公開日: 2026年06月08日

更新日: 2026年06月02日

糸リフトでマリオネットラインを改善|大阪・梅田で自然な口元を取り戻す方法

目次

「口角が下がって、いつも不機嫌そうに見える」「マリオネットラインが目立ち始めて、疲れた印象を持たれてしまう」「笑っていないのに怒っているように見られる」——そんな悩みを抱える女性は、40代・50代を中心に少なくありません。

マリオネットラインは、口角から顎にかけて走る縦ジワのことです。ほうれい線と混同されることが多いですが、形成される部位・メカニズム・適切なアプローチがそれぞれ異なります。そして何より、この部位の変化が表情全体を暗く・老けて見せる大きな要因になるということを、多くの方が実感されています。

この記事では、糸リフト(スレッドリフト)によるマリオネットライン改善について、形成の原因・ほうれい線との違い・期待できる効果・ヒアルロン酸注入や口角ボトックスとの比較まで、医学的根拠に基づき丁寧にご説明します。施術をご検討される前に、正確な知識をもとに納得のいく判断をしていただくための情報をお届けします。

マリオネットラインとは?ほうれい線との違いと糸リフトのアプローチ

マリオネットラインとほうれい線の違い

マリオネットラインとほうれい線は、どちらも口元にできる線ですが、部位・形成原因・印象への影響が異なります。適切な施術を選ぶためにも、まず両者の違いを正確に理解することが重要です。

比較項目 マリオネットライン ほうれい線
部位口角から顎にかけての縦ジワ小鼻から口角にかけての溝・線
印象への影響「不機嫌・怒った・疲れた」印象に直結「老けた・くたびれた」印象
主な形成原因口角下制筋の収縮・頬〜顎周辺の下垂・骨格変化頬脂肪の下垂・皮膚弾力低下
適した主な施術糸リフト・口角ボトックス・ヒアルロン酸注入(組み合わせが有効)糸リフト・ヒアルロン酸注入

マリオネットラインが形成・深化する主な原因

  • 口角下制筋の過剰収縮:口角を下に引っ張る筋肉(口角下制筋)が加齢とともに収縮しやすくなり、口角が下がってマリオネットラインが形成・深化します。これがマリオネットラインとほうれい線の最大の違いであり、筋肉へのアプローチが必要な場合がある理由です。
  • 頬・顎周辺の脂肪下垂:頬の脂肪コンパートメントが重力に従って下方へ移動すると、口角の下に脂肪が乗りかかり、マリオネットラインをより深く・目立たせます。
  • 皮膚・真皮の弾力低下:コラーゲン・エラスチンの産生低下により、口元周辺の皮膚が薄く伸びやすくなります。縦ジワが定着しやすくなる要因のひとつです。
  • 骨格変化・顎骨の吸収:加齢とともに顎の骨が縮小し、口元周辺の軟部組織が余ることで、マリオネットラインが顕在化・深化します。
  • 口元周辺のボリュームロス:マリオネットライン周辺の皮下脂肪・ボリュームが減少すると、線がより立体的に目立つようになります。

糸リフト(スレッドリフト)がマリオネットラインに作用するメカニズム

【第1段階】物理的な引き上げ(施術直後〜)

コグ(棘)付きの糸が皮下組織に引っかかり、口角から顎にかけて下垂した組織を上方・外側方向へ機械的に引き上げます。マリオネットラインを形成している下垂した組織が持ち上がることで、縦ジワの緩和と口角の引き上がりが期待できます。

【第2段階】コラーゲン産生促進(挿入後数週間〜数ヶ月)

糸が体内で異物として認識されることで自然治癒反応が起き、糸の周囲にコラーゲン線維が新生されます。このコラーゲンが口元周辺の皮膚を内側から支え、ハリ・弾力の向上と引き上げ効果の持続に貢献します。

重要なご注意

マリオネットラインの原因には「筋肉の収縮(口角下制筋)」と「組織の下垂」の両方が関与するため、糸リフト単体で完全な改善を目指すことには限界がある場合があります。口角ボトックスやヒアルロン酸との組み合わせが、より総合的な改善につながることがあります。「マリオネットラインが完全に消える」ことは保証できません。個人差があります。

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糸リフトでマリオネットラインに期待できる主な効果

※以下はあくまで期待できる効果の例示です。皮膚の状態・年齢・マリオネットラインの深さ・糸の種類・本数・医師の技術によって個人差があります。すべての方に同様の結果が保証されるものではありません。

① マリオネットラインの浅化・縦ジワの緩和

口角から顎にかけて下垂した組織を糸で引き上げることで、マリオネットラインを形成している縦の溝・ジワが浅くなる効果が期待できます。「疲れた印象・不機嫌に見える」という表情への影響が軽減される可能性があります。

② 口角の引き上げ・下がった印象の改善

糸リフトによる口角周辺の組織引き上げにより、下がった口角が改善され、穏やかで若々しい口元の印象への変化が期待できます。ただし、口角下制筋の過剰収縮が強い場合は、口角ボトックスとの組み合わせが有効なケースがあります。

③ 頬〜顎にかけての輪郭リフトアップ

マリオネットライン改善のために頬〜下顎ライン周辺を引き上げることで、フェイスラインのシャープ化・ジョウルの改善・顔全体の輪郭のすっきりとした変化が同時に期待できます。ほうれい線の緩和にも副次的な効果が見込まれます。

④ ほうれい線・フェイスラインへの副次的な改善効果

マリオネットライン改善のために行う頬全体の引き上げは、同時にほうれい線の緩和・フェイスラインのシャープ化という副次的な変化をもたらす可能性があります。顔全体の印象が整う複合的な効果が期待できる点も糸リフトの特性のひとつです。

⑤ コラーゲン産生によるハリ・弾力の向上

糸の挿入が体内の治癒反応を促し、口元周辺のコラーゲン産生が活性化されます。引き上げ効果だけでなく、マリオネットライン周辺の皮膚のハリ感・弾力の向上も期待できます。糸が吸収された後もコラーゲンがしばらく残存し、持続的な効果に貢献します。

メリット・デメリット(マリオネットラインへの糸リフト)

メリット

  • 即効性がある:施術当日からマリオネットラインの変化が実感しやすく、機器系施術(ウルセラ・サーマクール)と比べて早期に効果が現れやすいです。
  • 口角の引き上げ効果:下がった口角が改善されることで、「不機嫌・疲れた」表情の印象が和らぎ、穏やかで若々しい口元が期待できます。
  • ほうれい線・フェイスラインとの同時改善:マリオネットライン改善と連動して、ほうれい線の緩和・フェイスラインのリフトアップという複合的な改善が期待できます。
  • コラーゲン産生による長期的な皮膚改善:糸が吸収された後もコラーゲンが口元周辺の皮膚を内側から支え、ハリ感の持続に寄与します。
  • 口角ボトックス・ヒアルロン酸との組み合わせが可能:筋肉・ボリューム・引き上げという異なるアプローチを組み合わせることで、マリオネットラインに対してより多角的な改善が期待できます。
  • 外科手術より身体への負担が少ない:局所麻酔で完結し、切開を伴うフェイスリフトのような全身麻酔・大きなダウンタイムが不要です。

デメリット・注意点

  • 筋肉の収縮には直接作用しない:マリオネットラインの原因のひとつである口角下制筋の収縮は、糸リフトでは直接改善できません。口角ボトックスとの併用が有効なケースがあります。
  • 「完全に消える」わけではない:深く刻まれたマリオネットラインは、引き上げだけでは解消されないケースがあります。ヒアルロン酸との組み合わせが必要な場合もあります。
  • 持続期間に限りがある:糸の素材によりますが一般的に1〜3年程度が目安で、再施術が必要です。
  • 術後の口元の引きつれ感:会話・食事・笑いの際に口元の引きつれ感を感じることがあります。多くは数週間以内に落ち着きますが個人差があります。
  • 医師の技術差が大きい:マリオネットラインへのアプローチは、口角・頬・下顎ラインの立体的な解剖構造への深い理解が必要です。経験の浅い術者を選ぶと、不自然な仕上がり・左右差・効果不足のリスクがあります。

⚠ 単一施術への過信よりも、複合アプローチの検討を

マリオネットラインは、ほうれい線より形成原因が複雑です(筋肉・下垂・ボリュームロス・骨格変化の複合)。糸リフト単体ですべてに対応しようとするより、カウンセリングで原因を正確に診断し、口角ボトックス・ヒアルロン酸・ウルセラなどとの組み合わせを含めた最適なプランをご提案できるクリニックを選ぶことが重要です。

施術の流れ

マリオネットラインへの糸リフトは以下のステップで進みます。

STEP 1|初診・カウンセリング

医師がマリオネットラインの深さ・形成原因(筋肉の収縮度合い・脂肪の下垂量・ボリュームロスの有無・骨格の特徴)を詳細に診察します。マリオネットラインは原因が複合的なため、「糸リフト単体で改善できるか」「口角ボトックス・ヒアルロン酸との組み合わせが必要か」も含めた最適な施術プランをご提案します。信頼できる医師は原因を正確に見極め、過剰な本数提案をせず、リスクを含め誠実に説明してくれます。

STEP 2|デザイン設計・マーキング

糸の挿入ルート・引き上げ方向・角度を立体的に設計し、顔にマーキングを行います。マリオネットライン改善では、口角の位置・頬の脂肪の分布・下顎ラインとのバランスを三次元的に把握した設計が不可欠です。この工程の精度が、仕上がりの自然さと口角の改善度に直結します。

STEP 3|局所麻酔

麻酔クリームを塗布した後、局所麻酔注射を行います。麻酔が効いた状態で施術を進めるため、施術中の痛みは最小限に抑えられます。麻酔注射時に一時的なチクっとした感覚を覚えることがあります。

STEP 4|糸の挿入・引き上げ

細いカニューレを使い、設計に沿って糸を挿入します。コグ(棘)付きの糸が皮下組織に引っかかり、マリオネットラインの原因となっている口角〜顎周辺の下垂した組織を上方へ引き上げます。マリオネットライン改善を目的とした施術では、両側で4〜8本前後が使用されることが多いですが、たるみの程度・範囲・希望する仕上がりによって個別に異なります。施術時間は麻酔後30〜50分程度が目安です。

STEP 5|アフターケア・術後指導

施術後は冷却処置を行い、帰宅後の注意事項(激しい運動・サウナ・飲酒・大きく口を開ける動作・顔のマッサージの制限期間など)をご説明します。術後1〜2週間程度は口元への強い圧迫・大きな表情動作は避けていただくことをお勧めします。

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ダウンタイム・副作用・術後の注意点

主なダウンタイム症状と期間の目安

症状 程度の目安 改善までの目安期間
腫れ軽度〜中程度3日〜1週間程度
内出血出る場合と出ない場合あり1〜2週間程度
口元・頬の引きつれ感会話・食事・笑い時に感じやすい2〜4週間程度で落ち着くことが多い
左右差腫れの引き方に差が出ることがある腫れが引くと自然に整うことが多い
口角周辺の違和感引っ張られるような感覚2〜3週間程度で改善することが多い
ディンプル(皮膚の凹凸)術直後に一時的に出ることがある数日〜2週間程度で改善

⚠ すぐに受診が必要なサイン

  • 強い痛みや腫れが術後数日後も悪化・継続している
  • 糸の先端が皮膚から露出している
  • 患部の熱感・発赤・化膿の兆候がある
  • 口元や頬に麻痺のような感覚がある

フジイクリニック梅田では術後のフォロー体制を整えております。気になる症状が現れた際は遠慮なくご連絡・ご来院ください。

糸の本数と料金相場(マリオネットライン改善)

マリオネットライン改善のための糸リフト:必要本数と費用の目安

マリオネットラインの程度・状態 目安本数(両側) 料金目安(税込)
軽度(30代後半〜40代前半・目立ち始めた段階)4〜6本15万〜25万円程度
中程度(40代・口角の下がりも伴う段階)6〜10本25万〜40万円程度
中〜重度(50代・深い縦ジワ・広範囲のたるみ)10〜16本40万〜70万円程度

※料金はあくまでも目安です。使用する糸の素材・グレード・本数・クリニックによって異なります。口角ボトックス・ヒアルロン酸との組み合わせを行う場合は別途費用が加算されます。詳細はカウンセリングにてご案内いたします。

「本数が多ければ良い」ではありません

マリオネットライン改善への糸リフトで最も重要なのは、適切な位置に・適切な素材の糸を・適切な本数だけ配置する設計力です。過剰な本数はかえって不自然な口元・長いダウンタイムのリスクを生みます。「何本入れますか?」という質問への医師の答えが、その医師の誠実さを測る指標のひとつになります。

糸リフトとマリオネットラインに効く他施術の比較

マリオネットライン改善を目的とした場合、糸リフト以外にも複数のアプローチがあります。それぞれの特性と、組み合わせの有効性を正確に理解することが重要です。

項目 糸リフト(スレッドリフト) ヒアルロン酸注入(マリオネットライン) ウルセラ(HIFU) 口角ボトックス
マリオネットラインへの主な作用 組織の下垂を物理的に引き上げ縦ジワを浅くする 縦ジワの溝を直接充填して目立ちにくくする SMAS層を熱凝固し頬〜口元周辺を収縮・引き上げる 口角を下に引く口角下制筋の収縮を抑制し口角を上げる
口角への効果 ◎ 引き上げにより口角改善が期待できる △ 溝の充填によって見た目上は改善 △ 頬全体の収縮により間接的な改善 ◎ 筋肉の収縮を直接緩和し口角上げに特化
効果の即効性 ◎ 施術当日から実感しやすい ◎ 注入直後から変化を実感 △ 3〜6ヶ月後に徐々に現れる ○ 効果は数日〜1週間で現れる
持続期間の目安 1〜3年程度(素材による) 6〜18ヶ月程度(部位・製剤による) 1〜2年程度 3〜6ヶ月程度
ダウンタイム 1〜2週間程度(腫れ・内出血) ほぼなし〜数日(内出血が出る場合あり) ほぼなし〜数日程度 ほぼなし〜数日程度
料金目安(税込) 15万〜70万円程度(本数による) 3万〜15万円程度(部位・量による) 20万〜50万円程度 3万〜8万円程度
こんな方に向く 組織の下垂が主因・即効性重視・口角〜顎の輪郭も改善したい方 溝の充填が主目的・DTを最小化したい方 DTを避けたい・SMAS層からのリフトアップを求める方 筋肉の収縮による口角下がりが主因の方・糸リフトとの組み合わせに有効

※料金・効果・ダウンタイムはあくまでも目安です。個人差があります。

マリオネットラインは「複合アプローチ」が最も効果的なことが多い

「下垂を引き上げる(糸リフト)+筋肉の収縮を緩和する(口角ボトックス)+溝を充填する(ヒアルロン酸)」という3方向のアプローチを組み合わせることで、マリオネットラインに対して最も総合的な改善が期待できます。何を組み合わせるかはカウンセリングにて診察の上でご提案します。

30代後半〜50代後半女性のよくある不安

「糸リフトでマリオネットラインは本当に改善できるのか?」

「引き上げてもマリオネットラインは消えないのでは?」というご不安はもっともです。組織の下垂が主因のマリオネットラインには糸リフトが有効なアプローチになりますが、筋肉の収縮が強い場合は口角ボトックスとの組み合わせが有効です。「完全に消える」ものではなく、改善・緩和が期待できる施術であることをご理解の上、カウンセリングにてご自身の原因を確認することをお勧めします。

「ヒアルロン酸注入との違いは?どちらが向いているか?」

ヒアルロン酸はマリオネットラインの溝を直接埋める対症療法的アプローチ、糸リフトは組織の下垂という原因を引き上げる根本的アプローチです。多くのケースでは両方を組み合わせることが最も効果的です。カウンセリングにて診察の上でご提案します。

「口角ボトックスとの違いは?組み合わせはできるか?」

口角ボトックスは口角を下に引く筋肉(口角下制筋)の収縮を抑制し、口角の下がりを直接改善する施術です。糸リフトが「組織の引き上げ」に作用するのに対し、口角ボトックスは「筋肉へのアプローチ」です。両方の施術を組み合わせることで、マリオネットラインへの多角的な改善が期待できます。

「不自然に引っ張られた口元にならないか?」

適切な本数・引き上げ角度・経験ある医師による口角周辺の立体的な設計であれば、過度な引き上がりを避けた自然な仕上がりを目指すことは可能です。カウンセリングで希望の仕上がりイメージを丁寧に共有することが最も重要なステップです。

クリニック選びの基準

マリオネットラインへの糸リフトは、形成原因の複雑さ(筋肉・下垂・ボリュームロスの複合)から、医師の診断力・設計力・複合的な施術提案力が仕上がりに直結します。以下の観点から総合的に判断することをお勧めします。

  • マリオネットライン改善の実績・症例数:口角・頬・下顎ラインの三次元的な解剖構造を理解した医師の症例写真で実績を確認してください。
  • 複合施術の提案力:「糸リフト単体でできること・できないこと」を正直に説明し、口角ボトックス・ヒアルロン酸との組み合わせを適切に提案できる医師を選んでください。
  • 使用する糸の種類・選択肢:PDO・PCL・PLLAなど素材別・コグ形状別に複数の選択肢を持ち、患者の状態に応じて使い分けられる医師かどうか。
  • カウンセリングの誠実さ:過剰な本数を提案せず、マリオネットラインの原因を正確に見極めた上でリスクも含め正直に説明してくれる医師を選んでください。
  • 術後フォロー体制:トラブル発生時に速やかに対応できる体制が整っているかどうかを確認しましょう。
  • 料金の透明性:施術費用・麻酔費・組み合わせ施術費用などが事前に明確に提示され、突然の追加費用が発生しないクリニックかどうか。
  • 直接カウンセリングで判断:ネット上の情報だけでなく、実際のカウンセリングで医師の診断力・説明の誠実さを直接確かめることが最も重要です。

よくある質問(FAQ)

Q. 糸リフトでマリオネットラインはどのくらい改善が期待できますか?

A. マリオネットラインの深さ・形成原因(組織の下垂が主か・筋肉の収縮が強いか)・糸の本数・医師の設計力によって大きく異なります。組織の下垂が主因の場合は改善効果が期待できますが、筋肉の収縮が強い場合は口角ボトックスとの組み合わせが有効です。「完全に消える」ものではなく、緩和・改善が期待できる施術です。カウンセリングにて現状を診察し期待できる範囲を丁寧にご説明します。

Q. マリオネットラインとほうれい線の違いを教えてください。それぞれに適した施術は違いますか?

A. ほうれい線は小鼻から口角にかけての線で、頬の脂肪下垂が主な原因です。マリオネットラインは口角から顎にかけての縦ジワで、筋肉の収縮・組織の下垂・ボリュームロスの複合が原因です。両者とも糸リフトがアプローチできますが、マリオネットラインは口角ボトックスとの組み合わせが特に有効なケースが多い点が異なります。カウンセリングで原因を見極めた上でご提案します。

Q. マリオネットラインへの施術で必要な本数の目安を教えてください。

A. 両側で4〜10本前後が一般的なケースとして多い範囲です。マリオネットラインの深さ・口角の下がり程度・頬のたるみ範囲・使用する糸の素材によって異なります。本数より適切な位置への設計が最も重要です。カウンセリングにて個別にご提案します。

Q. 効果の持続期間は?素材によって違いはありますか?

A. 素材によって目安が異なります。PDO糸は約6〜12ヶ月、PCL糸は約1〜2年、PLLA糸は約1.5〜3年程度が一般的な目安とされています。糸吸収後も産生されたコラーゲンが一定期間効果を補います。加齢は継続するため定期的なメンテナンスをお勧めしています。

Q. 痛みはどの程度ですか?

A. 局所麻酔下で行うため施術中の痛みは最小限です。麻酔注射時に一時的なチクっとした感覚があります。術後は口元・頬の引きつれ感・軽い鈍痛を感じる場合がありますが、多くは数日〜1週間程度で改善されます。

Q. ダウンタイム中は仕事・外出に影響しますか?

A. 多くの方は翌日からファンデーションでカバーしながら外出されています。ただし口元の引きつれ感は会話・食事時に感じやすいため、重要なご予定(接客・プレゼン・食事会など)がある場合は1〜2週間の余裕を持つことをお勧めします。

Q. ヒアルロン酸注入と糸リフト、どちらがマリオネットラインに向いていますか?

A. 組織の下垂が主因の場合は糸リフト、溝の充填が主目的の場合はヒアルロン酸が適しています。多くのケースでは両方を組み合わせることが最も総合的な改善につながります。カウンセリングにて原因を診察した上でご提案します。

Q. 口角ボトックスと組み合わせることはできますか?

A. 可能です。糸リフトが「組織の引き上げ」、口角ボトックスが「口角下制筋の収縮緩和」という異なるアプローチで作用するため、組み合わせることでより総合的なマリオネットライン・口角下がりの改善が期待できます。詳細はカウンセリングにてご相談ください。

Q. ウルセラやサーマクールと組み合わせることはできますか?

A. 可能です。糸リフトが皮下組織を物理的に引き上げるのに対し、ウルセラはSMAS層・サーマクールは真皮層に作用するため、作用層が異なります。組み合わせることで多層的なアプローチが期待できます。詳細はカウンセリングにてご相談ください。

Q. 糸が溶けた後にマリオネットラインが元に戻ることはありますか?

A. 糸が吸収されると引き上げ力は徐々に弱まりますが、施術前より急激に悪化することは通常ありません。産生されたコラーゲンがしばらく皮膚を支えます。加齢は継続するため定期的なメンテナンスが長期的な維持につながります。

Q. 妊娠中・授乳中の施術は可能ですか?

A. 安全性が確立されていないため原則としてお断りしています。出産・授乳終了後に体調が安定してからご相談ください。

Q. マリオネットラインに糸リフトが向かないケースはありますか?

A. マリオネットラインの主な原因が「口角下制筋の強い収縮」である場合は、糸リフトより口角ボトックスの方が直接的なアプローチになります。また、マリオネットライン周辺のボリュームロスが主因の場合はヒアルロン酸注入が先に適切なこともあります。重度のたるみで皮膚の余剰量が非常に多い場合は外科的フェイスリフトの適応となることもあります。カウンセリングにて診察の上で正直にお伝えします。

まとめ

  • マリオネットラインは口角から顎にかけての縦ジワで、ほうれい線とは部位・原因・適した施術が異なります。「不機嫌・疲れた」表情の印象に直結する悩みです
  • 形成原因は筋肉の収縮・組織の下垂・ボリュームロス・骨格変化の複合で、単一施術より複合アプローチが最も効果的なことが多いです
  • 糸リフトは「組織の下垂」という原因にアプローチし、口角の引き上げ・縦ジワの緩和・顎ラインのシャープ化が期待できます
  • 口角ボトックス(筋肉へのアプローチ)+ヒアルロン酸(溝の充填)との組み合わせで最も総合的な改善が期待できます
  • 医師の診断力・設計力・複合施術の提案力が仕上がりに直結するため、クリニック選びが最も重要な判断です
  • 最適なアプローチはお一人おひとりの原因・状態によって異なります。カウンセリングにて診察の上で丁寧にご提案します

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この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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