プラセンタ注射で期待できる効果とデメリット・やめた際の症状について
目次
近年プラセンタ注射という言葉をよく耳にしますが、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
見た目や体が若返る、美容によい、というような曖昧な印象の方が多いのではないでしょうか。
この記事では、プラセンタ注射の基本や主な効果とともに、デメリットなどについて具体的に解説します。
プラセンタ注射とは
そもそもプラセンタとは、哺乳動物の胎盤のことです。胎盤は多くの栄養と有効成分を含んでおり、漢方や医療、美容などの分野で広く効果が注目されています。
これらの成分を注射として体内に注入し、健康に導くものがプラセンタ注射です。
病気の治療から美容目的まで、多くの場面で活躍し、現在は注射のみならずさまざまなプラセンタ商品が販売されています。
プラセンタ注射の効果
プラセンタ注射の主な効果は、美肌効果・ホルモンバランスの正常化・血行改善作用・抗疲労作用などです。
さらに、慢性的な疲労、喘息・アレルギー疾患、更年期障害などの改善も期待できます。
効果内容について詳しく解説します。
美肌・保湿効果
メラニン色素は肌を守るために重要な色素ですが、増加すると肌を黒くしてしまいます。プラセンタが美肌に関係する理由は、このメラニン色素の産生に関わる酵素の働きを抑える作用があるためです。
また、プラセンタに含まれるアミノ酸は、天然の保湿因子として乾燥が原因で発生するしわを防ぐ効果があるといわれています。
これらの作用により、プラセンタは肌を綺麗にする効果が期待できるのです。
アンチエイジング効果
活性酸素とは、体内に入ってきたウイルスや細菌を殺して身体を守るものです。
しかし体内に過剰に発生すると、細胞を傷つけ、肌老化や体調不良を起こします。
プラセンタは活性酸素除去作用を持つため、前述したような老化現象を防ぎ、アンチエイジング効果を発揮できるのです。
ホルモンバランス改善効果
ホルモンバランスの乱れは体に悪影響を与え、老化を促進させる可能性があります。
プラセンタには、ホルモンを適正な状態に調節する働きがあるため、アンチエイジング効果を見込めるのです。
ホルモンバランスを整えることで、更年期障害の症状も改善されることがあります。
また、精神を安定させる抗ストレス効果や、疲労回復効果もあるため、女性だけでなく男性にも有効です。
効果が期待できる回数
効果が期待できる回数の目安は、およそ1週間から2週間に1回です。
効果が実感できないときは、回数や投与量を調整すれば、効果があらわれる場合もあります。
1回当たりの投与量は、1~10アンプルで、平均は2~5アンプルです。
その人の体質や疾患、症状の程度などによって適した回数は異なります。
プラセンタ注射のデメリット
プラセンタ注射にはメリットがある反面、デメリットやリスクも存在します。
まず起こりうる副作用として、注射した部位の痛みや発熱です。しかし、これらの症状は一般には数日でおさまります。
次に知っておく必要があるリスクとしては、献血ができなくなることです。
感染症予防の観点から、プラセンタ注射を受けた人の献血は禁止すると、厚生労働省によって決められています。
最後に、体重増加というリスクです。
必ずではありませんが、新陳代謝が良くなることで食欲が増し、太ってしまうことがあります。
プラセンタ注射をやめた時の症状とは?
プラセンタ注射をやめると、徐々にエイジングケア効果を感じられなくなります。
今までプラセンタ注射が効果を発揮していた分、体や肌の不調、疲れやすさを実感する場合もあるでしょう。
途中で投与をやめても、通常の状態に戻るだけで特に副作用は起こりませんが、望んでいたエイジングケアの継続は難しくなります。
ご自身の状態を見ながら、注射を継続するか、どの程度の頻度で打つか、もしくはやめるかを医師としっかり相談することが大切です。
まとめ
プラセンタは美容から医療の分野まで、幅広く重宝されています。
プラセンタ注射はエイジングケアを助けてくれる強い味方です。メリット・デメリットをしっかり理解して、安全に使用しましょう。
投与量や期間については、信頼できる医師と相談しながら治療をすすめることが大切です。
プラセンタ注射をご検討の方は、大阪梅田・藤井クリニックにご相談ください。