公開日: 2026年06月25日
更新日: 2026年06月22日
糸リフト4本で何が変わる?部位・効果・料金を梅田の医師が徹底解説
目次
糸リフトのカウンセリングで「4本」という提案を受けたとき、「それで本当に十分なのか」「もっと本数を増やすべきではないか」と不安になる方は少なくありません。または、自分で4本という本数を検討してみたものの、「4本ではどの部位に対応できるのか」「どのくらいの変化が期待できるのか」が具体的にイメージできずにいる方もいるのではないでしょうか。
糸リフトにおいて「4本」という本数は、決して少なすぎる選択肢ではありません。たるみの程度・施術部位・使用する糸の種類によっては、4本でも十分な効果が期待できるケースがあります。一方で、複数部位を同時にカバーしたい場合や、たるみが中等度以上の場合には、4本では物足りなくなる可能性も正直にお伝えする必要があります。
この記事では、「4本という本数が自分に適しているかどうか」を確認・納得していただくために、4本で対応できる部位・期待できる効果・ダウンタイム・料金・他の本数との比較まで、医学的根拠に基づいて詳しく解説します。
糸リフト4本——どの部位に適しているか
まず最初に整理しておきたいのは、「4本」という表現が指す内容には2つのパターンがある点です。クリニックによって表現が異なるため、カウンセリング時に必ず確認することをおすすめします。
📋 「4本」の2つの意味:
① 両側4本(片側2本×両側):顔の左右に各2本ずつ、合計4本を挿入するケース。比較的コンパクトな施術で、軽度のたるみや予防的アプローチに多い。
② 片側4本(両側8本):片側に4本ずつ、両側合計8本を挿入するケース。中顔面や頬など、一定の範囲のたるみへのアプローチに用いられることがある。
以下では主に「①両側4本(片側2本)」を中心に解説しつつ、②についても適宜触れます。
「両側4本(片側2本)」が対応できるケース
片側2本という本数でも、適切なベクター設計が行われれば一定の効果が期待できます。一般的に以下のケースで選択されることが多いとされています。
- あご下の軽度なたるみ・もたつき:部分的なピンポイント施術に向いており、少ない本数でも対応できる場合があります。
- 30代後半の予防的アプローチ:まだたるみが軽度の段階で、進行を抑える目的での施術に適している場合があります。
- 初回施術・効果確認を目的とした施術:まず少ない本数から試し、経過を見てから追加を検討するアプローチ。
「片側4本(両側8本)」が対応できるケース
片側4本という設計は、頬〜フェイスラインにかけての一定範囲のたるみへの対応に用いられることが多く、以下のケースでの選択が見られます。
- 頬・中顔面の中等度のたるみ:頬骨下〜口元にかけての下垂が気になる方に対応できる範囲。
- フェイスラインの部分的な引き締め:頬からあご下にかけての一定範囲。
- 40代前半のたるみ改善:全体的な包括施術よりも、ピンポイントで効果を期待したい層に選ばれることがある。
なお、本数の多さよりも「設計(ベクター・テンション)」が仕上がりを左右します。4本でも、顔全体のバランスを考慮した精密な設計によって、少ない本数以上の印象変化が期待できる場合があります。
4本で期待できる効果——変化の程度と持続期間
4本での施術でどのような変化が期待できるかは、たるみの程度・部位・使用する糸の種類によって大きく異なります。以下はいずれも個人差があり、断定的にお伝えできるものではありませんが、参考としてご確認ください。
| 糸の種類 | 吸収期間の目安 | 4本での効果持続の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| PDO(ポリジオキサノン) | 6〜12ヶ月程度 | 1年前後を目安 | 即効性・コラーゲン産生促進。初回4本施術に多く用いられる |
| PCL(ポリカプロラクトン) | 18〜24ヶ月程度 | 1.5〜2年前後を目安 | 持続性重視。4本でも長期間の効果が期待できる |
| PLLA(ポリ乳酸) | 12〜18ヶ月程度 | 1〜1.5年前後を目安 | コラーゲン産生刺激に優れる。4本でも肌質改善効果が期待しやすい |
「4本では物足りない」と感じやすいケース:中等度〜重度のたるみが広範囲にわたる場合、あご下・頬・フェイスライン全体を同時にカバーしたい場合、50代以降でたるみの進行が顕著な場合は、4本だけでは変化が感じにくいことがあります。
「4本でも十分」といえるケース:軽度のたるみ・予防的施術・特定部位(あご下のみ等)へのピンポイント施術・初回で効果を確認してから追加を検討するアプローチ、の場合は4本でも十分な効果が期待できるケースがあります。
4本が「適している人」と「向いていない人」の見分け方
4本(両側)が適しているとされるケース
- たるみが軽度〜初期段階にある(30代後半〜40代前半の予防的施術を含む)
- 特定部位(あご下のみ、頬の一部など)へのピンポイント施術を希望している
- 初回施術として効果を確認し、段階的に本数を増やすことを視野に入れている
- ダウンタイムを最小限に抑えたい重要な予定がある直前施術
- 施術コストを抑えながらも一定の変化を期待したい
4本では物足りなくなる可能性があるケース
- 中等度〜重度のたるみが複数の部位にわたっている
- 頬〜あご下〜フェイスライン全体を一度にカバーしたい
- 50代後半以降で皮膚の余剰が目立つ
- 劇的な変化をすぐに求めている
📋 自己診断の目安チェック:
□ 鏡を見て「頬が下がってきた」と感じるが、比較的軽度だと思う → 4本が適している可能性あり
□ 頬・あご下・フェイスラインの複数部位が気になる → 6〜10本以上の検討を
□ まずは試してみたい・段階的に増やしたい → 4本から始めるのが向いている可能性あり
□ 今すぐ大きな変化を期待したい → 4本では物足りない可能性がある
※いずれも担当医師の診察が前提です。
糸リフト4本のメリット・デメリット
メリット
- 比較的短いダウンタイム:本数が少ない分、腫れ・内出血が広範囲にわたりにくく、日常生活への影響を抑えやすい傾向があります。
- コストを抑えられる:同じ糸の種類であれば、本数が少ない分、料金も抑えられます。
- 段階的な施術設計が可能:まず4本で効果を確認し、足りなければ後から追加するという柔軟なアプローチが取れます。
- 自然な仕上がりになりやすい:少ない本数で適切なテンション設計が行われれば、過剰な引き上げによる不自然な印象を避けやすい傾向があります。
デメリット・注意点
- 広範囲のたるみには対応しきれないことがある:複数部位のたるみを一度にカバーするには本数が不足する場合があります。
- 効果の実感が限定的に感じられる可能性がある:中等度以上のたるみがある場合、変化が控えめに感じられることがあります。
- メンテナンス頻度が上がる可能性:本数が少ない場合、効果の持続期間中により早く変化を感じにくくなることがあります。
施術の流れ——4本での施術時間・手順
4本の施術は、広範囲の施術と比べて所要時間が短い傾向があります。以下の流れで行われます。
① 初診・カウンセリング(本数の根拠確認)
担当医師がたるみの程度・部位・皮膚の状態を診察し、なぜ4本が適切と判断したのかを説明します。「なぜ4本なのか」を具体的に説明してもらうことが重要です。「たるみが軽度のため4本で十分」なのか、「初回は4本から確認して追加施術を想定している」のか、医師の方針を確認してください。
② デザイン・マーキング
糸の挿入経路・引き上げ方向をマーキングします。4本という限られた本数で最大の効果を引き出すためには、このデザイン工程の精度が特に重要です。
③ 麻酔
局所麻酔クリームの塗布または局所注射麻酔を行います。施術中の痛みを大幅に軽減できます。
④ 糸の挿入(4本)
設計に従い4本の糸を挿入します。4本(両側)の場合、挿入自体の所要時間は20〜30分程度が目安とされることが多いですが、麻酔・準備・アフターケアを含めると全体で1〜2時間程度になることが一般的です。
⑤ アフターケア
施術後の注意事項(大きな開口禁止・うつぶせ寝禁止・顔への圧迫禁止等)と経過観察についての説明を受けます。
4本のダウンタイム・副作用・注意点
4本という本数は、広範囲の施術と比べてダウンタイムが比較的短い傾向があります。以下はいずれも医学的に報告されている事象であり、必ず発生するものではありません。
| 症状 | 4本(両側)の目安 | 対処・注意事項 |
|---|---|---|
| 腫れ・むくみ | 2〜5日程度 | 冷却・安静。広範囲施術より短い傾向 |
| 内出血 | 数日〜1週間程度 | コンシーラーで対応可能な場合が多い。自然に吸収される |
| 引きつれ感・違和感 | 数日〜2週間程度 | 表情を動かした際に感じやすい。経過とともに改善 |
| しこり・凹凸 | 数週間程度(多くは自然軽快) | 改善しない場合は受診 |
⚠ 注意事項:本施術は医療行為です。リスクや副作用については必ず担当医師から詳しい説明を受け、十分に理解・同意したうえで施術を受けてください。症状の経過が通常と異なると感じた場合は、自己判断せず速やかに受診してください。
4本の料金目安
糸の種類・クリニックの方針によって料金が異なります。以下は一般的な参考目安です(税込/税抜の明示を必ずご確認ください)。
| 本数・糸の種類 | 料金目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 両側4本(PDO使用) | 10万〜20万円程度 | あご下部分施術・軽度たるみ向け |
| 両側4本(PCL使用) | 15万〜28万円程度 | 持続性重視の場合 |
| 片側4本・両側8本(PDO使用) | 20万〜35万円程度 | 頬・中顔面の中等度たるみ向け |
| 片側4本・両側8本(PCL使用) | 28万〜45万円程度 | 持続性重視・40〜50代に選ばれる傾向 |
本数別の比較——4本・6本・8本・10本以上
4本を軸に、前後の本数との違いを整理します。
| 項目 | 4本(両側) | 6本(両側) | 8本(両側) | 10本以上(両側) |
|---|---|---|---|---|
| 主な対応部位 | あご下のみ・頬の部分施術 | 頬〜あご下の一定範囲 | 中顔面〜フェイスライン | 顔全体の広範囲 |
| 期待効果の範囲 | 部分的な引き上げ・予防 | 頬の引き締め・ほうれい線の浅化 | フェイスラインの引き締め・顔全体の若返り | 包括的なリフトアップ・全体的な印象の変化 |
| ダウンタイムの目安 | 腫れ2〜5日・内出血〜1週間 | 腫れ3〜7日・内出血〜10日 | 腫れ4〜7日・内出血〜2週間 | 腫れ5〜10日・内出血〜2週間 |
| 料金目安(税込・PDO) | 10万〜20万円程度 | 15万〜28万円程度 | 20万〜38万円程度 | 30万〜60万円程度 |
| こんな方に向く | 軽度・予防・初回・部分施術 | 軽度〜中等度・頬中心 | 中等度・フェイスライン全体 | 中等度〜重度・広範囲 |
30代後半〜50代後半女性のよくある不安
「4本は少なすぎるのではないか」
たるみの程度・希望する変化の範囲によっては、4本でも十分な効果が期待できます。「なぜ4本の提案なのか」を医師に確認し、根拠を理解することが大切です。もし不安であれば、初回4本で効果を確認して後から追加する方針で相談するのも一つの選択肢です。
「4本にした場合、あとから追加施術は可能か」
多くの場合、後日追加施術は可能とされています。初回の効果を確認してから本数を追加するアプローチは、過剰施術を避けながら最適な状態を目指す方法のひとつです。追加の時期・間隔については担当医師にご確認ください。
「4本での変化が物足りなかった場合どうすればよいか」
糸が吸収されるまでの期間(通常6ヶ月〜2年程度)の経過を見ながら、追加施術を検討することができます。最初から本数を増やすよりも、段階的に調整するほうが自然な仕上がりを維持しやすいケースもあります。
「他クリニックでは6本・8本を勧められたが、4本との違いは何か」
クリニックによって使用する糸の種類・設計方針が異なるため、本数の差が生じることがあります。重要なのは本数の多さではなく、「自分の状態に合わせた根拠のある提案かどうか」です。複数クリニックで提案の根拠を比較することが有効な判断材料になります。
クリニック選びの基準
- 「なぜ4本なのか」を論理的に説明できる医師であること:たるみの状態・希望する変化の範囲・糸の種類に基づいた具体的な根拠を示してくれるかを確認してください。
- 4本から始めて追加できる柔軟な設計に対応しているか:「段階的なアプローチ」を提案できるクリニックは患者ファーストの姿勢があるといえます。
- リスクと本数の限界についても正直に説明するカウンセリングであること:「4本では対応しきれない部分がある」という事実も誠実に伝えてくれる医師を選んでください。
- 症例写真とともに本数の根拠を示してくれること:類似した状態での4本施術の実績を確認できると判断材料になります。
- アフターフォロー体制が整っていること:施術後の経過確認と追加相談に対応できる体制を確認してください。
- 「最大本数パック」のような画一的な訴求をしていないこと:本数は個々の状態に基づく医学的判断であるべきです。
よくある質問(FAQ)
Q. 糸リフト4本で頬のたるみへの効果は期待できますか?
両側4本(片側2本)では頬のたるみへの対応は限定的なことがあります。片側4本(両側8本)であれば頬・中顔面の中等度のたるみに対応できる可能性があります。「4本」がどちらを指しているかを確認のうえ、担当医師に自分の頬のたるみの程度と照らし合わせて判断してもらうことをおすすめします。
Q. 4本(両側)は少なすぎますか?
たるみが軽度・特定部位のピンポイント施術・予防的アプローチの場合は、4本(両側)でも十分な効果が期待できるケースがあります。たるみが中等度以上・複数部位にわたる場合は物足りなくなる可能性があります。「少なすぎる」かどうかは状態によって異なるため、担当医師に確認してください。
Q. 片側4本と両側4本の違いは何ですか?
「両側4本(片側2本×両側)」は合計4本で左右に各2本ずつ挿入する施術です。「片側4本(両側8本)」は合計8本で左右に各4本ずつ挿入する施術です。対応できる範囲・料金・ダウンタイムが異なるため、カウンセリングでどちらを指しているかを必ず確認してください。
Q. 4本での施術時間はどのくらいですか?
糸の挿入自体は両側4本(片側2本)で20〜30分程度が目安とされることが多いですが、麻酔・準備・アフターケア・説明を含めると全体で1〜2時間程度になることが一般的です。クリニックごとに異なるためカウンセリング時に確認してください。
Q. 4本のダウンタイムはどのくらいですか?
両側4本(片側2本)の場合、腫れは2〜5日程度、内出血は数日〜1週間程度が目安とされることがあります。広範囲の施術と比べてダウンタイムが短い傾向がありますが、個人差があります。
Q. 4本の料金目安はいくらですか?
糸の種類・クリニックによって異なりますが、両側4本(PDO)で10万〜20万円程度が一般的な参考目安です。PCL使用の場合は15万〜28万円程度となる傾向があります。詳細はカウンセリング時に税込/税抜の明示を確認してください。
Q. 4本では足りなかった場合、後から追加できますか?
後日追加施術は可能とされているケースが多いです。初回で効果を確認し、段階的に本数を増やすアプローチは、過剰施術を避けながら最適な状態を目指す方法のひとつです。追加の時期・間隔については担当医師に確認してください。
Q. 4本でほうれい線への効果は期待できますか?
ほうれい線への効果は、中顔面を引き上げることによる間接的な作用として期待される場合があります。両側4本(片側2本)では間接的な効果も限定的になる可能性があるため、ほうれい線への効果を特に希望する場合はその旨を医師に相談してください。
Q. 他院で「もっと本数が必要」と言われた場合どう考えればよいですか?
クリニックによって使用する糸の種類・設計方針が異なるため、提案本数に差が出ることがあります。「4本でよい」「6本必要」という違いは、本数の差だけでなく、糸の特性・ベクター設計方針の違いを反映していることもあります。どちらの提案の根拠が具体的に説明されているかを比較することをおすすめします。
Q. 4本は予防目的に向いていますか?
予防的アプローチとして少ない本数から始めることは適切な選択のひとつとされています。30代後半〜40代前半でたるみがまだ軽度の段階から4本程度の施術を行い、進行を抑える目的での施術は、医師からも推奨されることがあります。
Q. 4本から始めて段階的に増やすことは可能ですか?
可能とされているケースが多いです。初回4本で効果を確認し、「足りない」と感じた部分や、たるみが進行した段階で追加本数を検討するというアプローチは、多くのクリニックで対応されています。段階的な計画についてはカウンセリング時に相談してください。
Q. 妊娠中・授乳中でも施術を受けられますか?
妊娠中・授乳中の方は、局所麻酔薬の使用や身体的なストレスが胎児・乳児に与える影響を考慮し、基本的に施術を避けることが推奨されています。詳しくは担当の産科医・婦人科医にご相談のうえ、美容クリニックでも確認してください。
まとめ
糸リフトの「4本」は、たるみが軽度〜中等度の段階・特定部位へのピンポイント施術・予防的アプローチ・初回施術として段階的に増やすことを視野に入れた場合には、十分な効果が期待できる選択肢のひとつです。一方で、広範囲のたるみや重度の変化を求める場合には物足りなくなる可能性もあることを理解しておくことが重要です。
最も大切なのは「4本が自分の状態に対して根拠のある提案であるかどうか」を確認することです。「なぜ4本なのか」を医師から具体的に説明してもらい、納得のいくカウンセリングを受けたうえで施術を決定することをおすすめします。
フジイクリニック梅田では、お一人おひとりのたるみの状態を丁寧に診察したうえで、本数の根拠を明確にご説明しながら最適な施術プランをご提案しています。「4本でよいのか相談したい」という方も、ぜひお気軽にカウンセリングにてご相談ください。



