美肌のためのプラセンタ注射！安く受けるには？大阪梅田での美容皮膚科医が解説

人気の高い美容施術の1つにプラセンタ注射があります。実はプラセンタの歴史は長く、クレオパトラやマリー・アントワネットなどの歴史上の美女たちも使用していました。

当院にも日々多くの施術希望者が来院されますが、プラセンタについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

今回は、プラセンタ注射による美容効果や副作用について解説いたします。継続して打つべき注射だからこそ気になる、料金についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

プラセンタ注射とは、ヒトの胎盤から抽出した有効成分を体内に注入する注射です。プラセンタ注射は医療機関のみで受けることができます。もともと肝硬変の治療薬として厚生労働省に認可されましたが、更年期障害や自律神経失調症に対しても効果的です。

そもそも、プラセンタとは胎盤のことを意味しており、たんぱく質・脂質・糖質の三大栄養素の他、ビタミンやミネラルなども豊富に含んでいます。

プラセンタを含む市販品には豚や馬のものが多く、これらは動物由来の成分です。プラセンタ注射に使われるのはヒト由来の成分なので、動物由来の成分よりも安全性が高く、安心して使用できます。

現在日本で使用されているプラセンタ注射の薬剤は、メルスモンとラエンネックの２種類です。どちらも効果はほとんど同じですが、メルスモンは更年期障害の治療用に開発され、ラエンネックは肝機能障害の治療薬として開発されました。
（当院では、有効成分を壊さずに抽出・製造されたラエンネックを使用しています。）

どちらの製剤も十分な効果が期待できますので、安心してご利用ください。

プラセンタ注射は、以下のような複数の効果が期待できます。

• ・保湿
• ・ニキビなどの肌荒れ改善
• ・美白作用
• ・シワ改善
• ・老化防止
• ・基礎代謝のアップ

プラセンタが持つ抗炎症作用によってニキビや湿疹の改善が期待でき、シミの原因ともなるメラニン色素の生成も防ぎます。加えて、基礎代謝の向上によってターンオーバーが正常化するため、肌に潤いや弾力を与えることが可能です。

プラセンタには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、美肌作りに必要不可欠な栄養素が豊富に含まれているため、肌の土台をしっかりと整えることが出来ます。年齢を重ねる上でのお悩みにも対応できるので、幅広い肌トラブルの改善が期待できるでしょう。

まず前提として、プラセンタ注射による重篤な副作用は報告されていません。しかし場合によっては、以下のようなデメリットや副作用が現れる可能性があります。

• ・痛み
• ・赤み
• ・腫れ
• ・即効性がない
• ・持続性がない
• ・アレルギー症状が出現する可能性がある

主な副作用には、針で施術することによる痛み・赤み・腫れが挙げられます。これらはすべて一時的な症状なので、あまり心配はいりません。

また、プラセンタ注射の効果は施術後2~3日経過してから表れます。効果の持続は数週間程度なので、状態を保ちたい場合は定期的に注入を行うと良いでしょう。

施術に薬剤を使用する以上、アレルギー症状を発症することもあります。主な症状は、蕁麻疹・悪寒・発熱などです。しかしプラセンタ製剤は、ウイルスや細菌感染予防の観点から加熱処理が施されているため、どれも重症化したとの報告はありません。もしアレルギー症状が出現した場合は、速やかに治療を中止しましょう。

その他の副作用で、プラセンタ注射は太ると心配される方もいると思いますが、これは注射が原因ではありません。プラセンタ注射には新陳代謝を活発にする作用があるため、いつも以上に空腹感を感じることもありますが、普段の食事内容を維持すれば太ることはありませんのでご安心ください。

副作用以外に、プラセンタ注射にはいくつか注意点があります。

• ・必ずしも希望箇所に効くわけではない
• ・献血が出来ない

美容目的でプラセンタ注射を行う場合、作用したい箇所に直接効果が表れるわけではありません。というのも、プラセンタ製剤は血管に注入しますので、全身を巡って効果を発揮します。ボトックス注射やヒアルロン酸注入などと異なり、必ずしも希望した箇所に効果が表れるわけではないことは知っておく必要があります。

また、プラセンタ注射を行うと献血が出来なくなります。プラセンタは胎盤を原料にしているため、未知なる感染症に対する安全性が分かっていないためです。

施術をご検討中の方の中には、ご家族が万が一の時に輸血できないと困る…と諦められる方もいるかもしれません。ただ、現在の日本の医療現場では、家族間の輸血はリスクが高いため行われておりません。万が一のためにプラセンタ注入を諦める必要はありませんので、前向きにご検討ください。

プラセンタ注射を美容目的で注入する場合は保険適用外となり、自費でのお支払いになります。自費＝高額とのイメージがあると思いますが、プラセンタ注射の料金相場は、1回1000円～3000円程度と比較的安価です。（当院の通常価格は1回あたり2000円です。）

料金は、注入量やクリニックの立地、ライバル店の多さによって異なります。効果を持続させるためには継続的する必要がありますので、ご自身が通いやすいクリニックを探しましょう。

プラセンタ注射の料金は、複数回の施術を希望するとお得です。1回よりも、2回・3回と複数回契約すれば、1回あたりの料金が割引されるクリニックが多くあります。当院も複数回チケットを特別価格で案内しておりますので、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

美容クリニックは自由診療のため、割引によって施術を決める方もいると思います。事前カウンセリングが無料のクリニックもありますので、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、比較・検討してもいいでしょう。

もしホームページを調べても記載がない場合は、クリニックに直接問い合わせるか、事前のカウンセリングで質問してください。問い合わせに対するクリニックの姿勢も、比較・検討の材料にしてもいいかもしれませんね。