公開日: 2025年06月23日
更新日: 2025年06月24日
ヒアルロン酸注入のダウンタイムの期間と現れる症状
目次
ヒアルロン酸注入は手軽にできる美容施術として人気です。
しかし、施術後には一時的な赤みや腫れなどのダウンタイムが現れる場合もあります。
本記事では、ダウンタイムの期間や部位ごとに異なる症状、ダウンタイムを早めるための対処法を詳しく解説します。
施術を検討している方は、事前に正しい知識を確認しておきましょう。
ヒアルロン酸注入のダウンタイムはいつまで続く?
ヒアルロン酸注入のダウンタイムは、施術直後から数日でおさまることが多いものの、症状によっては1~2週間程続く場合もあります。
ダウンタイムの症状には、腫れ・赤み・内出血・軽度の痛みなどがあり、注入量や部位、個人の体質によっても回復期間に差が出ます。
初めて施術を受ける方は、施術当日は予定を控えめにし、経過を観察しながら過ごすと安心です。
2週間を越えても症状が改善しない場合は放置せず、できるだけ早い段階で専門医に確認を取りましょう。
ダウンタイムが長引くことはあるのか
施術後赤みや腫れが2週間以上続く場合は、注意が必要です。
ダウンタイムが長引く場合、原因として副作用やアレルギー反応、内出血の悪化などが考えられます。
以下のような症状がある場合は、施術後トラブルの可能性もあるため、施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
- 赤みや腫れが2週間以上続く
- 注入部位に痛みを伴うしこりや硬結がある
- 皮膚の色が白っぽく変色し、血流が悪そうに見える
- 熱感や膿のような症状が出ている
迅速な判断を仰ぐためにも、症状の経過を記録しておくのがおすすめです。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中にみられる症状
ヒアルロン酸注入後は、以下5つの一時的な症状が、ダウンタイム中に現れる場合もあります。
- 赤み・腫れ
- 内出血
- 痛み
- むくみ
- しこり
それぞれ詳しく解説します。
赤み・腫れ
ヒアルロン酸注入のダウンタイムでは、赤みや腫れが一般的な初期反応として現れます。
注入時の針刺激や、ヒアルロン酸による皮膚刺激の生理的反応によって、一時的に皮膚が炎症を起こすためです。
大半のケースでは、施術当日〜翌日にかけてピークを迎え、1〜2週間以内に落ち着きます。
ただし、皮膚の薄い部位や注入量が多い箇所では、ダウンタイムが長引く可能性もあります。
なお、敏感肌の方は、ダウンタイム中のスキンケアや化粧品選びにも注意が必要です。
低刺激の保湿剤を使用し、赤みのある部位はこすらず、化粧品は軽いテクスチャから少量ずつ試しましょう。
内出血
皮膚の浅い部分にある毛細血管が傷つくことで、紫色や青みがかった内出血がみられることもあります。
とくに目元や唇など血管が集中する部位では発生しやすいですが、1〜2週間程でおさまります。
内出血は時間の経過とともに自然に吸収されるため、基本的には心配ありません。
気になる場合は、患部を冷やすことで症状の悪化を防ぐ効果に期待できます。
痛み
注入直後は、針の刺激や注入圧によって軽度の痛みを感じる場合があります。
数時間から1日程度で自然におさまる場合が多く、針を刺した刺激や、ヒアルロン酸が皮膚内部に注入された際の圧迫感によるものです。
痛みを感じた際は、患部をこすらず安静に過ごしましょう。
強い痛みやズキズキとした感覚が続く場合には、炎症や注入トラブルの可能性もあるため、早めにクリニックへの相談がおすすめです。
むくみ
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中には、一時的なむくみが生じる場合もあります。
ヒアルロン酸が水分を吸収しやすい性質や、注入による軽い炎症反応が原因です。
とくに、目元や唇など皮膚の薄い部位では、腫れとあわせてむくみが目立つケースもあります。
注入量が多いとむくみが出やすい傾向にあるので、状態や仕上がりを見て数回に分けて注入する場合もあります。
しこり
まれに、注入部分に小さなしこりのような感触が残ることもあります。
これはヒアルロン酸が皮下に留まっている状態であり、数日〜1週間程度で自然になじむケースが大半です。
ただし、以下のような症状は炎症や感染、塞栓(血管閉塞)のリスクもあるため、早めにクリニックへ相談しましょう。
- 痛みや熱感を伴う
- 赤みや腫れがしこり周辺に広がっている
- しこりが2週間以上続いている
- しこりの硬さが増している
なお、注入量が多い部位では、しこり感が長引く場合もあります。
ヒアルロン酸注入のダウンタイムは部位ごとに異なる?
ヒアルロン酸注入のダウンタイムは、以下の注入する部位によって症状の出方や回復期間に違いがあります。
- おでこの場合
- 涙袋の場合
- 鼻の場合
- ほうれい線の場合
- 唇の場合
詳しく解説します。
おでこの場合
おでこは皮膚が薄く血管や神経が多いため、腫れやむくみがやや出やすい部位です。
注入直後は額の丸みや膨らみが不自然に感じられますが、時間の経過とともに徐々になじみます。
内出血が起きた場合は1〜2週間ほどで自然に吸収されるため、過度に触れないようにしましょう。
おでこは表情筋が活発な部位のため、眉を大きく動かす表情や、うつ伏せでの睡眠は形の崩れにつながるので注意が必要です。
涙袋の場合
涙袋はデリケートな部位で、少量の注入でも腫れや赤みが目立ちやすくなります。
皮膚が薄く、血管が密集しているため、注入後すぐに赤みや青あざのような変色がみられる場合もあります。
むくみによって左右差が生じるケースもありますが、1〜2週間ほどで自然に落ち着くでしょう。
目元はデリケートな部位のため、メイクをする際も強くこすらないように注意が必要です。
鼻の場合
鼻は皮膚が厚めで、ヒアルロン酸注入後のダウンタイムが軽度で済むケースも多いとされています。
ただし、注入時の圧力や部位によっては赤み・軽い腫れ・押されたような違和感が生じる場合も。
鼻筋や鼻根部には、形を整えるために硬めのヒアルロン酸が使用され、注入後数日は定着させるための安静が必要です。
うつぶせ寝やメガネの着用は、ヒアルロン酸の移動や変形を招く可能性もあるため、1週間程度は避けましょう。
ほうれい線の場合
ほうれい線への注入では、大きな腫れは起こりにくいものの、内出血や軽いむくみが出る場合もあります。
施術直後はヒアルロン酸が皮下にとどまり、盛り上がって見える場合もありますが、数日かけて徐々に皮膚になじんでいきます。
また、ほうれい線は会話や笑顔でよく動く部位です。
施術直後は大きく笑う・頬を強く動かすといった表情の動きが刺激になる場合もあるため、意識的に控えると安心です。
唇の場合
唇は、ヒアルロン酸注入後のダウンタイムが現れやすい部位の1つです。
血流豊富で皮膚が薄いため、施術直後は腫れやむくみが目立ちやすく、赤みや軽い痛みを感じる場合もあります。
血管に針があたると内出血が起こりやすく、紫色のあざのような変色がみられるケースもあるので注意が必要です。
通常、腫れは数日〜1週間程度で落ち着き、内出血も1〜2週間で自然に吸収されます。
施術後は大きな口を開ける・強くこする・熱い飲食物の摂取といった刺激は控えましょう。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムを短くするポイント
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムは、正しいアフターケアによって軽減や短縮が可能です。
ここでは、ダウンタイムを最小限に抑えるための6つのポイントを紹介します。
- ポイント①患部への刺激を避ける
- ポイント②患部を冷やす
- ポイント③安静に過ごす
- ポイント④飲酒や喫煙を控える
- ポイント⑤日焼けをしないように注意する
- ポイント⑥信頼できるクリニックを選ぶ
それぞれみていきましょう。
ポイント①患部への刺激を避ける
注入直後のヒアルロン酸はまだ皮下で安定しておらず、強い圧迫や摩擦が加わると形が崩れる可能性もあります。
とくに、マッサージや洗顔時の強いこすり、うつ伏せ寝などは避けましょう。
注入部位が自然になじむまでの1週間程度は、できるだけ触らずに安静を保つことが大切です。
なお、施術後1週間程度はフェイシャルマッサージやエステの予約も避けるのが無難です。
違和感や腫れが気になる場合は自己判断で触りすぎないようにし、クリニックへ相談しましょう。
ポイント②患部を冷やす
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中に赤みや腫れ、むくみが気になる場合は、冷却によって症状を和らげられます。
施術後48時間以内の冷却が炎症を抑え、内出血や腫れが悪化するのを防ぐ効果が期待できます。
ただし、以下のように冷却を過剰に行うと血行が悪くなり、回復を遅らせるおそれもあるため注意が必要です。
- 患部をこすりながら冷やす
- 赤みや内出血が強い状態で長時間冷やす
- 冷却しながら就寝する
1回あたり10〜15分程度を目安に、直接氷を肌に当てずにタオルで巻くなど患部を優しく冷やすようにしましょう。
ポイント③安静に過ごす
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム中は、激しい運動や長時間の入浴、サウナなどは避けるのが望まれます。
体を温めすぎると炎症が広がりやすくなり、ダウンタイムが長引く可能性もあるため、シャワーで済ませるのが無難です。
血流を促進するジョギングや筋トレ、ヨガなどの運動も数日は避けましょう。
なお、注入部位への汗の付着も刺激になるため、施術部位の清潔を保つ工夫も必要です。
回復を早めるには、施術当日〜数日はなるべく安静に過ごすよう心がけましょう。
ポイント④飲酒や喫煙を控える
アルコールやタバコは血管を拡張させ、炎症や内出血を悪化させる要因となります。
喫煙は血管を収縮させて血流を低下させ、ヒアルロン酸のなじみを妨げたり、傷の治癒を遅らせるおそれもあります。
施術後1〜2日はとくに腫れや赤みが出る状態のため、飲酒・喫煙は控えましょう。
やむを得ず飲酒や喫煙をする場合は少量にとどめ、患部の様子をこまめな観察が推奨されます。
違和感や腫れが出た場合は、すぐに中止して施術先のクリニックへ相談しましょう。
ポイント⑤日焼けをしないように注意する
紫外線は炎症を助長し、色素沈着の原因にもなります。
施術後の肌は一時的に敏感になっており、日焼けをすると炎症が悪化したり、色素沈着につながる可能性もあります。
とくに、赤みや腫れが残っている状態で紫外線を浴びると、肌の回復を遅らせる要因にもなります。
外出時は、日傘・帽子・マスク・日焼け止めなどで患部をカバーし、紫外線対策を徹底しましょう。
なお、施術直後の肌には、アルコールや香料の含まれていない敏感肌用の日焼け止めを選ぶと安心です。
ポイント⑥信頼できるクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムを短くするためには、信頼できるクリニックや医師を選ぶ必要があります。
技術力の高い医師であれば必要最小限の量と回数で施術を行えるので、内出血や腫れといったリスクを抑えられます。
針による刺激が少なければ炎症反応も軽めに済み、回復もスムーズになるでしょう。
施術を検討する際は口コミや症例実績、カウンセリングの丁寧さなどを総合的に判断し、自分に合ったクリニック選びが大切です。
まぶたのシワの改善が見込める美容皮膚科の施術症例
ヒアルロン酸注入
施術前
施術後
ヒアルロン酸注入に関するよくある質問
Q腫れ、跡などのダウンタイムはどのくらいですか?
A.腫れはほとんど無いと思って頂いてよろしいかと思います。注入した際の針の跡の赤みが2,3日ありますが当日よりメイクでごまかせますのでご安心ください。
Q注入の時は痛みはありますか?
Q入浴はできますか?
A.入浴は当日から可能ですが、腫れや内出血ができた場合は当日のみ入浴を避けシャワー浴にして下さい。
Q効果はどのくらい持続しますか?
A.部位にもよりますが、半年~1年ほどの効果を実感されている方が多いようです。
Q施術が受けられないケースはありますか?
A.以下のような方は施術をお断りすることがございます。
- 麻酔アレルギーがある方
- 妊娠、または妊娠している可能性のある方
- 授乳されている方
- ケロイド体質の方
- 肥厚性瘢痕になりやすい方
- 肝障害、腎障害、心臓疾患の方
まとめ
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムは、施術部位や注入量、体質などによって症状の出方や回復期間が異なります。
赤み・腫れ・むくみ・内出血などが一時的に現れますが、正しいアフターケアを行うことで、数日〜2週間以内に落ち着きます。
ダウンタイムを短くするためには、刺激を避ける・冷却する・安静に過ごす・生活習慣に配慮するといった対策が効果的です。
信頼できるクリニックを選び、十分な説明とサポートを受ければ、仕上がりの満足度や安全性にもつながります。
ヒアルロン酸注入を検討されている方は、ダウンタイムの過ごし方も含めて正しい知識を持ちましょう。
藤井クリニックでは無料カウンセリングで、それぞれのお悩みに合った施術を提案いたします。
お気軽にご相談ください。
①治療方法 ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。 ②副作用リスク ③連絡先
藤井クリニック ④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
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