公開日: 2026年06月12日

更新日: 2026年06月04日

糸リフトで中顔面のたるみを改善|頬コケ・ほうれい線への効果と施術設計を解説

目次

「頬がコケてきた」「ほうれい線が年々深くなっている」「正面より斜め顔のほうが老けて見える」——そのような変化を感じはじめたとき、多くの方が最初に検討されるのがヒアルロン酸注射やHIFUといった施術です。しかし、中顔面のたるみが進行した段階では、ボリューム補充だけでは根本的な解決にならないケースがあり、物理的に組織を引き上げる糸リフト(スレッドリフト)が有効な選択肢として浮上します。

中顔面とは、目の下から口角にかけての領域——頬骨下・頬の膨らみ・ほうれい線・マリオネットラインを含む、顔の印象を大きく左右するゾーンです。加齢によるコラーゲン減少・脂肪コンパートメントの下垂・骨格の変化が複合的に重なるこの部位は、適切な施術の設計と医師のデザイン力が特に問われる領域でもあります。

この記事では、中顔面への糸リフトが求められる理由・期待できる効果・ヒアルロン酸やHIFUとの使い分け・施術の流れ・ダウンタイム・クリニック選びの基準まで、医学的根拠に基づいて体系的に解説します。正しい知識をもとに、ご自身に最適な選択をしていただくための一助となれば幸いです。

中顔面の加齢変化と糸リフトが求められる理由

中顔面の加齢変化は、皮膚・脂肪・骨格という3つの層が同時に変化することで生じます。一層だけが変化するのではなく、それぞれが影響し合いながら進行するため、単一のアプローチでは対処しきれないことがあります。糸リフトが中顔面に対して選ばれる理由を理解するためには、まずこの3層構造での変化を把握することが重要です。

① 皮膚・コラーゲンの減少

20代後半から始まるコラーゲン・エラスチンの減少により、皮膚そのものの弾力と支持力が低下します。中顔面は皮膚の面積が広く、重力の影響を受けやすい部位であるため、皮膚のたるみがほうれい線の深化・頬の下垂として現れやすい傾向があります。

② 脂肪コンパートメントの下垂・萎縮

中顔面には複数の脂肪コンパートメント(脂肪の区画)が存在します。加齢とともにこれらの区画は、脂肪が下垂する「たるみ型」と、脂肪自体が萎縮する「コケ型(萎縮型)」の2パターンで変化します。たるみ型はほうれい線の深化・頬の位置の下降として現れ、コケ型は頬骨下の凹みや立体感の消失として現れます。この2つのタイプで適切なアプローチが異なるため、診察による正確な見極めが重要です。

③ 頬骨・上顎骨の骨吸収

40代以降に顕著になる頬骨・上顎骨の骨吸収は、顔の立体的な土台が縮小することを意味します。骨格が後退すると、その上にある脂肪・皮膚が余剰となりたるみが増大します。骨格の変化はヒアルロン酸注射である程度補正できますが、皮膚・脂肪のたるみには引き上げる施術が必要になります。

📋 たるみ型 vs コケ型(萎縮型)の見極め:
・頬の位置が下がり、ほうれい線が深くなってきた → たるみ型の可能性。糸リフトが適している場合が多い
・頬骨の下が凹んで立体感が失われてきた → コケ型(萎縮型)の可能性。ヒアルロン酸注射との組み合わせが推奨されることが多い
・上記が混在している → 複合型。糸リフト+ヒアルロン酸の組み合わせが検討される場合がある
※いずれも担当医師による診察・診断が前提です。自己判断のみで施術を選択しないことが重要です。

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糸リフトによる中顔面リフトアップの仕組み

糸リフトとは、医療用吸収性素材で作られた特殊な糸を皮下組織に挿入し、微細なコグ(棘)を組織に引っ掛けることでたるんだ組織を物理的に引き上げる施術です。中顔面においては、下垂した頬の脂肪コンパートメントを頬骨上の本来の位置に再配置することで、ほうれい線の浅化・頬のリフトアップ・フェイスラインの引き締めが期待できます。

斜め上方向への引き上げと頬骨上への組織の再配置

中顔面への糸リフトでは、こめかみ付近から斜め下方向に向けて糸を通し、コグで頬の組織を斜め上・後方に引き上げるベクター設計が一般的とされています。この引き上げ方向(ベクター)の設計が、仕上がりの自然さと効果の持続性に直接影響します。顔全体のバランスを俯瞰しながらベクターを設計できる医師かどうかが、クリニック選びの最重要ポイントのひとつです。

ほうれい線・マリオネットラインへの間接的な改善効果

中顔面の脂肪コンパートメントが下垂することで生じるほうれい線・マリオネットラインは、組織を引き上げることで間接的に浅くなることが期待できます。糸リフトはほうれい線そのものを直接消すものではありませんが、その原因となっている組織の下垂を改善することで、ほうれい線が目立ちにくくなる可能性があります。

また、糸が体内で吸収される過程でコラーゲンの産生が促されるため、施術後数ヶ月をかけて肌の弾力・ハリ感の向上が期待できるとされています。

⚠ たるみ型とコケ型(萎縮型)の適応の違い:
たるみ型の中顔面には糸リフトによる物理的引き上げが有効とされています。一方、コケ型(萎縮型)は脂肪自体が減少しているため、糸リフト単独では改善が限定的です。この場合、ヒアルロン酸注射でボリュームを補充し、さらに糸リフトで引き上げるという複合アプローチが検討されることがあります。どちらが自分に当てはまるかは、担当医師の診察で確認することが不可欠です。

中顔面への糸リフト:期待できる効果

糸リフトが中顔面にもたらすとされる効果は多岐にわたります。以下はいずれも個人差があり、施術前に担当医師と十分な相談を行うことが前提となります。

頬のリフトアップ・たるみの改善

下垂した頬の脂肪コンパートメントを引き上げることで、頬に丸みと高さが戻り、若々しい立体感が回復する可能性があります。頬骨上に組織が再配置されることで、正面・斜め顔ともに印象が変化することが期待できます。

ほうれい線・マリオネットラインの浅化

中顔面の組織が引き上げられることで、その重さで形成されていたほうれい線・マリオネットラインが浅くなることが期待できます。ただし、長年かけて深く刻まれたほうれい線には、ヒアルロン酸注射との組み合わせが有効な場合があります。

頬骨上の組織ボリュームの回復感

下垂した組織が頬骨上に再配置されることで、コケた印象が改善されたような感覚が得られる場合があります。ただし、これはあくまで組織の再配置による印象の変化であり、脂肪量そのものを増やすわけではありません。真の萎縮型には、ヒアルロン酸でボリュームを補充するアプローチが有効とされています。

フェイスラインの引き締め・全体的な若返り印象

中顔面の引き上げは、下顔面(フェイスライン・あご下)にも波及的な影響を与えます。頬の組織が正しい位置に戻ることで、フェイスライン全体が引き締まり、顔全体の印象が変化することが期待できます。

コラーゲン産生促進による肌質・弾力の改善

糸が体内で吸収される際、周囲の組織でコラーゲン産生が促進されることが報告されています。施術直後の物理的な引き上げ効果に加え、数ヶ月をかけて肌の弾力・ハリ感の向上が期待できるとされています。個人差があります。

糸の種類・本数・ベクター設計(中顔面特化)

中顔面への糸リフトにおいて、使用する糸の素材・挿入本数・引き上げ方向(ベクター)は医師が個々の状態に応じて設計するものです。「何本入れれば良いか」という画一的な答えは存在しません。

使用される糸の主な素材

素材 吸収期間の目安 特徴 中顔面への適性
PDO(ポリジオキサノン) 6〜12ヶ月程度 実績が多く即効性あり。コラーゲン産生促進効果が期待できる。 初回施術・たるみが比較的軽度のケース向き
PCL(ポリカプロラクトン) 18〜24ヶ月程度 持続期間が長く、コラーゲン産生も長期に期待できる。 効果の持続性を重視する40〜50代・中等度以上のたるみ
PLLA(ポリ乳酸) 12〜18ヶ月程度 コラーゲン産生刺激に優れるとされ、肌質改善を同時に期待したい方に。 肌の弾力低下が目立つ方・コラーゲン産生優先のケース

中顔面への推奨挿入本数の目安

中顔面特化の施術では、片側3〜6本程度が目安とされることがありますが、これはあくまで参考値にすぎず、実際の本数は担当医師が診察のうえで判断します。たるみが強い・骨格変化が顕著なケースではより多くの本数が必要になることがあります。「本数が多い=良い結果」ではなく、引き上げ方向(ベクター)と本数・テンションのバランス設計が自然な仕上がりに直結します。

萎縮型(コケ型)中顔面への糸リフトの限界

脂肪の萎縮が主因の「コケ型」中顔面では、引き上げる組織量そのものが少ないため、糸リフト単独では改善が限定的なことがあります。このような場合、ヒアルロン酸注射で失われたボリュームを先に補充し、その後に糸リフトで位置を整えるという複合アプローチが有効とされることがあります。どちらを先行するかも含め、担当医師との相談が不可欠です。

糸リフトのメリット・デメリット

メリット

  • 切開不要・メスを使わない:術後に傷跡が残らず、見た目への影響を最小限に抑えられます。
  • 即時性のある変化:施術直後から引き上げ効果が感じられる場合があります。腫れが落ち着いた後に本来の仕上がりが確認できます。
  • ほうれい線・フェイスラインへの波及効果:中顔面を引き上げることで、ほうれい線の浅化・フェイスラインの引き締めが期待できます。
  • コラーゲン産生促進効果:糸の吸収過程で肌の弾力・ハリ感の改善が期待できる可能性があります。
  • 他施術との組み合わせが可能:ヒアルロン酸注射・HIFU・サーマクールとの組み合わせで、より包括的なアプローチが期待できます。
  • 糸は体内で吸収される:医療用吸収性素材のため、体内に永久に残留しません。

デメリット・注意点

  • コケ型(萎縮型)には効果が限定的:脂肪量の減少が主因のケースでは、糸リフト単独での改善は限定的です。ヒアルロン酸との組み合わせが推奨されることがあります。
  • 効果には個人差がある:皮膚の状態・たるみの程度・骨格・加齢の度合いによって結果が異なります。
  • 効果は永続しない:糸が吸収されるにつれて物理的な引き上げ効果は低下します。定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。
  • 腫れ・内出血などのダウンタイム:施術後一定期間の腫れや内出血が生じることがあります。
  • 医師の技術力・設計力による仕上がりの差:中顔面は特にベクター設計の精度が仕上がりを左右する部位です。安価なクリニックでは糸の品質・医師の経験・設計力に差があることも少なくありません。

施術の流れ

中顔面への糸リフトは以下の流れで行われます。たるみ型かコケ型かの正確な診断と、それに応じた複合プランの検討がカウンセリング段階で特に重要です。

① 初診・カウンセリング(中顔面タイプの診断)

担当医師が中顔面の状態を詳しく診察し、たるみ型・コケ型・複合型を判断します。糸リフト単独で対応できるか、ヒアルロン酸注射との組み合わせが必要かをこの段階で整理します。希望する仕上がりを丁寧にヒアリングしたうえで、ベクター設計の方向性を提案する医師かどうかが信頼性の指標となります。

② デザイン・ベクター設計・マーキング

座位・立位で顔の重力状態を確認しながら、糸の挿入経路・引き上げ方向をマーキングします。中顔面は引き上げ角度が仕上がりの自然さに直結するため、このデザイン工程は特に重要です。使用する糸の種類・本数もこの段階で確定します。

③ 麻酔

局所麻酔クリームの塗布または局所注射麻酔を行います。施術中の痛みを大幅に軽減できます。

④ 糸の挿入・引き上げ

カニューレまたは針を使用して皮下に糸を挿入し、コグを皮下組織に引っ掛けながら設計したベクターで引き上げます。中顔面への施術では、こめかみ〜耳前付近を起点に頬の脂肪コンパートメントを斜め上方向に再配置する経路が一般的です。両側で45〜90分程度が目安とされます。

⑤ アフターケア・注意事項の確認

施術後は圧迫固定を行い、腫れや内出血を抑えるためのケア方法をご案内します。中顔面施術後の特有の注意事項として、以下の点が推奨されます。

  • 大きな開口(あくび・歯科治療など)は数日間避ける
  • 顔へのマッサージ・強い圧迫は数週間控える
  • うつぶせ寝・横向き寝は糸の位置ずれの可能性があるため避ける
  • サウナ・激しい運動など血行を促進する行為は数日間控える
  • 硬い食べ物の咀嚼は数日控えることが推奨される場合がある

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ダウンタイム・副作用・注意点

施術後に起こりうる症状と、その程度・対処法について正確にお伝えします。以下はいずれも医学的に報告されている事象であり、必ず発生するものではありません。

症状 発生頻度の目安 持続期間の目安 対処・注意事項
腫れ・むくみ 多い 3〜7日程度 冷却・安静。激しい運動・入浴は数日控える
内出血 比較的多い 1〜2週間程度 コンシーラーで対応可能な場合が多い。自然に吸収される
引きつれ感・違和感 多い 数日〜数週間 表情を動かした際に感じやすい。経過とともに改善することが多い
しこり・凹凸 少なくない 数週間程度(多くは自然軽快) 改善しない場合は受診
左右差 ある程度あり 腫れが引いた後に判断 腫れの引き方の差による一時的なものが多い。気になる場合は担当医に相談
感染 適切な治療で改善 熱感・痛みの増強・膿の排出などがあれば速やかに受診

⚠ 注意事項:本施術は医療行為です。リスクや副作用については必ず担当医師から詳しい説明を受け、十分に理解・同意したうえで施術を受けてください。症状の経過が通常と異なると感じた場合は、自己判断せず速やかに受診してください。

料金相場と「価値」の考え方

中顔面への糸リフトの料金は、使用する糸の種類・本数・クリニックの施術方針によって異なります。以下は一般的な参考目安です。カウンセリング時に税込・税抜の明示を必ずご確認ください。

施術プラン 料金目安(税込) 備考
中顔面特化(片側3〜4本程度・PDO) 15万〜25万円程度 たるみが比較的軽度のケース
中顔面〜フェイスライン全体(両側6〜12本程度) 30万〜55万円程度 頬〜あご下まで包括的に対応・中等度以上のたるみ
PCL・PLLA高耐久糸使用 割増30〜50%程度が目安 持続性重視・40〜50代に多く選ばれる
ヒアルロン酸注射との組み合わせ 施術ごとに加算 コケ型・複合型中顔面など

中顔面の糸リフトは特にベクター設計の精度が仕上がりを大きく左右する部位であるため、「1本あたりの価格」よりも「医師のデザイン力・診察の丁寧さ・アフターフォロー体制」を重視した選択が長期的に最も合理的です。

糸リフト 中顔面と他施術の比較

中顔面の加齢変化にアプローチできる施術は複数あります。それぞれの特性を理解したうえで、担当医師と相談しながら最適な選択をすることが重要です。

項目 糸リフト(スレッドリフト) ヒアルロン酸注射 HIFU(ウルセラ・ウルトラフォーマー) サーマクールFLX
主な目的 物理的リフトアップ・組織の再配置 ボリューム補充・凹み補正・輪郭形成 超音波熱によるSMAS層へのアプローチ・コラーゲン産生促進 高周波によるコラーゲン収縮・皮膚の引き締め
中顔面への作用 たるみ型に有効。下垂した頬を引き上げほうれい線を浅化 コケ型(萎縮型)に有効。ボリューム回復・ほうれい線への直接補正 SMAS層への刺激で組織全体を緩やかに引き上げる 皮膚の引き締め・弾力改善。即時の引き上げ効果は限定的
持続期間の目安 1〜2年程度(糸の種類による) 6〜18ヶ月程度(製剤・部位による) 6〜12ヶ月程度 1〜2年程度
ダウンタイム 腫れ・内出血:1〜2週間程度 腫れ・内出血:数日程度 少ない(赤み・ほてり程度) 少ない(赤みが数時間〜1日程度)
料金目安(税込) 15万〜55万円程度 3万〜20万円程度(部位・量による) 10万〜30万円程度 25万〜50万円程度
こんな方に向く 加齢たるみ型・即効性を求める・ほうれい線浅化も期待したい方 コケ型・ほうれい線への直接アプローチを求める方 ダウンタイムを避けたい・予防的・継続的ケアを重視する方 皮膚の引き締め・弾力改善優先の方

30代後半〜50代後半女性のよくある不安

「頬が不自然に上がって”やり過ぎ感”が出ないか」

中顔面の「やり過ぎ感」は、ベクター設計の誤り(引き上げ角度・本数・テンションのアンバランス)から生じることがほとんどです。顔全体のバランスを俯瞰し、引き上げすぎない自然な設計ができる医師を選ぶことが最大のリスク回避策です。カウンセリング時に施術前後の症例写真を確認し、自分の好む仕上がりのイメージを共有することが重要です。

「コケた印象は糸リフトで改善できるのか」

コケた印象(萎縮型)が主因の場合、糸リフト単独での改善は限定的なことがほとんどです。脂肪量の減少が起きている萎縮型には、まずヒアルロン酸でボリュームを補充し、その後に糸リフトで引き上げるという順序での複合アプローチが有効なケースがあります。診察で自分がどちらのタイプかを確認することが最初のステップです。

「翌日から仕事・社交に出られるか」

中顔面への糸リフトは施術範囲が広いため、腫れ・内出血が目立ちやすい傾向があります。完全に目立たなくなるまでに1〜2週間程度を要することが多く、重要な社交予定の前は2週間以上の余裕をもったタイミングでの施術をおすすめします。

「40代・50代になってからでも十分な効果が期待できるか」

40〜50代はたるみが顕著になる時期であり、引き上げる組織量が増えることから糸リフトの変化が感じられやすい年代ともいわれています。ただし、皮膚の余剰量が多い・骨格変化が顕著な場合は、糸リフト単独では限界があり、他施術との組み合わせが推奨されることがあります。年齢だけで適応が決まるわけではなく、個々の状態が重要です。

クリニック選びの基準

中顔面への糸リフトは、ベクター設計の精度と医師の診断力が特に問われる部位です。以下のチェックポイントを参考に、慎重にご判断ください。

  • たるみ型とコケ型を正確に見極める診断力があること:「とりあえず糸を入れる」のではなく、中顔面の変化タイプを診察で正確に判断し、適応と限界を説明できる医師を選んでください。
  • 糸リフトとヒアルロン酸の使い分け・複合提案ができること:コケ型や複合型に対して、適切な組み合わせを提案できる医師は患者ファーストの姿勢があります。
  • 中顔面への糸リフトの症例数・実績が豊富であること:中顔面は解剖学的に複雑な部位であり、経験豊富な医師ほど安定した仕上がりが期待できます。
  • 顔全体のバランスを見たベクター設計ができること:中顔面だけを引き上げるのではなく、上顔面〜下顔面を含めた全体バランスでデザインできる医師を選んでください。
  • リスク・デメリットについても丁寧に説明するカウンセリングであること:副作用・ダウンタイム・効果の個人差・糸リフトの限界について明確に説明するクリニックは、信頼性の高い医療姿勢を持っています。
  • アフターフォロー体制が整っていること:施術後に気になることが生じた際の対応体制・再診のしやすさを確認してください。
  • 「安さ」だけを前面に出していないこと:中顔面は特にデザイン力の差が仕上がりに直結するため、価値への適正な投資という視点が重要です。

よくある質問(FAQ)

Q. 中顔面のたるみに糸リフトは効果が期待できますか?

加齢による皮膚・脂肪コンパートメントのたるみ(たるみ型)が主因の中顔面には、糸リフトによる改善が期待できる場合があります。ただし、脂肪の萎縮が主因のコケ型には効果が限定的なことがあり、その場合はヒアルロン酸との組み合わせが検討されます。担当医師の診察で自分のタイプを確認することが重要です。

Q. 頬がコケている(萎縮型)場合、糸リフトとヒアルロン酸どちらが向いていますか?

萎縮型の中顔面には、失われたボリュームを補充するヒアルロン酸注射が有効とされています。糸リフト単独では脂肪量を増やすことはできないため、改善が限定的なことがあります。たるみと萎縮が混在する複合型の場合は、ヒアルロン酸でボリュームを先に補充し、その後糸リフトで引き上げるという複合アプローチが検討されることがあります。

Q. 中顔面への糸リフトで「やり過ぎ感」が出ることはありますか?

ベクター設計(引き上げ角度・本数・テンション)が不適切な場合、不自然に頬が上がりすぎた印象になることがあります。顔全体のバランスを考慮した設計ができる経験豊富な医師を選ぶこと、カウンセリングで自分の希望するナチュラルな仕上がりを明確に伝えることがリスク軽減に重要です。

Q. 施術の痛みはどの程度ですか?

局所麻酔を使用するため、施術中の痛みは大幅に軽減されます。麻酔注射の際に軽い刺痛を感じることはありますが、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。施術後は数日間、表情を動かした際に引きつれ感・鈍い痛みを感じることがありますが、処方された鎮痛剤で対処可能なことが多いです。

Q. 施術直後から社会復帰できますか?ダウンタイムの実際を教えてください。

中顔面への糸リフトは施術範囲が広く、腫れ・内出血が比較的目立ちやすい部位です。腫れのピークは施術翌日で、多くの場合5〜7日で大きく落ち着きます。完全に目立たなくなるまでに1〜2週間程度を要することが多いため、重要な社交予定の前には2週間以上の余裕をもったタイミングでの施術をおすすめします。

Q. 中顔面には何本入れるのが適切ですか?

挿入本数は、たるみの程度・皮膚の状態・使用する糸の種類・希望する仕上がりなどをもとに医師が判断するものです。中顔面特化の施術では片側3〜6本程度が参考値として挙げられることがありますが、フェイスライン全体を含む場合はさらに多くなることがあります。「本数が多い=良い結果」ではなく、ベクター設計と本数・テンションのバランスが重要です。

Q. HIFUやサーマクールとの組み合わせ・同日施術は可能ですか?

糸リフトとHIFUやサーマクールを組み合わせることは可能とされていますが、同日施術にするか間隔を空けるかは施術の種類・強度・患者の状態によって担当医師が判断します。組み合わせることで引き上げ効果と肌質改善を同時に期待できる場合がありますが、ダウンタイムが重なることも考慮が必要です。

Q. 糸が溶けたあとも効果は持続しますか?

糸が体内で吸収された後も、コラーゲン産生によって生成されたコラーゲンが残ることで、ある程度の弾力・ハリ感の改善が持続する可能性があるとされています。ただし物理的な引き上げ効果は徐々に低下するため、定期的なメンテナンスを計画的に行うことが推奨されます。個人差があります。

Q. 30代・40代・50代それぞれで適応の考え方は違いますか?

30代後半は予防的な観点から少量の糸でナチュラルな引き上げを維持するアプローチが向いている場合があります。40代は中顔面のたるみが顕著になる時期で、糸リフトの恩恵を受けやすい年代とされています。50代では皮膚の余剰量・骨格変化が大きくなるため、他施術との複合アプローチが提案されることが増えます。年齢だけで適応は決まらず、個々の状態が最重要です。

Q. ヒアルロン酸注射との同日施術は可能ですか?

糸リフトとヒアルロン酸注射の同日施術は、クリニック・医師の方針によって異なります。組み合わせることで引き上げとボリューム補充を同時に実現できる可能性がありますが、施術の順序(ヒアルロン酸を先に入れるか後にするか)も含め担当医師の指示に従うことが重要です。ダウンタイムが重なる点も考慮してください。

Q. リスクや失敗を避けるために最も重要なポイントは何ですか?

中顔面の糸リフトにおける最大のリスク軽減策は「医師選び」です。たるみ型とコケ型を正確に見極める診断力・ベクター設計の精度・顔全体のバランスを俯瞰できるデザイン力が直接仕上がりを左右します。価格の安さやキャンペーンだけを基準にするのではなく、カウンセリングの質・施術実績・アフターフォロー体制を総合的に評価して選択することが最も重要です。

Q. 妊娠中・授乳中でも施術を受けられますか?

妊娠中・授乳中の方は、局所麻酔薬の使用や身体的なストレスが胎児・乳児に与える影響を考慮し、基本的に施術を避けることが推奨されています。詳しくは担当の産科医・婦人科医にご相談のうえ、美容クリニックでも確認してください。

まとめ

中顔面のたるみは、皮膚・脂肪コンパートメント・骨格の3層が複合的に変化することで生じます。加齢によるたるみが主因の「たるみ型」には糸リフトが有効なアプローチとして期待され、頬のリフトアップ・ほうれい線の浅化・フェイスラインの引き締めが期待できる可能性があります。

一方、脂肪の萎縮が主因の「コケ型(萎縮型)」には糸リフト単独では改善が限定的なことが多く、ヒアルロン酸注射との組み合わせが検討されるケースがあります。自分の中顔面がどちらのタイプかを正確に診断してもらうことが、施術選択の最初のステップです。

フジイクリニック梅田では、一人ひとりの中顔面の変化タイプ・骨格・皮膚状態・ライフスタイルに合わせた丁寧なカウンセリングのもと、糸リフト単独またはヒアルロン酸との複合プランを含む最適な施術をご提案しています。「頬のたるみ」「ほうれい線の深化」「老け顔が気になる」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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