ウルトラフォーマー3と他のハイフ(HIFU)機器の違い

ウルトラフォーマー3と他のハイフ(HIFU)機器の違い

切らないたるみ治療として、世界的にアンチエイジングの代表的治療とされているハイフ(HIFU)機器ですが、大きく分けて7種類の機器が開発されており、効果もさまざまです。

どの機器もメスを使うことなくリフトアップ効果が得られます。また、ダウンタイムはほぼないという点で共通していますが、肌質やお悩みによって効果的な機器は異なります。

今回はそんなハイフ(HIFU)機器の特徴と違いや、その中でも人気のウルトラフォーマー3のメリット・デメリットまでをご紹介します。

ウルトラフォーマー3とは

ウルトラフォーマー3とは、ハイフ(HIFU)機器(高密度焦点式超音波)です。超音波エネルギーを対象部位に照射し、熱エネルギーを発生させ、筋膜を収縮させることでリフトアップ効果を促す美容医学的治療機器です。

顔のリフトアップや肌質改善だけでなく、ボディの気になる部位に照射することでセルライトにアプローチし、瘦身治療効果もあります。

カートリッジを3つ使い分けることで、焦点の深さを変化させ、引き締め効果やコラーゲンの生成を促します。焦点の深さは全部で7種類選択可能で、照射箇所と肌質に最適な深度で照射することが可能です。

顔全体に低出力の超音波エネルギーを照射できるハイフシャワーという機能も搭載されており、ウルトラフォーマー3の一番の特徴ともいえます。皮膚の浅い層に均一に照射できるため、通常のハイフ機器よりも痛みが少なく、ダウンタイムも短くすることが可能です。

ハイフ(HIFU)の機器の種類

ハイフには全部で7種類の機器があります。そのため、肌質や悩みごとに対応でき、オーダーメイドのような治療が可能です。以下、7つの機器の特徴をご紹介します。

ウルセラ

FDA(米国食品医薬品局)で初めてリフトアップ効果を認められ、「リフト」という言葉で承認を受けている機器は、このウルセラのみです。これまで世界各国で100万人以上もの治療が行われており、ゴールドスタンダードとされています。

照射のパワーが強いため痛みを伴うことがありますが、ハイフ機器の中で最も高い効果が期待できます。

ウルトラセルQ+

ウルトラセルQ+とは、3種類のレーザーを搭載しており、リフトアップ効果だけでなく、毛穴の引き締め効果、脂肪溶解、美肌効果のあるモードを選べます。韓国MFDSの認可だけでなく、ヨーロッパCEマークも取得している最新機器です。

連続照射が可能で、施術時間が他ハイフに比べて短いことがメリットのひとつです。最も特徴的なのは、熱エネルギーによって筋膜だけでなくコラーゲン繊維も収縮させることで、コラーゲン生成を活性化できることです。

コラーゲンの増加は、施術後1~3か月後程度で徐々に実感でき、最長半年ほど持続します。

ウルトラセルQ+リニア(ハイフリニア)

ウルトラセルQ+リニア(ハイフリニア)とは、通常点状にレーザーを照射するハイフ機器と違って、線状(リニア状)に照射するカートリッジを使った施術のことです。

脂肪細胞を撃退し、二重あごやたるみ解消による小顔効果や痩身効果があるというのが特徴です。半永久的に効果が持続するので、リバウンドもほとんどないでしょう。

低い温度で広範囲の照射を行うため、痛みも少なく、かさぶたや赤みなどの症状が現れにくいです。施術後にお出かけの予定がある場合にも、安心して受けられる施術です。

ウルトラフォーマー3

ヨーロッパCEマークや韓国KFDAが承認している医療機器です。
3つのカートリッジを交換することで照射深度を調整し、真皮・真皮層・脂肪層・SMAS筋膜へアプローチが可能で、さまざまな肌質やお悩みの改善を促します。

真皮層であれば、コラーゲン生成や細かいシワを改善します。深い層に働きかけるほど、深いシワ、たるみの改善の他、脂肪溶解作用にも効果的です。

ハイフシャワーという皮膚の浅い層に広く照射できるモードも特徴的で、引き締め効果だけでなく、肌質改善、毛穴縮小、美肌効果なども期待できます。

ダブロゴールド

ウルトラセルQ+が登場する前に広く使用されていた機器です。通常より低い温度のエネルギーを分散して照射することで、痛みを抑えられます。たるみの引き上げ効果に加え、コラーゲン生成の促進や、引き締め効果も期待できます。

また、照射箇所の脂肪細胞を減らす機能も搭載されており、痩身治療にも使用されています。熱エネルギーを分散させることで痛みを減らしていますが、その分長期的な持続効果は他のハイフより短めです。

ソノクイーン

他のハイフに比べて痛みが大幅に軽減されていることが特徴で、ハイフを初めて使用する方におすすめです。

目の周りなどのデリケートな部分にも照射が可能であるため、「アイシャドウハイフ」とも呼ばれています。その安全性から、さまざまな国で承認を受けています。

ユーティムスA3

ウルセラやダブロの進化系ともいわれており、他のハイフ機器とは違ってセンターレスの高性能トランスデューサーを搭載しています。真ん中に集中して熱エネルギーが照射されることがないため、痛みややけどなどのリスクが大幅に軽減されることが特徴です。

ウルトラフォーマーと他のハイフの違い

ウルトラフォーマー3と他のハイフとの大きな違いは、ハイフシャワーを利用できる点です。ハイフシャワーは浅い深度で照射する必要があるため、深度を7段階と細かに調節できるウルトラフォーマー3ならではの特徴といえます。

細かいシワなどには1.5mmのカートリッジを、リフトアップやほうれい線には、3.0mmや4.5mmのカートリッジを使用できます。より深い層にある脂肪に働きかけることができる6mmカートリッジも用意されており、ボディの痩身効果があります。

また、他のハイフ機器では線状に照射するものも多い中、点状に集中的に照射できます。顔全体の肌質改善などを目的としたハイフシャワーと、気になる箇所を重点的に引き締めることもできる、バランスのよい機器です。

ショット数も多く、従来のハイフ機器と比べると、施術時間が短いという特徴があります。

ウルトラフォーマー3の効果がないと言われる理由

実はウルトラフォーマー3は効果がないという口コミを見かけることがあります。原因は、効果には肌質の違いによる個人差があるからです。たるみに関してであれば、1度たるみが強くなってしまってからでは効果は実感しにくくなります。

例えば、輪ゴムなどで考えるとわかりやすく、1度緩んでしまった輪ゴムを少しの力で引いても変化は感じませんが、ある程度張り詰めた輪ゴムであれば、少しの力の差はわかりやすくなります。50代の方よりも30代の方の方がより効果は実感しやすいのです。

「思ったより効果がない」という感想を持たれる方や、たるみが強い方は、糸で引き上げるような施術や、より強い効果のあるハイフ機器をおすすめしています。

ウルトラフォーマー3の効果の持続期間

1度引き締められた筋膜は、理論的にいうと緩むことがないため、効果はいつまでも持続します。しかし、加齢によるたるみの原因は、実際は筋膜だけを引き上げるだけでは防ぐことは難しいのです。

そのため、半年~1年程度で効果が薄くなってきていると感じる可能性があります。たるみを長期的に改善するためには、定期的なメンテナンスが必要となります。

弱めのハイフシャワーの場合は1~2か月に1回ほどで、リフトアップ目的の場合は、3~6か月に1回の施術をおすすめします。回数を重ねるごとに、より効果を実感できるでしょう。

ウルトラフォーマー3のデメリット(痛み・ダウンタイムなど)

ウルトラフォーマー3は、ウルセラと比較すると痛みや副作用は少ないです。特にハイフシャワーであれば、弱いレーザーを顔全体に均一に照射するため、赤みやかさぶたなどの症状はある程度抑えられます。施術後にメイクをしてお出かけすることも可能です。

しかし、副作用が出る確率は0ではありません。主にリスクや副作用については以下のとおりです。

施術中の痛み

照射には熱エネルギーを使用するため、皮膚の下でチクチクとした痛みが生じる場合あります。骨の近くに照射すると、響くような痛みを感じることもあります。痛みをまったく感じない方もいるため、個人差があるでしょう。

赤みや腫れ、むくみ

施術後に赤みや腫れ、むくみがでる場合があります。数時間や数日間で症状は治まります。

やけど・水ぶくれ・神経損傷

出力が強すぎた場合や、照射場所の誤り、肌のコンディションなどによって、ごくまれにやけどや水ぶくれ、神経損傷などを起こす可能性があります。少しでも症状がみられた場合は、すぐにクリニックへご相談ください。

ウルトラフォーマー3の値段相場

ウルトラフォーマー3の値段相場は、照射回数や照射範囲によって変わりますが、一般的に「4万円~20万円」となっています。

これはウルセラの顔全体1回の相場「20万円~70万円」や、ウルトラセルQ+の顔全体1回の相場「8万円~20万円」よりも、かなりお手頃です。

ウルセラの方が効果は高いですが、ショット速度が速いため、照射回数を多くするとこでウルセラにも劣らない効果と即効性が期待できます。また、照射範囲が小さく深度も変えられるため、目の周りのデリケートな部分も施術可能なところも魅力です。

ウルトラフォーマー3は、コストを抑えながらも効果も期待できる、バランスの取れた機器です。最近ではエステ用のハイフも登場し、料金は「3000円~3万円」とかなりリーズナブルになっていますが、医療用と比べると効果が緩やかで、安全性が低いでしょう。

ウルトラフォーマー3は、長くて半年に1回ほどの通院がおすすめですが、エステ用ハイフは1か月に1回程度の施術が推奨されています。確実な効果と、時間的コストからの観点からしても、はじめから医療用ハイフであるウルトラフォーマー3を選択することをおすすめします。

大阪梅田の藤井クリニックがウルトラフォーマー3をおすすめする理由

大阪梅田の藤井クリニックがウルトラフォーマー3をおすすめする理由

大阪梅田の藤井クリニックは、ウルセラリフト、最新のウルトラセルQ+、ウルトラフォーマー3の3台のハイフ機器を取り揃えているハイフ専門クリニックです。GOLDEN RECORD AWARDを受賞しているため、安心して施術を受けていただけます。

特にウルトラフォーマー3は、価格的にもお手軽であり、痛みやダウンタイム少ない機器です。個人差のある患者様の肌にも広く対応可能であるため、従来のハイフ機器よりも気軽にお試しいただける点が、おすすめする理由のひとつです。

ハイフリフトアップ専門クリニックだからこそ、自信をもっておすすめできるウルトラフォーマー3を、ぜひ1度お試しください。

まとめ

新しい切らないリフトアップ治療のハイフ機器ですが、ただレーザーを照射するというわけではなく、それぞれに特徴があります。ウルトラフォーマー3は、幅広いお悩みに対応できるため、初めてハイフでの治療を受ける方にはおすすめの機器です。

しかし、切るリフトアップと比べてどの治療方法も必ず効果がすぐに現れるわけではありません。少しずつの定期的なメンテナンスが若々しい肌へと導きます。

藤井クリニックは、初診・再診問わず、お電話、WEBフォーム、LINEよりご予約・ご相談受け付けております。初診は無料ですので、ぜひ1度、ご相談ください。

ウルトラフォーマー3
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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約10000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。

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