公開日: 2026年05月10日

更新日: 2026年05月04日

糸リフトの持続期間は?種類別・延ばす方法・再施術タイミング完全解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「糸リフトを受けたいけれど、どのくらい効果が続くのか知りたい」「費用に見合う持続期間があるのか」「何年ごとにメンテナンスが必要なのか」——糸リフトを検討される方から、このような質問を数多くいただきます。
  • 美容医療への投資は、決して安価なものではありません。特に30代後半から50代後半の、長期的な視点で自己投資を考える世代の方々にとって、「どのくらい効果が持続するのか」「長期的なコストはどの程度か」という点は、最も重要な判断材料となるでしょう。
  • 糸リフトの持続期間は、使用する糸の種類によって大きく異なります。一般的には1~2年程度とされていますが、実際には個人差が大きく、生活習慣や年齢、医師の技術によっても変わってきます。「1年で完全に元に戻る」という短すぎる期待も、「一度で永久的に効果が続く」という過度な期待も、現実的ではありません。
  • 本記事では、糸リフトの持続期間について、糸の種類別の詳細、持続期間を左右する要因、持続期間を延ばす具体的な方法、再施術のタイミング、そして長期的なコスト計算まで、医学的根拠に基づいて正直にお伝えします。正しい知識を持って、納得のいく長期的な治療計画を立てていただければ幸いです。

目次

糸リフトの持続期間とは?【基本知識】

糸リフトの持続期間について正しく理解するためには、まず基本的な知識を押さえておく必要があります。

持続期間の定義

糸リフトの「持続期間」とは、施術によって得られた効果がどのくらいの期間続くかを指します。ただし、この「効果」には2つの側面があることを理解しておく必要があります。

  • 物理的な引き上げ効果:糸のコグ(突起)によって組織を引き上げる効果
  • コラーゲン生成促進効果:糸が刺激することで新しいコラーゲンが生成され、肌のハリが向上する効果

これら2つの効果は、それぞれ異なる期間持続します。

「効果の持続」と「糸の吸収」の違い

多くの方が混同しやすいのが、「糸の吸収期間」と「効果の持続期間」です。

糸の吸収期間
体内で糸が徐々に分解・吸収されていく期間を指します。溶ける糸(吸収糸)の場合、糸の種類によって異なりますが、一般的に6ヶ月~24ヶ月程度で完全に吸収されます。

効果の持続期間
実際に若返り効果を実感できる期間を指します。糸が完全に吸収された後も、糸が刺激したことで生成されたコラーゲンが残るため、一定期間は効果が持続します。そのため、効果の持続期間は、糸の吸収期間よりも長いのが一般的です。

平均的な持続期間の目安

糸リフトの持続期間は、使用する糸の種類によって異なります。

  • PDO糸:約1~1.5年
  • PCL糸:約2年
  • PLLA糸:約2~3年

ただし、これはあくまで平均的な目安であり、個人差があります。同じ糸を使用しても、ある方は2年以上効果が持続する一方、別の方は1年程度で効果が減少することもあります。

なぜ持続期間に幅があるのか

糸リフトの持続期間に個人差が生じる理由は、以下のような要因が複雑に絡み合っているためです。

  • 年齢と代謝速度
  • 皮膚の質と厚さ
  • たるみの程度
  • 生活習慣(紫外線対策、喫煙、睡眠、食事)
  • 挿入した糸の本数と位置
  • 医師の技術力
  • 術後のケア

これらの要因については、後ほど詳しく解説します。

糸の種類別の持続期間【詳細比較】

糸リフトで使用される糸には、主に3つの種類があり、それぞれ持続期間が異なります。どの糸を選ぶかによって、メンテナンスの頻度や長期的なコストも変わってきます。

PDO(ポリジオキサノン)糸

吸収期間:約6~12ヶ月

効果の持続期間:約1~1.5年

特徴

  • 最も広く使用されている糸
  • 医療用縫合糸としても使われる安全性の高い素材
  • コラーゲン生成促進効果が高い
  • 肌質改善効果も期待できる

メリット

  • 比較的リーズナブルな価格
  • 初めて糸リフトを受ける方に適している
  • 万が一仕上がりに満足できなくても、比較的早く吸収される

デメリット

  • 他の糸と比べて持続期間が短い
  • メンテナンスの頻度が高くなる(1~1.5年ごと)
  • 長期的には総コストが高くなる可能性

向いている人

  • 初めて糸リフトを受ける方
  • まずは短期間試してみたい方
  • 肌質改善効果も重視する方

PCL(ポリカプロラクトン)糸

吸収期間:約12~18ヶ月

効果の持続期間:約2年

特徴

  • PDOよりも分解速度が遅い
  • 柔軟性が高く、自然な仕上がり
  • より長期間の効果が期待できる

メリット

  • PDOよりも持続期間が長い
  • メンテナンスの頻度が低い(約2年ごと)
  • 柔軟性が高く、表情が自然
  • 長期的なコストパフォーマンスが良い

デメリット

  • PDOよりも価格が高い
  • 仕上がりに満足できなかった場合、吸収まで時間がかかる

向いている人

  • できるだけメンテナンスの頻度を減らしたい方
  • 長期的なコストパフォーマンスを重視する方
  • 自然な仕上がりを求める方

PLLA(ポリ乳酸)糸

吸収期間:約18~24ヶ月

効果の持続期間:約2~3年

特徴

  • 最も持続期間が長い
  • コラーゲン生成促進効果が非常に高い
  • ゆっくりと分解されていく

メリット

  • 持続期間が最も長い
  • メンテナンスの頻度が最も低い(2~3年ごと)
  • 強いコラーゲン生成促進効果
  • 深いたるみにも効果的
  • 長期的なコストパフォーマンスが最も良い

デメリット

  • 価格が最も高い
  • 初期投資が大きい
  • 仕上がりに満足できなかった場合、吸収まで時間がかかる

向いている人

  • 長期的な効果を求める方
  • メンテナンスの頻度を最小限にしたい方
  • 深いたるみがある方
  • 長期的なコストパフォーマンスを最優先する方

溶けない糸(非吸収糸)

吸収期間:吸収されない(半永久的に体内に残る)

効果の持続期間:より長期間(ただし永久的ではない)

現在では使用頻度が減少していますが、一部のクリニックでは今でも使用されています。異物として体内に残るリスクや、感染リスクが相対的に高いため、慎重な判断が必要です。

どの糸を選ぶべきか(持続期間の観点から)

短期間試したい方:PDO糸がおすすめ。比較的リーズナブルで、万が一満足できなくても早めに吸収されます。

バランス重視の方:PCL糸がおすすめ。持続期間と価格のバランスが良く、多くの方に支持されています。

長期的な効果を重視する方:PLLA糸がおすすめ。初期投資は高いですが、長期的にはコストパフォーマンスが最も良くなります。

糸リフトの持続期間を左右する要因

同じ糸を使用しても、持続期間には個人差があります。どのような要因が持続期間に影響を与えるのかを理解することで、ご自身の持続期間を予測したり、延ばす努力をしたりすることができます。

年齢による違い

30代後半

  • 代謝が比較的活発で、糸の吸収が早い傾向
  • ただし、コラーゲン生成能力が高いため、総合的な効果は長持ちすることが多い
  • 平均的な持続期間:PDO 1~1.5年、PCL 2年、PLLA 2.5~3年

40代

  • 代謝と糸の吸収速度がバランスの取れた年代
  • コラーゲン生成能力も良好
  • 平均的な持続期間に最も近い結果が得られやすい
  • 平均的な持続期間:PDO 1~1.5年、PCL 2年、PLLA 2~3年

50代後半

  • 代謝が低下し、糸の吸収が遅い傾向
  • ただし、コラーゲン生成能力も低下しているため、総合的な効果の持続は個人差が大きい
  • 平均的な持続期間:PDO 1~1.5年、PCL 1.5~2年、PLLA 2~2.5年

たるみの程度による違い

  • 軽度のたるみ:効果が長持ちしやすい傾向(組織への負荷が少ないため)
  • 中等度のたるみ:平均的な持続期間
  • 重度のたるみ:効果が早く減少する傾向(重力の負荷が大きいため)

皮膚の厚さ・質による違い

  • 皮膚が厚い:糸が安定しやすく、効果が長持ちする傾向
  • 皮膚が薄い:糸の安定性がやや低く、効果の持続がやや短い傾向
  • 皮膚に弾力がある:コラーゲン生成効果が高く、効果が長持ちしやすい
  • 皮膚に弾力がない:効果の持続がやや短い傾向

生活習慣による違い

生活習慣は、持続期間に大きな影響を与える要因の一つです。

紫外線対策

  • 徹底している:コラーゲンが保たれ、効果が長持ち
  • 不十分:紫外線がコラーゲンを破壊し、効果が早く減少
  • 影響度:非常に大きい

喫煙

  • 非喫煙者:血流が良好で、コラーゲン生成が促進される
  • 喫煙者:血流が低下し、コラーゲン生成が阻害され、効果が短くなる
  • 影響度:非常に大きい

睡眠

  • 十分な睡眠:成長ホルモンが分泌され、コラーゲン生成が促進
  • 睡眠不足:コラーゲン生成が低下し、効果が短くなる
  • 影響度:中程度

食事

  • バランスの良い食事(特にタンパク質、ビタミンC):コラーゲン生成が促進
  • 栄養不足:コラーゲン生成が低下
  • 影響度:中程度

挿入した糸の本数による違い

  • 適切な本数:効果が安定して持続
  • 少なすぎる本数:効果が早く減少する傾向
  • 多すぎる本数:持続期間が延びるわけではなく、不自然な仕上がりのリスク

本数を増やせば持続期間も延びるというわけではありません。最適な本数は個々の状態によって異なります。

挿入位置と技術による違い

医師の技術力は、持続期間に大きな影響を与えます。

  • 適切な位置に挿入:糸が安定し、効果が長持ち
  • 不適切な位置:糸がずれやすく、効果が早く減少
  • 適切な方向に挿入:引き上げ効果が最大化され、効果が持続
  • 不適切な方向:効果が十分に得られず、早く減少

体質・代謝による違い

  • 代謝が速い体質:糸の吸収が早く、持続期間がやや短い傾向
  • 代謝が遅い体質:糸の吸収が遅く、持続期間が長い傾向
  • ただし、コラーゲン生成能力との兼ね合いで総合的な持続期間が決まる

アフターケアによる違い

  • 医師の指示を守ったケア:効果が長持ち
  • 不適切なケア(過度なマッサージなど):効果が早く減少

糸リフトの持続期間の経過【時系列詳細】

糸リフトの効果は、時間とともにどのように変化していくのでしょうか。時系列で詳しく見ていきます。

施術直後~1週間:物理的引き上げ効果のピーク

この時期の効果

  • 糸のコグ(突起)による物理的な引き上げ効果が最も高い
  • 頬や顎下が明確に引き上がっている

ただし注意点

  • 腫れがあるため、最終的な仕上がりとは異なる
  • この時点での見た目で持続期間を判断するのは時期尚早

1週間~1ヶ月:最終的な仕上がりの確認

この時期の効果

  • 腫れが完全に引き、最終的な引き上げ効果が確認できる
  • 物理的な引き上げ効果は施術直後よりやや減少するが、十分に残っている

持続期間への影響

  • この時点での効果の程度が、その後の持続期間を予測する目安になる

1~3ヶ月:コラーゲン生成が始まる

この時期の効果

  • 糸の刺激によって新しいコラーゲンの生成が始まる
  • 肌のハリが徐々に向上し始める
  • 物理的な引き上げ効果に加えて、肌質改善効果が加わる

持続期間への影響

  • コラーゲン生成が順調に進むことで、糸が吸収された後も効果が残る基盤ができる

3~6ヶ月:コラーゲン生成のピーク、効果が最も高い時期

この時期の効果

  • コラーゲン生成が最も活発になる
  • 肌のハリと弾力が最も高まる
  • 物理的な引き上げ効果とコラーゲン生成効果が相乗的に働く
  • 「糸リフトの効果が最も実感できる」時期

持続期間への影響

  • この時期に十分なコラーゲンが生成されることで、その後の持続期間が左右される

6ヶ月~1年:効果が徐々に減少し始める

この時期の効果

  • 糸の吸収が進み、物理的な引き上げ効果が徐々に減少
  • ただし、コラーゲン生成効果により、まだ十分な効果が残っている
  • 多くの方が「まだ効果を実感できる」と感じる時期

糸の種類別の状態

  • PDO糸:吸収がかなり進んでいる
  • PCL糸:吸収が進み始める
  • PLLA糸:まだほとんど吸収されていない

1~2年:緩やかに効果が減少

この時期の効果

  • 糸の吸収がさらに進み、物理的な引き上げ効果はほぼ消失
  • コラーゲン生成効果により、肌のハリは一定程度残っている
  • 効果の実感度は個人差が大きくなる

糸の種類別の状態

  • PDO糸:完全に吸収され、コラーゲン生成効果のみ
  • PCL糸:吸収がかなり進んでいる
  • PLLA糸:吸収が進み始める

再施術の検討時期

  • PDO糸:この時期に再施術を検討する方が多い
  • PCL糸:1.5~2年で再施術を検討
  • PLLA糸:まだ効果が残っている場合が多い

2年以降:糸が完全に吸収されても残る効果

この時期の効果

  • 糸は完全に吸収されている
  • 生成されたコラーゲンにより、一定の肌のハリは残っている
  • ただし、施術前の状態に徐々に近づいていく

糸の種類別の状態

  • PDO糸:完全に吸収済み
  • PCL糸:完全に吸収済み
  • PLLA糸:吸収が完了、またはほぼ完了

糸リフトの持続期間を延ばす方法

糸リフトの持続期間は、日々のケアや生活習慣によって延ばすことができます。具体的な方法を解説します。

紫外線対策の徹底

紫外線は、コラーゲンを破壊する最大の敵です。

  • 日焼け止めを毎日使用する(SPF30以上、PA+++以上)
  • 帽子や日傘を活用する
  • 長時間の外出時は日焼け止めをこまめに塗り直す
  • 窓際にいる時間が長い場合は、室内でも日焼け止めを使用

効果:紫外線対策を徹底することで、持続期間が20~30%延びる可能性があります。

適切なスキンケア

保湿

  • 朝晩の保湿を徹底する
  • セラミドやヒアルロン酸配合の化粧品を使用

レチノール

  • コラーゲン生成を促進する
  • 夜のスキンケアに取り入れる
  • ただし、刺激が強いため、医師に相談してから使用

ビタミンC

  • コラーゲン生成をサポートする
  • ビタミンC誘導体配合の美容液を使用

生活習慣の改善

睡眠

  • 1日7~8時間の睡眠を確保する
  • 22時~2時の成長ホルモン分泌時間帯に睡眠を取る

食事

  • タンパク質を十分に摂取する(コラーゲンの材料)
  • ビタミンCを摂取する(コラーゲン合成に必要)
  • ビタミンE、亜鉛、銅なども重要

禁煙

  • 喫煙は血流を低下させ、コラーゲン生成を阻害する
  • 禁煙することで持続期間が大幅に延びる可能性

節酒

  • 過度な飲酒は避ける
  • 適量であれば問題ない

顔のマッサージの避け方

  • 施術後1ヶ月は顔のマッサージを完全に避ける
  • その後も、強いマッサージは避ける
  • 軽いリンパドレナージュ程度であれば問題ない場合が多い
  • 医師に相談してから行う

他の治療との併用

ウルセラ・サーマクール

  • 糸リフトの6ヶ月~1年後に照射治療を受ける
  • コラーゲン生成が促進され、効果が延びる可能性

ヒアルロン酸注射

  • ボリュームロスが気になる部位に注入
  • 総合的な若返り効果が持続

定期的なメンテナンス治療

  • 完全に効果が消える前に、追加の糸リフトを受ける
  • 効果が残っている状態で追加することで、より自然な仕上がり
  • 再施術のタイミングについては後述

医師の指示を守ったアフターケア

  • 術後1週間は激しい運動を避ける
  • 術後1ヶ月は大きく口を開ける動作を避ける
  • うつ伏せ寝を避ける
  • 処方された薬をきちんと服用する

糸リフトの持続期間が短くなる原因

逆に、持続期間を短くしてしまう原因についても理解しておきましょう。

紫外線によるコラーゲン破壊

  • 紫外線対策を怠ると、せっかく生成されたコラーゲンが破壊される
  • 持続期間が20~30%短くなる可能性

喫煙による血流低下

  • 喫煙はコラーゲン生成を阻害する
  • 持続期間が30~40%短くなる可能性

過度な飲酒

  • 肝臓の負担が増え、コラーゲン合成が低下
  • 持続期間が10~20%短くなる可能性

睡眠不足

  • 成長ホルモンの分泌が減少し、コラーゲン生成が低下
  • 持続期間が10~15%短くなる可能性

栄養不足

  • 特にタンパク質、ビタミンC不足
  • コラーゲンの材料が不足し、生成が低下

過度な顔のマッサージ

  • 糸の位置がずれる可能性
  • 効果が早く減少

激しい表情の動き

  • 大きく口を開ける、極端な表情を作るなど
  • 糸にかかる負荷が大きくなる

ストレス

  • コルチゾール(ストレスホルモン)がコラーゲンを分解
  • 持続期間が短くなる可能性

再施術のタイミングと戦略

糸リフトの効果を長期的に維持するには、適切なタイミングで再施術を受けることが重要です。

いつ再施術を受けるべきか

PDO糸の場合

  • 推奨タイミング:1~1.5年後
  • 効果が完全に消える前に受けるのが理想

PCL糸の場合

  • 推奨タイミング:1.5~2年後
  • まだ効果が残っている状態で追加するのが理想

PLLA糸の場合

  • 推奨タイミング:2~3年後
  • 効果が徐々に減少し始めたタイミングで追加

効果が完全に消える前に受けるメリット

  • 仕上がりがより自然
  • 必要な糸の本数が少なくて済む場合がある
  • コラーゲン生成効果が途切れない
  • 見た目の変化が緩やかで、周囲に気づかれにくい

再施術時の本数調整

  • 初回と同じ本数が必要とは限らない
  • 効果が残っている場合は、本数を減らせることもある
  • 医師と相談して最適な本数を決定

初回と再施術での効果の違い

再施術の効果

  • 初回と同等の効果が期待できる
  • コラーゲン生成効果が累積される可能性
  • 持続期間は初回と同程度か、やや長くなることもある

長期的な治療計画の立て方

30代後半の場合

  • まずPDO糸で試してみる
  • 効果に満足できれば、次回はPCLやPLLA糸も検討
  • 1~2年ごとのメンテナンスを計画

40代の場合

  • PCL糸またはPLLA糸がおすすめ
  • 2年ごとのメンテナンスを計画
  • 他の治療との併用も検討

50代後半の場合

  • PLLA糸で長期的な効果を目指す
  • ヒアルロン酸やウルセラとの併用を積極的に検討
  • 2~3年ごとのメンテナンスを計画

糸リフトと他の治療法の持続期間比較

他の治療法と比較することで、糸リフトの持続期間を客観的に評価できます。

治療法 糸リフト(PDO) 糸リフト(PCL) 糸リフト(PLLA) ヒアルロン酸 ウルセラ・サーマクール フェイスリフト手術
持続期間 1~1.5年 約2年 2~3年 6ヶ月~1年 6ヶ月~1年 5~10年
効果の減少の仕方 徐々に減少 徐々に減少 徐々に減少 徐々に吸収 徐々に減少 緩やかに減少
メンテナンス頻度 1~1.5年ごと 約2年ごと 2~3年ごと 6ヶ月~1年ごと 6ヶ月~1年ごと 5~10年ごと
年間コスト目安 15万~40万円 10万~25万円 10万~20万円 10万~20万円 20万~40万円 10万~30万円
料金目安(1回) 15万~60万円 20万~70万円 30万~80万円 5万~15万円 20万~40万円 100万~300万円

持続期間から見た費用対効果

短期的な視点(1年あたりのコスト)

  • ヒアルロン酸:最も頻繁なメンテナンスが必要だが、1回の費用は低い
  • 糸リフト(PDO):中程度のコストパフォーマンス
  • 糸リフト(PLLA):最も良いコストパフォーマンス
  • フェイスリフト手術:初期投資は高いが、長期的には最も低コスト

長期的な視点(10年間の総コスト)

  • ヒアルロン酸:100万~200万円
  • 糸リフト(PDO):100万~250万円
  • 糸リフト(PLLA):100万~200万円
  • フェイスリフト手術:100万~600万円(1~2回)

持続期間から見た費用対効果の考え方

糸リフトへの投資を判断する際、持続期間を考慮した費用対効果の視点が重要です。

1年あたりのコスト計算

PDO糸(1.5年持続、費用30万円の場合)
30万円 ÷ 1.5年 = 年間20万円

PCL糸(2年持続、費用40万円の場合)
40万円 ÷ 2年 = 年間20万円

PLLA糸(2.5年持続、費用50万円の場合)
50万円 ÷ 2.5年 = 年間20万円

このように計算すると、糸の種類によって1年あたりのコストはそれほど変わらないことが分かります。

「安さ」ではなく「確実性」への投資

30代後半から50代後半の、ご自身への投資に真剣に向き合える世代の方々にとって、大切なのは「いかに安く済ませるか」ではなく、「いかに確実に、長期的に美しさを維持できるか」ではないでしょうか。

安価なクリニックで質の低い糸を使用した結果、持続期間が極端に短かったり、効果が十分に得られなかったりすれば、結果的に頻繁なメンテナンスが必要になり、総コストが高くなります。

信頼できるクリニックで、質の高い糸を使用し、経験豊富な医師による施術を受けることが、結果的に最も良いコストパフォーマンスにつながります。

持続期間を最大化するクリニック選び

糸リフトの持続期間は、医師の技術力にも大きく左右されます。持続期間を最大化できるクリニックを選ぶポイントを解説します。

医師の技術力と持続期間の関係

  • 適切な位置に糸を挿入できる技術:糸が安定し、持続期間が延びる
  • 適切な方向に糸を配置できる技術:効果が最大化され、持続期間が延びる
  • 顔の解剖学的理解:血管や神経を避けつつ、最適な位置に挿入

使用する糸の品質の重要性

  • FDA、KFDA、CEなどの承認を受けた糸を使用しているか
  • 使用する糸の種類を明示しているか
  • 複数の糸から最適なものを選択できるか

症例写真での持続期間の確認方法

  • 施術後1年、2年の経過写真を公開しているか
  • 持続期間について正直に説明しているか
  • 過度な効果や持続期間を謳っていないか

カウンセリングで確認すべき持続期間に関する質問

  • 「この糸の平均的な持続期間はどのくらいですか?」
  • 「私の場合、どのくらいの持続期間が期待できますか?」
  • 「持続期間を延ばすために、何に気をつければ良いですか?」
  • 「いつ頃、再施術を検討すべきですか?」
  • 「持続期間が短かった場合の対応は?」

よくある質問(FAQ)

Q1. 糸リフトの持続期間はどのくらいですか?

A. 使用する糸の種類によって異なりますが、一般的には1~2年程度です。PDO糸は約1~1.5年、PCL糸は約2年、PLLA糸は約2~3年が目安です。ただし、個人差があり、年齢、生活習慣、たるみの程度などによって持続期間は変わります。

Q2. 糸の種類で持続期間は変わりますか?

A. はい、大きく変わります。PDO糸が最も短く約1~1.5年、PCL糸は約2年、PLLA糸は最も長く約2~3年です。持続期間が長い糸ほど価格も高くなる傾向がありますが、長期的なコストパフォーマンスを考えると、PLLA糸が最も経済的な場合が多いです。

Q3. 持続期間が最も長い糸はどれですか?

A. 溶ける糸の中では、PLLA(ポリ乳酸)糸が最も持続期間が長く、約2~3年です。溶けない糸(非吸収糸)はより長期間体内に残りますが、感染リスクなどがあるため、現在では使用頻度が減少しています。

Q4. 年齢によって持続期間は変わりますか?

A. はい、年齢によって持続期間に違いが出る傾向があります。30代後半は代謝が活発なため糸の吸収が早いですが、コラーゲン生成能力が高いため総合的な効果は長持ちすることが多いです。50代後半は代謝が低下するため糸の吸収は遅いですが、コラーゲン生成能力も低下しているため、総合的な持続期間は個人差が大きくなります。

Q5. 持続期間を延ばす方法はありますか?

A. はい、いくつかの方法があります。最も重要なのは紫外線対策の徹底です。その他、禁煙、十分な睡眠、バランスの良い食事(特にタンパク質とビタミンC)、適切なスキンケア、過度な顔のマッサージを避けるなどが効果的です。これらを実践することで、持続期間を20~30%延ばせる可能性があります。

Q6. 紫外線は持続期間に影響しますか?

A. はい、非常に大きな影響があります。紫外線はコラーゲンを破壊するため、紫外線対策を怠ると持続期間が20~30%短くなる可能性があります。日焼け止め(SPF30以上、PA+++以上)を毎日使用し、帽子や日傘も活用することが重要です。

Q7. 喫煙は持続期間を短くしますか?

A. はい、喫煙は持続期間を大幅に短くする要因の一つです。喫煙は血流を低下させ、コラーゲン生成を阻害するため、持続期間が30~40%短くなる可能性があります。糸リフトを受けるなら、禁煙を強くお勧めします。

Q8. いつ再施術を受けるべきですか?

A. 使用した糸の種類によって異なりますが、PDO糸なら1~1.5年後、PCL糸なら1.5~2年後、PLLA糸なら2~3年後が目安です。効果が完全に消える前に受けることで、仕上がりがより自然になり、必要な本数も少なくて済む場合があります。

Q9. 効果が完全に消える前に受けるべきですか?

A. はい、効果が完全に消える前に再施術を受けることをお勧めします。メリットとしては、仕上がりがより自然、必要な糸の本数が少なくて済む場合がある、コラーゲン生成効果が途切れない、見た目の変化が緩やかで周囲に気づかれにくい、などがあります。

Q10. 再施術の持続期間は初回より短くなりますか?

A. いいえ、一般的には初回と同等の持続期間が期待できます。むしろ、コラーゲン生成効果が累積される可能性があり、やや長くなることもあります。ただし、個人差があります。

Q11. 本数を増やすと持続期間も延びますか?

A. いいえ、本数を増やしても持続期間が延びるわけではありません。本数は効果の強さに影響しますが、持続期間は主に糸の種類、体質、生活習慣によって決まります。過度に本数を増やすと不自然な仕上がりになるリスクもあるため、適切な本数を選ぶことが重要です。

Q12. 部位によって持続期間は違いますか?

A. はい、部位によってやや異なる傾向があります。頬やフェイスラインは比較的持続期間が長い傾向があり、首や口元は動きが多いため、やや短い傾向があります。ただし、個人差が大きいため、一概には言えません。

Q13. コラーゲン生成効果はいつまで続きますか?

A. コラーゲン生成効果は、糸が刺激している間とその後しばらく続きます。施術後1~3ヶ月で生成が始まり、3~6ヶ月でピークに達します。糸が完全に吸収された後も、生成されたコラーゲンは数ヶ月~1年程度残るため、その間は一定の効果が持続します。

Q14. 糸が溶けた後も効果は残りますか?

A. はい、糸が完全に吸収された後も、糸が刺激したことで生成されたコラーゲンが残るため、一定の効果は持続します。ただし、徐々に減少していき、最終的には施術前の状態に近づいていきます。

Q15. 持続期間が短かった場合、返金はありますか?

A. 返金制度の有無や内容は、クリニックによって異なります。持続期間には個人差があるため、「期待より短かった」というだけでは返金対象にならないことが一般的です。施術前に、持続期間についての説明と保証内容を確認しておくことが重要です。

Q16. 他の治療と併用すると持続期間は延びますか?

A. はい、他の治療と併用することで持続期間が延びる可能性があります。特に、ウルセラやサーマクールなどの照射治療を糸リフトの6ヶ月~1年後に受けることで、コラーゲン生成が促進され、効果が延びる可能性があります。ヒアルロン酸注射との併用も、総合的な若返り効果の持続に有効です。

Q17. メンテナンス治療の頻度は?

A. 使用する糸の種類によって異なります。PDO糸は1~1.5年ごと、PCL糸は約2年ごと、PLLA糸は2~3年ごとのメンテナンスが一般的です。効果が完全に消える前に受けることで、より良い結果が期待できます。

Q18. 年間コストはどのくらいですか?

A. 糸の種類や施術内容によって異なりますが、PDO糸で年間15万~40万円、PCL糸で年間10万~25万円、PLLA糸で年間10万~20万円程度が目安です。初期投資は高くても、持続期間が長い糸の方が長期的にはコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

Q19. 持続期間が長い糸は高額ですか?

A. はい、一般的に持続期間が長い糸ほど価格が高くなります。PDO糸が最も安く、PCL糸は中程度、PLLA糸が最も高額です。ただし、1年あたりのコストで計算すると、どの糸もそれほど大きな差はなく、むしろ持続期間が長い糸の方がコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

Q20. 永久に効果が続く糸はありますか?

A. いいえ、糸リフトで永久的な効果が続く糸は基本的にありません。溶けない糸(非吸収糸)は体内に半永久的に残りますが、効果自体は徐々に減少していきます。また、異物として体内に残り続けるリスクがあるため、現在では使用頻度が減少しています。糸リフトは定期的なメンテナンスが必要な治療であることを理解しておく必要があります。

まとめ

糸リフトの持続期間について、糸の種類別の詳細、持続期間を左右する要因、持続期間を延ばす方法、再施術のタイミング、そして長期的なコスト計算まで、医学的根拠に基づいて正直にお伝えしてきました。

糸リフトの持続期間は、使用する糸の種類によって大きく異なります。PDO糸は約1~1.5年、PCL糸は約2年、PLLA糸は約2~3年が一般的な目安です。ただし、これはあくまで平均的な数値であり、実際には個人差が大きく、年齢、生活習慣、たるみの程度、医師の技術などによって変わります。

持続期間を延ばすためには、紫外線対策の徹底、禁煙、十分な睡眠、バランスの良い食事、適切なスキンケアなど、日々のケアが重要です。これらを実践することで、持続期間を20~30%延ばせる可能性があります。

また、効果が完全に消える前に再施術を受けることで、より自然な仕上がりが得られ、長期的に美しさを維持することができます。PDO糸なら1~1.5年ごと、PCL糸なら約2年ごと、PLLA糸なら2~3年ごとのメンテナンスが推奨されます。

30代後半から50代後半の、長期的な視点で自己投資を考える世代の方々にとって、大切なのは「いかに安く済ませるか」ではなく、「いかに確実に、長期的に美しさを維持できるか」ではないでしょうか。

初期投資は高くても、持続期間が長く、信頼できるクリニックで質の高い糸を使用した施術を受けることが、結果的に最も良いコストパフォーマンスにつながります。1年あたりのコストで計算すると、どの糸もそれほど大きな差はなく、むしろ持続期間が長いPLLA糸が長期的には最も経済的な場合が多いのです。

この記事が、糸リフトの持続期間について正しく理解し、ご自身に合った長期的な治療計画を立てるための一助となれば幸いです。美しく年齢を重ねることは、決して贅沢なことではありません。ご自身を大切にし、自信を持って毎日を過ごすための、かけがえのない投資なのです。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

ドクターズインタビューはこちら


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

コラム一覧に戻る