公開日: 2026年05月29日

更新日: 2026年06月01日

糸リフトに向いてない人とはどんな人?特徴・代替施術・選び方を解説

「カウンセリングで糸リフトには向いていないと言われた」「受けてみたけれど、思ったような効果が得られなかった」——そのような経験やお気持ちを抱えて、この記事にたどり着いた方も少なくないのではないでしょうか。

糸リフト(スレッドリフト)は、切らないリフトアップ施術として広く知られていますが、すべての方に一律に適しているわけではありません。たるみの程度・顔の脂肪量・過去の施術歴・体質や持病など、さまざまな要因によって適応が左右されます。

しかし、糸リフトが向いていないからといって、リフトアップの選択肢がなくなるわけではありません。大切なのは、なぜ向いていないのかを正確に理解し、ご自身の状態に合った代替施術を冷静に検討することです。

この記事では、糸リフトに向いていない方の具体的な特徴と医学的な理由を中立的な視点で解説し、代替施術の選択肢・カウンセリングの活用法まで丁寧にご案内します。※施術の効果・適応には個人差があります。

糸リフト(スレッドリフト)の適応とは?基本的な考え方

糸リフトとは、医療用の特殊な糸を皮膚の内部に挿入し、物理的にたるんだ組織を引き上げるとともに、コラーゲン産生を促進して肌の再生力を高める施術です。外科的なフェイスリフトのようにメスを必要とせず、局所麻酔のみで行えるため、一定のダウンタイムと引き換えに比較的手軽なリフトアップとして注目されています。

しかし、糸リフトは「誰にでも効く万能な施術」ではありません。その効果は、引き上げる糸が皮下組織をしっかりと把持できるかどうかに大きく依存します。皮膚・脂肪・筋膜の状態がその把持力を左右するため、状態によっては期待する効果が得にくいケースが存在します。

重要なのは、「向いていない」という判断は施術を諦める結論ではなく、より適した選択肢へとシフトするための出発点だということです。糸リフトが適応外と判断された場合でも、別のリフトアップアプローチが有効なことは多くあります。

なお、適応の判断は画一的なものではなく、医師が実際に診察した上で総合的に行います。インターネットの情報だけで「自分は向いていない」と決めつけず、カウンセリングで確認することが最も確実な方法です。

📌 本記事の立場についてこの記事は、糸リフトを否定するものではありません。適切な方には有効な施術ですが、すべての方に同等の効果が期待できるものではないという医学的な事実を、中立的な立場でお伝えすることを目的としています。

スレッドリフトの詳細はこちら

糸リフトに向いていない人の特徴【セルフチェックリスト付き】

糸リフトの適応外となりやすいケースは、大きく5つの条件に整理されます。それぞれの背景にある理由を理解することで、カウンセリング時の確認点もより明確になります。

① 重度のたるみ・皮膚の弛緩が強い場合

糸リフトは、皮膚にある程度の弾力が残っている状態で最も効果を発揮します。たるみが非常に強く、皮膚の余剰量が多い状態では、糸が組織を引き上げても皮膚そのものが追いつかず、十分な引き上げ効果が得にくいことがあります。

特に、顔を横から見たときに皮膚が大きく垂れ下がって見える状態や、鏡の前で指で引き上げてもほとんど輪郭の変化を感じられないほど弛緩が進んでいる状態は、糸リフトの力量を超えている可能性があります。このようなケースでは、外科的フェイスリフト(切開リフト)がより有効な選択肢として検討されることがあります。

「糸を何本入れても変わらなかった」というご不満の一部は、重度の弛緩に対して非手術系施術を選んだことが背景にあるケースも少なくありません。

② 顔の脂肪量が多い・体型的な要因がある場合

顔の脂肪量が多い場合、挿入した糸の引き上げ力が脂肪の重さに分散してしまい、リフトアップ効果が出にくくなることがあります。糸が組織に引っかかっても、その上に乗った脂肪の重量に引き戻されてしまうイメージです。

また、顔の脂肪量は全身のBMIや体型と関連することが多く、体重の変動によって術後の仕上がりが大きく変わる可能性もあります。施術前に体重が安定していること、顔の脂肪量が適度であることは、糸リフトの効果予測において重要な要素です。

脂肪量が多いと判断された場合は、まず脂肪溶解系の施術を行ってから糸リフトを検討する、あるいはHIFUなど収縮系の施術に切り替えることが推奨されるケースがあります。

③ 過去の糸リフト施術歴・糸の残存が疑われる場合

過去に他院で糸リフトを受けており、体内に糸が残存している可能性がある場合は、新たな糸を追加する前に現状確認が必要です。残存糸の種類・本数・位置が不明な状態での追加施術は、以下のリスクを伴う可能性があります。

  • 残糸と新しい糸が交差・干渉し、組織の引きつりや非対称が生じる可能性
  • 残糸周囲に線維化が起きている場合、新しい糸の挿入が困難になる可能性
  • 感染リスクが通常よりも高まる可能性

医師がエコーや触診で現状を確認できる場合は、再施術が可能と判断されることもありますが、「どこのクリニックで何本入れたか分からない」という場合は特に慎重な対応が必要です。

④ 皮膚が極端に薄い・特定の疾患や服薬がある場合

皮膚が極端に菲薄化(ひはく化)している場合、糸の挿入によって糸が皮膚表面に浮き出てしまうリスクがあります。また、以下のような状態にある方は、カウンセリングで必ず事前に申告が必要です。

  • 抗凝固薬・抗血小板薬の服用:内出血・止血困難のリスクが高まる
  • ステロイド系薬の長期服用:皮膚の脆弱化・感染リスクの上昇
  • 自己免疫疾患・免疫抑制薬の使用:異物反応・感染リスクの上昇
  • ケロイド体質:糸の挿入跡が過剰に線維化するリスク
  • 活動性の感染症・皮膚炎:施術部位の感染拡大リスク

これらは必ずしも施術の絶対禁忌とは限りませんが、医師による個別判断と慎重な施術計画が必要なケースです。持病や服薬状況はカウンセリングで必ず正直に申告してください。

⑤ 妊娠中・授乳中の方

妊娠中および授乳中の方は、安全性の観点から糸リフトを含むほぼすべての美容医療施術が適応外となります。施術時に使用する麻酔薬・消毒薬の安全性が確認されていないこと、ホルモンバランスの変化により術後経過が通常と異なる可能性があることが主な理由です。出産・授乳終了後、体調が落ち着いた時期にあらためてご相談ください。

☑ 糸リフト 非適応セルフチェックリスト

以下の項目に複数当てはまる場合は、カウンセリングで医師に必ず確認してください。当てはまる=絶対に受けられないわけではありませんが、適応外の可能性を事前に把握することが大切です。

  • ☑ 顔のたるみが非常に強く、指で引き上げてもほとんど変化を感じない
  • ☑ 顔まわりに脂肪が多く、フェイスラインのもたつきが気になる
  • ☑ 過去に糸リフトを受けたことがあり、糸が残存している可能性がある
  • ☑ 抗凝固薬・免疫抑制薬・ステロイド系薬を継続服用している
  • ☑ ケロイド体質である・傷が治りにくい体質と言われたことがある
  • ☑ 妊娠中・授乳中、またはその可能性がある
  • ☑ 自己免疫疾患・甲状腺疾患・糖尿病などの基礎疾患がある
  • ☑ 以前に糸リフトを受けたが効果をほとんど感じられなかった
  • ☑ 皮膚がとても薄く、糸が浮き出るリスクを医師に指摘されたことがある

「向いていない」と判断される主な理由と医学的背景

なぜ上記のような条件が「向いていない」という判断につながるのか。その医学的な背景を理解することは、代替施術の選択においても重要な視点です。

引き上げ力の物理的限界

糸リフトのリフトアップ効果は、コグ(棘)付き糸が皮下組織に引っかかり、その組織を上方向に保持することで生まれます。この「把持力」には物理的な限界があり、皮膚の弛緩が強いほど糸に対する負荷が大きくなります。たるみが重度の場合、糸の把持力が皮膚の重さ・弛緩量に対して不十分となり、引き上げた組織が元の位置に戻りやすくなります。これが「重度のたるみには効果が出にくい」と言われる根本的な理由です。

脂肪の重量と糸の引き上げ力のバランス

顔の脂肪は、重力の影響で経年的に下方へ移動します。糸リフトはこの下垂した脂肪ごと組織を引き上げようとしますが、脂肪の重量が多いほど、糸にかかる負荷が増加します。糸がその負荷に耐えきれない場合、コグが皮下組織を引き裂きながら糸が移動する「チーズワイヤー効果」が起きやすくなり、効果の短命化や組織損傷のリスクが高まるとされています。これが「脂肪が多い場合は向いていない」と言われる医学的根拠の一つです。

異物反応と感染リスク

糸は体内に挿入される異物です。免疫機能が低下している場合や自己免疫疾患がある場合は、糸に対する異常な免疫反応(肉芽腫形成、慢性炎症など)が生じるリスクが通常よりも高まります。また、活動性の皮膚炎や感染症がある状態での施術は、感染が施術部位に波及するリスクをはらんでいます。これらの状態が「向いていない」と判断される重要な医学的根拠です。

⚠ 重要なお知らせ「向いていない」という判断は、その条件が必ず絶対禁忌であることを意味しません。医師の判断・施術設計・リスク管理の方針によって個別に異なります。自己判断で諦めるのではなく、信頼できる医師のカウンセリングで確認することを強くお勧めします。

糸リフトに向いていない方への代替施術の選択肢

糸リフトが適応外と判断された場合でも、リフトアップやたるみ改善を目指せる施術は複数あります。それぞれのアプローチの特性を理解し、ご自身の状態に合った選択肢をカウンセリングで相談することが重要です。

HIFU(ウルセラ・ウルトラセル等)

HIFUは高密度焦点式超音波により、皮膚の深層(真皮〜SMAS筋膜層)を点状に加熱し、コラーゲン変性と再生を促すことで引き締め・リフトアップ効果を目指す施術です。

  • メリット:ダウンタイムがほぼなく日常生活への影響が少ない。異物挿入がないため残糸の影響を受けない。深部からのアプローチで引き締め感が期待できる。
  • 注意点:重度のたるみへの対応力には限界がある。即効性は糸リフトより控えめなことが多い。
  • 向いている方:糸の残存が懸念される方・ダウンタイムをできる限り抑えたい方・軽〜中等度のたるみの方

サーマクールFLX

サーマクールは高周波(RF)を利用して真皮深層〜皮下脂肪層を均一に加熱し、コラーゲン線維の収縮と再生を促すことで皮膚のたるみ改善・輪郭の引き締めを目指します。

  • メリット:広範囲を均一に加熱できる。皮膚全体の弾力回復効果が期待できる。ダウンタイムがほぼない。
  • 注意点:重度のたるみへの即効性は限定的。効果実感には数ヶ月かかる場合がある。
  • 向いている方:皮膚全体のコラーゲン増生を重視する方・自然な引き締まりを長期的に求める方

外科的フェイスリフト(切開リフト)

耳の前後の生え際などを切開し、余剰な皮膚を切除しながらSMAS筋膜を直接操作することで、大幅なリフトアップ効果を得る外科的施術です。重度のたるみへの対応力は非手術系施術の中で最も高いとされています。

  • メリット:重度のたるみに対して最も大きな改善効果が期待できる。効果の持続期間が長い(5〜10年とされる場合も)。皮膚の余剰量を物理的に除去できる。
  • 注意点:全身または局所麻酔を要する本格的な手術。ダウンタイムが2〜4週間程度と長い。傷跡・麻痺リスクなど外科的リスクを伴う。費用が高額になることが多い。
  • 向いている方:非手術系施術では対応しきれないほど重度のたるみがある方・長期的な効果を最優先する方

ヒアルロン酸注入・ベビーコラーゲン注入(ボリューム補正)

たるみの原因がボリューム減少(骨格変化・脂肪の萎縮)にある場合、ヒアルロン酸やベビーコラーゲンの注入によってボリュームを補填し、若々しい立体感を取り戻すアプローチが有効なことがあります。

  • メリット:即効性が高く、施術当日から変化を感じやすい。ヒアルロン酸は溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で修正が可能。ダウンタイムが比較的短い。
  • 注意点:物理的な引き上げではなくボリューム補填のため、重力に対抗する力はない。過剰注入は不自然な仕上がりになるリスクがある。
  • 向いている方:頬のコケ・こめかみの凹み・ほうれい線のボリューム不足が気になる方

🌿 フジイクリニック梅田からのひとこと

「糸リフトが向いていない」と伝えることは、クリニックにとって施術を断る行為でもあります。それでも正直にお伝えするのは、適応外の施術を行うことがお客様の利益にならないからです。代替施術の選択肢を一緒に考えることが、私たちが最も大切にしていることです。

糸リフトが向いていない方向け|代替施術比較表

糸リフトとその主要な代替施術を、重要な比較軸で整理しました。どの施術も一長一短があり、ご自身の状態・ライフスタイル・優先事項に合わせて選ぶことが大切です。

項目 糸リフト(参考) HIFU(ウルセラ等) サーマクールFLX 外科的フェイスリフト
主なアプローチ 糸による物理的引き上げ+コラーゲン産生 超音波熱エネルギーでSMAS筋膜を引き締め 高周波で真皮〜皮下脂肪層を均一加熱 切開してSMAS直接操作・皮膚余剰除去
重度のたるみへの対応 △ 向いていないことが多い △〜○ 補助的アプローチとして有効 △〜○ 引き締め効果として補助的に有効 ◎ 最も大きな改善効果が期待できる
即効性 ◎ 施術直後から変化を感じやすい △ 効果実感まで2〜6ヶ月程度 △ 効果実感まで2〜4ヶ月程度 ○ 腫れが引いた後に効果が明確に現れる
持続期間(目安) 1〜2年程度 1〜1.5年程度 1〜2年程度 5〜10年程度(個人差大)
ダウンタイム 数日〜1週間程度 ほぼなし〜数日 ほぼなし 2〜4週間程度
料金目安(税込) 100,000〜350,000円程度 150,000〜400,000円程度 200,000〜450,000円程度 500,000〜1,500,000円程度
こんな方に向く 軽〜中等度のたるみ・即効性希望・外科手術を避けたい方 ダウンタイム最小限希望・中等度のたるみ・予防ケアにも 皮膚全体の弾力回復重視・ゆっくりした変化を好む方 重度のたるみ・長期持続効果最優先・手術リスクを許容できる方

※料金はあくまで一般的な目安(税込)です。施術内容・照射範囲・使用機器により異なります。必ずカウンセリングでご確認ください。

スレッドリフトの詳細はこちら

「向いていない」と感じたら受けるべきカウンセリングの活用法

「自分が向いていないかもしれない」と感じた場合、インターネット情報だけで判断を確定させてしまうのは早計です。実際には、医師が直接診察することで「向いているかどうか」の判断が変わるケースも少なくありません。

カウンセリングを最大限に活用するために、以下の項目を事前に整理した上で臨むことをお勧めします。

  • 過去の施術歴を整理する:いつ・どこで・何本・どんな糸を使ったか。記録が残っていれば施術記録やカルテのコピーを用意すると診断の精度が上がります。
  • 服薬状況を申告する:市販薬・サプリメントを含む現在の服薬状況を正確に伝えてください。血液をサラサラにする成分(EPA・イチョウ葉エキス等)も影響することがあります。
  • 「向いていない場合の代替案」を必ず聞く:「向いていない」で話が終わらないようにしましょう。「では何が適していますか?」という質問を必ず用意してください。
  • リスクについて率直に質問する:「万が一、向いていない状態で施術した場合にどんなリスクがありますか?」という質問に正面から答えてくれる医師を選んでください。
  • 希望する仕上がりを具体的に伝える:「フェイスラインをシャープにしたい」「頬のたるみを引き上げたい」など、目標を具体化することで、代替施術の選択もより的確になります。
  • 複数院のカウンセリングを検討する:1院の見解だけで判断するのではなく、複数の医師の見解を聞くことで、より納得のいく選択ができる場合があります。
  • 「断ること」を厭わないクリニックを信頼する:「あなたには向いていません」と正直に伝えるクリニックは、患者の利益を最優先にしている証拠です。どんな施術でも勧めるクリニックより、この姿勢を持つ医師のほうが信頼に値します。

糸リフトに向いていない方の料金・施術選択の考え方

「糸リフトを受けたかったけれど向いていないと言われた」という状況で、代替施術の費用を目の前にすると、「それでも糸リフトのほうが安いし試してみよう」と考える方もいらっしゃいます。しかし、適応外の状態での施術は、費用対効果という観点からも慎重に考える必要があります。

適応外での糸リフト施術が引き起こしやすいリスクとして、①効果がほとんど出ない(数週間〜数ヶ月で元に戻る)、②引きつり・非対称などのトラブルが生じる、③修正・トラブル対処にさらなる費用がかかる、④次の施術選択を複雑にする(残糸問題)——といったケースが挙げられます。結果として、最初から代替施術を選んだ場合より多くの費用と時間を費やすことになる例も少なくありません。

代替施術 料金目安(税込) 備考
HIFU(ウルセラ・ウルトラセル等) 150,000〜400,000円程度 照射ライン数・エリアにより変動
リフトアップサーマクールFLX 200,000〜450,000円程度 照射エリア・ショット数により変動
外科的フェイスリフト(切開リフト) 500,000〜1,500,000円程度 術式・範囲・麻酔代により大きく変動
ヒアルロン酸注入 50,000〜150,000円程度 部位・使用量・製剤の種類により変動
ベビーコラーゲン注入 80,000〜200,000円程度 注入量・エリアにより変動

※上記はあくまで一般的な目安(税込)です。クリニックの設定・施術内容により異なります。必ず事前のカウンセリングでお見積もりを確認してください。

クリニック・医師選びの基準

「糸リフトに向いていない」という状況では、特に信頼できる医師・クリニック選びが重要です。以下のポイントを参考にしてください。

  • 「向いていない」と正直に伝えてくれるクリニックを選ぶ:すべての相談者に施術を勧めるクリニックは、商業的優先度が高い可能性があります。適応外と判断したケースを正直に伝え、代替案を提示してくれるクリニックこそ信頼に値します。
  • 複数の施術選択肢を持つクリニックを選ぶ:糸リフトしか取り扱っていないクリニックでは、適応外の方への代替提案が限られます。HIFU・サーマクール・注入系など複数のリフトアップ施術を扱うクリニックのほうが、最適解を提案しやすい環境にあります。
  • カウンセリングに十分な時間を取るクリニックを選ぶ:適応の判断には、皮膚の状態・骨格・脂肪量・施術歴・持病などを総合的に確認する必要があります。数分の診察で即断するクリニックより、丁寧なカウンセリングを重視するクリニックを選んでください。
  • リスクを包み隠さず説明してくれる医師を選ぶ:「絶対に安全」「必ず効果がある」といった断定的な表現を使う医師には注意が必要です。リスクや不確実性についても正直に説明してくれる医師が、長期的に信頼できます。
  • アフターフォロー体制を確認する:万が一トラブルが生じた際の対応方針・連絡先・受診可能な時間帯などを事前に確認しておくことで、施術後の安心感が変わります。
  • 費用の透明性を確認する:施術費用の内訳・アフターケアが含まれるかどうか・追加費用が生じるケースについて、事前に明確な説明があるクリニックを選んでください。

よくある質問(FAQ)

Q重度のたるみがある場合、糸リフトは本当に向かないのですか?
A一般的に、重度の皮膚弛緩に対しては糸リフトの効果が出にくいとされています。糸の引き上げ力が皮膚の余剰量・重さに対して不十分となるためです。ただし「重度かどうか」の判断は主観的であり、実際に医師が触れて確認することが必要です。カウンセリングで現状を評価してもらうことが最初のステップです。
Q顔の脂肪が多いと糸リフトが効かない理由は何ですか?
A脂肪量が多いと、挿入した糸が組織を引き上げても脂肪の重量による下向きの力に抗しきれず、引き上げ効果が短命になりやすいことがあります。また、コグが脂肪を引き裂きながら移動する「チーズワイヤー効果」が起きやすくなるとされています。脂肪量が多い場合は、脂肪へのアプローチを先行させるか、HIFUなど収縮系施術への切り替えが提案されることが多いです。
Q「向いていない」と言われたらどうすればよいですか?
Aまず、「なぜ向いていないのか」の理由を医師に確認してください。理由が明確になれば、代替施術の選択も具体的になります。「向いていない」は「何もできない」ではなく「別の方法がある」の始まりです。複数のクリニックでカウンセリングを受けることも、判断の精度を高める有効な手段です。
Q過去に糸を入れたことがある場合、再施術はできますか?
A可能なケースと慎重な対応が必要なケースがあります。残存糸の種類・位置・量・周囲の線維化の程度などを医師がエコーや触診で確認した上で判断されます。「どこで何本入れたか分からない」という状況では特に慎重な対応が必要です。施術記録やカルテのコピーを用意してカウンセリングに臨むと診断精度が上がります。
Q糸リフト後に「効果を感じられなかった」のはなぜですか?
A主な原因として、①適応範囲を超えた状態での施術(重度のたるみ・脂肪量過多)、②本数・設計が不適切だった、③糸の種類が状態に合っていなかった、④施術者の技術力の問題、⑤術後のケア不足などが考えられます。「効果がなかった」という経験を次回のカウンセリングで具体的に伝えることで、原因の特定と適切な代替案提示につながります。
QHIFUやサーマクールは向いていない人でも受けられますか?
AHIFUやサーマクールは異物挿入を伴わないため、糸リフトに向いていない理由が「残糸の問題」「脂肪量」「たるみの程度」などである場合でも、適応になることが多いとされています。ただし、これらの施術にも固有の適応基準・禁忌事項があります。ペースメーカー・金属インプラントがある方、妊娠中の方などには使用できない場合があります。
Q外科的フェイスリフトと糸リフトの根本的な違いは何ですか?
A最大の違いは、外科的フェイスリフトは余剰な皮膚を物理的に切除し、SMAS筋膜を直接縫合・操作できる点です。糸リフトは皮膚を残したまま内側から引き上げるアプローチであるため、皮膚の余剰量が多い重度のたるみには対応が難しくなります。一方、外科的手術はダウンタイム・費用・外科的リスクが大幅に大きくなります。どちらが適しているかは状態・優先事項によって異なります。
Q50代・60代でも糸リフトの適応になることはありますか?
A年齢だけで適応を決めるものではありません。50代・60代の方でも、皮膚の状態・脂肪量・たるみの程度が糸リフトの適応範囲内であれば、施術が検討されるケースはあります。ただし、年齢が上がるにつれて皮膚の弾力・コラーゲン産生能力が低下するため、糸の本数・種類・設計においてより丁寧な計画が必要です。60代以上で重度のたるみがある場合は、外科的アプローチの検討も含めてカウンセリングで確認することをお勧めします。
Q向いていない人が無理に糸リフトを受けるとどうなりますか?
A主に①効果がほとんど出ない・すぐに元に戻る、②引きつり・非対称・えくぼ状の変形が生じる、③残糸が新たな施術の妨げになる、④感染・炎症リスクの上昇——といった問題が生じやすくなります。修正対処に追加費用と時間を要するだけでなく、次の施術選択が複雑になるリスクもあります。適応外での施術は「費用の無駄」に留まらず、医学的なリスクを伴うことを認識してください。
Q持病や服薬がある場合、必ず施術できないのですか?
A必ずしも施術不可とは限りません。持病の種類・重症度・服薬の内容によって個別に判断されます。例えば抗凝固薬の一時休薬が可能なケースや、かかりつけ医との連携のもとで施術できるケースもあります。大切なのは、すべての持病・服薬を正直に申告することです。申告せずに施術を受けることは、重大なリスクにつながる可能性があります。
Q「向いていない」と正直に教えてくれるクリニックをどう見分ければよいですか?
Aカウンセリング中に「リスク・デメリット・向いていない理由」について自ら積極的に説明してくれるか、「今の状態なら代替施術のほうが適切です」と他の選択肢を提案してくれるかを確認してください。「何でもできます」「必ず効果が出ます」という表現ばかりのカウンセリングは、注意が必要なサインです。
Q自分が向いているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?
A最も確実な方法は、実際に医師に顔を診てもらうカウンセリングです。インターネット上の情報やセルフチェックリストは参考にはなりますが、確定的な判断はできません。「向いているかどうか確認したい」という目的だけでも、カウンセリングを受けることに意義があります。フジイクリニック梅田では、施術を強要しない誠実なカウンセリングを心がけております。まずはお気軽にご相談ください。

スレッドリフトの詳細はこちら

まとめ|「向いていない」は終わりではなく、最適解への分岐点

この記事では、糸リフトに向いていない方の特徴を医学的根拠に基づいて詳しく解説しました。

  • 向いていない主な条件:重度のたるみ・脂肪量過多・過去の残糸・特定の持病や服薬・妊娠中・授乳中
  • なぜ向いていないのか:糸の物理的な把持力の限界・脂肪の重量への抗力不足・感染・異物反応リスクの上昇
  • 代替施術の選択肢:HIFU・サーマクール・外科的フェイスリフト・注入系施術など、それぞれに特性と適応がある
  • 最も重要なこと:正直なカウンセリングを行い「向いていない」と伝えられるクリニックを選ぶこと

「向いていない」という言葉は、あなたのリフトアップを諦める言葉ではありません。あなたの状態に最も適した施術を見つけるための、誠実な出発点です。フジイクリニック梅田では、正直なカウンセリングと豊富な選択肢で、お一人おひとりに最適なご提案をいたします。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

ドクターズインタビューはこちら


略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

コラム一覧に戻る