口周りのシワを目立たなくする方法は？原因や予防方法も紹介

口周りにシワがあると疲れや老いを連想させ、見た目に影響を与えてしまいます 。
コロナ禍でマスクをつけている時間が長く、知らないあいだに口周りのシワが増えていて 驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、口周りのシワを目立たなくする方法とともに、シワの原因や予防方法も ご紹介します。
「頑固な口周りのシワをなんとかして、若々しい姿を取り戻したい」という方 は、ぜひ最後までご覧ください。

口周りのシワを目立たなくする施術

さっそく、 一度際立ってしまった口周りのシワを目立たなくする施術をご紹介します。
それぞれ特徴が異なりますので、ご自身のお悩みに合う施術を見つけてみてくださいね。

ボトックス注射

口周りのシワを薄くする代表的な施術として、ボトックス注射が挙げられます。

ボトックスとは、ボツリヌス菌から作られるたんぱく質の一種を成分とする薬剤“A型ボツリヌス毒素”で す。
このたんぱく質には筋肉の収縮を抑制する作用があり、表情筋に注入すると一時的に筋肉を緩めて、気になる箇所のシワや顔のたるみを軽減させることが可能です。

また、 顎に注射することにより、シワを改善するだけではなく、フェイスラインがすっきりしたように見える小顔効果も 期待できます。

なお、ボトックスにはさまざまな種類の製剤が含まれますが、アラガン社製のボトックスが正式に商標登録もされているものです。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射も、口周りのシワにお悩みの方におすすめの 施術です。

保湿・保水成分をもつヒアルロン酸は、もともと体内に存在しています。
しかし、20代をピークに年齢を重ねるにつれて体内に含まれる数は減少していきます。

そのヒアルロン酸を皮膚の下に注入することで、みずみずしさを取り戻し顔全体のシワやたるみ、くぼみ、ボリューム感の改善を図ることができるわけです 。

口周りのシワの種類とその原因

ひと括りに“口周りのシワ”といっても、その種類はさまざまです。
口周りに出現する代表的な6種類のシワについて、概要と原因をお伝えします。

ほうれい線

口周りにできるシワのなかでも特に老けた印象を与えるのが、顔の中心から口角にかけて深く形成されるほうれい線です。

ほうれい線は“加齢に伴ってできるシワ”と捉えられがちですが、実際は 表情を変えたときに頬と口周りの筋肉の境目にできる溝です。
年齢を問わず、口を大きく開けたり、笑ったりと表情筋が動くことによって姿を現します。

気になるのは、無表情でもほうれい線がくっきりと見えてしまうときです。
ほうれい線が平常時に も目立つようになる原因としては、肌の老化や乾燥、メイクによる肌への負担 、生活習慣の乱れによる顔のたるみが挙げられます。

また、顔の筋肉は首の筋肉や鎖骨にまでつながっているため、姿勢が悪いと顔の筋肉が下に引っ張られて、ほうれい線をより際立たせます 。

マリオネットライン

唇の両端から顎に向かってまっすぐに伸びる“マリオネットライン”は、腹話術で使われるマリオネット人形 の口元に似ていることからその名がつけられています。

マリオネットラインができる主 な原因は、加齢による筋肉や皮膚のたるみです。
年齢を重ねるにつれて骨や筋肉が衰えると、皮膚の弾力やハリが低下し、たるみとなることでシワができます。

皮膚は、骨から筋肉・皮下組織・真皮・表皮の順にいくつもの層で構成されているため、加齢に伴って土台である骨の量が減ると 、その上にある 各層を支えきれなくなってしまいます。
皮膚 を支える力が弱くなることで、重力の影響によって皮下組織が少しずつ下に移動し、たるみができて、シワが形成されてしまうのです。

このほか、紫外線や加齢の影響で 肌の弾力やハリが低下すると 、シワがさらに目立ってしまいます。

梅干しジワ

口元に力を入れると顎にできる無数の細かいシワは、“梅干しジワ ”とよばれています。
主に、口を閉じるときに使う“オトガイ筋”という顎にある筋肉に力が入ることで形成されるシワです。

頬を膨らませたり 口をすぼめたりすると、オトガイ筋が動くことで 誰でも梅干しジワが出現するものですが 、 口元に力を入れていなくとも 目立ってしまうケースがあります。
その原因は、オトガイ筋に強い力が入る状態が続く こと です。
たとえば、顎の骨格が歪んで鼻より前に出ていたり前歯が唇から出ていたりすると、口を閉じるためにオトガイ筋に強い力が加わりつづけ梅干しジワが際立ちます。

また、口での呼吸や顎に力を入れる癖によっても 、オトガイ筋がより強く収縮して梅干しジワを目立たせてしまいます。

小ジワ・ちりめんジワ

口元の浅い層に形成される小ジワやちりめんジワは、 皮膚の一番外側である表皮 につくられます。
幅広い年齢層にみられる シワですが、20代前半から出てきてしまうことがあります。

小ジワ・ちりめんジワの主な原因は、紫外線や肌の乾燥にくわえて、年齢とともにコラーゲンとエラスチンが減少することです。

浅い層にできることからそこまで目立つシワではありませんが、対処せずに放置すると段々と深くなるおそれがあるため、むやみに早めのケアが肝心です。

鼻の下にできる縦ジワ

鼻と唇のあいだに縦ジワがあると 老けた印象を与えるほか 、唇の輪郭を不鮮明にして、リップメイクの仕上がりが悪くなることもあります。

原因は、肌の乾燥や喫煙などです 。
特に喫煙の習慣があると 、煙草をくわえる口の動きだけではなく、煙草に含まれる成分も縦ジワの形成に影響します。
喫煙によって血管が細くなることで血液が酸素不足を起こすと、全身に栄養が回らずに肌の老化を招きます。

このように肌の乾燥や喫煙による癖づけにくわえて、煙草に含まれる成分によって引き起こされる栄養不足が 鼻の下の縦ジワを形成し、目立たせてしまうわけです。

唇のシワ

唇の シワが深くなると潤いや弾力が失われて、リップクリームのノリが悪くなるうえ、塗ってもすぐに乾くようになってしまいます。
また唇 のボリュームが なくなり、 口元が貧相に見えることに もつながります。

唇の縦ジワを目立たせる 主な原因は 、ほかのシワと同様、乾燥や加齢、紫外線です。
ほかにも、リップメイクやクレンジング、食事による唇への負担も挙げられます。
口紅やリップグロスをつけたあとに縦ジワがひどく目立つ場合 には、ご自身に合っていない成分が含まれているかもしれません 。

また、辛いものや塩分量が多いもの を食べると、唇に刺激となって縦ジワを形成してしまう場合があります。

さらに 唇を舐めたり、皮をとったりするほか、口呼吸することも唇のシワを目立たせる原因になります。

マスクの着用は口周りのシワと関係がある？

ここまで、口周りのシワの原因をお伝えしてきましたが、「マスクをつけていると口周りのシワを目立たせる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常的にマスクを着用する方 にとって、その影響は気になりますよね。

マスクをつけていないときは意識しなくても口角に力が入ることで 表情筋が鍛えられますが、マスクで顔の半分が隠れていると、人に見られていない安心感から無表情になります。
表情筋が徐々に衰えることで顔がたるみ、ほうれい線をはじめとするシワが刻まれてしまうわけです。

そのため、マスクを長期間着用する場合は、次項でご紹介する表情筋のトレーニングを参考に 、顔のたるみを予防 しましょう。

口周りのシワを予防する方法

毎日のちょっとした工夫で、口周りのシワを予防することにつながります。
おすすめの予防方法をご紹介します。

パックで保湿する

口周りのシワはいくつか種類がありますが、 いずれも肌の乾燥やハリ不足が一因となっているため、予防するには保湿ケアは欠かせません。
基本的には毎日のスキンケアを徹底するうえで、よりしっかりと保湿したいなら、化粧水のあとにパックを使うのがおすすめです。

パックは肌に必要な水分や栄養を供給してくれます。
ヒアルロン酸やコラーゲン、ビタミンCなど、肌の保湿や修復を助ける成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう 。
パックをつけたらゆっくりと皮膚を引き上げてシワを伸ばし、5〜20分程度放置します。
その後、 残った美容液を肌に優しくなじませ、保湿クリームを塗れば 保湿ケアは完了です。

この保湿ケアの習慣化によって肌に水分が与えられ 、シワを予防することが期待できます。

ポイント②表情筋を鍛える

衰えた表情筋を少しずつ鍛えることでも 、シワを目立たせる原因となる顔のたるみの予防 に つながります。
具体的な手順は以下をご覧ください。

【表情筋を鍛えるトレーニング方法】

1. 口角を上げて笑顔をつくり5秒間キープする
2. 笑顔のまま頬をぐっと引き上げ5秒間キープする
3. 顔を元の位置に戻して5秒間キープする

この手順を合計3セット繰り返します。
通勤中や就寝前 など、ちょっとした空き時間を使って 試して みてくださいね。

ポイント③顔をマッサージする

マッサージによって顔のリンパの流れを促進し老廃物の排出を助けることも、シワやたるみの予防につながります。

さっそく、具体的なマッサージの流れをご紹介します。

【顔をマッサージする手順】

1. クレンジングオイルやマッサージクリームを手になじませる
2. 指の腹を使い、頬骨に沿って内側から外側へと優しくなで上げる
3. 顎のラインに沿って耳の下方向へリンパを流す
4. 額から耳の方向へ、首筋を通って鎖骨までリンパを流す

以上の手順で顔をマッサージすれば、顔全体の血流の促進をサポートすることが可能です。

こちらも前述した表情筋トレーニングと合わせて、 毎日の習慣にしましょう。

ポイント④紫外線を浴びないように対策する

シワを予防するためには、紫外線対策もしっかりと行いたいところです。

皮膚の深いところにまで 届く紫外線は、肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンを破壊し、 シワやたるみを引き起こします。
そのため、口元だけではなく全身の紫外線対策を行うのが理想的です。
また紫外線は常に大気中に降り注いでいる ため、日差しの強い夏だけではなく一年を通して対策し、室内にいても窓から入ってくる日差しに注意する必要があります。

具体的な紫外線対策には、日傘や帽子、UVカット効果のある服を装備することにくわえて、日焼け止めをこまめに塗ることが挙げられます。

口元のシワだけではなく全身の美容のためにも、できるだけ毎日の紫外線対策を意識しましょう。

口周りのシワは、適した美容施術を受けることで目立たなくなる

今回は、口周りのシワを目立たなくする方法とともに、シワの原因や予防方法をお伝えしました。

一度できてしまった 口周りのシワは、適した美容施術を受けることで、 目立たなくさせることができます 。
また、保湿や表情筋のトレーニング、マッサージ、紫外線対策によって、口周りのシワを予防することが可能です。

口周りのシワにお悩みの方は、 藤井クリニックにご相談ください。
無料カウンセリングで、それぞれのお悩みに合った施術を提案いたします。

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