公開日: 2026年02月17日

ヒアルロン酸が不自然になる原因と修正方法|予防策も徹底解説

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「ヒアルロン酸注射を受けたいけれど、不自然な仕上がりになるのが怖い」「すでに不自然な仕上がりになってしまい、どう修正すればいいか分からない」「次こそ絶対に自然な仕上がりにしたい」――30代から50代後半にかけて、このような悩みを抱えてご相談に来られる方は少なくありません。ヒアルロン酸注射は、適切な施術によって加齢による変化を自然に補正できる美容医療ですが、過剰注入・不適切な製剤選び・注入位置のミス・デザイン力の欠如によって、不自然な仕上がりになるリスクがあることも事実です。不自然な仕上がりの種類としては、過剰注入(膨らみすぎ・「やりすぎ」感)、チンダル現象(皮膚が青白く透けて見える)、左右差(アンバランス・非対称)、しこり(硬い塊・凹凸)、流れ・移動、硬さ(不自然な硬さ)が挙げられます。しかし重要なのは、ヒアルロン酸注射はほとんどの不自然な仕上がりを修正できるという点です。溶解注射(ヒアルロニダーゼ)でヒアルロン酸を溶かして調整したり、追加注入で左右差を修正したりすることが可能です。
  • 本記事では、「不自然な仕上がり」とは何か(定義・種類・不自然になりやすい部位)、不自然になる5つの原因(過剰注入・製剤選び・注入位置・デザイン力・コミュニケーション不足)、不自然になりやすいケース(状況別)、修正方法(溶解注射・追加注入・経過観察・再施術)、不自然にならないための予防策(6つのポイント)、不自然な仕上がりの種類別:原因と対策の比較表、「不自然にしない」医師の選び方、修正の総コスト計算、30代〜50代後半女性のよくある不安、クリニック選びの基準、FAQまで、医学的根拠に基づいて詳しくご説明いたします。「不自然になるのが怖い」「すでに不自然になってしまった」という方が、適切な知識を持って安全に理想の状態を実現・修正できるための完全ガイドをお届けいたします。

目次

ヒアルロン酸注射が「不自然」になるとは?

「不自然な仕上がり」の定義

ヒアルロン酸注射による「不自然な仕上がり」とは、どのような状態を指すのか、詳しくご説明いたします。

周囲に「何かした?」と気づかれる

  • 美容医療を受けたことが明らかに分かる変化
  • 「何かした?」「ヒアルロン酸入れた?」と直接聞かれる
  • 自然な美しさではなく、人工的な印象を与える
  • 自己投資に積極的な方でも避けたい状態

明らかに美容医療を受けたと分かる

  • 膨らみすぎ:明らかに盛り上がっている
  • 硬さ:触ると不自然に硬い
  • 色:皮膚が青白く透けて見える
  • 左右差:明らかにアンバランス

施術前より老けて見える・不健康に見える

  • 過剰注入で顔が膨れている
  • チンダル現象で目の下が青白い
  • しこりで凹凸がある
  • 施術前より悪い状態になっている

鏡を見るたびに気になる・後悔している

  • 毎朝鏡を見るたびに気になる
  • 施術を受けたことを後悔している
  • 早く修正したい
  • 精神的なストレスになっている

不自然な仕上がりの種類

不自然な仕上がりには、いくつかの種類があります。それぞれの特徴をご説明いたします。

①過剰注入:膨らみすぎ・「やりすぎ」感

  • 最も多い不自然の種類
  • 注入量が多すぎることで起こる
  • 特定の部位が不自然に膨らんでいる
  • 「やりすぎ」感:明らかに美容医療を受けたと分かる
  • 修正:溶解注射で減らす

②チンダル現象:皮膚が青白く透けて見える

  • ヒアルロン酸を浅い層(真皮層)に注入した場合に起こる
  • 皮膚が青白く透けて見える、青みがかった色
  • 特に目の下・涙袋で起こりやすい
  • 発生確率:1〜3%(経験不足の医師に多い)
  • 修正:溶解注射

③左右差:アンバランス・非対称

  • 左右の注入量が異なることで起こる
  • 顔がアンバランス・非対称に見える
  • 発生確率:5〜10%(経験不足の医師に多い)
  • 修正:追加注入(少ない側)または溶解注射(多い側)

④しこり:硬い塊・凹凸

  • ヒアルロン酸が局所的に固まることで起こる
  • 触ると硬い塊、表面に凹凸
  • 発生確率:1〜5%
  • 原因:不適切な製剤、過剰注入、注入位置のミス
  • 修正:溶解注射、経過観察(軽度の場合)

⑤流れ・移動:注入したヒアルロン酸が位置をずれる

  • 施術後にヒアルロン酸が本来の位置からずれる
  • 原因:アフターケア不足(マッサージ、圧迫)、軟らかい製剤
  • 不自然な膨らみが別の場所に現れる
  • 修正:溶解注射、再施術

⑥硬さ:触ると不自然に硬い

  • 触れると不自然に硬い感触
  • 原因:硬すぎる製剤、過剰注入
  • 見た目は問題なくても触ると分かる
  • 修正:溶解注射、経過観察

不自然になりやすい部位

部位によって、不自然になりやすさが異なります。

目の下(くぼみ):チンダル現象が出やすい

  • 皮膚が薄い:チンダル現象が出やすい
  • 浅層に注入するとすぐに青白くなる
  • 深層(骨膜上)への注入が必須
  • 経験豊富な医師を選ぶことが特に重要

涙袋:膨らみすぎやすい

  • 少量(0.2〜0.3cc)で十分な部位
  • 過剰注入で不自然に膨らみすぎる
  • 笑っていない時も常に目立つと不自然
  • 少量ずつ慎重に注入する必要がある

唇:アヒル口になりやすい

  • 上唇への過剰注入でアヒル口になる
  • 元の形を無視したデザインで不自然に
  • 少量で自然なボリュームを目指すことが重要

ほうれい線:過剰注入になりやすい

  • 「もっと消したい」という要望に応えすぎる
  • 完全に消すと不自然:7〜8割改善が目安
  • 笑っても表情に合わせて動く柔らかさが重要

フェイスライン:左右差が出やすい

  • 注入量が多い(4〜8cc):左右差が出やすい
  • 高度な技術とデザイン力が必要
  • 経験豊富な医師を選ぶことが必須

ヒアルロン酸注射が不自然になる原因

①過剰注入(最も多い原因)

不自然な仕上がりの原因で最も多いのが、過剰注入です。

注入量が多すぎる

  • 一度に多く入れようとする
  • 「1回で完成させたい」という焦り
  • 適切な量を超えた注入
  • 部位の容量を超えた注入

「もっと入れて」という患者の要望に応える

  • 患者の過剰な要望を断れない医師
  • 「もっとほうれい線を消したい」
  • 「もっと唇を膨らませたい」
  • 患者の利益よりも要望を優先してしまう

売上重視の医師

  • 売上のために必要以上に注入を勧める
  • 「もう少し入れた方が良い」と過剰に勧める
  • 患者の美しさより売上を優先

対策:少量から始める・段階的アプローチ

  • 「足りない」くらいから始める
  • 2週間後に効果確認して追加
  • 段階的に理想に近づける
  • 過剰注入を根本から防ぐ

②不適切な製剤選び

部位に合わない製剤:硬すぎる・柔らかすぎる

  • 硬すぎる製剤:しこりになりやすい、触ると硬い
  • 柔らかすぎる製剤:流れやすい、位置がずれる
  • 涙袋に硬い製剤:しこりになる
  • 顎に柔らかい製剤:形が崩れる

未承認製剤:品質が不安定

  • 厚生労働省未承認の製剤
  • 品質が不安定:しこり、異物反応のリスク
  • 安全性が担保されていない
  • 安価なクリニックで使用されることがある

対策:厚生労働省承認製剤・部位に合った製剤

  • ジュビダームビスタシリーズ、レスチレンシリーズ
  • 部位に合った製剤を選べる医師
  • 製剤名を明示しているクリニック

③注入位置・深さのミス

浅層(真皮層)に注入:チンダル現象

  • 目の下・涙袋などを浅い層に注入
  • 皮膚が薄い部位で起こりやすい
  • 経験不足の医師に多い
  • 青白く透けて見えるチンダル現象が発生

間違った位置:不自然な膨らみ

  • 本来注入すべき位置とは異なる場所
  • 不自然な膨らみが出現
  • デザインミスにもつながる

対策:深層(骨膜上)に注入・経験豊富な医師

  • 骨膜上(深層)への注入でチンダル現象を防ぐ
  • 適切な注入位置を判断できる医師
  • 年間100例以上の経験がある医師

④デザイン力の欠如

顔全体のバランスを考えない

  • 一部分だけを見てデザインする
  • 顔全体の調和を考えない
  • 結果的に不自然なバランスになる

患者の骨格・表情を無視したデザイン

  • 個人の骨格に合わないデザイン
  • 表情の動きを考慮しない
  • 一律のデザインを押し付ける

「やりすぎない」センスがない

  • 過剰注入に気づかない
  • 「もっと入れた方が良い」という判断ミス
  • 自然な美しさを追求しない

⑤医師とのコミュニケーション不足

理想のイメージを共有できていない

  • 「自然に」とだけ伝えた
  • 具体的なイメージを共有しなかった
  • 医師と患者の「自然」の定義が違った

患者の希望を理解できない医師

  • カウンセリングが不十分
  • 一方的な提案
  • 患者の言葉を丁寧に聞かない

対策:カウンセリングで理想を徹底的に共有

  • 症例写真を持参して「このくらい」を示す
  • 「7〜8割改善」など数値で伝える
  • 「少量から始めたい」と明示する

不自然になりやすいケース(状況別)

施術を急いだ場合

  • 「1回で完成させたい」という焦りがある
  • 過剰注入を求めてしまう
  • 段階的アプローチを省略する
  • 2週間後の効果確認を受けない
  • 対策:1回目は控えめに、2週間後に追加という姿勢が重要

安いクリニックを選んだ場合

  • 経験不足の医師:症例数が少なく技術力が低い
  • 未承認製剤の使用:安全性に問題がある可能性
  • デザイン力の欠如:「やりすぎない」センスがない
  • 売上重視:過剰注入を勧める傾向がある
  • アフターケアが不十分:2週間後の確認がない
  • 対策:料金より医師の技術・実績を重視する

患者自身が過剰注入を求めた場合

  • 「もっと入れて」と要求した
  • 「劇的に変えたい」という強い要望
  • 「ほうれい線を完全に消したい」
  • 医師が断れずに要望に応えてしまう
  • 対策:「少量から始める」「7〜8割改善を目標にする」という考え方が重要

アフターケアを怠った場合

  • 注入部位を繰り返し触った
  • 施術直後に激しい運動をした
  • 施術翌日にマッサージを受けた
  • うつ伏せで寝て注入部位を圧迫した
  • ヒアルロン酸が本来の位置からずれる、変形する
  • 対策:施術後の注意事項を必ず守る

不自然になったときの修正方法

①溶解注射(ヒアルロニダーゼ)

最も有効な修正方法が、ヒアルロニダーゼを使った溶解注射です。

ヒアルロニダーゼとは

  • ヒアルロン酸を溶かす酵素
  • 注射で投与:10〜30分程度で効果が出始める
  • ヒアルロン酸を選択的に分解する
  • 1〜2週間で効果が安定する

溶解注射が有効なケース

  • 過剰注入(膨らみすぎ・「やりすぎ」感)
  • チンダル現象(浅層に注入してしまった場合)
  • しこり(軽度〜中程度)
  • 流れ・移動
  • 硬さ(不自然な硬さ)

注意点

  • 溶けすぎる可能性がある:元々の脂肪やコラーゲンまで影響する場合も
  • 完全に元の状態に戻る保証はない(個人差あり)
  • アレルギーのリスク(稀)
  • 施術時間:15〜30分程度
  • 料金:30,000〜80,000円程度(クリニックにより異なる)

②追加注入で調整

  • 左右差:足りない側に追加注入
  • 凹み・くぼみ:追加注入で補正
  • 効果が不十分:少量追加で理想に近づける
  • 料金:部位・注入量により異なる

③経過観察(自然に改善する場合)

  • 軽度の腫れ:1〜2週間で改善することが多い
  • 軽度のしこり:数ヶ月で自然に柔らかくなる場合がある
  • ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収される(12〜24ヶ月)
  • 費用がかからない:待つことも選択肢の一つ
  • ただし、気になる場合は早めに相談することを推奨

④再施術(溶解後に再注入)

  • 溶解注射でヒアルロン酸を溶かした後、一から理想の状態を作る
  • 経験豊富な医師に依頼することが重要
  • 前回の失敗を活かして、より自然な仕上がりを目指す
  • 溶解後2〜4週間が経過してから施術
  • 料金:溶解注射費用+再施術費用

修正にかかる費用と期間の目安

  • 溶解注射:30,000〜80,000円(クリニックにより異なる)
  • 追加注入:部位により30,000〜100,000円
  • 再施術:溶解費用+施術費用(合計100,000〜200,000円程度)
  • 経過観察:費用なし・期間3〜6ヶ月
  • セカンドオピニオン:別のクリニックに相談することも有効

不自然にならないための予防策

①少量から始める(最重要)

不自然を防ぐための最も重要な予防策は、少量から始めることです。

  • 「足りない」くらいから始める:過剰注入を根本から防ぐ
  • 2週間後の効果確認で追加:腫れが引いた後に判断
  • 段階的アプローチ:じっくり理想に近づける
  • 「1回で完成させない」という意識が重要
  • 部位ごとの目安:ほうれい線片側0.5〜1cc、涙袋片側0.2〜0.3cc

②適切な製剤選び

  • 部位に合った製剤:ほうれい線・涙袋・唇・顎それぞれに最適な製剤が異なる
  • 厚生労働省承認製剤:ジュビダームビスタシリーズ、レスチレンシリーズ
  • 製剤名を明示しているクリニック:透明性が高い
  • 未承認製剤を使用しているクリニックは避ける

③適切な注入位置・深さ

  • 深層(骨膜上)に注入:チンダル現象を防ぐ最も重要な技術
  • 浅層(真皮層)への注入を避ける:目の下・涙袋は特に注意
  • 部位により適切な深さが異なる:経験豊富な医師が判断
  • カニューレの使用:血管塞栓のリスクを低減し、深さの調整も容易

④「やりすぎない」センスのある医師を選ぶ

  • 控えめなデザインを提案してくれる医師
  • 過剰注入を勧めない:「少量から始めましょう」と言ってくれる
  • 「7〜8割改善」を目指す:完全に消そうとしない
  • 顔全体のバランスを考えたデザイン
  • 患者の骨格・年齢・表情を考慮したオーダーメイドデザイン

⑤理想のイメージを明確に共有する

  • 症例写真を持参:「このくらいの変化」を視覚的に示す
  • 「自然に」だけでなく「周囲にバレない程度」など具体的に伝える
  • 「少量から始めたい」「段階的に進めたい」と明示する
  • 不安なことを全て伝える:「不自然になるのが怖い」という気持ちも
  • 医師と同じゴールを共有することが成功の鍵

⑥2週間後の効果確認を必ず受ける

  • 腫れが引いた後(2週間後)が完成形:注入直後は判断できない
  • 不自然な部分があれば早期修正が可能
  • 追加注入または溶解注射で調整
  • 2週間後の効果確認を実施しているクリニックを選ぶ
  • 早期発見・早期修正が最善策

不自然な仕上がりの種類別:原因と対策

不自然の種類 主な原因 修正方法 予防策
過剰注入(膨らみすぎ) 注入量が多すぎる、売上重視の医師、患者の要望に応えすぎ 溶解注射(ヒアルロニダーゼ)で適量に減らす。完全に元に戻る保証はない(個人差あり) 少量から始める、「足りない」くらいで止める、段階的アプローチ、過剰注入を勧めない医師を選ぶ
チンダル現象(青白く透ける) 浅層(真皮層)に注入、皮膚が薄い部位(目の下・涙袋)、経験不足の医師 溶解注射で浅層のヒアルロン酸を除去。その後、深層への再注入が可能 深層(骨膜上)への注入、目の下・涙袋は特に経験豊富な医師を選ぶ、製剤の硬さを適切に選択
左右差(アンバランス) 左右の注入量の差異、デザイン力の欠如、技術力の不足 少ない側に追加注入、または多い側を溶解注射で調整。2週間後の効果確認で早期発見 左右対称にマーキング、鏡で確認しながら注入、年間100例以上の経験がある医師、2週間後の効果確認
しこり(硬い塊) 不適切な製剤選択、過剰注入、注入位置のミス、製剤の品質問題 溶解注射で分解。軽度は経過観察で改善する場合あり。溶解後に再注入も可能 部位に合った適切な製剤、厚生労働省承認製剤の使用、適切な注入量・位置、経験豊富な医師
流れ・移動 アフターケア不足(触る・マッサージ)、柔らかすぎる製剤、圧迫(うつ伏せ寝) 溶解注射で除去後、再施術。正しい位置への再注入が必要 施術後2週間のアフターケア厳守、部位に合った製剤選択、うつ伏せ寝を1週間避ける
硬さ(不自然な硬さ) 硬すぎる製剤の使用、部位に不適切な製剤、過剰注入 溶解注射。軽度は数ヶ月の経過観察で改善することも。柔らかい製剤での再施術 部位に合った柔らかさの製剤、唇・涙袋などは特に柔らかい製剤、経験豊富な医師による製剤選択

「不自然にしない」医師の選び方

症例写真で自然な仕上がりを確認

確認すべきポイント

  • 「やりすぎ」感がない:膨らみすぎていない、自然
  • 左右対称:アンバランスがない
  • チンダル現象がない:目の下・涙袋が青白くない
  • 様々な年代の症例:30代・40代・50代の自然な仕上がり
  • 施術前後で「綺麗になった」と分かる程度の変化

カウンセリングで「不自然にならない」ことを確認

カウンセリングで必ず確認すべき質問をご紹介します。

  • 「少量から始めることができますか?」→「もちろんです。足りなければ2週間後に追加します」という答えが理想
  • 「段階的にアプローチできますか?」→「1回目は控えめに、様子を見ながら進めましょう」が望ましい
  • 「不自然になったら修正できますか?」→「溶解注射で対応できます」と明確に答えてくれるか
  • 「2週間後の効果確認はありますか?」→「必ず実施しています」が理想
  • 「チンダル現象を防ぐためにどのような注意をしていますか?」→深層への注入方法を具体的に説明できるか

「やりすぎない」センスを持つ医師の特徴

  • 少量から提案:最初から多量を勧めない
  • 「7〜8割改善」を目指す:「完全に消す」という表現を使わない
  • 顔全体のバランスを考える:一部分だけを見ない
  • 患者の骨格・年齢・表情を考慮した個別デザイン
  • 「不自然になる可能性がある」リスクを正直に伝える

不自然になりにくいクリニックの条件

  • 年間100例以上の症例数:十分な経験
  • 厚生労働省承認製剤のみ使用:製剤名を明示
  • 2週間後の効果確認が必ず実施される
  • 溶解注射に対応している:修正体制が整っている
  • 24時間連絡可能:緊急時の対応ができる
  • 過剰注入を勧めない:患者の利益を最優先

メリット・デメリット

「不自然リスクを避ける」観点でのメリット

  • 溶解できる:不自然になっても修正可能:ヒアルロニダーゼで分解できる、他の美容医療にはない大きなメリット
  • 少量から始められる:過剰注入を避けられる:段階的アプローチで不自然リスクを最小化
  • 段階的アプローチ:じっくり理想に近づける:急がないことが不自然を防ぐ最善策
  • 2週間後の確認:早期発見・早期修正:腫れが引いた後に確認、不自然があればすぐに修正
  • 効果が一時的:12〜24ヶ月で吸収される:万が一不自然でも時間が解決することも

「不自然リスク」としてのデメリット

  • 医師の技術に大きく依存する:経験豊富な医師でないと不自然になるリスクがある
  • 過剰注入が起こりやすい:特に安価なクリニックや売上重視の医師に多い
  • チンダル現象:目の下・涙袋で起きやすい:技術力の低い医師が浅層に注入することで発生
  • 修正には時間と費用がかかる場合がある:溶解注射30,000〜80,000円+再施術費用
  • 完全に元に戻る保証はない:溶解注射でも個人差があり、完全な修正を保証できない

施術の流れ

不自然にならないための施術の流れをご説明いたします。

初診 → カウンセリング → デザイン → 注入 → アフターケア

不自然にならない施術のポイント

カウンセリング

  • 「不自然にならないこと」を最初に明確に伝える
  • 「少量から始めたい」「段階的に進めたい」と伝える
  • 症例写真で理想のレベルを共有する
  • リスクを聞く:チンダル現象、過剰注入、左右差
  • 修正体制を確認:溶解注射に対応しているか

デザイン

  • 症例写真で「このくらいの変化」を視覚的に共有
  • 少量から始める方針を再確認
  • 左右対称のマーキングを鏡で確認
  • 注入量の目安を事前に確認

注入

  • 少量ずつ慎重に注入:鏡で確認しながら調整
  • 「足りない」くらいで止める意識
  • 深層(骨膜上)への正確な注入:チンダル現象を防ぐ
  • 左右対称になるよう丁寧に調整

アフターケア

  • 2週間後の効果確認を予約:必ず受ける
  • アフターケア注意事項を守る:注入部位を触らない、激しい運動を避ける
  • 不自然に感じたらすぐ連絡:24時間対応可能か確認
  • 2週間後に不自然な部分があれば早期修正(溶解または追加注入)

ダウンタイム・副作用・注意点

「不自然」と「ダウンタイムによる一時的な状態」の違い

施術直後に「不自然では?」と感じても、多くはダウンタイムによる一時的な状態です。

  • 注入直後の腫れ:一時的、2週間で引く:腫れで大きく見えるが、引いた後に自然な仕上がりになることが多い
  • 注入直後の赤み:数時間〜1日で引く:注射による一時的な反応
  • チンダル現象:修正が必要:腫れが引いても青白さが残る場合は医師に相談
  • 過剰注入:溶解注射が必要:腫れが引いてもまだ膨らんでいる場合は医師に相談
  • 左右差:2週間後の確認で判断:腫れの左右差は一時的なことが多い

副作用として起こる「不自然」の発生確率

  • チンダル現象(1〜3%):浅層に注入した場合。経験豊富な医師では発生率が低い
  • しこり(1〜5%):製剤・注入量・注入位置の問題。溶解注射で改善
  • 左右差(5〜10%):デザイン・技術の問題。2週間後に追加注入で修正
  • 血管塞栓(0.001〜0.01%):非常に稀だが重大。すぐに緊急対応が必要

修正のための注意事項

  • 腫れが引く2週間後まで様子を見てから判断する
  • 不自然に感じたらすぐにクリニックに連絡する
  • 自己判断でマッサージなどをしない
  • 信頼できる医師にセカンドオピニオンを求めることも有効

料金相場

不自然を修正する場合の料金

  • 溶解注射(ヒアルロニダーゼ):30,000〜80,000円(1部位、クリニックにより異なる)
  • 追加注入:部位により30,000〜100,000円
  • 再施術:溶解費用+施術費用(合計100,000〜200,000円程度)
  • セカンドオピニオン:カウンセリング料(無料〜5,000円程度)

最初から「不自然にならない」施術の料金

  • ほうれい線:50,000〜100,000円(少量・高品質、片側0.5〜1cc)
  • 涙袋:40,000〜80,000円(片側0.2〜0.3cc)
  • 唇:60,000〜120,000円(0.5〜1cc)
  • 顎:80,000〜150,000円(1〜2cc)
  • 目の下:50,000〜100,000円(片側0.3〜0.5cc)

「安いクリニック→不自然→修正」の総コスト

ケース 費用内訳 合計費用 時間・精神的コスト
安いクリニック→不自然→修正→再施術 初回施術:30,000〜50,000円
溶解注射:30,000〜80,000円
再施術:50,000〜100,000円
110,000〜230,000円以上 2〜3ヶ月の不自然な状態を過ごす精神的ストレス、複数回の通院
最初から上手い医師を選ぶ 初回施術:50,000〜100,000円
2週間後の追加調整(必要な場合):20,000〜50,000円
50,000〜150,000円程度 最初から自然な仕上がり、通院は最小限

上記の比較から分かるように、安いクリニックを選んで不自然になってしまった場合、修正・再施術を含めた総費用は110,000〜230,000円以上になることも。最初から経験豊富な医師を選ぶことが、費用・時間・精神的コストの全てにおいて合理的な選択です。価格ではなく、「不自然にならない医師の技術」への投資という考え方が重要です。

30代〜50代後半女性のよくある不安

不自然になるのが怖い

最も多い不安です。少量から始め、段階的にアプローチすること、「やりすぎない」センスのある医師を選ぶことで、不自然になるリスクを大幅に低減できます。溶解できるという事実が安心感につながります。

すでに不自然になってしまった

溶解注射で修正できる可能性が高いです。まず施術を受けたクリニックに相談し、対応に不満がある場合はセカンドオピニオンを検討してください。完全に元の状態に戻る保証はありませんが、多くの不自然な仕上がりは修正可能です。

修正できるか不安

ヒアルロン酸注射の最大のメリットが溶解できる点です。溶解注射で過剰注入・チンダル現象・しこりの多くは改善可能です。ただし、完全に元に戻る保証はなく、個人差がある点をご理解ください。

どのくらいの期間で修正できるか

溶解注射の場合、施術後1〜2週間で効果が安定します。再施術は溶解後2〜4週間後が目安です。経過観察の場合は3〜6ヶ月かかることがあります。

修正費用はいくらか

溶解注射:30,000〜80,000円程度、追加注入:部位により30,000〜100,000円、再施術:合計100,000〜200,000円程度が目安です。クリニックによって異なるため、事前に確認してください。

次はどうすれば不自然にならないか

少量から始める、段階的アプローチ、「やりすぎない」センスのある医師を選ぶ、理想のイメージを具体的に共有する、2週間後の効果確認を受ける、という5つのポイントを実践してください。

クリニック選びの基準

不自然にしない医師の経験・症例数

  • 年間100例以上の症例数:十分な経験があり技術が安定している
  • 自然な仕上がりの症例写真が多い:「やりすぎ」感のない実績
  • 「やりすぎない」センスの実績:過剰注入がない症例が多い
  • 美容医療5年以上の経験:様々なケースを経験している

修正対応力

  • 溶解注射に対応している:不自然になった場合の修正体制が整っている
  • 2週間後の効果確認が必ず実施される:不自然の早期発見・修正が可能
  • 24時間連絡可能:緊急時・不安な時にすぐ対応してもらえる
  • トラブル時の迅速・誠実な対応:患者を最後まで責任持ってサポート

カウンセリングで確認すべきポイント

  • 少量から始めることを提案してくれるか
  • リスク(不自然になる可能性)を正直に説明してくれるか
  • 溶解注射での修正体制を説明してくれるか
  • 過剰注入を勧めないか
  • 2週間後の効果確認を実施しているか

FAQ(よくあるご質問)

Q1. 不自然になるのが怖い。どうすれば防げるか?

A. 少量から始める(段階的アプローチ)、「やりすぎない」センスのある経験豊富な医師を選ぶ、理想のイメージを具体的に共有する、2週間後の効果確認を受けることが最も効果的な予防策です。不安な気持ちをカウンセリングで正直に伝えることも重要です。

Q2. なぜ不自然になるのか?

A. 主な原因は5つ:①過剰注入(最多)、②不適切な製剤選び(部位に合わない・未承認製剤)、③注入位置・深さのミス(チンダル現象につながる)、④デザイン力の欠如(顔全体のバランスを考えない)、⑤医師とのコミュニケーション不足(理想のイメージを共有できていない)です。

Q3. 不自然になったら修正できるか?

A. 多くの場合、修正可能です。過剰注入・チンダル現象・しこりは溶解注射で改善できます。左右差は追加注入で修正できます。ただし、完全に元の状態に戻る保証はなく、個人差があります。まずは施術を受けたクリニックに相談してください。

Q4. 溶解注射で完全に元に戻るか?

A. 完全に元の状態に戻る保証はありません(個人差あり)。溶解注射はヒアルロン酸を分解しますが、溶けすぎる可能性(元々の脂肪等への影響)や、アレルギーのリスク(稀)もあります。多くの場合は改善しますが、個人差があることをご理解ください。

Q5. 修正費用はいくらか?

A. 溶解注射:30,000〜80,000円程度、追加注入:30,000〜100,000円(部位により)、再施術:溶解+施術費用で合計100,000〜200,000円程度です。クリニックにより異なるため、事前にカウンセリングで確認してください。

Q6. 修正にどのくらい期間がかかるか?

A. 溶解注射後1〜2週間で効果が安定します。再施術は溶解後2〜4週間後が目安です。経過観察の場合は3〜6ヶ月かかることがあります。軽度の腫れ・しこりは数週間〜数ヶ月で自然に改善する場合もあります。

Q7. チンダル現象とは何か? 治るか?

A. ヒアルロン酸を浅い層(真皮層)に注入した場合に起こる現象で、皮膚が青白く透けて見えます。目の下・涙袋で起こりやすいです。溶解注射で改善できます。深層(骨膜上)への注入と経験豊富な医師を選ぶことで予防できます。

Q8. しこりになったらどうするか?

A. 軽度のしこりは数ヶ月の経過観察で自然に柔らかくなる場合があります。改善しない場合は溶解注射で分解できます。原因は不適切な製剤・過剰注入・注入位置のミスが多いため、再施術時は経験豊富な医師・適切な製剤を選ぶことが重要です。

Q9. 左右差が出たらどうするか?

A. まず2週間後(腫れが引いた後)まで待ちます。腫れが原因の左右差は自然に解消されることがあります。2週間後も左右差が残る場合は、少ない側への追加注入または多い側の溶解注射で修正できます。

Q10. 不自然にならない医師の選び方は?

A. ①年間100例以上の自然な仕上がりの症例写真を確認、②カウンセリングで「少量から始める」を提案してくれるか確認、③溶解注射に対応しているか確認、④2週間後の効果確認を実施しているか確認、⑤過剰注入を勧めないかを確認してください。

Q11. 少量から始めると効果はあるか?

A. 少量でも十分な効果を実感できます。ほうれい線片側0.5ccでも改善は見られます。「少量から始めて追加する」段階的アプローチが、不自然リスクを最小化しながら理想の仕上がりに近づく最善の方法です。

Q12. やりすぎた場合に自然に吸収されるか?

A. ヒアルロン酸は12〜24ヶ月で体内に徐々に吸収されます。時間をかければ自然に改善する可能性はありますが、その間不自然な状態が続きます。早期修正をご希望の場合は溶解注射が有効です。

Q13. 何年経てば自然に消えるか?

A. 部位や製剤の種類によって異なりますが、通常12〜24ヶ月(個人差あり)で体内に吸収されます。ただし、「やりすぎ」感が強い場合は、吸収されるまで待つより溶解注射での早期修正をお勧めします。

Q14. セカンドオピニオンは有効か?

A. 大変有効です。施術を受けたクリニックの対応に不満がある場合や、修正方法について複数の意見を聞きたい場合は、別のクリニックでセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。経験豊富な医師の判断を参考にしてください。

Q15. アフターケアで不自然を防げるか?

A. アフターケアは不自然防止に重要な役割を果たします。注入部位を触らない(3日間)、激しい運動を避ける(3日間)、マッサージを避ける(2週間)、うつ伏せで寝ない(1週間)を守ることで、ヒアルロン酸の流れ・移動を防ぎ、不自然な仕上がりを予防できます。

まとめ

ヒアルロン酸注射の「不自然」について、詳しくご説明いたしました。

不自然な仕上がりの種類と原因:

  • 過剰注入:注入量が多すぎる→溶解注射で修正
  • チンダル現象:浅層への注入→溶解注射で修正
  • 左右差:デザイン・技術の問題→追加注入または溶解注射で修正
  • しこり:不適切な製剤・注入量→溶解注射または経過観察で改善
  • 流れ・移動:アフターケア不足→溶解後再施術
  • 硬さ:硬すぎる製剤→溶解注射または経過観察

不自然にならない6つの予防策:

  • ①少量から始める:「足りない」くらいから、段階的アプローチ
  • ②適切な製剤選び:厚生労働省承認製剤、部位に合った製剤
  • ③適切な注入位置・深さ:深層(骨膜上)への注入、チンダル現象を防ぐ
  • ④「やりすぎない」センスのある医師:過剰注入を勧めない、「7〜8割改善」を目指す
  • ⑤理想のイメージを明確に共有:症例写真持参、具体的に言語化
  • ⑥2週間後の効果確認を必ず受ける:早期発見・早期修正

「不自然にしない」医師の選び方:

  • 自然な仕上がりの症例写真が豊富(年間100例以上)
  • カウンセリングで「少量から始める」を提案してくれる
  • 溶解注射に対応している
  • 2週間後の効果確認が必ず実施される
  • 24時間連絡可能

料金と修正コストの考え方:

  • 安いクリニック→不自然→修正→再施術:合計110,000〜230,000円以上になることも
  • 最初から上手い医師を選ぶ:50,000〜150,000円程度で自然な仕上がりを実現
  • 「不自然にならない医師の技術」への投資が最も合理的

ヒアルロン酸注射は、適切な技術と正しいアプローチによって、自然で美しい仕上がりを実現できる美容医療です。「不自然になるのが怖い」という方も、少量から始める段階的アプローチと経験豊富な医師の選択によって、安全に理想の状態を実現できます。万が一不自然になってしまった場合も、溶解注射という修正手段があります。本記事の情報を参考に、確信を持って安全に美しさを実現・維持していただければ幸いです。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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