公開日: 2026年02月21日

更新日: 2026年02月18日

ヒアルロン酸注射のメンテナンス|頻度・タイミング・費用を徹底解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「ヒアルロン酸注射を受けたけれど、メンテナンスはいつすればいいの?」「どのくらいの頻度で通えばいいのか分からない」「長期的にどのくらい費用がかかるのか不安」――初めてヒアルロン酸注射を受けた方の多くが、こうした疑問を抱えていらっしゃいます。
  • ヒアルロン酸注射は、一度施術を受ければ永久に続くものではありません。体内で徐々に吸収されるため、美しい状態を維持するには、適切なタイミングでのメンテナンスが不可欠です。しかし、メンテナンスの頻度やタイミングは、注入部位、使用した製剤、年齢、そして個人の代謝によって大きく異なります。
  • 30代後半から50代後半の女性にとって、メンテナンスは単なる「繰り返し」ではなく、長期的な美への投資です。計画的にメンテナンスを行うことで、常に理想的な状態を維持し、トータルコストを抑え、周囲に気づかれにくい自然な美しさを保つことができます。
  • 本記事では、ヒアルロン酸注射のメンテナンスについて、部位別・年齢別の適切な頻度、ベストタイミングの見極め方、長期的なコスト管理、そして効果的なメンテナンス計画の立て方まで、実践的な情報を詳しくお届けします。継続的な美しさを維持するための一助となれば幸いです。

目次

ヒアルロン酸注射のメンテナンスとは?

まず、ヒアルロン酸注射における「メンテナンス」について、正しく理解することから始めましょう。

メンテナンスの定義

ヒアルロン酸注射のメンテナンスとは、初回の施術後、ヒアルロン酸が体内で吸収されていく過程で、理想的な状態を維持するために行う追加の注入を指します。

  • タッチアップ:完全に消える前に少量を追加する方法
  • フルリフレッシュ:完全に消えてから、再度全量を注入する方法
  • 定期メンテナンス:計画的に一定の間隔で施術を受ける方法

なぜメンテナンスが必要なのか

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する成分です。注入されたヒアルロン酸は、時間とともに体内の酵素(ヒアルロニダーゼ)によって徐々に分解され、最終的には完全に吸収されます。

吸収のメカニズム

注入されたヒアルロン酸は、以下のプロセスで吸収されます:

  • 体内の酵素(ヒアルロニダーゼ)が、ヒアルロン酸の分子を少しずつ分解
  • 分解された成分は、リンパ系や血流を通じて体外に排出
  • 製剤の種類、注入部位、個人の代謝により、吸収速度が異なる

この吸収プロセスは避けられないため、美しい状態を維持するには、定期的なメンテナンスが必要になります。

メンテナンスをしないとどうなるか

  • 徐々に元の状態に戻る:6ヶ月〜18ヶ月程度で、ほぼ施術前の状態に
  • 急激な変化:完全に消えると、急に老けて見えることがある
  • 周囲に気づかれる:「最近疲れてる?」と言われることも
  • 再注入に多くの量が必要:完全にリセットされると、初回と同じ量が必要に

30代後半~50代後半女性にとってのメンテナンスの意義

この年代の女性にとって、メンテナンスは特に重要な意味を持ちます。

  • 加齢による組織の萎縮:40代以降、中顔面の萎縮が進行。メンテナンスで進行を緩和
  • 社会的立場:仕事や家庭で重要な役割。常に良い印象を維持したい
  • 自然な美しさ:急激な変化を避け、自然な若々しさを維持
  • 長期的な投資:計画的なメンテナンスは、美への賢い投資

「継続的な美しさ」という考え方

メンテナンスは、単なる「繰り返し」ではなく、継続的な美しさを維持するための戦略です。

メンテナンスの新しい視点

「消える→注入→消える→注入」という繰り返しではなく、「常に理想的な状態を維持し続ける」という考え方が、現代のヒアルロン酸メンテナンスの主流になっています。これにより、自然で美しい状態を保ちながら、トータルコストも抑えることができます。

ヒアルロン酸の持続期間と吸収のメカニズム

メンテナンスの計画を立てるには、まずヒアルロン酸の持続期間を理解する必要があります。

製剤による持続期間の違い

ヒアルロン酸製剤は、その硬さ(架橋度)によって、いくつかのタイプに分類されます。

ソフトタイプ(低架橋)

  • 特徴:柔らかく、自然な動き
  • 主な使用部位:涙袋、唇、浅いシワ
  • 持続期間:6〜9ヶ月程度
  • 吸収速度:比較的早い

ミディアムタイプ(中架橋)

  • 特徴:適度な硬さと持続性のバランス
  • 主な使用部位:ほうれい線、マリオネットライン、頬
  • 持続期間:9〜12ヶ月程度
  • 吸収速度:中程度

ハードタイプ(高架橋)

  • 特徴:硬く、形状維持力が高い
  • 主な使用部位:顎、鼻、頬骨
  • 持続期間:12〜18ヶ月程度
  • 吸収速度:比較的遅い

吸収されるメカニズム

ヒアルロン酸が吸収される速度には、個人差があります。

代謝による違い

  • 代謝が速い人:吸収が早く、持続期間が短い傾向
  • 代謝が遅い人:吸収が遅く、持続期間が長い傾向
  • 運動習慣、食生活、ストレスなども影響

年齢による違い

  • 30代後半:まだ代謝が良く、やや吸収が早い
  • 40代前半〜中盤:代謝が安定し、標準的な持続期間
  • 40代後半〜50代後半:代謝が落ち、やや持続期間が長くなる傾向

生活習慣による違い

  • 運動習慣:激しい運動をする人は、吸収が早い傾向
  • マッサージ:頻繁な顔のマッサージは、吸収を早める可能性
  • 喫煙:血行に影響し、吸収速度が変わることも

部位による持続期間の違い

同じ製剤でも、注入する部位によって持続期間が異なります。

よく動く部位(吸収が早い)

  • 唇:常に動き、食事や会話で刺激を受ける
  • ほうれい線:表情筋の動きが活発
  • 目の周り:まばたきなどで常に動く

あまり動かない部位(吸収が遅い)

  • 顎:動きが少なく、製剤が安定
  • 鼻:動きがほとんどない
  • こめかみ:比較的動きが少ない

部位別持続期間とメンテナンス頻度の目安

注入部位 使用製剤タイプ 平均持続期間 推奨メンテナンス頻度
涙袋 ソフト 6〜9ヶ月 6〜8ヶ月ごと
ソフト〜ミディアム 6〜10ヶ月 6〜9ヶ月ごと
ほうれい線 ミディアム 9〜12ヶ月 9〜10ヶ月ごと
マリオネットライン ミディアム 9〜12ヶ月 9〜10ヶ月ごと
ミディアム〜ハード 10〜15ヶ月 10〜12ヶ月ごと
ハード 12〜18ヶ月 12ヶ月ごと
ハード 12〜18ヶ月 12〜15ヶ月ごと

※持続期間には個人差があります。これはあくまで一般的な目安です。

メンテナンスのベストタイミング

メンテナンスで最も重要なのは、「いつ行うか」というタイミングです。

「完全に消える前」がベスト

メンテナンスの最大のポイントは、完全に消える前に追加注入することです。

完全に消えてから注入する場合

  • 初回と同じ量が必要になり、費用がかさむ
  • 急激な変化があり、周囲に気づかれやすい
  • 「消える→注入」の繰り返しで、常に変動がある

残っている状態で追加注入する場合(推奨)

  • 少量の追加で済み、費用を抑えられる
  • 常に理想的な状態を維持できる
  • 変化が緩やかで、周囲に気づかれにくい
  • 組織への負担が少ない

タッチアップのメリット

初回注入で1.0cc使用した場合、完全に消える前にタッチアップすれば、0.5〜0.7cc程度で理想的な状態に戻せます。これにより、年間のトータルコストを30〜40%程度削減できる計算になります。

ベストタイミングの見極め方

時期による目安

  • 涙袋・唇:初回注入から6ヶ月後
  • ほうれい線:初回注入から9〜10ヶ月後
  • 顎・鼻:初回注入から12ヶ月後

見た目で判断するサイン

以下のような変化を感じたら、メンテナンスのタイミングです。

  • 「少し戻ってきたかな」と感じる
  • ボリューム感がやや減った気がする
  • 施術直後の写真と比べて、違いが分かる
  • 周囲から「疲れてる?」と言われた

写真で比較する方法

定期的にセルフチェックを行うことをお勧めします。

  1. 施術直後に、正面・斜め45度・横顔の写真を撮影
  2. 毎月、同じ条件で写真を撮影
  3. 施術直後の写真と比較し、変化を確認
  4. 「7〜8割程度に減った」と感じたら、メンテナンスのタイミング

避けるべきタイミング

以下のタイミングでのメンテナンスは避けた方が良いでしょう。

大切なイベント直前

  • 結婚式、同窓会、重要なプレゼンなどの1週間前は避ける
  • 腫れや内出血のリスクを考慮
  • 最低でも2週間前には施術を終える

繁忙期

  • 仕事が非常に忙しい時期は避ける
  • 施術後のケアに時間を取れるタイミングを選ぶ

体調不良時

  • 風邪、発熱、疲労が強い時は延期
  • 体調が良い時の方が、腫れや内出血のリスクが低い

生理中

  • 生理中は内出血しやすい
  • 可能であれば、生理後1週間程度が理想

メンテナンス頻度:部位別・年齢別ガイド

メンテナンス頻度は、部位だけでなく、年齢によっても変わります。

30代後半の方

特徴

  • まだ比較的代謝が良く、吸収がやや早い
  • 大きな悩みはないが、予防的に施術を受ける方が多い
  • 仕事や育児で忙しく、頻繁には通えない

推奨頻度

  • 涙袋・唇:6〜7ヶ月ごと
  • ほうれい線:8〜9ヶ月ごと
  • 顎・鼻:12ヶ月ごと
  • 年間施術回数:2〜3回程度

注意点

  • 過剰注入にならないよう、少量から始める
  • 自然な仕上がりを重視

40代前半〜中盤の方

特徴

  • 中顔面の萎縮が目立ち始める年代
  • メンテナンスが最も効果的
  • 複数部位の施術を受ける方が増える

推奨頻度

  • 涙袋・唇:7〜8ヶ月ごと
  • ほうれい線:9〜10ヶ月ごと
  • 顎・鼻:12〜15ヶ月ごと
  • 年間施術回数:2〜3回程度

ポイント

  • 複数部位を計画的にメンテナンス
  • 同時施術でコストと時間を節約

40代後半〜50代後半の方

特徴

  • 代謝が落ち、持続期間がやや長くなる
  • 皮膚の萎縮が進行し、計画的なメンテナンスが重要
  • 自然な若々しさを維持することが目標

推奨頻度

  • 涙袋・唇:8〜9ヶ月ごと
  • ほうれい線:10〜12ヶ月ごと
  • 顎・鼻:15〜18ヶ月ごと
  • 年間施術回数:1〜2回程度

注意点

  • 過剰にならず、品のある仕上がりを重視
  • 長期的な視点で、萎縮の進行を緩やかに

年代別メンテナンス頻度の比較表

年代 涙袋・唇 ほうれい線 顎・鼻 年間施術回数目安
30代後半 6〜7ヶ月ごと 8〜9ヶ月ごと 12ヶ月ごと 2〜3回
40代前半〜中盤 7〜8ヶ月ごと 9〜10ヶ月ごと 12〜15ヶ月ごと 2〜3回
40代後半〜50代後半 8〜9ヶ月ごと 10〜12ヶ月ごと 15〜18ヶ月ごと 1〜2回

※個人差があります。医師と相談の上、最適な頻度を決定してください。

メンテナンスの方法と注入量

メンテナンスには、主に2つの方法があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。

タッチアップ(少量追加)

方法

  • 完全に消える前に、少量(0.3〜0.7cc程度)を追加
  • 残っているヒアルロン酸に上乗せする形

メリット

  • 費用を抑えられる:少量で済むため、コストが安い
  • 自然な状態を維持:常に理想的なボリューム感をキープ
  • 変化が緩やか:周囲に気づかれにくい
  • 組織への負担が少ない:頻繁な大量注入を避けられる

デメリット

  • 計画的な通院が必要
  • タイミングを逃すと、全量注入が必要に

推奨される方

  • 計画的に通院できる方
  • 長期的なコストを抑えたい方
  • 自然な状態を維持したい方

フルリフレッシュ(全量再注入)

方法

  • 完全に消えてから、再度初回と同じ量を注入
  • ゼロからリセットする形

メリット

  • デザインを見直せる:完全にリセットし、新しいデザインで注入できる
  • 通院頻度が少ない:年に1回程度で済む場合も
  • 柔軟性がある:メンテナンスのタイミングに縛られない

デメリット

  • 費用がかかる:毎回全量が必要で、コストが高い
  • 急激な変化:消える時と注入後で、変化が大きい
  • 気づかれやすい:周囲に変化を気づかれる可能性

推奨される方

  • 忙しくて頻繁に通えない方
  • デザインを定期的に見直したい方

注入量の調整

メンテナンス時の注入量は、状況によって調整します。

初回注入

  • ほうれい線:片側0.5cc、両側で1.0cc程度
  • 涙袋:片側0.3cc、両側で0.6cc程度
  • 唇:0.5〜1.0cc程度

タッチアップ時(残りが30〜40%の場合)

  • ほうれい線:片側0.3cc、両側で0.6cc程度
  • 涙袋:片側0.2cc、両側で0.4cc程度
  • 唇:0.3〜0.5cc程度

年齢とともに必要量が変わる

  • 40代後半以降、組織の萎縮が進むと、必要量が増えることも
  • 逆に、長期的にメンテナンスを続けると、必要量が安定する

メンテナンス計画の立て方

効果的なメンテナンスには、計画性が不可欠です。

年間スケジュールの組み方

ステップ1:施術を受ける月を決める

例えば、以下のようなスケジュールが考えられます。

  • パターン1(年2回):4月と10月
  • パターン2(年3回):3月、7月、11月
  • パターン3(部位により異なる):涙袋は6月・12月、ほうれい線は3月・12月

ステップ2:仕事や家庭の予定と調整

  • 大切なイベントの2週間以上前に施術
  • 繁忙期を避ける
  • 連休や週末を活用

ステップ3:季節を考慮

  • 春・秋:紫外線や乾燥が少なく、施術に最適
  • 夏:紫外線対策が必要だが、休暇を利用しやすい
  • 冬:乾燥対策が必要だが、マスクで隠しやすい

複数部位のメンテナンス戦略

同時に施術するメリット

  • 通院回数が減る
  • 費用の割引が受けられることがある
  • ダウンタイムを一度で済ませられる

分けて施術するメリット

  • 一度の費用負担が少ない
  • ダウンタイムが分散される
  • 各部位のメンテナンスタイミングに合わせられる

推奨される戦略

持続期間が近い部位は同時に、大きく異なる部位は分けて施術するのが効率的です。

  • 同時推奨:ほうれい線+マリオネットライン(どちらも9〜12ヶ月)
  • 分離推奨:涙袋(6〜8ヶ月)と顎(12〜18ヶ月)

記録をつける重要性

メンテナンス計画を成功させるには、記録が不可欠です。

記録すべき情報

  • 施術日:2024年3月15日など
  • 注入部位:ほうれい線、涙袋など
  • 使用製剤:ジュビダーム ボリューマなど
  • 注入量:右0.5cc、左0.5cc、計1.0ccなど
  • 費用:実際に支払った金額
  • 担当医師:継続して同じ医師に診てもらうため

写真記録

  • 施術直後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に撮影
  • 正面、斜め45度、横顔の3方向
  • 同じ照明、同じ角度で撮影

次回のタイミング予測

  • 記録をもとに、次回のメンテナンス時期を予測
  • 「前回から9ヶ月後」などとメモ
  • スマホのカレンダーにリマインド設定

メンテナンスの長期的なコスト

メンテナンスは継続的な投資です。長期的なコストを理解し、計画的に管理しましょう。

年間コストの目安

1部位のみメンテナンス

  • 涙袋(年2回):1回5万円 × 2回 = 10万円
  • ほうれい線(年1〜2回):1回8万円 × 1.5回 = 12万円
  • 顎(年1回):1回10万円 × 1回 = 10万円

複数部位メンテナンス

  • 2部位(ほうれい線+涙袋):年間20〜25万円
  • 3部位(ほうれい線+涙袋+唇):年間30〜40万円
  • 5部位(フルフェイス):年間50〜70万円

5年間、10年間の累計コスト

  • 1部位(ほうれい線のみ):
    • 5年間:60万円程度
    • 10年間:120万円程度
  • 3部位:
    • 5年間:150〜200万円程度
    • 10年間:300〜400万円程度

長期的視点の重要性

一見高額に見えますが、月額に換算すると、3部位メンテナンスでも月2.5〜3.3万円程度です。エステや高級化粧品と比較すると、費用対効果は高いと言えます。また、タッチアップを活用することで、年間コストを30〜40%削減できる可能性があります。

メンテナンス会員制度・定期コース

多くのクリニックでは、継続的なメンテナンスをサポートする制度があります。

会員制度のメリット

  • 施術料金の10〜20%割引
  • 優先予約
  • 無料カウンセリング
  • 誕生日特典など

定期コースのメリット

  • 年間契約で20〜30%割引
  • 計画的な施術スケジュール
  • 担当医師の固定

注意点

  • 途中解約の条件を確認
  • 使用期限があるか確認
  • 本当に通い続けられるか検討

コストを抑える工夫

1. タッチアップを活用

  • 完全に消える前に少量追加
  • トータルコストを30〜40%削減可能

2. キャンペーン時期の活用

  • クリニックの周年記念、季節キャンペーン
  • ただし、質を犠牲にしないこと

3. 複数部位の同時施術で割引

  • 2部位同時で5〜10%割引
  • 3部位以上で10〜15%割引

4. 会員制度・定期コースの利用

  • 長期的には大幅なコスト削減

メンテナンスプラン別費用の比較表

メンテナンスプラン 年間費用目安 施術回数 メリット デメリット
都度払い 変動(15〜40万円) 必要時のみ 柔軟性が高い、縛りなし 割引なし、予約が取りにくい
定期コース 20〜50万円 年2〜3回 10〜20%割引、計画的 期間の縛り、解約条件あり
年間契約 30〜60万円 回数無制限〜上限あり 20〜30%割引、優先予約、担当医固定 一括払い、解約制限、使用期限
会員制度 20〜45万円+年会費 必要時のみ 10〜15%割引、優先予約、特典 年会費(1〜3万円)、更新必要

※費用は目安です。クリニックにより異なります。

メンテナンスを継続するメリット

計画的にメンテナンスを継続することで、多くのメリットが得られます。

常に理想的な状態を維持

  • 「消える→注入」の繰り返しではなく、常にベストな状態
  • 鏡を見るたびに満足感が得られる
  • 自信を持って人前に出られる

自然な美しさの維持

  • 変化が緩やかで、周囲に気づかれにくい
  • 「いつも若々しいね」と言われる
  • 不自然な印象を避けられる

トータルコストの削減

  • タッチアップにより、少量で維持可能
  • 完全に消えてから全量注入するより、年間30〜40%のコスト削減
  • 長期的には大きな節約

組織へのダメージが少ない

  • 頻繁な大量注入を避けられる
  • 皮膚への負担が少ない
  • 長期的な皮膚の健康維持

医師との信頼関係構築

  • 継続的に同じ医師に診てもらうことで、変化を把握してもらえる
  • より適切なメンテナンス計画を提案してもらえる
  • 安心感がある

メンテナンスを怠った場合のリスク

メンテナンスを怠ると、いくつかのリスクがあります。

急激な変化

  • 完全に消えると、急に老けて見える
  • 「最近疲れてる?」「老けた?」と言われることも
  • 自分でも鏡を見てショックを受ける
  • 周囲に気づかれやすい

より多くの注入量が必要に

  • 完全にリセットされると、初回と同じ量が必要
  • タッチアップなら0.5ccで済んだものが、1.0cc必要に
  • 費用が倍近くかかる

組織の萎縮進行

  • 特に40代後半以降、放置すると萎縮が進む
  • 一度進行した萎縮は、取り戻すのに時間がかかる
  • より多くの注入量とコストが必要に

心理的な影響

  • 完全に消えると、自信を失うことも
  • 「また注入しなければ」というプレッシャー
  • 計画的なメンテナンスの方が、精神的にも楽

30代後半〜50代後半女性のメンテナンス戦略

年代ごとに、最適なメンテナンス戦略は異なります。

30代後半:予防的メンテナンス

特徴

  • まだ大きな悩みはないが、予防として施術
  • 少量で自然な若々しさを維持

戦略

  • 1〜2部位に絞る(涙袋、ほうれい線など)
  • 年2回程度の軽めのメンテナンス
  • 自然な仕上がりを最優先

40代前半〜中盤:積極的メンテナンス

特徴

  • 中顔面の萎縮が目立ち始める
  • 複数部位の悩みが出てくる
  • メンテナンスが最も効果的な年代

戦略

  • 3〜4部位の計画的メンテナンス
  • 年2〜3回、定期的に施術
  • ほうれい線、涙袋、頬、マリオネットラインなど
  • トータルフェイスでのバランスを重視

40代後半〜50代後半:戦略的メンテナンス

特徴

  • 萎縮がさらに進行
  • 自然な若々しさの維持が目標
  • 過剰にならない、品のある仕上がりが重要

戦略

  • 必要な部位を厳選(3〜5部位)
  • 年1〜2回、じっくり計画的に
  • ボトックス、レーザーなど他の施術との組み合わせ
  • 総合的なエイジングケアとして位置づける
  • 長期的視点での投資

メンテナンスに強いクリニックの選び方

長期的なメンテナンスには、信頼できるクリニック選びが不可欠です。

1. メンテナンスプログラムの充実

  • 定期コース、会員制度の有無
  • メンテナンス専用の割引プラン
  • 柔軟なプラン設計

2. 長期的なサポート体制

  • カルテ管理の徹底(過去の施術内容を把握)
  • 写真記録の保存(経過を追跡)
  • 次回予約のリマインド
  • 定期的なフォローアップ

3. 同じ医師が継続して診察

  • 医師の異動が少ないクリニック
  • 担当医制度がある
  • 医師が長期的な計画を立ててくれる

4. 柔軟なスケジュール調整

  • 予約が取りやすい
  • 急な予定変更にも対応
  • 土日や夜間の診療

5. 透明な料金体系

  • メンテナンス費用が明確
  • 追加料金の有無が分かりやすい
  • 見積もりが正確

メンテナンス時の注意点

メンテナンスを受ける際、いくつかの注意点があります。

デザインの見直し

  • 年齢とともに顔は変化する
  • 40代前半と40代後半では、必要な注入部位が変わることも
  • 定期的にデザインを見直す重要性
  • 医師と相談し、その時の顔に最適なデザインを

製剤の選択

  • 前回と同じ製剤が良いとは限らない
  • 部位や状態に応じて、製剤を変更することも
  • 新しい製剤が登場していることも

過剰注入の回避

  • 「もっと入れたい」という欲求に注意
  • 自然な仕上がりを維持する重要性
  • 医師の意見を尊重する

他の施術との組み合わせ

  • ボトックス、レーザー、ハイフなどとの併用
  • 総合的なエイジングケアとして考える
  • 施術の順序やタイミングを医師と相談

よくある質問(FAQ)

Q1. メンテナンスは必ず必要ですか?

A. ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、美しい状態を維持するにはメンテナンスが必要です。ただし、強制ではありません。一度の施術で終えることも可能ですが、その場合は6〜18ヶ月程度でほぼ元の状態に戻ります。継続的な美しさを求める場合は、計画的なメンテナンスをお勧めします。

Q2. メンテナンスのベストタイミングはいつですか?

A. 完全に消える前、「7〜8割程度に減った」と感じた時がベストタイミングです。具体的には、涙袋・唇なら6〜8ヶ月後、ほうれい線なら9〜10ヶ月後、顎・鼻なら12ヶ月後が目安です。完全に消える前にタッチアップすることで、少量で理想的な状態に戻せます。

Q3. メンテナンス時の注入量はどのくらいですか?

A. タッチアップの場合、初回の50〜70%程度で済むことが多いです。例えば、初回にほうれい線に1.0cc注入した場合、メンテナンスでは0.5〜0.7cc程度で理想的な状態に戻せます。ただし、完全に消えてから注入する場合は、初回と同じ量が必要になります。

Q4. メンテナンスをやめたらどうなりますか?

A. メンテナンスをやめても、健康上の問題はありません。ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収され、6〜18ヶ月程度でほぼ元の状態に戻ります。ただし、急激に変化するため、周囲に気づかれやすい可能性があります。また、特に40代後半以降は、組織の萎縮が進行することがあります。

Q5. 年間何回くらいメンテナンスが必要ですか?

A. 部位と年齢により異なりますが、一般的には年1〜3回程度です。30代後半で涙袋のみなら年2回、40代で複数部位なら年2〜3回、40代後半以降で複数部位なら年1〜2回が目安です。タッチアップを活用することで、頻度を抑えつつ理想的な状態を維持できます。

Q6. メンテナンスのコストはどのくらいですか?

A. 部位数により大きく異なります。1部位のみなら年間10〜15万円程度、2〜3部位なら年間20〜40万円程度、5部位以上のフルフェイスなら年間50〜70万円程度が目安です。タッチアップを活用したり、会員制度や定期コースを利用したりすることで、年間コストを30〜40%削減できる可能性があります。

Q7. メンテナンス会員制度は利用すべきですか?

A. 年2回以上メンテナンスを受ける予定があり、同じクリニックに継続して通える方には、メリットがあります。10〜30%の割引、優先予約、担当医師の固定などの特典があります。ただし、年会費や解約条件を確認し、本当に通い続けられるか検討してから契約しましょう。

Q8. 複数部位のメンテナンスは同時にすべきですか?

A. 持続期間が近い部位(例:ほうれい線とマリオネットライン)は同時施術がお勧めです。通院回数が減り、費用の割引も受けられます。ただし、持続期間が大きく異なる部位(例:涙袋6〜8ヶ月と顎12〜18ヶ月)は、分けて施術した方が効率的です。医師と相談して最適なスケジュールを組みましょう。

Q9. メンテナンス頻度は年齢で変わりますか?

A. はい、年齢により変わります。30代後半は代謝が良く吸収がやや早いため、頻度は高めです。40代前半〜中盤は標準的な頻度、40代後半〜50代後半は代謝が落ち、持続期間がやや長くなるため、頻度は低めになる傾向があります。ただし、個人差が大きいため、医師と相談して決めましょう。

Q10. メンテナンスのタイミングを逃したらどうすればいいですか?

A. 完全に消えてしまった場合でも問題ありません。ただし、その場合は初回と同じ量の注入が必要になり、費用がかかります。また、急激な変化があるため、周囲に気づかれやすい可能性があります。できるだけ早めに施術を受けることをお勧めします。

Q11. クリニックを変えてもメンテナンスできますか?

A. はい、可能です。ただし、前のクリニックでの施術内容(注入部位、使用製剤、注入量、施術日)を新しいクリニックに伝える必要があります。可能であれば、施術記録や写真を持参しましょう。長期的には、同じクリニック・同じ医師で継続した方が、より適切なメンテナンスが受けられます。

Q12. メンテナンスの記録はどうつければいいですか?

A. スマートフォンのメモアプリやカレンダーアプリを活用しましょう。記録すべき情報は、施術日、注入部位、使用製剤、注入量、費用、担当医師です。また、施術直後と経過の写真を撮影し、日付と一緒に保存しておくと、次回のタイミング判断に役立ちます。

Q13. メンテナンス時に製剤を変更することはありますか?

A. はい、あります。部位の状態、年齢による変化、新しい製剤の登場などにより、製剤を変更することがあります。例えば、皮膚が薄くなってきた場合、よりソフトな製剤に変更することもあります。医師が最適な製剤を提案してくれますので、相談しながら決めましょう。

Q14. メンテナンスをサボるとどうなりますか?

A. ヒアルロン酸が完全に吸収され、元の状態に戻ります。健康上の問題はありませんが、急激な変化があるため、周囲に「疲れてる?」「老けた?」と気づかれやすくなります。また、40代後半以降は組織の萎縮が進行し、取り戻すのに時間とコストがかかる可能性があります。計画的なメンテナンスをお勧めします。

Q15. 一生メンテナンスし続ける必要がありますか?

A. 必須ではありません。メンテナンスは個人の選択です。理想的な状態を維持したい間だけ続ければ良く、いつでもやめることができます。ただし、40代以降は加齢による変化が進むため、継続的なメンテナンスにより、自然な若々しさを保ちやすくなります。長期的な美への投資として、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて判断してください。

まとめ:長期的視点でのメンテナンス計画

ヒアルロン酸注射のメンテナンスについて、詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。

メンテナンスは「完全に消える前」がベスト
タッチアップにより、少量で理想的な状態を維持できます。これにより、年間コストを30〜40%削減し、常に美しい状態をキープできます。

部位と年齢に応じた適切な頻度を理解する
涙袋・唇は6〜8ヶ月ごと、ほうれい線は9〜10ヶ月ごと、顎・鼻は12ヶ月ごとが目安です。年齢とともに持続期間がやや長くなる傾向がありますが、個人差が大きいため、医師と相談しながら最適な頻度を見つけましょう。

長期的なコスト管理と計画的な施術
1部位なら年間10〜15万円、複数部位なら年間20〜70万円程度が目安です。会員制度や定期コースを活用することで、大幅なコスト削減が可能です。月額に換算すると、意外と負担は少ないことが分かります。

信頼できるクリニックでの継続的なケア
長期的なメンテナンスには、同じクリニック・同じ医師で継続することが理想的です。変化を把握してもらえ、より適切なメンテナンス計画を立ててもらえます。

自然な美しさを維持するための投資
メンテナンスは、長期的な美への投資です。計画的に継続することで、常に理想的な状態を維持し、周囲に気づかれにくい自然な美しさを保つことができます。

30代後半から50代後半の女性にとって、メンテナンスは単なる「繰り返し」ではなく、継続的な美しさを維持するための戦略です。この記事が、あなたの美しさを長期的に支える一助となれば幸いです。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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