公開日: 2022年05月25日

更新日: 2024年05月23日

ニキビ治療で話題急上昇中!ダーマペンの効果について

ニキビ治療で話題急上昇中!ダーマペンの効果について

ダーマペンによる施術は、シミや小じわの改善はもちろん、ニキビ跡や毛穴の開きなど、さまざまな肌悩みに効果的な治療です。

ダーマペンに挑戦することで、これまで諦めかけていた肌トラブルが改善されるかもしれません。

この記事では、ダーマペンの仕組みや具体的な効果、リスク・副作用について解説します。

「ダーマペンって、どのような施術なの?」「自分の肌悩みに効果があるのか知りたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてください。

ダーマペンとは

ダーマペンの特徴や、最新型の「ダーマペン4」について解説します。

ダーマペンの特徴

ダーマペンは、エイジングケア治療などに使用されているペン型機器です。先端に髪の毛よりも細い、超極細の針がついています。それを高速振動させることで、肌の表面に目には見えない微細な穴を開け、肌が本来持っている再生力を引き出す美容治療です。

詳しい効果は後述しますが、皮膚が新しく生まれ変わり、ニキビ跡・小じわ・毛穴の開きなどの改善が期待できます。

肌のキメやハリのアップは1回の治療で効果を感じる方もいますが、通常は回数を重ねることで効果を実感できる施術です。

効果が表れ始めるまでの期間には個人差があり、ニキビ跡や毛穴の開きなどは3~6回程度です。症状が重いようなら、10回以上の施術が必要になることもあります。

ダーマペン4について

最新型のダーマペンは、「ダーマペン4」です。先端に合計16本の針がついており、1秒ごとに1,920個の穴を皮膚に生成します。針の最大深度(針を刺す深さ)は3.0mmに設定が可能です。

従来の「ダーマペン3」は、針の数が12本で最大深度は2.5mm。ダーマペン4はより多く穴を開けられるうえに、美容成分を効率よく浸透させられるのが特徴です。

ダーマペンが向いている方の特徴

ダーマペンによる施術は、以下のような悩みを抱えている方におすすめです。

 ・色素沈着によるニキビ跡、クレーター肌の凹凸を治したい
 ・火傷の痕や傷痕がコンプレックス
 ・毛穴の開きやたるみが気になる
 ・肌にハリや弾力がなくなってきた
 ・肌のざらつき、ごわつきに悩んでいる
 ・目元や口元の小じわが気になってきた
 ・肌のくすみをトーンアップしたい
 ・小鼻など細かい部分を施術したい

ダーマペン治療の仕組み

ダーマペンで肌を再生する仕組みは、以下のとおりです。


① 肌に小さな穴を開ける

肌は一時的に傷を負った状態になります。


② 線維芽細胞が活性化

傷ついた肌を元に戻す力(創傷治癒力)が働き、線維芽細胞(せんいがさいぼう)が活発になります。線維芽細胞とは、肌の若々しさを保つための美容成分を生成する細胞です。


③ 皮膚の再生により肌質改善

細胞から、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分が生成されます。新陳代謝が促進されて肌のターンオーバーが正常に戻り、肌が再生されることで肌質を改善できるのです。

美容成分が肌にハリや弾力を蘇らせ、ニキビ跡や肌の凹凸、毛穴をなめらかにしていきます。

ダーマペン治療の効果

ダーマペン治療の効果

ダーマペンで得られる主な効果は、以下の2つです。

 ・創傷治癒による肌質改善
 ・薬剤による相乗効果

創傷治癒による肌質改善

すでに解説したとおり、肌に小さな穴を開けることで創傷治癒力が働き、肌を修復します。

通常の擦り傷や切り傷などを負っても、きれいに元通りになるとは限りません。ただ、ダーマペンは超極細の針で皮膚表皮層を傷つけずに創傷治癒を促せるので、前の状態よりもきれいな肌に生まれ変わります。

具体的には、以下のようなお悩みを持つ肌に効果を発揮します。

 ・ニキビ跡、傷跡、クレーター
 ・ニキビ改善、毛穴の開き
 ・小じわ、たるみ、乾燥
 ・シミ、くすみ


・ニキビ跡、傷跡、クレーター

ニキビ跡などの肌の凹みは、皮膚の深い部分(真皮)まで及んでおり、ターンオーバーが遅くなります。症状の度合いによって、自然治癒が困難です。

ダーマペンなら真皮近くまで針が届き、無数に穴を開けられるので、ターンオーバーが活性化。自然治癒を促して凹みを改善します。


・ニキビ改善、毛穴の開き

ダーマペンはニキビの改善やニキビ予防にも効果的です。ニキビの原因のひとつは、皮脂分泌やアクネ菌の増加、毛穴のつまりなどが影響しています。

ダーマペンにより皮脂の分泌が正常化。過剰な皮脂分泌を防止できるうえに、皮脂の排出もスムーズになるので、ニキビ改善や予防に役立ちます。また、毛穴が締まりやすくなることで、毛穴の開き改善にもつながるでしょう。


・小じわ、たるみ、乾燥

ダーマペンで再生された肌は保湿力が増し、ハリや弾力がアップします。小じわ、たるみ、乾燥などの改善が期待でき、ツヤのある若々しい肌を手に入れられます。


・シミ、くすみ

シミやくすみの原因であるメラニンは、ターンオーバーで通常は排出されます。しかしメラニンの過剰生成などにより蓄積されたメラニンが、黒ずみにつながってしまうのです。

ダーマペンなら肌のターンオーバーを促せるので、メラニンが排出されてシミやくすみの改善が可能です。

ダーマペン治療の症例写真

症例写真(ダーマペン)

施術前

施術後

 

施術に関する情報
施術名 ダーマペン ハイラアクティブ
施術の説明 「ダーマペン」とは、非常に細い針を使用することによって肌の表面に小さな穴を作り、肌の自然治癒力を向上させることを目的とした施術です。また、ダーマペン4などの機器名を指すこともあります。
ダーマペン施術で使用する針は、髪の毛よりもさらに細い超極細針になりますが、施術用美容液と組み合わせて使用することで、皮膚上に塗布した美容液を皮膚の内部にまで届けることが可能です。その為、美容液との組み合わせによっては、新陳代謝を促進するだけではなく毛穴の開きや毛穴のたるみ、色素沈着といったお肌の悩みへの対策としても期待できます。 個人差はあるものの、複数回の施術を受けることでより変化を実感しやすい施術です。
施術のリスク
(副作用)
ダーマペンは施術により小さな穴を肌に開けます。通常この穴は数時間でふさがるものですが、施術後に赤みが長引く場合があります。数日でおさまるのでご安心ください。さらに、傷口が治りにくい方の場合は痕が残る可能性はゼロではありません。
加えて、施術後には紫外線に注意する必要があります。これは、過度な日焼けをすると色素沈着が起こるケースがあるためです。そのため、紫外線対策をしっかりと行いましょう。
施術の価格 美白、美肌、毛穴基本治療 ハイラアクティブ (全顔または首) 27,500円(税込) 24,750円✕3回(税込)

薬剤による相乗効果

開けた穴に成長因子などを配合した導入薬剤を塗布すると、穴を通って皮膚の深くに成分が浸透し、さらに効果を高められるのがメリットです。

人それぞれの肌質や肌悩みによって使用する薬剤は異なるので、カウンセリング時に相談しましょう。

ダーマペンによく使用される薬剤には、以下のようなものがあります。


・ハイラクティブ

ダーマペン専用に作られている、高濃度ヒアルロン酸を含んだ美容液です。さまざまな肌タイプに使用でき、肝斑や色素沈着などの改善を目指せます。

抗炎症作用を持つ成分も配合されており、ダーマペンの治療によって起こるダメージを軽減できます。


・PRX-T33(マッサージピール)

PRX-T33はTCA(トリクロロ酢酸)やコウジ酸を含むピーリング剤です。

TCAは真皮近くまで浸透し、線維芽細胞を活性化させてコラーゲンの生成を促すことで、肌にハリや弾力が生まれます。コウジ酸には、メラニンの生成を抑制する効果があり、シミやくすみを改善できるのが特徴です。

ダーマペンとPRX-T33を組み合わせた施術を「ヴェルベットスキン」といいます。ダーマペンの施術で肌表面に小さな穴を開け、そこへPRX-T33を塗布することで、肌の奥深くまで薬剤を届けられます。


・レチナールアクティブ

ビタミンA(レチンアルデヒド)を高濃度で配合した、抗酸化作用のある薬剤です。日光や加齢による肌ダメージを抑えられるうえに、肌の衰えを目立ちにくくする効果が期待できます。刺激が少ないため、敏感肌の方でも使えます。


・ボトックス

ボトックスは、小じわ・ハリ・ツヤの改善に効果的です。注射で注入するのと違い、筋肉ではなく皮膚の浅い層に浸透させられます。これにより自然な表情のままシワの改善や毛穴の引き締めが可能です。


・プラセンタ(ヒト胎盤)

プラセンタは胎盤から抽出される成分で、多くの栄養が詰まっています。プラセンタとダーマペンを組み合わせることで、ふっくらとしたハリのある肌へ導きます。


・ブライトライト

コウジ酸・ビタミンC・カンゾウ根などを配合した薬剤です。メラニンの生成に関わるチロシナーゼの働きを抑え、シミ・くすみ・色素沈着などを予防します。


・PCLソリューション

PCL(ポリカプロラクトン)は、皮下に浸透すると新たなコラーゲンを生成する作用があります。肌にうるおいを与え、加齢とともに失われた肌のハリや弾力を改善します。

ダーマペンのデメリット

ダーマペンのデメリットは以下3つです。

・治療を複数回受ける必要がある
・痛みや副作用がある
・ダウンタイム中の注意点がある

治療を複数回受ける必要がある

ダーマペンは、1回の治療での劇的な変化は期待できません。変化を感じられないと思う方もいるかもしれませんが、複数回の治療を繰り返すことで徐々に肌が改善されます。

症状によっても異なり、ニキビ跡や毛穴の開きや肌質改善には3~6回、深いニキビ跡や濃い色素沈着は5~10回治療を受ける必要があります。

治療間隔は3~4週間程度あけて受けるのがおすすめです。費用と時間がかるので、何度か治療を受ける必要があることを事前に理解しておきましょう。

痛みや副作用がある

ダーマペンは超極細の針を使用する治療ですが、施術中チクチクと痛みを感じます。個人差もありますが、施術後にヒリヒリ感じる場合もあります。

表面麻酔を使用し、針を刺す深さを浅い設定にもできるので、痛みが不安な方は事前カウンセリングで確認するようにしましょう。

副作用は、赤み・皮むけ・かゆみ・内出血などが生じる場合もありますが、数日~1週間程度で落ち着きます。症状が長引くときは早めの受診をおすすめします。

ダウンタイム中の注意点がある

ダーマペンのダウンタイムは、数日~1週間程度です。針を刺す深さによっても、ダウンタイムの長さが変わります。

針を刺す深さ ダウンタイム目安
0.2mm~ 2~3日程度
0.5mm~ 2~3日程度
1.0mm~ 2~3日程度
1.5mm~ 4~5日程度
2.0mm〜 6~7日程度

 

ダウンタイム期間中の注意点を確認しておきましょう。

・紫外線対策
・保湿ケア
・入浴・飲酒・運動

紫外線対策

ダウンタイム期間中の肌は炎症が起きやすく、ダメージも受けやすいです。きちんと紫外線対策ができていない場合、色素沈着の原因となったり、ダウンタイムが長引いたりする可能性があります。日焼け止めや日傘などで対策する必要があります。

スキンケア・メイク

保湿ケアをいつも以上にしっかりと行い、刺激となるものは避ける必要があります。翌日からメイク可能ですが、肌に負担をかけないように、低刺激のスキンケアやメイクを心がける必要があります。

入浴・飲酒・運動

入浴・飲酒・激しい運動などは、血行を促進し、肌の赤みが増す原因となるので控えなくてはなりません。シャワーは当日から可能ですが、入浴は翌日から可能です。

ダーマペンの持続期間はどのくらい?

ニキビ跡やクレーターなどは、1度改善できた後に、元に戻ることは少ないでしょう。

しわやシミ改善の持続期間には個人差がありますが、半年以上効果が続くことが多いようです。3~4か月ごとなど、継続的にメンテナンスをすることで、美しい肌を保てます。

ダーマペンのリスク・副作用

ダーマペンには、以下のリスクと副作用があります。

 ・施術中の痛み
 ・皮むけ
 ・赤みやかゆみ
 ・腫れ
 ・内出血
 ・感染

ダーマペンは針を使用する施術のため、チクチクと刺すような痛みを感じます。しかし非常に細かい針を使うので、強い痛みを感じることは少ないでしょう。

痛みが苦手な方向けに、オプションで表面麻酔を用意しているクリニックがほとんどです。また、肌が再生する過程で一時的に皮むけしますが、無理にはがさずに保湿するのが大切です。

施術後は肌の赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出ることがありますが、数日でおさまります。稀に内出血、腫れ、感染を引き起こす可能性もあります。異常を感じたら、医師に相談してください。

なお、施術後は肌がデリケートな状態です。とくに紫外線には気を付けましょう。過度に紫外線を浴びて日焼けすると、色素沈着を招く恐れがあります。

まとめ

ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・シミ・小じわ・たるみなど、多くの肌悩みに対応できる施術です。継続的に施術することで、諦めていた肌悩みが解決するかもしれません。

本サイトを運営している藤井クリニックでも、ダーマペンによる施術を取り扱っています。藤井クリニックは大阪 梅田にある、美容皮膚治療を専門に扱うクリニックです。

はっきりと結果を求めたい方のご希望に応える、アンチエイジング医療を提供いたします。加齢とともに増えていくお肌の悩みに寄り添う主治医として、長期的にお付き合いしていきたいと思っております。

当クリニックでは最新型のダーマペン4を導入しており、さらに効果を高めるために複数の導入薬剤をご用意しております。丁寧なカウンセリングを行い、お客様に適した治療をご提案しますので、ぜひこの機会に肌悩みを改善しませんか?

初診は無料でカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

  ダーマペン  

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約40000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。

コラム一覧に戻る