公開日: 2022年04月26日

更新日: 2025年06月08日

話題のクールスカルプティングと他のダイエット施術の比較まとめ

10秒でわかるこの記事の要約
  • クールスカルプティングは脂肪細胞を凍らせて破壊する部分痩せ技術
  • 脂肪吸引手術はメスで脂肪を物理的に除去するが、傷跡やダウンタイムがある
  • 脂肪溶解注射は薬剤で脂肪を溶かすが、アレルギーリスクや追加注入が必要な場合もある
  • GLP-1注射は食欲を抑えるホルモンを注入するが、毎日継続が必要
  • 痩身エステは医療行為ではなく、体質改善を目的とするが効果は限定的

話題のクールスカルプティング!値段の相場を部位別にご紹介

クールスカルプティングとは

運動や食事制限をせずに部分やせができると話題のクールスカルプティング。雑誌やSNSなどで取り上げられることも多く、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
クールスカルプティングとは、脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、脂肪だけを凍らせて脂肪細胞を破壊するという新しい痩身技術です。破壊された脂肪は自然な代謝によって排泄されるため、脂肪細胞そのものの数が減り、皮下脂肪の厚みが減少します。脂肪細胞の数はそのまま増えることはないため、リバウンドしにくい点も特徴です。

クールスカルプティングは2009年にカナダとEUで承認されました。2010年には承認に大変厳しいといわれているFDA(米国の厚生省)から「Fat Reduction」(脂肪の減少)の効果が認められ、承認を取得しています。
「皮膚や血流には一切影響を与えない」「運動やダイエットでは落とせない脂肪を安全で確実に減少させることができる」ダイエット法として、現在世界70ヶ国以上の医療機関で導入されています。

施術の際は、痩せたい部分に専用のアプリケータを装着し、一定時間冷却することで脂肪だけを凍らせます。凍った脂肪細胞は機能しなくなり、時間をかけて対外へ排出されます。脂肪細胞の数が減ることで、脂肪の減少を実感することができます。

気になる部分に応じて専用のアプリケータを使い分けることで、運動やダイエットでは落とすことが難しい腹部や側腹部、背部の脂肪も安全に取り除くことができます。他にも太ももや二の腕、顎や頬など顔回りなど、様々な箇所の部分痩せが可能です。

早くて3週間後に治療効果が表れ始め、2~3か月後に効果のピークを迎えます。1回の治療で、治療部位の脂肪は平均20%減少するため、クールスカルプティングの痩身効果を実感することができます。

クールスカルプティングには、主に以下のようなメリットがあります。

    • ●痛みやダウンタイムが少ない

    • ●他の細胞、血管への影響がない

    • ●リバウンドしにくい

    • ●治療痕のアフターケアが必要ない

    このようにクールスカルプティングは、「運動やダイエットが苦手」「リバウンドしたくない」「痛みを伴わない方法で脂肪を減らしたい」という方にぴったりの痩身技術と言えます。
    以下の項では、その他の痩身技術との比較を通してクールスカルプティングの魅力に迫ってみたいと思います。

脂肪吸引手術とクールスカルプティングの比較

まずは痩身治療として代表的な手法である脂肪吸引と比較してみましょう。脂肪吸引手術とはその名の通り脂肪を物理的に取り除くダイエット手法です。

「カニューレ」と呼ばれる細い管で脂肪細胞そのものを除去することで、施術後は脂肪が蓄えられなくなります。肥満の原因を直接取り除くためリバウンドが発生しにくいと言われています。そのため短期間で脂肪を減らしたい方や、ダイエットの失敗が続いている方には魅力的に感じるかもしれません。

ですが、カニューレを皮下に挿入するための出入り口としてメスで数ミリ皮膚を切開する必要がある点や、施術の際麻酔を行うことを不安に思う方も多いのではないでしょうか。
脂肪吸引手術のデメリットには以下のような点があげられます。

    • ●カニューレを挿入するための傷痕が残る

    • ●術後にダウンダイムがある(痛みや拘縮、むくみなど)

    • ●吸引によって体形のバランスが不自然になることがある

    • ●死亡事故のリスクがゼロではない

    脂肪吸引手術を行うには、リスクや失敗に関する知識が豊富で、かつフォロー体制が充実している医院を選ぶことが重要です。手術後の痛みや内出血などの症状が落ち着き、ダイエット効果が実感できるまで平均数か月かかる点も頭に入れておいた方がよいでしょう。

    一方、クールスカルプティングはメスを使用しない施術のため、痛みなどの負担も少なく、痩せたい部分にピンポイントに効果を発揮することができます。施術中には冷却によりチクチクした痛み、施術後には赤みや筋肉痛のような痛みが生じることがありますが、数日で改善することがほとんどです。
    このように施術中の痛みもほとんどないことから麻酔の必要はなく、施術後早くて3週間後から効果が表れ始める点も嬉しいポイントです。

脂肪溶解注射とクールスカルプティングの比較

脂肪溶解注射とクールスカルプティングの比較

続いて、脂肪溶解注射との比較についてご紹介します。
脂肪溶解注射とは、薬剤を痩せたい箇所に注射することで脂肪を溶かし脂肪細胞の数を減少させる方法です。薬剤の中でも「BNLS」と「レシチン」は腫れが生じにくい薬剤として主に使用されています。

「BNLS」は植物由来成分を主成分としており、身体への負担が非常に少なく腫れなどのダウンタイムがほとんどない点が特徴です。

「レシニン」はアミノ酸の一種で、古くからヨーロッパ・アメリカで高脂血症や血管硬化の治療薬として使用されている薬剤です。痩せたい部分に注射することで脂肪を分解・溶解し血中を経て尿や便として排出されます。

脂肪溶解注射によって脂肪細胞の数が減少するため、リバウンドのリスクが低い点は、クールスカルプティングや脂肪吸引手術と共通しています。痛みが少ないためダウンタイムがなく、気軽に受けられる点も魅力ですね。

しかし薬剤の効果には個人差があり、施術をしてみないと自分に合っているのかわからない点はデメリットと言えるでしょう。また、薬剤を直接体内に注射するため、副作用として悪心・嘔吐のようなアレルギー症状が現れる可能性もゼロとは言い切れません。自分の身体に合ったとしても、より高い効果を実感するためには、数か月おきに追加で注入する必要があります。

クールスカルプティングは、医学的根拠に基づいた治療方法であり、世界各国で医学的見地からも脂肪減少効果と安全性が立証されています。身体を傷つけない手法のため、身体への負担はかかりません。1回の治療で、治療部位の脂肪は平均20%減少するため、ダイエット効果を実感できるでしょう。

GLP-1とクールスカルプティングの比較

GLP-1(ジーエルピーワン)注射とは、自然に食欲を抑えて無理のないダイエットをサポートする方法です。GLP-1はもともと人の体内に存在しており、食事を摂ると小腸から分泌されます。

血糖が高くなった時のみインスリン分泌を促し、逆に血糖が低くなると血糖が下がりすぎないように調節してくれる作用があります。食欲を抑える働きがあるため、別名「痩せるホルモン」とも呼ばれています。

このGLP-1の分泌量には個人差があります。そのため分泌量が少ない人は太りやすく、分泌量が多い人は痩せやすいという特徴があります。GLP-1注射によって、このホルモンを直接体内に注射することで、食欲の抑制や血糖値のコントロールできます。
使い始めてから、2週間以内に徐々に効果が出始めると言われています。

細くて短い針を使用するため、ほとんど痛みを感じることなく自分で投与できる気軽さは魅力ですが、悪心や嘔気・嘔吐などの副作用が見られることがある点には注意が必要です。

また、1回の注射で得られる効果の持続期間は1日。治療終了後に何もしなければ、徐々にもとの体重に戻ってしまうため、効果を維持するためには1日1回、継続しての注射が必要です。

クールスカルプティングでは一回の施術でダイエット効果を実感できる施術法です。物理的に脂肪細胞を除去できるためリバウンドの心配もなく、つらい食事制限をする必要もありません。

痩身エステとクールスカルプティングの比較

最後に痩身エステと比較してみましょう。痩身エステとは、主にエステサロンで行われる痩身方法です。

マッサージや痩身マシンなどを使用し、リンパの流れや骨盤などのゆがみを正すことなどで体質改善を行い、「美しく痩せる」「健康的に引き締める」ことを目的としています。
中には脂肪冷却施術を行うエステサロンもありますが、エステサロンとクリニックの大きな違いは、痩身エステでの施術は医療行為ではないということ。

施術を行うエステティシャンには特別な資格が必要ないため、万が一の対応に不安が残ります。

マッサージ等その他の施術に関しても、痩身エステでは、継続して通っていても普段の生活で暴飲暴食をするなど太りやすい生活を続けていては効果を感じることはできません。痩身エステを通じて痩せるためには、食事管理やトレーニングとの併用が必須です。

同じコストをかけるのであれば、リバウンドの心配がなく直接的に脂肪が減少するクールスカルプティングを受けることをおすすめします。
クールスカルプティングはクリニックなどの医療機関で、医療従事者が行う施術方法です。医学的根拠に基づいた手法なので安心してダイエット効果を実感できます。

まとめ

クールスカルプティングは、手術によって身体を傷つけることがないことや皮膚や血液には一切影響を与えないことから、身体への負担がかからず高い安全性が認められている痩身技術です。
安全な方法で脂肪を減らしたい方や、痛みを感じる治療に抵抗がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

当医院では最新の機器を使用したクールスカルプティング施術を受けることができます。より多くの患者様にご満足いただけるよう2台体制で施術を行っており、多くの患者様より効果を実感していただいております。
製造元であるゼルティック社によるトレーニングを受け、クールスカルプティング専門医の証である認定医の証書を取得していますので、安心してご依頼ください。

初診・再診問わず、お電話、WEBフォーム、LINEよりご予約・ご相談受け付けております
お得なキャンペーン価格もご用意しております。ぜひお気軽にご相談下さい。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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