公開日: 2026年05月19日

更新日: 2026年05月18日

糸リフトの引き上げ効果は?仕組み・適応・比較

10秒でわかるこの記事の要約
  • 「たるみを引き上げたい」「以前のようなハリのある顔に戻りたい」「フェイスラインをすっきりさせたい」——鏡を見るたびに感じる、重力に逆らえないたるみの悩み。30代後半から50代後半にかけて、多くの女性がこの変化と向き合っていらっしゃいます。
  • たるみは、皮膚の弾力低下、皮下組織の萎縮、靭帯の緩みなど、複合的な要因によって起こります。仕事や家庭で重要な役割を担う世代にとって、すっきりとした若々しい印象を保つことは、自信や第一印象にも影響する大切な要素ではないでしょうか。
  • 「たるみを引き上げたいけれど、フェイスリフト手術のような大きな決断は難しい」「自然な範囲で、少しでも引き上げたい」——そんな願いをお持ちの方に、糸リフト(スレッドリフト)が選択肢の一つとして注目されています。即効性がありながらダウンタイムが少なく、物理的な引き上げ効果が期待できるという特徴から、多くの女性に選ばれています。
  • ただし、糸リフトはすべてのたるみに対応できるわけではありません。軽度から中等度のたるみには効果的ですが、高度のたるみには限界があります。本記事では、糸リフトの引き上げのメカニズムから、部位別の効果、適応の見極め、他の引き上げ治療法との比較まで、医学的根拠に基づいて誠実に解説します。ご自身のたるみが糸リフトで引き上げられるかを理解し、最適な選択をしていただくための一助となれば幸いです。

目次

「引き上げ」とは?【糸リフトの引き上げ効果の基本】

引き上げの定義

引き上げ(リフトアップ)とは、下垂したたるみを物理的に持ち上げることを指します。具体的には、以下のような変化をもたらします。

  • 下垂した組織を元の位置に戻す:頬や顎のたるみを引き上げる
  • 輪郭をシャープにする:フェイスラインを明瞭にする
  • 若々しい印象を取り戻す:全体的にすっきりとした印象

30代後半~50代後半女性のたるみの特徴

この年代の女性に特徴的なたるみのパターンがあります。

  • 頬のたるみ:中顔面の脂肪が減少・下垂し、ほうれい線が深くなる
  • フェイスラインのたるみ:輪郭がぼやけ、二重顎が目立つ
  • 首のたるみ:横ジワが深くなり、首と顎の境界が不明瞭
  • 目元のたるみ:上まぶたが重く垂れ下がる、目尻が下がる
  • 額・眉間のたるみ:額が重く垂れ下がり、眉の位置が下がる

糸リフトが「引き上げ」に適している理由

  • 物理的な引き上げ効果:コグ(突起)のついた糸が組織を引っ掛け、直接引き上げる
  • 即効性:施術直後から引き上げ効果を実感できる
  • 切開不要:フェイスリフト手術と比べて侵襲が少ない
  • ダウンタイムが少ない:仕事や家庭への影響が少ない
  • 自然な仕上がり:段階的な引き上げが可能

引き上げることで得られる効果

  • 若返り:5~10歳若く見える効果が期待できる
  • すっきりした印象:フェイスラインがシャープになる
  • シャープな輪郭:顔と首の境界が明瞭になる
  • 自信の回復:外見への自信が戻る

他の引き上げ治療法との違い

引き上げ治療法には、いくつかの選択肢があります。

  • フェイスリフト手術:最も劇的な引き上げ効果、ただし侵襲大
  • ウルセラ・サーマクール:熱エネルギーで引き締め、引き上げ効果はマイルド
  • ヒアルロン酸注射:ボリューム補充で引き上げたように見せる
  • 糸リフト:物理的な引き上げ、即効性とダウンタイムのバランスが良い

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糸リフト(スレッドリフト)の引き上げのメカニズム

糸リフトがなぜ引き上げ効果をもたらすのか

糸リフトは、特殊な糸を皮下組織に挿入することで、たるみを引き上げます。

コグ(突起)のついた糸が組織を引っ掛ける

  • 糸には「コグ」と呼ばれる小さな突起がついている
  • このコグが皮下組織を引っ掛け、固定する
  • 組織を物理的に引き上げ、元の位置に戻す
  • 即座にリフトアップ効果が得られる

物理的な引き上げ効果(即効性)

  • 施術直後から引き上げ効果を実感できる
  • フェイスラインがすぐにすっきりする
  • 鏡を見た瞬間に変化が分かる
  • 「今すぐたるみを引き上げたい」という方に適している

コラーゲン生成促進効果(持続性)

  • 糸の刺激により、コラーゲン生成が促進される
  • 糸の周囲に新しいコラーゲンが形成される
  • 皮膚の引き締め効果が持続する
  • 糸が吸収された後も、ある程度の引き上げ効果が持続

引き上げる方向と角度の重要性

糸リフトの引き上げ効果は、糸を挿入する方向と角度に大きく左右されます。

  • 垂直方向の引き上げ:頬を上方向に引き上げる
  • 斜め方向の引き上げ:頬を斜め上方向に引き上げ、自然な仕上がり
  • 水平方向の引き上げ:フェイスラインを後方に引き上げる

経験豊富な医師は、顔のバランスを考慮して、最適な方向と角度を決定します。

糸の本数と引き上げ効果の関係

  • 少ない本数(4~8本):軽度のたるみ、予防的な使用
  • 標準的な本数(8~12本):中等度のたるみ、明確な引き上げ効果
  • 多い本数(12本以上):高度のたるみ、ただし限界がある

本数が多ければ良いというわけではなく、適切な本数を見極めることが重要です。

糸の種類と引き上げ効果の違い

PDO糸(ポリジオキサノン)

  • 吸収期間:6~12ヶ月程度
  • 引き上げ効果:軽度~中程度
  • 適応:軽度のたるみ、予防的な使用

PCL糸(ポリカプロラクトン)

  • 吸収期間:12~24ヶ月程度
  • 引き上げ効果:中程度
  • 適応:中等度のたるみ

PLLA糸(ポリ乳酸)

  • 吸収期間:18~24ヶ月程度
  • 引き上げ効果:中程度~高い
  • コラーゲン生成促進効果が高い
  • 適応:中等度のたるみ、長期的な効果を求める方

30代後半~50代後半女性のたるみに適している理由

  • この年代のたるみは、軽度~中等度が多く、糸リフトの適応範囲内
  • フェイスリフト手術ほどの大きな決断は不要
  • 仕事や家庭で忙しく、ダウンタイムが少ないことが重要
  • 自然な範囲での引き上げを求める方に適している

糸リフトの引き上げのメカニズムまとめ:コグ(突起)のついた糸が組織を引っ掛け、物理的に引き上げます。即効性があり、施術直後から効果を実感できます。さらに、コラーゲン生成促進により、持続的な引き上げ効果が得られます。

糸リフトで期待できる引き上げ効果【部位別】

頬の引き上げ効果

期待できる効果

  • 頬の位置が上がり、若々しい印象になる
  • ほうれい線が浅くなる(完全には消えないが軽減)
  • 中顔面がすっきりする
  • 顔全体が引き締まった印象

引き上げ度合い

  • 軽度のたるみ:70~90%程度の引き上げ効果が期待できる
  • 中等度のたるみ:50~70%程度の引き上げ効果が期待できる
  • 高度のたるみ:30~50%程度の引き上げ(限界がある)

効果が出るまでの期間

  • 即効性:施術直後から引き上げ効果を実感
  • 最終的な仕上がり:1~3ヶ月後(腫れが引き、糸が馴染んだ後)

効果の持続期間

  • PDO糸:6~12ヶ月程度
  • PCL糸:12~24ヶ月程度
  • PLLA糸:18~24ヶ月程度

フェイスラインの引き上げ効果

期待できる効果

  • シャープな輪郭を取り戻す
  • もたつきが解消され、すっきりした印象
  • 小顔効果が期待できる
  • 二重顎が目立たなくなる
  • 顔と首の境界が明瞭になる

引き上げ度合い

  • 軽度のたるみ:70~90%程度の引き上げ
  • 中等度のたるみ:50~70%程度の引き上げ
  • 高度のたるみ:30~50%程度の引き上げ

首の引き上げ効果

期待できる効果

  • 横ジワが浅くなる
  • 引き締め効果により、すっきりした首元
  • 首と顎の境界が明瞭になる

引き上げ度合い

  • 軽度のたるみ:60~80%程度の引き上げ
  • 中等度のたるみ:40~60%程度の引き上げ
  • 高度のたるみ:20~40%程度の引き上げ(限界がある)

注意点

  • 首の皮膚は薄いため、丁寧な施術が必要
  • 縦ジワ(プラチスマバンド)には、ボトックスとの併用が効果的

目元の引き上げ効果

期待できる効果

  • 目尻がリフトアップし、目が大きく見える
  • 眉下がリフトアップし、上まぶたがすっきりする
  • 若々しい目元の印象

引き上げ度合い

  • 軽度のたるみ:60~80%程度の引き上げ
  • 中等度以上のたるみ:他の治療法(眼瞼下垂手術など)を検討

注意点

  • 目元は神経が多いため、高度な技術が必要
  • 経験豊富な医師を選ぶことが重要

額・眉間の引き上げ効果

期待できる効果

  • 眉の位置が上がる
  • 額がすっきりする
  • 目元がぱっちりとした印象

引き上げ度合い

  • 軽度のたるみ:60~80%程度の引き上げ
  • 中等度のたるみ:40~60%程度の引き上げ

どの程度の引き上げ効果が期待できるか(数値的な目安)

  • 頬の位置:約3~5mm程度上がる(個人差あり)
  • フェイスライン:約1~2cm程度すっきりする(個人差あり)
  • 写真での印象:明らかに引き上がった印象
  • 周囲からの評価:「若返った?」「すっきりした?」と言われる程度

※個人差があります。上記は一般的な目安です。

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引き上げ効果が得られやすい人・得られにくい人

引き上げ効果が得られやすい人の特徴

1. 軽度~中等度のたるみ

  • 高度のたるみの場合、糸リフトだけでは限界がある
  • 軽度~中等度のたるみであれば、明確な引き上げ効果が期待できる

2. 皮膚の弾力がある

  • 皮膚の弾力が残っていると、引き上げ効果が持続しやすい
  • 皮膚の弾力が極度に低下している場合、引き上げても戻りやすい

3. 皮下脂肪が少ない~中程度

  • 皮下脂肪が少ない~中程度であれば、糸リフトで引き上げやすい
  • 皮下脂肪が非常に多い場合、糸リフトだけでは限界がある

4. 皮膚の余剰が少ない~中程度

  • 皮膚の余剰が多い場合、引き上げても余った皮膚が残る
  • フェイスリフト手術を検討すべき

引き上げ効果が得られにくい人の特徴

1. 高度のたるみ

  • 皮膚の余剰が非常に多い場合、糸リフトでは限界がある
  • フェイスリフト手術を検討すべき

2. 皮下脂肪が非常に多い

  • 皮下脂肪が非常に多い場合、糸リフトだけでは十分な引き上げが困難
  • 脂肪吸引との併用を検討すべき

3. 皮膚の弾力が極度に低下

  • 皮膚の弾力が極度に低下している場合、引き上げても戻りやすい
  • 効果の持続期間が短くなる

4. 骨格の後退

  • 加齢により骨格が後退している場合、糸リフトだけでは限界がある
  • ヒアルロン酸との併用で、ボリュームを補充することが効果的

自分が糸リフトで引き上げ効果を得られるかの判断基準

以下のセルフチェックで、おおよその判断ができます。

  • 手で頬を軽く持ち上げた時、若返って見えますか? → はいなら適応
  • 鏡を正面から見て、たるみは明らかですか? → 中等度以上なら適応
  • 上を向いた時、たるみは改善しますか? → はいなら適応
  • 皮膚の余剰が非常に多いですか? → はいなら糸リフトでは限界がある

たるみの程度の見極め方

軽度のたるみ

  • 鏡を見ると少したるみが気になる程度
  • 写真で見ると以前より老けた印象
  • ほうれい線が薄く見え始めた

中等度のたるみ

  • 明らかにたるみが目立つ
  • ほうれい線が深くなった
  • フェイスラインがはっきりとぼやけている

高度のたるみ

  • 非常に強いたるみ
  • 皮膚の余剰が多い
  • ほうれい線が非常に深い
  • フェイスラインが大きく崩れている

医師による適応判断の重要性

自己判断だけで糸リフトを決めるのは危険です。以下の理由から、医師による適応判断が重要です。

  • たるみの程度を客観的に評価できる
  • 糸リフトが適しているか、他の治療法が適しているかを判断できる
  • 適切な本数や糸の種類を提案できる
  • 現実的な期待値を共有できる

重要なポイント:糸リフトで引き上げ効果が得られるのは、主に軽度~中等度のたるみです。高度のたるみには限界があり、フェイスリフト手術を検討すべき場合もあります。医師と相談して、ご自身に適した治療法を選択することが重要です。

糸リフトと他の引き上げ治療法の比較

治療法 糸リフト フェイスリフト手術 ウルセラ・サーマクール ヒアルロン酸注射
引き上げの原理 糸で物理的に引き上げる 皮膚を切除し、物理的に引き上げる 熱エネルギーで引き締める ボリューム補充で引き上げたように見せる
引き上げ効果 中程度
明確な引き上げ効果
非常に高い
最も劇的な引き上げ
軽度~中程度
引き締め効果が主
軽度~中程度
ボリューム補充が主
適したたるみの程度 軽度~中等度のたるみ 中等度~高度のたるみ 軽度~中等度のたるみ 軽度のたるみ、ボリューム不足
持続期間 6ヶ月~2年程度
(糸の種類による)
5~10年以上
半永久的
6ヶ月~12ヶ月程度 6ヶ月~18ヶ月程度
(製剤による)
ダウンタイム 1~2週間程度
腫れ・内出血
2~4週間以上
腫れ・内出血・抜糸
ほぼなし
赤み程度
数日程度
腫れ・内出血
料金目安 150,000~400,000円
(8~12本)
800,000~3,000,000円
(全顔)
200,000~500,000円
(全顔)
50,000~200,000円
(部位による)
メリット 即効性、物理的な引き上げ、ダウンタイム少ない、可逆性 劇的な引き上げ効果、長期的効果 ダウンタイムなし、切開不要 即効性、ダウンタイムほぼなし、可逆性
デメリット 高度のたるみには限界、効果は永続的でない 侵襲大きい、ダウンタイム長い、傷跡 効果がマイルド、即効性は低い たるみの根本的な解決にはならない

※個人差があります。上記は一般的な目安です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 糸リフトで引き上げ効果は得られますか?

A. はい、軽度~中等度のたるみであれば、糸リフトで引き上げ効果が期待できます。コグ(突起)のついた糸が組織を引っ掛け、物理的に引き上げます。施術直後から効果を実感でき、さらにコラーゲン生成促進により、持続的な引き上げ効果が得られます。ただし、高度のたるみには限界があり、フェイスリフト手術を検討すべき場合もあります。

Q2. どのくらい引き上がりますか?

A. 頬の位置で約3~5mm程度、フェイスライン周囲で約1~2cm程度すっきりする効果が期待できます(個人差あり)。写真での印象としては、明らかに引き上がった印象になり、周囲から「若返った?」「すっきりした?」と言われる程度の変化が期待できます。たるみの程度によって引き上げ度合いは異なり、軽度のたるみで70~90%程度、中等度のたるみで50~70%程度の引き上げが期待できます。

Q3. 引き上げ効果はいつから実感できますか?

A. 施術直後から引き上げ効果を実感できます。フェイスラインがすぐにすっきりし、鏡を見た瞬間に変化が分かります。ただし、腫れがあるため、最終的な仕上がりは1~3ヶ月後に確認できます。腫れが引くとともに、糸が馴染み、自然な引き上げ効果が得られます。

Q4. 引き上げ効果はどのくらい持続しますか?

A. 糸の種類にもよりますが、6ヶ月~2年程度効果が持続します。PDO糸は6~12ヶ月程度、PCL糸は12~24ヶ月程度、PLLA糸は18~24ヶ月程度が目安です。コラーゲン生成促進効果により、糸が吸収された後もある程度の引き上げ効果が持続します。

Q5. 引き上げ効果が戻ることはありますか?

A. 糸は体内で吸収されるため、効果は永続的ではありません。徐々にたるみが戻り、引き上げ効果も減少します。定期的なメンテナンス(6ヶ月~2年ごと)で、引き上げ効果を維持できます。

Q6. 何本くらい入れれば引き上げ効果が出ますか?

A. たるみの程度によって異なりますが、一般的には8~12本程度が目安です。軽度のたるみであれば4~8本程度、中等度のたるみであれば8~12本程度、高度のたるみであれば12本以上が必要になることがあります。医師と相談して、適切な本数を決定します。

Q7. 頬の引き上げ効果はありますか?

A. はい、頬の引き上げは糸リフトの最も一般的な適応部位です。頬の位置が上がり、ほうれい線が浅くなり、中顔面がすっきりします。軽度~中等度の頬のたるみであれば、明確な引き上げ効果が期待できます。

Q8. フェイスラインの引き上げ効果はありますか?

A. はい、フェイスラインの引き上げにも効果的です。シャープな輪郭を取り戻し、小顔効果も期待できます。もたつきや二重顎が気になる方に適しています。

Q9. 首の引き上げ効果はありますか?

A. 軽度~中等度の首のたるみには引き上げ効果が期待できます。横ジワの軽減、引き締め効果が得られます。ただし、首の皮膚は薄いため、丁寧な施術が必要です。縦ジワ(プラチスマバンド)には、ボトックスとの併用が効果的です。

Q10. 目元の引き上げ効果はありますか?

A. 軽度の目元のたるみには引き上げ効果が期待できます。目尻のリフトアップ、眉下のリフトアップにより、目が大きく見え、若々しい印象になります。ただし、目元は神経が多いため、高度な技術が必要です。中等度以上の上まぶたのたるみには、眼瞼下垂手術を検討すべき場合もあります。

Q11. 引き上げすぎて不自然にならないか?

A. 経験豊富な医師であれば、過度な引き上げを避け、自然な仕上がりを目指します。段階的な治療ができるため、一度に多く入れすぎないことが重要です。カウンセリング時に、希望する引き上げの程度を医師と共有し、自然な範囲での引き上げを目指しましょう。

Q12. フェイスリフト手術とどちらが引き上げ効果が高いですか?

A. フェイスリフト手術の方が劇的な引き上げ効果が得られます。ただし、侵襲が非常に大きく、ダウンタイムが長く、傷跡が残ります。軽度~中等度のたるみであれば、糸リフトで十分な引き上げ効果が期待でき、リスクも低いです。医師と相談して、最適な治療法を選択しましょう。

Q13. ウルセラ・サーマクールとどちらが引き上げ効果が高いですか?

A. 糸リフトの方が即効性があり、引き上げ効果が明確です。ウルセラ・サーマクールは、ダウンタイムがほぼなく、引き締め効果が得られますが、効果はマイルドで即効性は低いです。たるみの程度、希望する効果、ダウンタイムの許容度に応じて選択します。

Q14. ヒアルロン酸とどちらが引き上げ効果が高いですか?

A. たるみの引き上げであれば、糸リフトの方が効果的です。ヒアルロン酸は、ボリューム補充で引き上げたように見せるもので、たるみの根本的な解決にはなりません。ただし、併用することで相乗効果が得られます。糸リフトでたるみを引き上げ、ヒアルロン酸でボリュームを補充することで、より自然で美しい仕上がりが期待できます。

Q15. 糸リフトとヒアルロン酸を併用できますか?

A. はい、併用は非常に効果的です。糸リフトでたるみを引き上げ、ヒアルロン酸でボリュームを補充することで、より自然で美しい仕上がりが期待できます。併用のタイミングや順序については、医師と相談してください。

Q16. 引き上げ効果を持続させるには?

A. 定期的なメンテナンス(6ヶ月~2年ごと)が重要です。また、表情筋トレーニング、適切なスキンケア、生活習慣の改善(紫外線対策、禁煙、十分な睡眠、バランスの取れた食事)も効果的です。糸リフトと他の治療法(ヒアルロン酸、ウルセラ・サーマクールなど)を併用することで、より長期的な引き上げ効果が期待できます。

Q17. 自然な引き上げ効果が得られますか?

A. はい、糸リフトは自然な引き上げ効果が得意です。劇的な変化ではなく、「すっきりした」「若返った?」と言われる程度の自然な変化が期待できます。段階的な治療ができるため、過度な引き上げを避け、自然な仕上がりを目指せます。

Q18. 職場にバレませんか?

A. 腫れや内出血は1~2週間程度で落ち着きます。マスクやメイクでカバーできる程度です。週末や連休を利用して施術を受ける方が多いです。自然な範囲での引き上げ効果であれば、「若返った?」と言われる程度で、「整形した」とは気づかれにくいです。

Q19. 引き上げた後に下がることはありますか?

A. 糸は体内で吸収されるため、徐々にたるみが戻り、引き上げた位置から下がることはあります。ただし、コラーゲン生成促進効果により、糸が吸収された後もある程度の引き上げ効果が持続します。定期的なメンテナンスで、引き上げ効果を維持できます。

Q20. ダウンタイムはどのくらいですか?

A. 腫れや内出血は、1~2週間程度で落ち着きます。個人差がありますが、マスクやメイクでカバーできる程度です。仕事や家庭への影響は少なく、多くの方が数日~1週間程度で日常生活に戻れます。ただし、激しい運動やマッサージは1ヶ月程度避ける必要があります。

まとめ

糸リフト(スレッドリフト)の引き上げ効果について、引き上げのメカニズムから、部位別の効果、適応の見極め、他の引き上げ治療法との比較まで、詳しく解説してきました。

引き上げとは、下垂したたるみを物理的に持ち上げることを指し、輪郭をシャープにし、若々しい印象を取り戻す効果が期待できます。30代後半から50代後半にかけて、頬のたるみ、フェイスラインのたるみ、首のたるみ、目元のたるみなど、様々な部位でたるみが顕在化します。

糸リフトは、コグ(突起)のついた糸が組織を引っ掛け、物理的に引き上げることで、即効性のある引き上げ効果をもたらします。さらに、糸の刺激によりコラーゲン生成が促進され、持続的な引き上げ効果が得られます。引き上げる方向と角度、糸の本数、糸の種類によって、引き上げ効果は異なります。

部位別の引き上げ効果としては、頬の引き上げ(頬の位置が上がる、ほうれい線が浅くなる)、フェイスラインの引き上げ(シャープな輪郭、小顔効果)、首の引き上げ(横ジワの軽減)、目元の引き上げ(目尻のリフトアップ)などが期待できます。引き上げ度合いは、軽度のたるみで70~90%程度、中等度のたるみで50~70%程度です。

ただし、糸リフトで引き上げ効果が得られるのは、主に軽度~中等度のたるみです。高度のたるみ、皮下脂肪が非常に多い場合、皮膚の弾力が極度に低下している場合は、糸リフトでは限界があり、フェイスリフト手術を検討すべき場合もあります。

他の引き上げ治療法と比較すると、糸リフトは即効性があり、物理的な引き上げ効果が明確で、ダウンタイムが少なく、可逆性が高いという特徴があります。フェイスリフト手術(最も劇的な引き上げ、ただし侵襲大)、ウルセラ・サーマクール(引き締め効果、ダウンタイムなし)、ヒアルロン酸注射(ボリューム補充)など、それぞれの治療法に長所と短所があり、たるみの程度や希望に応じて選択します。

糸リフトのメリットは、即効性、物理的な引き上げ効果、自然な仕上がり、ダウンタイムの少なさ、可逆性、たるみの進行を遅らせることです。デメリットは、高度のたるみには限界、効果が永続的でない、費用、医師の技術に左右される、引きつれ感のリスクです。

重要なのは、ご自身のたるみの程度を正確に判断し、最適な治療法を選択することです。手で頬を軽く持ち上げた時に若返って見える場合、糸リフトで引き上げ効果が期待できます。医師と相談して、正確な診断を受け、現実的な期待値を共有し、納得のいく治療を受けましょう。

この記事が、糸リフトの引き上げ効果について正しく理解し、ご自身に適した治療法を選択するための一助となれば幸いです。たるみは引き上げることで改善できます。適切な治療法を選べば、自然な引き上げ効果が期待できます。正しい知識と適切な準備をもって、納得できる選択をしていただければと思います。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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