であり、柔らかさと自然な質感が求められます。唇専用に開発された製剤(ジュビダーム ボルベラ、レスチレン キスなど)は、唇の動きに追従し、自然でふっくらとした仕上がりを実現します。

顎・フェイスライン

推奨タイプ:ハードタイプ

顎やフェイスラインは骨格レベルの補正を目的とするため、硬く形状維持力の高い製剤が必要です。クレヴィエルやジュビダーム ボラックスなど、高濃度で硬い製剤を使用することで、シャープで美しい輪郭が形成されます。

目の下のくぼみ

推奨タイプ:ソフトタイプ

目の下は皮膚が薄く、血管も透けやすいデリケートな部位です。柔らかく粒子の細かい製剤を浅めの層に少量ずつ注入することで、自然にくぼみを補正できます。

額・こめかみ

推奨タイプ:ミディアムタイプ

額やこめかみは広範囲にわたるため、ある程度のボリュームと持続性が求められます。ミディアムタイプの製剤を使い、面で補正していくイメージです。

主要製剤の詳細比較表

主要なヒアルロン酸製剤を一覧で比較いたします。ご自身の悩みに合った製剤を見つける参考にしてください。

製剤名 硬さ 持続期間 適した部位 価格帯(1本あたり) 特徴
ジュビダーム ボリューマ XC ハード 12〜24ヶ月 頬、こめかみ、顎 8万〜12万円 FDA承認。高いリフトアップ効果と持続性が特徴。
ジュビダーム ボルベラ XC ソフト 9〜12ヶ月 唇専用 7万〜10万円 唇に特化した柔らかい質感。自然な動きを保つ。
ジュビダーム ボリフト XC ミディアム 9〜12ヶ月 ほうれい線、マリオネットライン 7万〜10万円 バランスの良い硬さで幅広い用途に対応。
レスチレン リフト ミディアム 9〜12ヶ月 ほうれい線、頬 7万〜10万円 FDA承認。なめらかな注入感が特徴。
レスチレン デファイン ハード 12〜18ヶ月 顎、鼻筋、フェイスライン 8万〜11万円 輪郭形成に特化。形状維持力が高い。
レスチレン キス ソフト 6〜9ヶ月 唇専用 6万〜9万円 唇の繊細な動きに対応する柔らかさ。
クレヴィエル 非常にハード 12〜24ヶ月 顎、鼻筋 8万〜12万円 KFDA承認。非常に硬く、骨格補正に最適。
ニューラミス ライト ソフト 6〜9ヶ月 浅いシワ、涙袋 4万〜6万円 コストパフォーマンスに優れる。
ニューラミス ディープ ミディアム 9〜12ヶ月 ほうれい線、頬 5万〜7万円 バランスの良い製剤。幅広い層に支持される。
テオシアル RHA2 ソフト 9〜12ヶ月 目の下、唇、浅いシワ 7万〜10万円 スイス製。なめらかで自然な質感が特徴。
注意:価格はクリニックによって異なります。また、効果の持続期間は個人差があり、生活習慣や体質によっても変動します。

持続期間による種類の違い

ヒアルロン酸注射の持続期間は、製剤の種類によって大きく異なります。一般的に、硬い製剤ほど持続期間が長い傾向にあります。

短期型(6〜9ヶ月程度)

柔らかいソフトタイプの製剤に多く見られます。涙袋や唇、浅いシワなど、繊細な部位に使用されます。持続期間は短めですが、その分初めての方でも挑戦しやすく、仕上がりに満足できない場合も時間とともに元に戻ります。

中期型(9〜12ヶ月程度)

ミディアムタイプに多く、ほうれい線や頬など、顔の中心的な悩みに対応します。バランスの良い持続期間で、定期的なメンテナンスがしやすい範囲です。

長期型(12〜24ヶ月程度)

ハードタイプの製剤で、顎や頬骨など骨格補正を目的とした部位に使用されます。メンテナンス頻度を抑えたい方に適していますが、注入後の修正が難しいため、経験豊富な医師による施術が重要です。

持続期間と硬さの関係性

硬い製剤は架橋度が高く、体内で分解されにくいため持続期間が長くなります。一方、柔らかい製剤は架橋度が低く、自然に体内に吸収されやすいため持続期間は短くなります。

メンテナンス頻度の考え方

30代後半~50代後半の女性の場合、年に1〜2回程度のメンテナンスを計画的に行うことで、常に美しい状態を保つことができます。長期型の製剤を選ぶことでメンテナンス頻度を減らせますが、ライフスタイルや美意識に合わせて選択することが大切です。

FDA承認・KFDA承認など認証の違い

ヒアルロン酸製剤を選ぶ際、国際的な認証を受けているかどうかは、安全性を判断する重要な指標となります。

FDA承認(アメリカ食品医薬品局)

世界で最も厳しいとされる医薬品認証です。ジュビダームシリーズやレスチレンシリーズはFDA承認を受けており、安全性と効果について厳格な審査をクリアしています。

KFDA承認(韓国食品医薬品安全処)

韓国製の製剤に多く、クレヴィエルやニューラミスなどがKFDA承認を受けています。韓国は美容医療の先進国であり、KFDAの基準も高い水準にあります。

CE認証(欧州)

ヨーロッパで流通する医療機器に求められる認証です。テオシアルやベロテロなどのヨーロッパ製製剤が取得しています。

高級クリニックが採用する製剤の基準

上質なクリニックでは、国際的な認証を受けた製剤のみを使用するのが一般的です。また、医師の技術力や症例数、アフターケア体制も含めて、総合的な安全性を重視しています。

非認証製剤のリスク

価格の安さを謳うクリニックの中には、認証を受けていない製剤や、出所の不明な製剤を使用しているケースもあります。安全性が担保されていないため、重篤な副作用のリスクが高まります。製剤選びの際は、必ず認証の有無を確認しましょう。

自分に合ったヒアルロン酸の選び方

数多くの種類があるヒアルロン酸製剤の中から、ご自身に最適なものを選ぶためのポイントをご紹介します。

お悩みの部位から逆算する

まずは「どの部位を改善したいか」を明確にしましょう。部位が決まれば、適した硬さの製剤がおのずと絞られてきます。複数の部位を同時に治療する場合、それぞれの部位に最適な製剤を使い分けることが理想です。

仕上がりイメージ(自然 vs ボリューム)

「周囲に気づかれないほど自然な仕上がり」を求めるか、「しっかりとしたボリュームアップ」を求めるかによって、選ぶべき製剤が変わります。

  • 自然派:ソフト〜ミディアムタイプで控えめに注入
  • ボリュームアップ派:ハードタイプでしっかりと形成

ライフスタイル(メンテナンス頻度)

お仕事やプライベートが忙しく、頻繁に通院できない方は、持続期間の長い製剤を選ぶと良いでしょう。逆に、定期的にクリニックに通える方や、少しずつ調整していきたい方は、中期型の製剤が向いています。

医師のデザイン力・提案力の重要性

どれだけ良い製剤を使用しても、注入する医師の技術や美的センスが伴わなければ、美しい仕上がりは実現しません。カウンセリングの際に、以下の点を確認しましょう。

  • 医師が複数の製剤を使い分けているか
  • 患者様の骨格や悩みに合わせた提案をしてくれるか
  • 過去の症例写真を見せてもらえるか
  • リスクやデメリットについても丁寧に説明してくれるか

種類による価格差とその理由

ヒアルロン酸注射の価格は、クリニックや製剤の種類によって大きく異なります。ここでは、価格差が生まれる理由と、価格の考え方についてお伝えします。

製剤ごとの価格帯の違い

一般的に、以下のような価格傾向があります。

  • ソフトタイプ:4万〜8万円程度
  • ミディアムタイプ:5万〜10万円程度
  • ハードタイプ:8万〜12万円程度

また、FDA承認製剤やヨーロッパ製の高品質な製剤は、認証を受けていない製剤に比べて高価格になる傾向があります。

高価格帯製剤が選ばれる理由

高価格帯の製剤には、以下のような価値があります。

  • 国際的な認証による安全性の保証
  • 不純物が少なく、アレルギーリスクが低い
  • なめらかな質感で、自然な仕上がり
  • 持続期間が長く、長期的にはコストパフォーマンスが高い
  • 医師の技術と組み合わせることで、最高品質の結果を得られる

「安さ」で選ばない層への訴求

30代後半~50代後半の自己投資に積極的な女性にとって、価格よりも「安全性」「仕上がりの美しさ」「医師の技術力」が重要な判断基準となります。

安価なクリニックでは、非認証の製剤を使用していたり、経験の浅い医師が担当したりするケースもあります。一度の失敗が顔に残るリスクを考えれば、適正な価格で信頼できるクリニックを選ぶことが、結果的に最も賢明な選択と言えるでしょう。

価格ではなく”価値”への投資という考え方

ヒアルロン酸注射は、単なる「シワ取り」ではなく、ご自身の美しさと自信を取り戻すための投資です。質の高い製剤と、熟練した医師の技術によって得られる自然で美しい仕上がりは、日々の生活の質を向上させ、長期的な満足感をもたらします。

30代後半~50代後半女性が注意すべきポイント

この年代特有の肌質や悩みに合わせた製剤選びのポイントをご紹介します。

肌質の変化に合わせた製剤選び

30代後半以降は、肌の弾力やハリが低下し、皮膚が薄くなる傾向があります。そのため、硬すぎる製剤を浅い層に注入すると、凹凸が目立ちやすくなります。肌の状態を正確に診断し、適切な深さと硬さの製剤を選ぶことが重要です。

過去の施術履歴との相性

過去に他のクリニックでヒアルロン酸注射を受けたことがある方は、使用した製剤の種類を医師に伝えましょう。異なる製剤を重ねて注入すると、予期しない反応が起こる可能性があります。

自然な仕上がりを実現する種類

「いかにも入れました」という不自然な仕上がりを避けるためには、以下のポイントが重要です。

  • 部位に合った硬さの製剤を選ぶ
  • 注入量を控えめにし、必要に応じて追加する
  • 複数の製剤を組み合わせて立体的にデザインする
  • 医師の美的センスと経験を重視する

ダウンタイムを抑えられる製剤

お仕事や家庭の都合で、ダウンタイムを最小限に抑えたい方も多いでしょう。以下のような製剤や工夫が有効です。

  • 粒子が細かく、なめらかな質感の製剤を選ぶ
  • マイクロカニューレ(先端が丸い特殊な針)を使用する
  • 経験豊富な医師による正確な注入

よくある失敗例と原因

ヒアルロン酸注射における失敗の多くは、不適切な製剤選びや、医師の技術不足が原因です。以下、代表的な失敗例をご紹介します。

部位に合わない製剤を使った場合

失敗例:唇に硬い製剤を注入し、動かすたびにゴロゴロとした違和感がある。

原因:唇は常に動く部位であり、柔らかい製剤が必須です。ハードタイプを使用すると、不自然な膨らみや異物感が生じます。

硬すぎる/柔らかすぎる製剤の選択ミス

失敗例:顎に柔らかい製剤を注入したが、すぐに吸収されてしまい効果が持続しなかった。

原因:顎のような骨格補正には、硬く形状維持力の高い製剤が必要です。柔らかい製剤では十分な支持力が得られません。

医師の経験不足による不適切な選択

失敗例:ほうれい線に大量のヒアルロン酸を注入したが、パンパンに腫れぼったくなり、顔全体のバランスが崩れた。

原因:単にシワを埋めるだけでなく、顔全体のバランスを考慮した注入が必要です。経験不足の医師は、適切な量や深さを判断できないことがあります。

医療広告ガイドライン遵守の注記:ヒアルロン酸注射にはリスクが伴います。血管塞栓、腫れ、内出血、左右差、アレルギー反応などの副作用が起こる可能性があります。施術を受ける際は、医師から十分な説明を受け、リスクを理解した上で判断してください。

クリニック選びの基準

ヒアルロン酸注射で満足のいく結果を得るためには、クリニック選びが極めて重要です。以下のポイントを参考に、信頼できるクリニックを見つけましょう。

複数の製剤を取り扱っているか

1種類の製剤しか扱っていないクリニックでは、患者様の悩みに最適な提案ができません。ジュビダーム、レスチレン、クレヴィエルなど、複数のブランドを取り扱い、部位や目的に応じて使い分けているクリニックを選びましょう。

医師が部位・悩みに応じて使い分けているか

カウンセリングの際、医師が「この部位にはこの製剤が最適です」と明確に説明してくれるかどうかが重要です。一律に同じ製剤を勧めるクリニックは、技術力に疑問があります。

カウンセリングで丁寧に説明してくれるか

以下のような点を丁寧に説明してくれるクリニックは信頼できます。

  • 使用する製剤の種類と特徴
  • 期待できる効果と持続期間
  • 起こりうるリスクや副作用
  • ダウンタイムやアフターケアについて
  • 料金の内訳(製剤費、技術料など)

症例写真や実績を確認できるか

医師の過去の症例写真を見せてもらうことで、その医師の技術レベルや美的センスを確認できます。ご自身の理想とする仕上がりに近い症例があるかどうかも判断材料になります。

アフターケア体制が整っているか

万が一、腫れや内出血が長引いたり、仕上がりに不満があったりした場合、迅速に対応してくれる体制が整っているかも重要なポイントです。

高級感のあるロジックで選ぶ

30代後半~50代後半の自己投資に積極的な女性にとって、クリニックの雰囲気やホスピタリティも重要な要素です。上質な空間、プライバシーへの配慮、丁寧な接客など、トータルでの満足度を重視しましょう。

FAQ(よくある質問)

Q1. どの種類のヒアルロン酸が一番人気ですか?
A. 部位や目的によって異なりますが、ほうれい線にはジュビダーム ボリフトやレスチレン リフト、顎にはクレヴィエルやジュビダーム ボリューマが人気です。一概に「これが一番」とは言えず、ご自身の悩みに合った製剤を選ぶことが大切です。
Q2. 硬いヒアルロン酸と柔らかいヒアルロン酸の違いは何ですか?
A. 硬いヒアルロン酸は形状維持力が高く、顎や頬骨など骨格補正に適しています。持続期間も長めです。一方、柔らかいヒアルロン酸は自然な動きを保ち、唇や涙袋など繊細な部位に適しています。部位に合わせて選ぶことで、自然で美しい仕上がりが実現します。
Q3. 部位によって種類を変えるべきですか?
A. はい、部位ごとに最適な硬さや粘度が異なるため、複数の製剤を使い分けることが理想です。たとえば、ほうれい線にはミディアムタイプ、唇にはソフトタイプ、顎にはハードタイプといった具合です。経験豊富な医師は、一人の患者様に対して複数の製剤を組み合わせて使用します。
Q4. 持続期間が長い種類にはデメリットはありますか?
A. 持続期間が長い製剤は硬めのものが多く、柔らかい部位には不向きです。また、仕上がりに満足できなかった場合、吸収されるまで時間がかかるというデメリットもあります。初めての方は、まず中期型の製剤から始め、結果に満足したら長期型に移行するという方法もあります。
Q5. 海外製と国産のヒアルロン酸の違いは?
A. 現在、日本国内で使用されているヒアルロン酸製剤のほとんどが海外製です。アメリカ製(ジュビダーム、レスチレン)、韓国製(クレヴィエル、ニューラミス)、ヨーロッパ製(テオシアル、ベロテロ)などがあります。重要なのは製造国ではなく、FDAやKFDAなどの国際的な認証を受けているかどうかです。
Q6. ジュビダームとレスチレンの違いは?
A. どちらもFDA承認を受けた世界的なブランドです。ジュビダームはやや硬めでボリュームアップに優れ、レスチレンはなめらかな質感が特徴です。好みや仕上がりイメージによって選ばれますが、どちらも高品質で安全性が高い製剤です。
Q7. 安い製剤と高い製剤の違いは何ですか?
A. 価格差の主な理由は、国際的な認証の有無、不純物の少なさ、質感のなめらかさ、持続期間の長さなどです。高価格帯の製剤は品質管理が徹底されており、安全性が高く、自然な仕上がりが期待できます。価格だけで選ぶのではなく、安全性と品質を重視することをお勧めします。
Q8. 30代後半と50代後半では選ぶ種類が違いますか?
A. 年齢そのものよりも、肌の状態やお悩みによって選ぶべき製剤が変わります。50代後半の方は中顔面のボリュームロスが顕著なため、ハードタイプでリフトアップを図ることが多いですが、30代後半の方でも同様の悩みがあれば同じアプローチを取ります。カウンセリングで医師と相談しましょう。
Q9. ナチュラルな仕上がりにするにはどの種類を選べばいいですか?
A. 部位に合った硬さの製剤を選び、適量を注入することが重要です。また、粒子が細かくなめらかな質感の製剤(ジュビダーム、レスチレン、テオシアルなど)を選ぶと、より自然な仕上がりになります。医師の美的センスと技術力も大きく影響します。
Q10. ダウンタイムが少ない種類はありますか?
A. 製剤そのものよりも、注入技術がダウンタイムに影響します。マイクロカニューレという先端が丸い針を使用することで、内出血や腫れを最小限に抑えられます。また、粒子が細かくなめらかな製剤の方が、ダウンタイムが少ない傾向があります。
Q11. 複数の製剤を同時に使うことはできますか?
A. はい、可能です。むしろ、部位ごとに最適な製剤を使い分けることで、より自然で美しい仕上がりが実現します。たとえば、ほうれい線にはミディアムタイプ、唇にはソフトタイプ、顎にはハードタイプといった具合に、1回の施術で複数の製剤を使用することは一般的です。
Q12. 製剤の種類によってアレルギーのリスクは変わりますか?
A. ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、アレルギーリスクは低いとされています。ただし、製剤に含まれる添加物や不純物によってはアレルギー反応が起こる可能性があります。FDA承認やKFDA承認を受けた高品質な製剤を選ぶことで、リスクを最小限に抑えられます。
Q13. メンテナンスの頻度は製剤によって変わりますか?
A. はい、持続期間が異なるため、メンテナンス頻度も変わります。ソフトタイプは6〜9ヶ月ごと、ミディアムタイプは9〜12ヶ月ごと、ハードタイプは12〜24ヶ月ごとが目安です。ライフスタイルに合わせて、通いやすい頻度の製剤を選ぶと良いでしょう。
Q14. 初めてのヒアルロン酸注射ではどの種類から始めるべきですか?
A. お悩みの部位によりますが、一般的にはミディアムタイプから始めるのが無難です。ほうれい線や頬など、幅広い部位に対応でき、持続期間もバランスが良いためです。初めての方は、まず少量から試し、結果を見て追加や調整をするというアプローチがお勧めです。

この記事を書いた人

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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