公開日: 2026年05月28日

糸リフトが向いている人の5つの特徴|セルフチェックと施術比較で解説

目次

糸リフトが向いている人の5つの特徴|セルフチェックと施術比較で解説
META DESCRIPTION 糸リフトに向いている人の特徴を、たるみの程度・年齢・ライフスタイル別に詳しく解説。セルフチェックリスト付きで適応を確認できます。HIFU・サーマクールとの比較表、向いていないケースも正直に紹介。大阪・梅田のフジイクリニックが医学的根拠に基づきお答えします。

糸リフトが向いている人の5つの特徴|セルフチェックと施術比較で解説

「そろそろフェイスラインのたるみが気になってきた」「頬のもたつきや口元の下垂をなんとかしたい」——そう感じながら、さまざまなリフトアップ施術の情報を調べているうちに、糸リフトという選択肢に行き着いた方も多いのではないでしょうか。

糸リフト(スレッドリフト)は、切らないフェイスリフトとして近年特に注目されている施術です。しかし、どんなたるみにも、どんな年齢の方にも一律に適しているわけではありません。効果を最大限に期待するためには、ご自身が「糸リフトに向いているタイプかどうか」を正確に見極めることが重要です。

この記事では、糸リフトに向いている人・向いていない人の具体的な特徴を医学的根拠に基づいて解説します。セルフチェックリストや他施術との比較表も掲載していますので、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身に合った選択の参考にしてください。※施術の効果には個人差があります。

糸リフト(スレッドリフト)とは?仕組みと特徴

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を皮膚の内部に挿入し、物理的にたるんだ組織を引き上げるとともに、コラーゲン産生を促進することで肌そのものの再生力を高める施術です。外科的なフェイスリフトのようにメスを入れる必要がなく、局所麻酔のみで行えるため、ダウンタイムが比較的短い点が大きな特徴とされています。

糸の種類と作用メカニズム

現在クリニックで使用されている糸は、大きく「溶ける糸(吸収性糸)」と「溶けない糸(非吸収性糸)」に分類されます。溶ける糸の代表的な素材はPDO(ポリジオキサノン)やPLLA(ポリ-L-乳酸)で、体内で数ヶ月から1年程度かけて分解・吸収されます。溶ける過程でコラーゲン産生を刺激し、肌のハリと弾力を内側から底上げする効果が期待できるとされています。

また、糸の形状も「コグ付き(引っかかりのある棘状の糸)」と「スムース糸(棘のない滑らかな糸)」に分かれており、それぞれリフトアップ力や適応部位が異なります。コグ付き糸は引き上げ力に優れ、フェイスラインや頬の下垂に対して特に高い即効性が期待できます。スムース糸は皮膚の厚みを均一に補強し、細かいシワやハリ改善に適しているとされています。

糸リフトの二重効果

糸リフトの施術効果は大きく二段階に分けて理解することができます。まず施術直後からは、挿入した糸による物理的なリフトアップ効果が発現します。フェイスラインや頬のたるみが即座に引き上げられ、輪郭の変化を早期に感じていただきやすい点が特徴です。続いて施術後数週間から数ヶ月にかけて、糸の周囲にコラーゲンが産生され、肌そのものの厚みや弾力が増す長期的な肌質改善効果が加わります。この二段階の作用により、施術後しばらく経ってからも若々しい印象が持続することが多いとされています。

30代後半〜50代後半女性に注目される理由

加齢に伴うたるみは、皮膚だけでなく皮下脂肪や筋膜(SMAS)の変化によっても引き起こされます。30代後半から50代にかけては、ホルモンバランスの変化やコラーゲン・エラスチンの減少が顕著になり、フェイスラインの下垂や頬の丸みが失われていく時期です。この段階での糸リフトは、進行したたるみが軽〜中等度である場合に特に有効な選択肢となることが多く、外科的なフェイスリフトに踏み切る前の「ちょうど良い段階」での対応として、美容医療を重視する女性を中心に選ばれています。

ただし、施術の適応については個人差が大きく、必ずしも年齢だけで判断できるものではありません。次章のセルフチェックリストも合わせてご参照ください。

📌 個人差について

糸リフトの効果・持続期間・リスクは、使用する糸の種類・本数・挿入技術、皮膚の状態、ライフスタイルなどによって大きく異なります。本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の効果を保証するものではありません。必ず担当医師の診察・カウンセリングをもとに判断してください。

糸リフトに向いている人の特徴【セルフチェックリスト付き】

糸リフトは万能なリフトアップ施術ではありません。「向いている方」には、皮膚の状態・年齢・骨格・ライフスタイルといった複数の要素が複合的に関係しています。ここでは、カウンセリング現場でよく確認される観点から、糸リフトが効果的に活用される方の特徴を詳しく解説します。

① たるみの程度・肌の状態

糸リフトが最も効果を発揮しやすいとされるのは、軽度〜中等度のたるみがある方です。皮膚の弾力がある程度残っており、引き上げる糸がしっかりと組織に作用できる状態であることが重要です。肌に一定のコシが残っている段階での施術は、糸の把持力が安定しやすく、より自然なリフトアップが期待できるとされています。

逆に、極端に皮膚が薄くなっていたり、弛緩が非常に強い場合には、糸だけでは十分な引き上げ効果が期待しにくいケースもあります。皮膚の状態については、カウンセリング時に医師が実際に触れて確認することが最も確実です。

② 年齢・フェイスラインの変化

年齢層で見ると、30代後半〜50代前半は糸リフトの適応として相談件数が多い年代です。この時期はたるみが本格化しはじめ、かつ皮膚のコラーゲン産生能力もある程度維持されているため、術後の組織反応が比較的良好に得られるとされています。

また、骨格の変化や脂肪の分布も重要な要素です。もともと骨格がシャープで脂肪が少ない方、あるいは中顔面の脂肪がほどよく残っている方は、糸によるリフトアップ後の輪郭がより整いやすい傾向があるとされています。脂肪量が多い場合は、引き上げ力が分散しやすく、別のアプローチを組み合わせることが推奨されるケースもあります。

③ ライフスタイル・ダウンタイムの許容度

糸リフトは一般的に、HIFUやサーマクールと比較してダウンタイムがやや長めになる傾向があります。施術後1週間程度は、術後の腫れ・内出血・引きつり感が出やすい時期であり、大切なご予定の前後への配慮が必要です。その一方で、外科的フェイスリフトと比べると大幅にダウンタイムが短く、切開・縫合が不要なため、数日〜1週間程度のご調整が取れる方には比較的選ばれやすい選択肢です。

仕事や社交の場が多い方にとっては、施術のタイミングを連休や閑散期に合わせるご計画が有効です。

④ 施術歴・他のリフトアップ施術との組み合わせ

すでにHIFU(ウルセラ等)やサーマクールを受けており、表情筋・筋膜へのアプローチは継続しているものの、フェイスラインの物理的な引き上げ感がまだ足りないと感じている方に対しては、糸リフトを追加する形の組み合わせが検討されることがあります。

一方、過去に糸リフトの施術歴がある場合は、残存している糸の状態や皮膚の状況によって再施術の可否が変わるため、必ず医師による診察が必要です。糸が皮膚の表面から透けて見えるような状態や、糸周囲に炎症が疑われる場合には、再施術を慎重に検討する必要があります。

✅ 糸リフト 適応セルフチェックリスト

以下の項目に多く当てはまる方は、糸リフトの適応として相談していただきやすい傾向があります。あくまで目安であり、最終的な判断は医師の診察によります。

  • フェイスラインがぼんやりしてきた、輪郭が丸くなってきたと感じる
  • 頬のたるみが気になるが、まだそれほど重度ではないと自覚している
  • 鏡の前で指でこめかみや頬を持ち上げると「こう見えたい」という輪郭になる
  • メスを使う手術は希望せず、ダウンタイム数日〜1週間程度なら調整できる
  • 年齢は30代後半〜50代前半で、皮膚の弾力がまだ感じられる
  • 極端なぽっちゃり体型ではなく、フェイスラインに脂肪がたまりすぎていない
  • HIFUやサーマクールで深部の引き締めはしているが、引き上げ感が足りない
  • ほうれい線や口元の下垂が顕著になってきた
  • 施術後は数週間〜数ヶ月の経過でゆっくりと自然に仕上がっていくことを望む

糸リフトが特に効果を期待できるお悩みとエリア

糸リフトはフェイスの多くの部位に適用可能ですが、特に「引き上げる動き」が有効なエリアに対して、その特性を活かしやすいとされています。以下に、ご相談の多い悩みと対応エリアをまとめます。

フェイスラインのたるみ・もたつき

顎のラインがぼやけてきた、エラから顎先にかけてのシャープさが失われてきたというお悩みは、30代後半以降の女性から特に多く聞かれます。糸リフトでは、頬から顎にかけての組織をコグ付き糸で斜め上方向に引き上げることで、フェイスラインの輪郭回復が期待できるとされています。即効性のある変化を求める方には、施術直後から輪郭の変化を感じていただきやすいエリアのひとつです。

頬・ほうれい線まわりの下垂

加齢とともに頬の脂肪(ファットコンパートメント)が下方に移動すると、ほうれい線が深く刻まれたり、頬のハリが失われたりします。糸リフトによる頬の引き上げは、この脂肪の下垂を物理的に補正するアプローチとして有効なことがあります。ただし、ボリューム不足が原因でほうれい線が目立つ場合は、ヒアルロン酸注入との組み合わせが検討されるケースもあります。

口元・マリオネットライン

口角からあごにかけて縦に伸びるマリオネットラインは、口元の印象を大きく左右します。このエリアのたるみは糸によるリフトアップが比較的有効とされる部位のひとつです。口周囲の筋肉は表情筋との干渉が多いため、本数の設定や挿入方向の設計には医師の高い技術力が求められます。

首・顎下のたるみ

顎下のもたつきや二重あごは、脂肪量・皮膚の弛緩・筋肉の変化が複合的に関わるため、施術アプローチは個々の状態によって異なります。皮膚の弛緩が主原因であると判断された場合には、糸による引き締め・引き上げが有効な選択肢となることがあります。脂肪が多い場合はその他の脂肪溶解系施術との組み合わせが推奨されることもあります。

🌿 フジイクリニック梅田からのひとこと

「どのエリアに糸を入れるか」「何本使うか」は、お一人おひとりの骨格・皮膚の状態・脂肪量・ご希望に合わせて丁寧に設計するものです。インターネットで目にする本数や費用の情報だけで判断せず、実際のカウンセリングでご自身の顔立ちに合った設計をお聞きになることをお勧めいたします。

糸リフトに向いていない人・注意が必要なケース

糸リフトへの関心を持っていただく一方で、「必ずしも糸リフトが最適な選択とはならないケース」についても、正確にお伝えすることが重要と考えています。以下のような状態がある場合は、カウンセリングの場で医師に確認いただくことを強くお勧めします。

たるみが非常に強い場合(重度の皮膚弛緩)

たるみが非常に強く、皮膚の余剰量が多い状態では、糸リフトによる引き上げ力では十分な改善が得にくいことがあります。このような場合は、外科的フェイスリフト(切開リフト)のほうがより大きな改善効果が期待できる場合があります。「糸リフトを受けたのに効果を感じられなかった」という声の一部は、適応範囲を超えた状態での施術が背景にあるケースも少なくありません。

顔の脂肪量が多い・BMIが高い場合

顔の脂肪量が多いと、糸による引き上げ力が分散してしまい、リフトアップの効果が出にくいことがあります。また、顔全体のたるみが脂肪の重さによるものが大きい場合は、脂肪へのアプローチ(脂肪溶解注射など)や外科的な手術が検討される場合もあります。

感染・炎症がある、または免疫機能が低下している場合

皮膚に活動性の感染症・炎症がある場合や、自己免疫疾患・免疫抑制薬の使用中の方は、異物挿入に対するリスクが通常より高まる可能性があります。持病をお持ちの方は必ず事前に担当医師にご相談ください。

過去の糸リフト施術歴がある場合

過去に他院で糸リフトを受けており、体内に糸が残存している可能性がある場合は、新たな糸の挿入前に状態の確認が必要です。残糸と新しい糸が干渉したり、線維化が生じている組織への施術が複雑になるケースがあります。エコーや触診などで現状を把握した上で、施術可否を判断します。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中および授乳中の方は、安全性の観点から原則として施術対象外となります。出産・授乳終了後、体型・ホルモンバランスが安定した時期にあらためてご相談いただくことをお勧めします。

⚠ ご注意

上記はあくまでも一般的な参考情報であり、個々の状態によって適応は異なります。「自分は向いていない」と自己判断せず、ぜひカウンセリングでご確認ください。向いていないと判断された場合でも、代替施術のご提案が可能なことがあります。

糸リフトの種類と選び方(比較表)

一口に「糸リフト」といっても、使用する糸の素材・形状によって特性は大きく異なります。下記の比較表を参考に、ご自身のお悩みや希望に合った種類についてカウンセリングでご相談ください。

項目 溶ける糸(PDO) 溶ける糸(PLLA) コグ付き糸 スムース糸
主な目的 リフトアップ+コラーゲン産生促進 コラーゲン産生・肌質改善重視 物理的な引き上げ・輪郭形成 ハリ・弾力・細かいシワ改善
リフトアップ力 中程度 中程度〜やや高め 高い(即効性あり) 穏やか
持続期間 約6ヶ月〜1年(目安) 約1〜2年(目安) 約1〜2年(目安・種類による) 約6ヶ月〜1年(目安)
ダウンタイム 数日〜1週間程度 数日〜1週間程度 やや長め(腫れ・内出血が出やすい) 比較的短め
こんな方に向く 初めての糸リフトで試してみたい方 肌質改善を長期的に求める方 フェイスライン・頬の下垂が気になる方 肌のハリ底上げ・シワ改善を優先する方

実際の施術では、コグ付き糸とスムース糸を組み合わせたり、素材の異なる糸を複数種類使用したりするケースも少なくありません。最終的な糸の選定は、医師が皮膚の状態やご希望を確認した上でご提案します。

糸リフトと他のリフトアップ施術の比較

「糸リフトかHIFUか」「サーマクールと組み合わせるべきか」——これらの疑問は多くの方が抱えるところです。各施術のアプローチと特性の違いを整理することで、よりご自身に合った選択が見えてきます。

項目 糸リフト(スレッドリフト) HIFU(ウルセラ等) サーマクールFLX ヒアルロン酸注入
主なアプローチ 糸による物理的引き上げ+コラーゲン産生 超音波熱エネルギーでSMAS筋膜を収縮・引き締め 高周波(RF)で真皮深層〜SASを加熱・コラーゲン再生 注入によるボリューム補填・凹み補正
リフトアップの特性 物理的な引き上げ効果が即時に得られやすい 深部から引き締め・長期的な改善が期待できる 皮膚全体の弾力・輪郭をなだらかに整える ボリューム補正による若々しい立体感の回復
持続期間(目安) 約1〜2年(個人差あり) 約1〜1.5年(個人差あり) 約1〜2年(個人差あり) 約6ヶ月〜1.5年(部位・製剤による)
ダウンタイム 数日〜1週間程度(腫れ・内出血) ほぼなし〜数日(赤み・むくみ程度) ほぼなし(赤みが当日〜翌日程度) 数日(内出血・腫れの可能性あり)
料金目安(目安・税込) 100,000〜350,000円程度(本数による) 150,000〜400,000円程度(照射範囲による) 200,000〜450,000円程度(照射範囲による) 50,000〜150,000円程度(部位・量による)
こんな方に向く 即効性のある物理的な引き上げを希望する方・外科手術は避けたい方 たるみの予防・深部からの長期引き締めを重視する方 皮膚全体のコラーゲン増生・弾力回復を望む方 ほうれい線・頬のボリューム不足を補いたい方
💡 組み合わせ施術について

糸リフトとHIFU・サーマクールは、それぞれ異なる深度・組織にアプローチするため、組み合わせることでより多角的なリフトアップ効果が期待できるとされています。また、ヒアルロン酸注入との組み合わせは、引き上げ(糸)とボリューム補填(ヒアルロン酸)の相補的な効果が期待できるとして、検討されるケースもあります。組み合わせの可否や順序については医師の判断が必要です。

施術の流れ(カウンセリング〜アフターケアまで)

はじめて糸リフトを検討される方のために、施術の全体像を段階ごとにご説明します。

STEP 1:初診・カウンセリング

まず医師が実際に顔のたるみや皮膚の状態を確認し、ご希望・ご不安をお聞きします。「本当に糸リフトが最適か」「他の施術との比較で最善の選択肢は何か」という視点から、正直な情報提供を行います。施術のリスクやダウンタイムについても、この段階でしっかりとご説明します。

STEP 2:デザインの確認・施術設計

引き上げるエリア・挿入方向・糸の本数・種類を医師が設計します。フェイスラインのバランスを視覚的に確認しながら、お一人おひとりのフェイスデザインを決定します。仕上がりのイメージを共有し、ご納得いただいてから施術に移ります。

STEP 3:麻酔の処置

施術部位に局所麻酔を使用します。痛みの感受性には個人差がありますが、麻酔が十分に効いた状態で施術を行うため、施術中の強い痛みは抑えられることが多いとされています。必要に応じて麻酔クリームを併用することもあります。

STEP 4:糸の挿入(施術本体)

細い針またはカニューレを使って糸を皮膚の内側に挿入します。施術時間は本数・エリアによって異なりますが、一般的に30分〜60分程度が目安です。施術中は顔の感覚が鈍くなっていますが、圧迫感・引っ張られる感覚を感じることがあります。

STEP 5:アフターケア・経過確認

施術後はクーリングなどの処置を行い、施術当日の注意事項をご説明します。腫れ・内出血が出やすい時期(施術後1週間前後)の過ごし方、入浴・運動・飲酒の制限期間、顔のマッサージを避ける期間などについて丁寧にお伝えします。経過確認の来院も適宜設定します。

ダウンタイム・副作用・注意点

糸リフトのダウンタイムや副作用についても、正確な情報をお伝えします。施術後の経過には個人差がありますが、一般的に見られる症状と対処のポイントをまとめました。

よく見られる症状(一時的なもの)

  • 腫れ・むくみ:施術直後〜1週間程度。時間の経過とともに落ち着くことがほとんどです。
  • 内出血:針やカニューレが通った部分に内出血が生じることがあります。通常2週間以内に消退することが多いとされています。
  • 引きつり感・こわばり:特に施術後1〜3週間は顔が引っ張られるような感覚を覚えることがあります。これは糸が組織に安定していく過程で生じることが多く、時間の経過とともに和らぐとされています。
  • 左右差・非対称感:腫れが引く前は左右差が気になることがあります。腫れが落ち着くとともに改善されることが多いですが、明らかな非対称が残る場合は医師に相談してください。
  • えくぼ・皮膚のよれ:施術直後に糸の挿入部付近の皮膚がよれたように見えることがありますが、多くの場合2〜4週間程度で自然に平滑化されます。

注意すべき副作用・リスク

  • 感染:異物挿入を伴う施術のため、まれに感染が起こる可能性があります。施術後に赤み・熱感・痛みが強くなる場合は早めに受診してください。
  • 糸の露出:非常にまれなケースですが、糸が皮膚の表面から透けて見えたり、触れて感じられる状態になることがあります。
  • 持続する非対称:腫れが完全に引いた後も非対称が残る場合は、医師による確認と対処が必要です。
⚠ こんな症状がある場合はすぐにご連絡を

施術後に強い痛み・発熱・化膿・著しい非対称・糸の触知・皮膚の変色などが見られる場合は、自己判断せず速やかにクリニックへご連絡ください。早期対応が重要です。

料金相場と”価値”の考え方

糸リフトの費用は、使用する糸の種類・本数・施術エリアの範囲・医師の技術力によって大きく異なります。「安いから安心」でもなく「高いから必ず良い」でもなく、どのような糸を何本使ってどのように設計するか、が費用対効果を左右する本質です。

施術内容 料金目安(税込) 備考
フェイスライン・頬リフト(4〜6本) 100,000〜180,000円程度 初回・軽度のたるみ向け目安
フェイスライン・頬リフト(8〜12本) 180,000〜280,000円程度 中等度のたるみ・より広範囲の設計
フルフェイス(15〜20本以上) 280,000〜400,000円程度 顔全体を包括的に設計する場合
首・顎下リフト(追加エリア) 80,000〜150,000円程度 フェイスリフトとの組み合わせが多い
HIFU等との組み合わせパッケージ クリニックにより異なる カウンセリングでご確認ください

※上記はあくまで一般的な目安です。使用する糸のメーカー・グレード・本数、医師のデザイン設計費用により変動します。必ず事前のカウンセリングで詳細をご確認ください。料金は税込価格を基本としますが、クリニックの表示形式にご注意ください。

✨ 「費用対効果」の正しい見方

糸リフトは医師の設計力・挿入技術が仕上がりを決定的に左右する施術です。「同じ本数でも仕上がりが全く異なる」と感じる方が多いのはそのためです。単価の安さよりも、「誰が・どのように設計し・どの糸を使用するか」を重視したカウンセリングをお勧めします。高い自己投資意識を持つ方ほど、施術後の満足度に直結するのは、金額よりも医師との信頼関係と設計力です。

30代後半〜50代後半女性のよくある不安

糸リフトを検討する際、多くの方が共通して抱える不安についてお答えします。

「引きつり・不自然な仕上がりにならないか心配」

糸リフトによる引きつりや不自然感は、糸の本数が多すぎる、挿入方向の設計ミス、過度な引き上げ角度などが原因となることがあります。施術後の一時的な引きつり感は多くの方に生じますが、適切な本数設計と技術力のある医師によって施術が行われた場合、自然な仕上がりになることが多いとされています。カウンセリング時に仕上がりのイメージをしっかり共有することが重要です。

「翌日から仕事・社交の場に出られるか」

内出血や腫れの程度によっては、施術後1週間程度、目立ちやすい状態になることがあります。大切なご予定(撮影・会食・パーティーなど)の1〜2週間前後は施術を避けることをお勧めします。コンシーラー等でのカバーについては、施術後の傷口の状態を確認してから医師の指示に従ってください。

「自分のたるみの程度で本当に効果が期待できるか」

この疑問に答えられるのは、実際に診察した医師だけです。インターネット上のビフォーアフター写真は、照明・角度・編集により大きく印象が変わることがあります。「自分に効くかどうか」は、実際に顔を触れながら判断するカウンセリングでのみ正確に把握できます。「施術を受けてから後悔する」より「カウンセリングで確認してから決める」というプロセスを大切にしてください。

「長期的なメンテナンスはどのくらい必要か」

溶ける糸を使用した場合、効果の持続期間は目安として1〜2年程度とされています。加齢によるたるみは継続的なケアが必要なため、多くの方が1〜2年ごとのメンテナンス施術を検討されます。HIFUやサーマクールと組み合わせることで、より長期的な引き締め効果を維持する戦略をとられる方も多い傾向があります。

クリニック・医師選びの基準

糸リフトは医師の技術力・デザイン力・経験が仕上がりを大きく左右する施術です。クリニック選びの際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 糸リフトの症例数・経験年数:経験豊富な医師ほど、さまざまな顔立ちへの対応力・トラブル対処力が高い傾向があります。施術数・経験年数はカウンセリング時に確認できます。
  • 糸の種類・メーカーの選択肢が豊富かどうか:1種類しか糸を取り扱っていないクリニックよりも、複数の選択肢を持ち、状態に応じて使い分けられるクリニックのほうが柔軟な対応が期待できます。
  • カウンセリングの丁寧さ・透明性:リスクについて包み隠さず説明するクリニックを選んでください。「必ず効果がある」「デメリットはない」という説明は、過剰なセールスである可能性があります。
  • アフターフォロー体制が整っているか:施術後の経過確認、万が一のトラブル時の対応方針についても確認しておくと安心です。
  • 施術を断る基準を持っているか:適応外の方や、糸リフトより他の施術が適切な方に対して、正直な見解を伝えられる医師・クリニックこそ信頼に値します。
  • 費用の内訳が明確か:「本数あたりの費用」「アフターケアの費用が含まれるか」などを事前に確認し、施術後に追加費用が生じないか把握しておくことも大切です。
  • 医師との相性・コミュニケーションのしやすさ:希望を正確に伝え、疑問に丁寧に答えてもらえる関係性は、満足度の高い施術の土台です。1回のカウンセリングで即決せず、複数回の相談も視野に入れてください。

よくある質問(FAQ)

糸リフトに向いているのはどんな人ですか?
軽度〜中等度のたるみがあり、皮膚にある程度の弾力が残っている方が適応しやすいとされています。フェイスラインや頬の下垂が気になりはじめた30代後半〜50代前半の方から多くご相談いただきます。ただし、適応は個々の状態によって異なるため、カウンセリングでの確認が最も確実です。
何歳から糸リフトを始めるのが効果的ですか?
特定の「何歳から」という明確な基準はなく、年齢よりも皮膚・脂肪・たるみの状態が重要です。一般的には30代後半〜50代がご相談の多い年代ですが、40代でも50代でも、皮膚の状態に適応があればリフトアップ効果が期待できる可能性があります。「まだ早すぎる」「もう遅い」といった年齢判断より、実際の状態を医師に確認いただくことをお勧めします。
軽度のたるみでも糸リフトの効果は期待できますか?
はい、軽度のたるみは糸リフトが有効に機能しやすい状態のひとつとされています。皮膚の弾力が保たれている段階での施術は、糸の把持力が安定しやすく、自然な仕上がりが得られやすい傾向があります。また、たるみが軽度なうちからケアを始めることで、進行を緩やかにする目的での施術を希望される方もいらっしゃいます。
たるみが強い場合は外科的リフトのほうがよいですか?
たるみが非常に強く、皮膚の余剰量が多い場合は、糸リフトよりも外科的フェイスリフト(切開リフト)のほうが大きな改善効果が期待できるケースがあります。糸リフトの力では引き上げきれないほどのたるみに対して施術を行っても、満足のいく結果が得られにくい場合があります。カウンセリングでご自身の状態を正確に確認した上で、最適な施術を選んでください。
糸リフトのダウンタイムはどのくらいですか?仕事はいつから可能ですか?
腫れ・内出血・引きつり感などが出やすい期間は、施術後1〜2週間程度です。デスクワークなど負担の軽い業務であれば施術翌日から可能な方もいらっしゃいますが、人目が気になる営業・接客・撮影などのご予定は、2週間程度余裕を持たせることをお勧めします。個人差が大きいため、事前にご自身の生活スタイルをカウンセリングでお伝えください。
HIFUやサーマクールとはどう違いますか?どちらを選べばよいですか?
HIFUは超音波、サーマクールは高周波でそれぞれ筋膜・真皮の深部を熱で引き締めるアプローチです。いずれも「内側から引き締める」方向性であり、ダウンタイムが少ない点が特徴です。糸リフトは「物理的に組織を引き上げる」アプローチで、即効性のある輪郭変化が期待できます。「深部からの引き締めはできているが、フェイスラインの物理的な引き上げがほしい」という場合に糸リフトが選ばれるケースも多くあります。組み合わせることで相補的な効果が期待できる場合もあります。
ヒアルロン酸注入と糸リフトは同時に施術できますか?
医師の判断によっては、同日または近いタイミングでの組み合わせが検討されることがあります。糸リフトで引き上げを行い、ヒアルロン酸でボリューム補填・凹み補正を行うという組み合わせは、それぞれの欠点を補う形として相性が良いとされています。ただし、施術の順序や間隔については状態に応じて医師が判断します。自己判断で同時施術を希望することは避け、カウンセリングでご相談ください。
効果の持続期間はどのくらいですか?
使用する糸の素材・形状・本数、施術者の技術力、お客様の皮膚の状態・生活習慣によって大きく異なります。溶ける糸(PDO/PLLA)を使用した場合、一般的な目安として1〜2年程度とされていますが、個人差があります。加齢によるたるみは継続的なケアが必要なため、定期的なメンテナンスとの組み合わせが有効とされています。
糸は何本くらい入れるのですか?
お一人おひとりの顔のたるみの程度・エリア・ご希望によって大きく異なります。片側4〜6本程度から施術するケースもあれば、フルフェイスで両側合計20本以上使用するケースもあります。「多ければ良い」ではなく、適切な本数設計が仕上がりの自然さに直結します。本数はカウンセリングで医師が診察・設計した上でご提案します。
引きつり・非対称などの失敗リスクはありますか?どう対処しますか?
糸の本数過多・挿入方向の設計ミス・技術力の差異によって、引きつり・えくぼ状の凹み・非対称などが生じるリスクがあります。施術直後の一時的な引きつり感は多くの方に見られますが、適切な設計と経験ある医師による施術によって最小化が期待できます。万が一トラブルが生じた場合は、速やかにクリニックへご連絡ください。信頼できるクリニックは、アフターフォロー体制を明確に整えています。
50代でも糸リフトの効果は期待できますか?
50代でも、皮膚の状態・たるみの程度に応じて糸リフトの効果が期待できるとされています。ただし、年齢が上がるにつれて皮膚の弾力・コラーゲン産生能力が低下しているため、使用する糸の種類・本数・組み合わせ施術の設計において、より丁寧な判断が求められます。50代の方こそ、技術力のある医師のカウンセリングを受けることが重要です。
妊娠中・授乳中でも施術を受けられますか?
妊娠中および授乳中の方は、安全性の観点から糸リフトを含む美容医療施術は原則として受けていただけません。ホルモンバランスの変化により施術後の経過が通常と異なる可能性があること、また使用薬剤の安全性が確認されていないことが主な理由です。出産・授乳終了後、体調が安定した時期にあらためてご相談ください。

まとめ|糸リフトに向いている人とは

この記事では、「糸リフトに向いている人」の特徴を医学的な根拠に基づいて解説しました。最後に要点を整理します。

  • 向いている方:軽度〜中等度のたるみ・皮膚に弾力が残っている・30代後半〜50代前半・脂肪量が適度・ダウンタイムを数日〜1週間調整できる方
  • 向いていない可能性がある方:たるみが非常に強い・顔の脂肪量が多い・過去の糸残存が懸念される・妊娠中・授乳中・活動性の感染症がある方
  • 糸リフトの強み:物理的な即効性のある引き上げ・コラーゲン産生による長期的な肌質改善・切らない施術
  • 他施術との組み合わせ:HIFUやサーマクールと組み合わせることで多角的なリフトアップが期待でき、ヒアルロン酸注入とのコンビネーションでボリューム補填も可能
  • 最も大切なこと:インターネット情報だけで判断せず、実際に顔を診た医師のカウンセリングで適応を確認すること

フジイクリニック梅田では、糸リフトに関する丁寧なカウンセリングを行っております。「自分は向いているのか?」「他の施術と比べてどうなのか?」というご疑問も、遠慮なくお持ちください。正直な見解と、お一人おひとりに最適なご提案をいたします。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

ドクターズインタビューはこちら


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
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  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
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  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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