エラボトックスでこける原因と防ぐ方法|失敗しない施術ガイド

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「エラボトックスで小顔になりたいけれど、頬がこけて老けて見えるのが怖い」――そんな不安を抱えながら、施術を躊躇されている方は少なくありません。インターネットで検索すると、「エラボトックスでこけた」という体験談を目にすることもあり、期待と不安が入り交じった複雑な心境になることでしょう。
  • エラボトックスは、咬筋という筋肉にボツリヌストキシンを注入し、筋肉を萎縮させることでエラの張りを改善する施術です。適切に行えば、自然で美しい小顔効果が期待できます。しかし、注入量が多すぎたり、部位が不適切だったり、もともと頬の脂肪が少ない方が施術を受けたりすると、頬がこけて老けた印象になるリスクがあります。
  • 本記事では、エラボトックスで頬がこける原因と、それを防ぐ方法を、医学的根拠に基づいて詳しくご説明いたします。すでにこけてしまった場合の対処法や、自分がこけやすいタイプかどうかの判断基準まで、失敗を避けるための完全ガイドをお届けいたします。

目次

エラボトックスとは?

エラボトックスは、顔の輪郭を整え、小顔効果が期待できる美容医療として、30代後半の女性に人気があります。

エラボトックスの基本概要

エラボトックスは、咬筋(こうきん)という筋肉にボツリヌストキシンを注入する施術です。

咬筋は、ものを噛むときに使う筋肉で、エラの部分(下顎角)に位置しています。この筋肉が発達しすぎると、エラが張って見え、顔が大きく見える原因になります。

ボツリヌストキシンを注入することで:

  • 咬筋の過度な収縮を抑制
  • 筋肉が徐々に萎縮
  • エラの張りが改善
  • フェイスラインがシャープになる

小顔効果が期待できる仕組み

咬筋が萎縮することで、以下のような変化が期待できます。

  • エラの部分のボリュームが減る
  • 顔の横幅が狭くなる
  • フェイスラインがすっきりする
  • 顎のラインが美しくなる
  • 小顔に見える

効果は通常、施術後2週間〜1ヶ月程度で現れ始め、3〜6ヶ月程度持続します。

30代後半女性に人気の理由

30代後半の女性にエラボトックスが人気の理由は以下の通りです。

  • 切らない施術: メスを使わないため、傷跡が残りません
  • ダウンタイムが少ない: 仕事や家庭への影響が最小限です
  • 即効性: 2週間〜1ヶ月で効果を実感できます
  • 歯ぎしり・食いしばりの改善: 美容効果だけでなく、機能的な改善も期待できます

エラ張りの原因

エラが張る原因は、大きく分けて2つあります。

骨格によるエラ張り

  • 下顎骨の角度が広い
  • 骨そのものが発達している
  • ボトックスでは改善できない(骨削りが必要)

筋肉によるエラ張り

  • 咬筋が発達している
  • 歯ぎしりや食いしばりの習慣がある
  • 硬いものをよく噛む
  • ボトックスで改善が期待できる

エラボトックスが効果的なのは、筋肉によるエラ張りです。骨格が原因の場合は、効果が限定的です。

エラボトックスで「こける」とは?【現象の説明】

エラボトックスで「こける」とは、どのような状態なのかを正確に理解しておきましょう。

「こける」とはどういう状態か

「こける」とは、頬がへこんで見える状態を指します。具体的には:

  • 頬骨の下がくぼんで見える
  • 頬に影ができる
  • 顔に立体感がなくなる
  • 痩せこけた印象になる
  • 顔全体がげっそりして見える

頬がこけて見える理由

エラボトックスで頬がこけて見えるメカニズムは以下の通りです。

  1. 咬筋の過度な萎縮: 注入量が多すぎると、咬筋が必要以上に萎縮します
  2. ボリュームの喪失: エラの部分のボリュームが減りすぎると、相対的に頬がこけて見えます
  3. 顔のバランスの崩れ: エラが小さくなることで、頬の脂肪の少なさが目立ちます
  4. 筋肉の支持力低下: 咬筋が顔の下半分を支える役割も果たしているため、萎縮しすぎると頬がたるんで見えます

老けた印象になるメカニズム

頬がこけると、なぜ老けて見えるのでしょうか。

  • 加齢のサイン: 頬のこけは、加齢による皮下脂肪の減少のサインとして認識されます
  • 影ができる: 頬骨の下に影ができ、顔が暗く見えます
  • 疲れた印象: げっそりした顔立ちは、疲労や不健康な印象を与えます
  • 法令線が目立つ: 頬がこけることで、相対的にほうれい線が深く見えます

写真で見るこけた状態(説明のみ)

こけた状態を視覚的に理解するには、以下のポイントに注目します。

  • 頬骨の下に明確なくぼみがある
  • エラは確かに小さくなっているが、頬も痩せて見える
  • 正面からだけでなく、斜めや横から見たときに特に顕著
  • 笑顔になると、さらにこけが目立つ

エラボトックスでこける5つの原因

エラボトックスで頬がこける主な原因を、詳しくご説明いたします。

原因1:注入量が多すぎる

最も多い原因は、ボツリヌストキシンの注入量が多すぎることです。

過剰な注入による筋肉の過度な萎縮

咬筋を過度に萎縮させると、以下の問題が生じます。

  • エラのボリュームが減りすぎる
  • 顔全体のバランスが崩れる
  • 頬の脂肪の少なさが際立つ
  • げっそりした印象になる

適切な量の重要性

エラボトックスの適切な注入量は、個人差がありますが、一般的には:

  • 片側:10〜30単位程度
  • 両側合計:20〜60単位程度
  • 初回は少なめ(片側10〜20単位)から開始することが推奨される

「小顔になりたい」という希望から、多めに注入してしまうと、こけるリスクが高まります。

原因2:注入部位が不適切

注入する部位が不適切な場合も、こけて見える原因になります。

咬筋以外への注入

咬筋の外側や上部に注入すると、笑筋(えみきん)という表情筋に影響が出ることがあります。

  • 笑筋:口角を上げる筋肉
  • 笑筋が弱くなると、笑顔が不自然になる
  • 頬が下がって見える
  • 結果的にこけた印象になる

部位による影響の違い

咬筋への注入も、部位により影響が異なります。

  • 咬筋の中心部:エラの張りに最も効果的、こけるリスクは低い
  • 咬筋の上部:笑筋への影響が出やすい
  • 咬筋の外側:頬の筋肉への影響が出やすい

経験豊富な医師は、咬筋の中心部に正確に注入する技術を持っています。

原因3:もともと頬の脂肪が少ない

もともと頬の皮下脂肪が少ない方は、エラボトックスでこけやすい傾向があります。

痩せ型の方のリスク

  • BMIが18.5未満の痩せ型の方
  • 頬に脂肪があまりついていない方
  • 顔の骨格が細い方

これらの方は、エラのボリュームが減ると、相対的に頬のこけが目立ちやすくなります。

骨格との関係

顔の骨格も影響します。

  • 頬骨が高い方:頬骨の下に影ができやすく、こけが目立つ
  • 顔の骨格が細い方:全体的にげっそりして見えやすい

原因4:加齢による皮下脂肪の減少

30代後半以降は、加齢により皮下脂肪が減少し始める時期です。

30代後半以降の皮下脂肪減少

  • 加齢とともに、顔の皮下脂肪は減少します
  • 特に頬の脂肪は落ちやすい部位です
  • 30代後半から40代にかけて、顕著になります

エラボトックスとの相乗効果

皮下脂肪が減少している状態でエラボトックスを受けると:

  • エラのボリューム減少と皮下脂肪減少が重なる
  • 頬がこけて見えやすい
  • 老けた印象が強調される

30代後半以降の方は、特に注意が必要です。

原因5:医師の技術・経験不足

医師の技術や経験不足も、こけてしまう大きな原因です。

デザイン力の欠如

エラボトックスで重要なのは、デザイン力です。

  • 一人ひとりの顔の特徴を見極める
  • 骨格、筋肉、脂肪の分布を評価する
  • どのくらいの量が適切か判断する
  • こけるリスクを事前に予測する

これらができない医師による施術は、失敗のリスクが高まります。

顔全体のバランスを見ない施術

エラだけを見て施術すると、顔全体のバランスが崩れます。

  • 「エラを小さくすればいい」という単純な発想
  • 頬の脂肪量を考慮しない
  • 年齢や骨格を考慮しない
  • 画一的な量を注入する

経験豊富な医師は、顔全体のバランスを見て、一人ひとりに最適な量と部位を判断します。

こけやすい人の特徴

エラボトックスで頬がこけやすい人には、共通する特徴があります。事前に確認しておきましょう。

痩せ型・BMIが低い方

  • BMI 18.5未満の方
  • 体脂肪率が低い方
  • 全体的に細身の方

痩せ型の方は、頬の脂肪も少ないため、エラのボリュームが減ると相対的にこけが目立ちます。

頬の脂肪が少ない方

  • 頬を触ったときに、骨がすぐ感じられる
  • 頬骨が高く、その下がくぼんでいる
  • 笑ったときに頬がこける

これらに該当する方は、要注意です。

顔の骨格が細い方

  • 顔の横幅が狭い
  • 顎が小さい
  • 全体的に華奢な骨格

30代後半以降(皮下脂肪減少)

  • 30代後半から40代以降
  • 最近、顔が痩せてきたと感じる
  • 頬のふっくら感が減った

加齢による皮下脂肪の減少が始まっている方は、リスクが高まります。

すでに頬がこけ気味の方

  • もともと頬がこけている
  • 疲れると顔がげっそりする
  • 痩せると顔から痩せるタイプ

これらに該当する方は、エラボトックスを受けると、さらにこけが目立つ可能性があります。

事前に確認すべきポイント

自分がこけやすいタイプかどうか、以下のチェックリストで確認しましょう。

  • □ BMI 18.5未満である
  • □ 頬を触ると骨がすぐ感じられる
  • □ 頬骨が高く、その下がくぼんでいる
  • □ 30代後半以降である
  • □ もともと頬がこけ気味である
  • □ 最近、顔が痩せてきた

3つ以上該当する場合は、エラボトックスを受ける前に、医師とよく相談することをおすすめします。

エラボトックスでこけるのを防ぐ方法

エラボトックスで頬がこけるのを防ぐ方法をご紹介いたします。

適切な注入量の設定

初回は少なめから(片側10〜20単位程度)

初めてエラボトックスを受ける場合、以下のアプローチが安全です。

  • 片側10〜20単位程度から開始
  • 効果を見て、2回目以降に調整
  • 「物足りないかな」くらいが、実は最適

段階的に増やす

  • 1回目:片側10〜20単位
  • 2回目(3〜6ヶ月後):効果が不十分なら5〜10単位増やす
  • 3回目以降:最適な量を見つける

段階的に増やすことで、「減らしすぎた」という失敗を防げます。

正確な注入部位の選定

咬筋の中心部に限定

咬筋の中心部に正確に注入することが重要です。

  • 奥歯を噛みしめたときに、最も盛り上がる部分
  • この部分に集中的に注入
  • 笑筋や他の筋肉への影響を避ける

笑筋への影響を避ける

咬筋の上部や外側への注入は、笑筋に影響する可能性があります。

  • 咬筋と笑筋の境界を正確に把握
  • 笑筋への注入を避ける
  • 笑顔が不自然にならないようにする

顔全体のバランスを考慮したデザイン

頬の脂肪量を評価

医師は、以下のような点を評価します。

  • 頬の皮下脂肪の量
  • 頬骨の高さと位置
  • 頬のボリューム感

頬の脂肪が少ない場合は、注入量を控えめにする、またはエラボトックス自体を見送る判断も必要です。

骨格を考慮

  • 骨格が細い方:少なめの量
  • 骨格がしっかりしている方:やや多めでも可

年齢に応じた調整

  • 20代〜30代前半:やや多めでも可
  • 30代後半〜40代:控えめに
  • 50代以降:非常に慎重に

年齢とともに皮下脂肪が減少するため、年齢に応じた量の調整が重要です。

ヒアルロン酸との併用

エラボトックスとヒアルロン酸注射を併用することで、バランスを整えることができます。

頬や涙袋にボリューム補充

  • エラボトックスでエラを小さくする
  • 同時に、頬や涙袋にヒアルロン酸を注入してボリュームを補充
  • 顔全体のバランスが整う
  • こけて見えるリスクを軽減

バランスを整える

エラが小さくなることで生じるアンバランスを、ヒアルロン酸で補正します。

  • 頬にボリュームを加えることで、立体感を維持
  • 若々しい印象を保つ
  • 自然な小顔効果

こけてしまった場合の対処法

すでにエラボトックスで頬がこけてしまった場合の対処法をご説明いたします。

自然に戻るのを待つ

ボトックス効果の持続期間(3〜6ヶ月)

ボツリヌストキシンの効果は永続的ではありません。

  • 効果の持続期間:3〜6ヶ月程度
  • 徐々に効果が薄れる
  • 咬筋が元の状態に戻り始める

徐々に筋肉が回復

  • 3ヶ月頃から、少しずつ咬筋が回復し始める
  • 6ヶ月頃には、ほぼ元の状態に戻る
  • こけた印象も改善される

ただし、自然に戻るまでの数ヶ月間、こけた状態を我慢しなければなりません。

ヒアルロン酸注射で補正

頬にボリューム補充

最も効果的で即効性のある対処法は、ヒアルロン酸注射です。

  • 頬のこけた部分にヒアルロン酸を注入
  • 即座にボリュームが補充される
  • こけた印象が改善
  • 自然な立体感が戻る

即効性のある対処法

ヒアルロン酸注射のメリット:

  • 即効性:注入直後から効果を実感
  • 調整可能:量を調整して自然な仕上がりに
  • 可逆的:万が一気に入らなくても、溶解酵素で修正可能

注入量の目安:片側1〜2cc程度

脂肪注入

自己脂肪による補充

自分の脂肪を採取し、頬に注入する方法です。

  • 太ももや腹部から脂肪を採取
  • 精製後、頬に注入
  • 自己組織なので、アレルギーのリスクがない

長期的な改善

  • 定着した脂肪は、半永久的に残る
  • ヒアルロン酸のように吸収されない
  • 長期的な改善が期待できる

ただし、脂肪採取の負担や、定着率(30〜50%)の問題があります。

次回施術の調整

注入量を減らす

効果が切れて再度エラボトックスを受ける場合:

  • 前回より注入量を減らす
  • 片側5〜10単位程度減量
  • 効果を見ながら、最適な量を見つける

部位を見直す

  • 注入部位が適切だったか確認
  • 咬筋の中心部に限定する
  • 笑筋への影響がなかったか確認

または、エラボトックス自体を中止し、他の方法を検討することも選択肢です。

期待できる効果(適切に施術した場合)

エラボトックスを適切に施術した場合、以下のような効果が期待できます。ただし、「こけない」ための適切な施術が前提です。

エラの張りが改善され、小顔に見える

咬筋が適度に萎縮することで:

  • エラの部分のボリュームが減る
  • 顔の横幅が狭くなる
  • 小顔効果が得られる
  • 顔全体がすっきりした印象に

フェイスラインがシャープになる

  • エラから顎にかけてのラインが滑らかになる
  • もたつきが取れる
  • シャープな輪郭に

顔の横幅が狭くなる

  • 正面から見たときの印象が大きく変わる
  • 写真映りが良くなる
  • 帽子や眼鏡が似合うようになる

顎のラインが美しくなる

  • 横から見たときのラインが美しくなる
  • Eライン(鼻先と顎先を結ぶライン)が整う

歯ぎしり・食いしばりの改善

美容効果だけでなく、機能的な改善も期待できます。

  • 歯ぎしりの軽減
  • 食いしばりによる頭痛の改善
  • 顎関節症の症状緩和
  • 歯へのダメージ軽減

メリット・デメリット

エラボトックスのメリットとデメリットを、正確に理解しておくことが重要です。

メリット

  • 切らずに小顔効果: メスを使わないため、傷跡が残りません
  • 歯ぎしり改善: 美容効果だけでなく、歯ぎしりや食いしばりの改善も期待できます
  • 繰り返すことで持続: 定期的に施術を受けることで、咬筋の発達を抑え、効果が持続しやすくなります
  • ダウンタイム少ない: 腫れや内出血が出ても、通常は数日で落ち着きます
  • 即効性: 2週間〜1ヶ月で効果を実感できます
  • 可逆的: 効果は永続的ではなく、数ヶ月で元に戻ります

デメリット

  • こけるリスク: 本記事で説明した通り、頬がこけて老けて見えるリスクがあります
  • 効果に時間がかかる(2週間〜1ヶ月): 即日で効果が出るわけではありません
  • 定期的な施術が必要: 効果を維持するには、3〜6ヶ月ごとの施術が必要です
  • 老け見えの可能性: こけてしまうと、実年齢より老けて見えます
  • 噛む力の低下: 咬筋が弱くなるため、一時的に噛む力が低下することがあります
  • 効果に個人差: 咬筋の発達具合により、効果の程度は異なります

高所得層が重視する「失敗しない」視点

30代後半で、美容医療の経験をお持ちの方々は、「安さ」よりも「失敗しない確実な施術」を重視されます。

エラボトックスにおいて、失敗しないためには:

  • エラボトックスの経験豊富な医師を選ぶ
  • 顔全体のバランスを診断できる医師を選ぶ
  • 初回は少量から開始し、段階的に調整する
  • 自分がこけやすいタイプか事前に確認する
  • 必要に応じてヒアルロン酸との併用を検討する

これらを総合的に実践することで、満足度の高い結果につながります。

安価なクリニックの中には、経験の浅い医師が施術を行っていたり、画一的な量を注入していたり、顔全体のバランスを考慮しなかったりするケースがあります。結果として、こけて老けて見えるという失敗が起こりやすくなります。

施術の流れ

エラボトックスの施術は、以下のような流れで進行します。「こけさせない」ための医師の診断ポイントも含めてご説明いたします。

1. 初診・カウンセリング

まず、エラボトックスの経験豊富なクリニックを予約し、初診を受けます。

カウンセリングでは、以下のような内容が話し合われます。

  • 現在の悩み(エラの張り、顔の大きさなど)
  • 希望する仕上がり
  • 歯ぎしりや食いしばりの有無
  • これまでの美容医療の経験
  • アレルギーや既往症の有無

2. 顔の分析(骨格・筋肉・脂肪量)

「こけさせない」ために、医師は以下のような分析を行います。

骨格の評価

  • エラ張りの原因が骨格か筋肉か判断
  • 顔の骨格の細さや太さ
  • 頬骨の高さと位置

咬筋の発達具合

  • 奥歯を噛みしめたときの咬筋の盛り上がりを確認
  • 左右差の有無
  • 咬筋の硬さ

頬の脂肪量

  • 頬の皮下脂肪の量を評価
  • 頬骨の下のくぼみの有無
  • こけやすいタイプかどうか判断

年齢と皮下脂肪減少

  • 30代後半以降は、皮下脂肪減少を考慮
  • 年齢に応じた注入量の調整

3. デザイン(注入量・部位の決定)

分析結果をもとに、注入量と部位を決定します。

注入量の決定

  • 初回:片側10〜20単位程度から開始(こけやすい方はさらに少なめ)
  • 咬筋の発達具合により調整
  • 頬の脂肪量を考慮

注入部位の決定

  • 咬筋の中心部に限定
  • 笑筋への影響を避ける
  • 左右のバランスを確認

ヒアルロン酸併用の検討

  • こけやすいタイプの方には、ヒアルロン酸との併用を提案
  • 頬や涙袋にボリューム補充
  • バランスの良い仕上がりを目指す

4. 注入

施術当日の流れは以下の通りです。

  1. 洗顔・クレンジングでメイクを落とします
  2. マーキングを行い、注入箇所を確認します
  3. 極細の針を用いて、咬筋にボツリヌストキシンを注入します
  4. 施術時間は5〜10分程度です
  5. 注入後、軽く冷却して終了です

5. アフターケア

施術後は、そのままメイクをしてお帰りいただけます。ただし、以下の点に注意してください。

  • 施術当日は、激しい運動や長時間の入浴を避ける
  • 施術後4時間程度は、注入部位を強くこすらない
  • マッサージは避ける
  • 飲酒は当日は控える
  • サウナや岩盤浴は、数日間控える

「こけさせない」ための医師の診断ポイント

信頼できる医師は、以下のようなポイントを診断します。

  • エラ張りの原因が骨格か筋肉かを見極める
  • 頬の脂肪量を正確に評価する
  • こけやすいタイプか事前に判断する
  • 年齢や骨格を考慮して、適切な量を決定する
  • 初回は少量から開始する
  • ヒアルロン酸との併用を提案する

ダウンタイム・副作用・注意点

エラボトックスのダウンタイムや副作用について、医療広告ガイドラインに則り、正確にご説明いたします。

ダウンタイム

エラボトックスのダウンタイムは比較的少ないです。

  • 腫れ: ほとんど出ませんが、出た場合も数時間〜1日程度で落ち着きます
  • 内出血: 針を刺すため、小さな内出血が出ることがあります。通常は1週間程度で消失し、コンシーラーでカバーできる程度です
  • 化粧: 施術直後から可能です
  • 仕事: 当日から通常通り可能です

副作用・リスク

エラボトックスで起こりうる副作用やリスクを、正確に理解しておくことが重要です。

こけて見えるリスク(最重要)

本記事で詳しく説明した通り、エラボトックスの最大のリスクは、頬がこけて老けて見えることです。

  • 注入量が多すぎる
  • もともと頬の脂肪が少ない
  • 30代後半以降の皮下脂肪減少

これらの要因により、こけるリスクがあります。

腫れ・内出血

  • 注入部位に軽度の腫れや内出血が出ることがあります
  • 通常は数日〜1週間程度で消失します

噛む力の低下

  • 咬筋が弱くなるため、一時的に噛む力が低下することがあります
  • 硬いものが噛みにくくなる
  • 数ヶ月で元に戻ります

笑顔の不自然さ(笑筋への影響)

  • 注入部位が不適切だと、笑筋に影響が出ることがあります
  • 笑顔が不自然になる
  • 口角が上がりにくくなる

左右差

  • 咬筋の発達具合が左右で異なる場合、効果に左右差が出ることがあります
  • 注入量を左右で調整することで、ある程度防げます

施術を受けられない方

以下に該当する方は、エラボトックスを受けられません。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • ボツリヌストキシンに対するアレルギーのある方
  • 神経筋疾患(重症筋無力症など)をお持ちの方
  • 抗凝固剤を服用中の方(医師への相談が必要)

料金相場と”価値”の考え方

エラボトックスにかかる費用は、クリニックにより異なります。長期的な視点で、費用と価値を考えることが大切です。

エラボトックスの料金相場

一般的な料金相場は以下の通りです。

  • 片側: 2万円〜5万円程度
  • 両側: 4万円〜10万円程度

使用する単位数により、価格が異なります。

  • 1単位あたり:500円〜1500円程度
  • 片側10〜30単位使用:5000円〜45000円程度

高価格帯でも選ばれる理由(失敗しない技術)

30代後半で、美容医療の経験がある方々は、価格だけでクリニックを選ばれません。以下のような価値に対して、適正な対価を支払うという考え方をされています。

  • エラボトックスの経験と症例数: 多くの症例を経験し、失敗のリスクを最小限に抑えられる医師
  • 「こけさせない」デザイン力: 顔全体のバランスを見て、適切な量と部位を判断できる
  • 丁寧な診断: 骨格・筋肉・脂肪量を正確に評価し、こけやすいタイプか判断してくれる
  • 段階的なアプローチ: 初回は少量から開始し、様子を見ながら調整してくれる
  • アフターフォロー: 万が一こけてしまった場合の対応策を提示してくれる

価格ではなく医師の診断力・デザイン力への投資

エラボトックスは、医師の診断力とデザイン力が結果を大きく左右します。

安価なクリニックを選んだ結果、以下のようなリスクがあります。

  • 経験の浅い医師による画一的な注入で、こけてしまう
  • 顔全体のバランスを考慮せず、エラだけを小さくしてアンバランスになる
  • 頬の脂肪量を評価せず、こけやすいタイプに大量注入してしまう
  • こけてしまった場合のフォローがない

適切な費用を支払い、信頼できる医師のもとで施術を受けることが、長期的には最も満足度の高い選択となります。

「こけさせない」技術の価値

「こけさせない」ためには、以下のような技術と知識が必要です。

  • 顔の解剖学的知識
  • 一人ひとりの骨格・筋肉・脂肪の評価能力
  • 適切な量と部位の判断力
  • 段階的なアプローチ
  • ヒアルロン酸との併用提案

これらの技術を持つ医師による施術は、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。

30代後半女性の価値観

30代後半という年代は、キャリアも私生活も充実し、自己投資の価値を理解されている時期です。

「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、「失敗したくない」「自然で美しい小顔になりたい」「こけて老けて見えるのは絶対に避けたい」という価値観を持たれています。

エラボトックスによって、自然で美しい小顔を手に入れ、自信を持って人と接することができるようになる――その価値は、金額では測れないものがあります。

エラボトックスと他の小顔施術の比較

エラを小さくする主要な施術を比較し、それぞれの特徴を理解しましょう。

項目 エラボトックス 脂肪吸引 骨削り
主な目的 咬筋による筋肉性エラ張りの改善 顎下・フェイスラインの脂肪除去 骨格によるエラ張りの改善
こけるリスク 中程度(注入量・体型により) 高い(脂肪を取りすぎると) 低い(骨を削るため)
持続期間 3〜6ヶ月(繰り返すと長くなる) 半永久的 半永久的
ダウンタイム ほぼなし〜数日 1〜2週間(腫れ・内出血) 2〜4週間(腫れ・痛み)
料金目安 4万円〜10万円(両側) 20万円〜50万円 100万円〜300万円

それぞれの施術には特徴があり、エラ張りの原因に応じて選択します。

  • エラボトックス: 筋肉性のエラ張り、ダウンタイムを少なくしたい方
  • 脂肪吸引: 脂肪が原因のたるみ、半永久的な効果を求める方
  • 骨削り: 骨格が原因のエラ張り、根本的な改善を求める方

エラボトックスに向いている人・向いていない人

エラボトックスに向いている人と向いていない人を明確にしておきましょう。

向いている人

  • 咬筋が発達してエラが張っている: 奥歯を噛みしめたときに、咬筋が盛り上がる方
  • 頬に適度な脂肪がある: 頬がふっくらしていて、こけるリスクが低い方
  • BMI18.5以上: 標準体型以上の方
  • 歯ぎしり・食いしばりがある: 美容効果と同時に、機能的な改善も期待できます
  • 20代〜30代前半: 皮下脂肪がまだ十分にある年代
  • 切らない施術を希望: ダウンタイムを少なくしたい方

向いていない人

  • 骨格によるエラ張り: 咬筋が発達していない場合、効果は限定的です
  • 痩せ型で頬の脂肪が少ない: BMI18.5未満、頬がこけ気味の方
  • すでに頬がこけ気味: さらにこけるリスクが高いです
  • 30代後半以降で皮下脂肪減少: こけやすい年代です(ただし、少量であれば可能)
  • 半永久的な効果を求める: エラボトックスは3〜6ヶ月で効果が切れます
  • 即効性を求める: 効果が現れるまでに2週間〜1ヶ月かかります

事前に確認すべきチェックリスト

エラボトックスを受ける前に、以下をチェックしましょう。

  • □ 奥歯を噛みしめたときに、咬筋が盛り上がるか
  • □ BMI 18.5以上あるか
  • □ 頬に適度な脂肪があるか(骨がすぐ感じられないか)
  • □ 30代前半以下、または皮下脂肪が十分にあるか
  • □ すでに頬がこけていないか
  • □ 定期的な施術を継続できるか

これらのチェック項目で不安がある場合は、医師とよく相談してください。

30代後半女性のよくある不安

エラボトックスを検討される30代後半の方々から、よくお聞きする不安にお答えいたします。

「小顔になりたいけど、こけて老けて見えないか」

最も多い不安が、これです。

エラボトックスで小顔になりたいけれど、頬がこけて老けて見えるのは絶対に避けたい――この不安は、非常に正当なものです。

対策:

  • 初回は少量(片側10〜20単位)から開始
  • 自分がこけやすいタイプか事前に確認
  • ヒアルロン酸との併用を検討
  • 経験豊富な医師を選ぶ

「自分の顔に合っているか」

「自分の顔に、エラボトックスが合っているのか分からない」という不安もあります。

確認ポイント:

  • エラ張りの原因が筋肉か骨格か
  • 頬の脂肪量は十分か
  • 年齢や体型を考慮して、リスクはどうか

医師の診断を受け、客観的に判断してもらいましょう。

「どのくらいの量が適切か」

「何単位打てばいいのか分からない」という疑問もよく聞かれます。

適切な量は、一人ひとり異なります。

  • 咬筋の発達具合
  • 頬の脂肪量
  • 年齢
  • 骨格

これらを総合的に評価して決定されるため、医師の診断が不可欠です。

「職場・家庭に支障が出ないか」

「施術後の見た目が気になる」「仕事を休む必要があるのか」という不安もあります。

エラボトックスのダウンタイムは非常に少なく、多くの方が翌日から通常通り仕事をされています。内出血が出ても、コンシーラーでカバーできる程度です。

「長期的メンテナンスの頻度と費用」

「ずっと通い続けなければならないのか」「費用はどのくらいかかるのか」という懸念もあるでしょう。

エラボトックスの効果は3〜6ヶ月程度持続するため、その都度施術を受ける必要があります。年間費用は8万円〜40万円程度が目安です。

ただし、繰り返し施術を受けることで、咬筋の発達が抑えられ、効果が持続しやすくなります。

クリニック選びの基準

エラボトックスで失敗しないためのクリニック選びの基準をご紹介いたします。

エラボトックスの症例数・経験

エラボトックスは、経験が結果を大きく左右します。

  • エラボトックスの年間症例数
  • 医師のエラボトックス歴(年数)
  • ウェブサイトやSNSでの症例写真の豊富さ
  • ビフォーアフター写真の質(自然な仕上がりか)

「こけさせない」デザイン力

エラボトックスで最も重要なのは、「こけさせない」デザイン力です。

  • 顔全体のバランスを見て、適切な量を判断できるか
  • 頬の脂肪量を正確に評価できるか
  • こけやすいタイプを事前に判断できるか
  • 年齢や骨格を考慮して、量を調整できるか

顔全体のバランスを診断できる医師

エラだけを見るのではなく、顔全体のバランスを診断できる医師を選びましょう。

  • 骨格・筋肉・脂肪の分布を総合的に評価
  • エラを小さくした場合の、顔全体への影響を予測
  • ヒアルロン酸との併用を提案できる

初回は少量から提案してくれるか

初回から大量に注入するクリニックは避けましょう。

  • 初回は片側10〜20単位程度から開始
  • 効果を見て、2回目以降に調整
  • 「様子を見ましょう」という慎重な姿勢

「すぐに小顔になれます」という甘い言葉に惑わされないことが大切です。

カウンセリングで顔の分析をしっかり行うか

初診カウンセリングの質は、そのクリニックの姿勢を見極める重要な指標です。

  • 十分な時間をかけて顔を分析してくれる
  • エラ張りの原因(骨格 vs 筋肉)を診断してくれる
  • 頬の脂肪量を評価してくれる
  • こけやすいタイプか判断してくれる
  • リスクを正直に説明してくれる
  • 質問に対して丁寧に答えてくれる

「安さ基準で探さない層」に寄り添った内容

30代後半で、美容医療の経験をお持ちの方々は、「最安値」を基準にクリニックを選ばれません。

重視すべきは:

  • 医師の技術と経験
  • 「こけさせない」デザイン力
  • 丁寧な診断とカウンセリング
  • アフターフォローの充実度
  • クリニックの清潔感や雰囲気
  • プライバシーへの配慮
  • 通いやすさ(立地、予約の取りやすさ)

数万円の価格差よりも、「失敗しない確実な施術を受けられるか」を優先することが、長期的には最も満足度の高い選択となります。

FAQ(よくあるご質問)

Q1. エラボトックスでこける原因は何ですか?

A. 主な原因は5つあります。(1)注入量が多すぎる、(2)注入部位が不適切(笑筋への影響)、(3)もともと頬の脂肪が少ない、(4)加齢による皮下脂肪の減少、(5)医師の技術・経験不足です。これらが単独または複合的に作用して、頬がこけて見えます。

Q2. こけやすい人の特徴は?

A. 以下のような方はこけやすい傾向があります。BMI 18.5未満の痩せ型、頬の脂肪が少ない方、顔の骨格が細い方、30代後半以降(皮下脂肪減少)、すでに頬がこけ気味の方。これらに複数該当する場合は、特に注意が必要です。

Q3. こけるのを防ぐ方法は?

A. 防ぐ方法は以下の通りです。(1)初回は少量(片側10〜20単位)から開始、(2)咬筋の中心部に正確に注入、(3)顔全体のバランスを考慮したデザイン、(4)ヒアルロン酸との併用。経験豊富な医師を選ぶことが最も重要です。

Q4. すでにこけてしまった場合はどうすればいいですか?

A. 対処法は3つあります。(1)自然に戻るのを待つ(3〜6ヶ月)、(2)ヒアルロン酸注射で頬にボリューム補充(即効性あり)、(3)脂肪注入(長期的改善)。最も効果的で即効性があるのは、ヒアルロン酸注射です。

Q5. 適切な注入量はどのくらいですか?

A. 一般的には片側10〜30単位程度ですが、個人差が大きいです。初回は片側10〜20単位程度から開始し、効果を見て2回目以降に調整することが推奨されます。こけやすいタイプの方は、さらに少量から開始すべきです。

Q6. どの部位に注入するのですか?

A. 咬筋の中心部に注入します。奥歯を噛みしめたときに最も盛り上がる部分です。咬筋の上部や外側に注入すると、笑筋への影響が出てこけやすくなるため、中心部に限定することが重要です。

Q7. 施術は痛いですか?

A. 極細の針を使用するため、痛みは比較的少ないです。チクッとした痛みを感じる程度で、多くの方が麻酔なしでも耐えられます。痛みに弱い方は、麻酔クリームを使用することもできます。

Q8. 効果を実感できるのはいつ頃ですか?

A. 効果を実感できるのは、施術後2週間〜1ヶ月程度です。徐々に咬筋が萎縮していくため、即日で効果が出るわけではありません。1ヶ月後にピークを迎え、その後3〜6ヶ月程度効果が持続します。

Q9. 効果はどのくらい持続しますか?

A. 一般的に3〜6ヶ月程度持続します。個人差があり、代謝が早い方は短め、遅い方は長めになる傾向があります。繰り返し施術を受けることで、咬筋の発達が抑えられ、効果が持続しやすくなります。

Q10. ダウンタイムはありますか?

A. ダウンタイムは非常に少ないです。腫れはほとんど出ず、内出血が出ても1週間程度で消失します。施術直後からメイクも可能で、翌日から通常通り仕事ができます。

Q11. 費用はいくらかかりますか?

A. 両側で4万円〜10万円程度が一般的な相場です。使用する単位数により異なります。効果を維持するには3〜6ヶ月ごとの施術が必要なため、年間で8万円〜40万円程度のコストがかかります。

Q12. ヒアルロン酸と併用できますか?

A. はい、併用可能です。エラボトックスでエラを小さくし、同時に頬や涙袋にヒアルロン酸を注入してボリュームを補充することで、こけるリスクを軽減し、バランスの良い仕上がりになります。特にこけやすいタイプの方には推奨されます。

Q13. 骨格によるエラ張りにも効果がありますか?

A. 骨格が原因のエラ張りには、効果が限定的です。エラボトックスは咬筋という筋肉を萎縮させる施術のため、筋肉性のエラ張りに効果的です。骨格が原因の場合は、骨削り手術が適しています。

Q14. 繰り返し施術を受けるとどうなりますか?

A. 繰り返し施術を受けることで、咬筋の発達が抑えられ、効果が持続しやすくなります。また、施術の間隔も徐々に延びる傾向があります。ただし、繰り返しても永続的な効果にはならず、やめると元に戻ります。

Q15. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?

A. いいえ、妊娠中・授乳中の方は、エラボトックスを受けることができません。ボツリヌストキシンが胎児や乳児に影響を与える可能性があるためです。妊娠を計画されている場合も、使用を控えることが推奨されます。

まとめ

エラボトックスは、適切に施術すれば、自然で美しい小顔効果が期待できる治療法です。しかし、注入量が多すぎたり、もともと頬の脂肪が少なかったりすると、頬がこけて老けて見えるリスクがあります。

頬がこける主な原因は:

  • 注入量が多すぎる
  • 注入部位が不適切(笑筋への影響)
  • もともと頬の脂肪が少ない
  • 加齢による皮下脂肪の減少
  • 医師の技術・経験不足

こけるのを防ぐためには:

  • 初回は少量(片側10〜20単位)から開始
  • 咬筋の中心部に正確に注入
  • 顔全体のバランスを考慮したデザイン
  • ヒアルロン酸との併用を検討
  • 経験豊富な医師を選ぶ

すでにこけてしまった場合は、ヒアルロン酸注射で頬にボリュームを補充することで、即座に改善できます。

エラボトックスに向いているのは、咬筋が発達していて、頬に適度な脂肪がある方です。痩せ型で頬の脂肪が少ない方、すでに頬がこけ気味の方、30代後半以降で皮下脂肪が減少している方は、リスクが高まるため注意が必要です。

クリニック選びでは、エラボトックスの症例数が豊富で、「こけさせない」デザイン力を持つ医師を選ぶことが重要です。初回は少量から開始し、顔全体のバランスを診断してくれるクリニックを選びましょう。

エラボトックスは、正しい知識と適切な施術により、安全で自然な小顔効果が期待できます。本記事の情報を参考に、失敗を避け、理想の輪郭を手に入れてください。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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