二重あごは脂肪とたるみのどちらが原因?HIFUで整える見極め方と対処

目次

体重はほとんど変わっていないのに、いつのまにかあご下の輪郭がぼやけてきた。写真を横から撮られると、思っていたよりもあごと首の境目が曖昧に見える。二重あごのご相談は、こうした「体型の変化とは連動しない気づき」から始まることが少なくありません。ここで大切なのは、あご下のふくらみには皮下脂肪の厚みが主な原因になっているタイプと、皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因になっているタイプがあり、両者が混ざっている場合もあるということです。原因が違えば、適している方向も変わります。この記事では、ご自身で確かめられる四つの見分け方を示したうえで、ゆるみが関わるタイプに用いられるHIFU(高密度焦点式超音波・ウルトラセルQ+)という選択肢について、期待できる変化の範囲、経過、料金の考え方、医師選びの視点まで順に整理します。

二重あごとは?あご下で起きている二つの変化

二重あごは、あごの下に横向きの陰やふくらみが生じ、あごと首の境目が一本の線として見えにくくなった状態を指す言い方です。医学的な診断名ではなく、見え方を表す言葉であるため、同じ「二重あご」という言葉のなかに、成り立ちの異なる状態が同居しています。

あご下の構造は、表面から順に皮膚、皮下脂肪、薄い筋層、そのさらに深い層に唾液腺や舌骨まわりの組織が重なっています。この層構成のどこにボリュームが増えたのか、あるいはどこが支えを失ったのかによって、外から見える陰の出方が変わります。

皮下脂肪の厚みが増えるという変化

ひとつは、あご下の皮下脂肪そのものが厚くなる変化です。体重の増加に伴って生じることもありますが、あご下は面積が小さいため、全身では数キロの範囲の増減でも、見え方としては大きく変わって感じられます。指でつまむと明らかな厚みがあり、体重の増減と輪郭の変化がおおむね連動する傾向があります。

皮膚と皮下組織が支えを失うという変化

もうひとつは、皮膚の弾力や皮下組織の支持力が低下し、もともとあった脂肪や組織が下方へ移動して、あご下にたまって見える変化です。こちらは体重と連動しません。むしろ減量したあとに「あご下だけは残った」「かえって皮膚のゆるみが目立つようになった」と感じられることもあります。年齢とともに真皮のコラーゲンが減り、皮膚を支える線維性の構造がゆるむことが背景にあります。

※このほか、姿勢や舌骨の位置、一時的なむくみ、骨格としてのあごの前後の位置なども、あご下の見え方に影響します。次の章で、ご自身で確かめられる手順として整理します。

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脂肪が主かゆるみが主か|ご自身で確かめる四つの見分け方

診察では触診と皮膚の可動性、骨格のバランスをあわせて判断しますが、ご相談の前に見当をつけておくと、カウンセリングでの質問が具体的になります。鏡と手鏡、横から撮った写真を用意して、次の四つを順に確かめてみてください。

見分け方1|つまんだときの厚み

あご先の裏側から首の上部にかけて、親指と人差し指で軽くつまみます。指のあいだにしっかりした厚みを感じ、皮膚だけでなく中身のあるふくらみとしてつまめる場合は、皮下脂肪の量が関わっている可能性が高くなります。逆に、つまめるのは薄い皮膚だけで、中身の厚みをほとんど感じない場合は、ゆるみ側の要素が主になっていると考えられます。

見分け方2|上を向いたときに輪郭線が出るか

あごをゆっくり上げ、天井を見る姿勢をとります。この動きで皮膚が伸ばされるため、あごと首の境目が一本の線として現れるかを確認します。はっきりと線が出る場合は、皮膚が伸ばされれば輪郭が回復する状態であり、支えのゆるみが関わっていると推測できます。上を向いても厚みが残り、線がはっきりしない場合は、ボリューム側の要素が大きいと考えられます。

見分け方3|つまんで離したときの戻り方

あご下の皮膚をやさしくつまみ、そのまま二秒ほど保ってから離します。すぐに元の面に戻るのか、しばらく折り目が残るのかを見ます。折り目がしばらく残る、あるいは戻り方がゆっくりであるほど、皮膚の弾力の低下が関わっていると考えられます。これは厚みの有無とは独立した指標であり、厚みがある方でも同時に弾力の低下を抱えていることは珍しくありません。

見分け方4|姿勢を正したときの変化

椅子に浅く座り、頭が前に出た姿勢と、胸を開いて頭を引いた姿勢の二通りで、横からの写真を撮り比べます。頭が前に出ると、あご下の皮膚と組織はたわみ、陰が濃く写ります。姿勢を正すと陰が大きく減る場合は、日常の頭の位置が見え方に強く影響していることになります。長時間の画面作業が続く方では、この差が想像以上に大きく出ることがあります。

四つのうち、1と2で厚み側の所見が優勢なら脂肪が主なタイプ、2と3でゆるみ側の所見が優勢ならゆるみが主なタイプ、両方が混ざる場合は混在タイプとして整理できます。脂肪が主なタイプに対して脂肪そのものを減らす方向の施術をどう設計するかは、別の記事で扱っています。ここからは、ゆるみが関わるタイプに用いられるHIFUについて述べていきます。

HIFU(ウルトラセルQ+)で期待できる変化と範囲別の目安

HIFUは高密度焦点式超音波の略称で、超音波のエネルギーを皮膚の内部の一点に集め、そこで熱を発生させる仕組みです。虫めがねで光を集めると焦点だけが熱くなるのと似た考え方で、表面を切らずに、狙った深さにだけ小さな熱の点をつくります。熱が加わった部位では、その後の数週間から数か月にかけて組織が引き締まる反応と、コラーゲンの産生が促される反応が生じると考えられています。

ウルトラセルQ+は、照射の深さが異なるカートリッジを差し替えて使う設計になっている機器です。あご下では、浅い深さ(皮膚に近い層)と中間の深さ、そして支持組織に近い深い層を、部位に応じて組み合わせます。どの深さをどれだけ使うかは、皮膚の厚みと脂肪の量、ゆるみの程度によって変わるため、同じ「あご下」でも設計は一人ずつ異なります。

※超音波を用いる引き締め治療には複数の機種があり、点状に熱を届けるという原理は共通していますが、カートリッジの構成や照射のリズム、扱える深さの組み合わせは機種ごとに異なります。機種ごとの違いや、高周波を用いる機器との作用層の比較は、それぞれ別の記事で扱っています。

あご下の中央(あご先の裏側からのどもとへ)

あご下の中央は、横から見たときにもっとも陰が出やすい場所です。この範囲では、皮膚に近い層で表面の質感を整え、やや深い層で支えを補う組み合わせが選ばれることが多くなります。期待できるのは「面としての引き締まり」であり、あごと首の境目がわずかに明確になる、横顔のラインがなだらかにつながる、といった変化が目安になります。

下顎縁に沿った左右の範囲

あごの骨の縁に沿った左右の範囲は、正面から見たときの輪郭にも関わります。あご下だけを扱うと、ここに段差が生じて不自然に見えることがあるため、中央から左右へ連続させる設計が基本になります。なお、正面から見た輪郭線そのものを主題にした照射の設計については、別の記事で詳しく扱っています。

首の上部との境界

あご下と首はひと続きの面です。あご下だけで照射を止めると、境目に不自然な段差が出ることがあるため、首の上部へ少し範囲を広げて自然につなぐ配慮が必要になります。ただし首の前面の中央には甲状腺や大きな血管、神経が走っているため、この部分は照射の対象から外します。範囲を「どこまで当て、どこからは当てないのか」を説明できるかどうかは、医師を見極めるうえでの目安になります。

変化が分かりにくいケース

次のような場合、引き締めを目的とした照射では変化が分かりにくいことがあります。

  • あご下の皮下脂肪の厚みが主な原因になっている場合(ボリュームそのものは熱による引き締めでは減りにくいため)
  • 皮膚の余りが大きく、支えを補う範囲を超えている場合
  • 骨格としてあごが後方にある、あるいは舌骨の位置が低いなど、構造が影響している場合
  • 評価の時期が早い場合(照射後の変化は数か月かけて現れるため)
  • 日常の姿勢による見え方の差が大きく、比較の条件がそろっていない場合

メリット・デメリット

あご下への照射を検討するうえで、期待できる点と、あらかじめ理解しておきたい点を並べます。

  • 切開を伴わないため、包帯や抜糸などの管理が不要で、日常への影響を小さく保ちやすい
  • 狙った深さにだけ熱を届ける設計のため、表面への負担を抑えながら深い層に働きかけられる
  • 照射の深さとショット数を範囲ごとに調整できるため、左右差や段差に配慮した設計が可能
  • 首の上部まで連続させることで、横顔の印象を面としてとらえた調整が期待できる
  • 同日にメイクを戻せることが多く、予定の合間に受けやすい

一方で、次の点は施術前に理解しておく必要があります。

  • 変化は緩やかで、照射の翌日に輪郭が変わるものではありません。評価に適した時期は二〜三か月後です
  • 引き締めを目的とした施術であり、脂肪の量そのものを減らすことを目的とはしていません
  • 皮膚の余りが大きい場合は、期待に届きにくいことがあります
  • 一度の照射で永続するものではなく、半年から一年を目安とした再照射が前提になります
  • 照射数や範囲が極端に少ない設定では、期待する変化に届かないことがあります。料金の安さのみを基準に選ぶと、範囲や照射数が絞られている場合があるため、内訳の確認が欠かせません

施術の流れ

初回の来院から施術当日までの流れを、医師選びの視点とあわせて示します。

ステップ1|診察と原因の見立て

触診で皮下脂肪の厚みと皮膚の可動性を確認し、あごの骨の位置、舌骨の高さ、姿勢の癖まであわせて評価します。ここで「厚みが主なのか、ゆるみが主なのか」を言葉で説明してもらえるかどうかが、その後の納得を大きく左右します。原因の説明を省いてすぐに照射数の見積もりへ進む場合は、いったん保留にして構いません。

ステップ2|範囲と深さ、ショット数の設計

あご下の中央、下顎縁に沿った左右、首の上部との境界という三つの範囲について、どの深さをどれだけ使うのかを決めます。あわせて、照射の対象から外す領域(首の前面の中央など)も確認します。総ショット数だけでなく、深さごとの内訳まで示されるかどうかが、設計の丁寧さの目安になります。

ステップ3|撮影による記録

あご下は正面からは見えにくい部位です。側面と斜め四十五度からの撮影が欠かせません。あわせて、顔の向きと姿勢、照明の条件をそろえておきます。二〜三か月後に同じ条件で撮り直せるよう、椅子の位置や距離まで記録しておく施設もあります。

ステップ4|照射

クレンジングのあと、ジェルを塗布して照射します。あごを軽く上げた姿勢をとり、範囲ごとにカートリッジを替えながら進めます。あご下は皮膚が薄く、骨の縁や曲面が多いため、機器の当て方を細かく変えながら密着を保つ操作が必要です。所要時間は範囲によりますが、あご下と首の上部で二十分から四十分程度が目安です。

ステップ5|アフターケアと効果判定の予約

保湿と日焼け止めの案内を受け、当日からメイクが可能かを確認します。そして、この段階で二〜三か月後の効果判定の来院を予約しておくことをおすすめします。緩やかな変化は鏡では認識しにくいため、同じ条件の写真と、第三者の視点を通した確認の場を用意しておくことが、納得につながります。

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ダウンタイム・副作用・注意点

熱を用いる施術であるため、施術後には一時的な反応が生じます。多くの方に見られる想定内の反応と、頻度は低いものの対応を要する症状を分けて把握しておくと、慌てずに判断できます。

多くの方に見られる想定内の反応

  • 赤み・ほてり…照射直後から当日中に落ち着くことが多い反応です
  • 軽いむくみ…翌朝にあご下が重く感じられることがあります。数日で和らぐのが一般的です
  • 押したときの鈍い痛み…あご下や首の上部を指で押すと響くような感覚が、数日から一〜二週間続くことがあります
  • 一時的な感覚の変化…照射範囲の皮膚がわずかに鈍く感じられることがあり、多くは数週間で戻ります
  • 軽い内出血…細い血管に熱が及んだ場合に生じることがあり、一〜二週間で吸収されます

頻度は低いが対応を要する症状

  • 水疱や熱傷…表面に熱が集まりすぎた場合に生じ得ます。当日から翌日にかけて強い痛みや皮膚の変化がある場合は受診してください
  • 炎症後の色素沈着…照射後の皮膚に刺激や紫外線が加わった場合に起こり得ます。遮光と保湿が予防につながります
  • 表情の動かしにくさ…運動神経に熱が及んだ場合に、口角の動きに左右差が出ることがあります。多くは時間とともに回復しますが、気づいた時点での受診が必要です
  • 硬結…皮下にしこりのような硬さが残ることがあります。経過を見て判断します
  • 左右差…もともとの骨格や照射の配分によって生じ得ます。二〜三か月後の評価時に相談してください

受けられない場合と受診のタイミング

妊娠中・授乳中の方、照射範囲に炎症や感染がある方、日焼け直後の方、照射範囲に充填物や金属を含む医療材料が入っている方、ケロイド体質の方、甲状腺の疾患で治療中の方などは、適応を慎重に判断します。服用中の薬やこれまでに受けた施術は、必ず事前に申告してください。

受診の目安は、当日から翌日であれば強い痛み・皮膚の白変や水疱、数日以内であれば広がる赤みや発熱、一週間以降であれば表情の左右差や強い硬結、二週間以降であれば色素沈着や消えない痛みです。迷う場合は写真を撮って施設に連絡し、判断を仰ぐのが確実です。

料金相場と「価値」の考え方

HIFUの費用は、照射する範囲と総ショット数、使用するカートリッジの種類によって決まります。同じ「あご下」という表記でも、首の上部を含むのか、下顎縁に沿った左右を含むのかで、実際に扱う面積は大きく変わります。金額を比べる前に、範囲の定義とショット数を確認してください。

照射する範囲 ショット数の目安 料金の目安(税込) 見積もりで確認したい点
あご下のみ(中央) 約100〜200ショット 約30,000〜60,000円 下顎縁に沿った左右を含むのか、中央のみか
あご下+下顎縁(左右) 約200〜350ショット 約50,000〜100,000円 深さごとのショット数の内訳が示されるか
あご下+首の上部 約250〜400ショット 約60,000〜120,000円 首のどこまでを含み、どこからは当てないか
顔全体+あご下 約400〜700ショット 約90,000〜200,000円 「顔全体」に額・こめかみ・目のまわりが入るか
効果判定の再診 ― 0〜3,000円程度 二〜三か月後の再診が費用に含まれるか

※金額はいずれも一般的な目安(税込)であり、施設や範囲の定義、使用するカートリッジによって異なります。正確な費用は診察のうえでの見積もりをご確認ください。

費用を考えるうえでは、一回あたりの金額ではなく一年単位で見ることをおすすめします。引き締めを目的とした施術は、半年から一年を目安とした再照射を前提にするため、一年に一回受けるのか二回受けるのかで年間の負担は倍近く変わります。どの頻度なら続けられるかを先に決めてから範囲を選ぶと、途中で止めずに済みます。

あご下に用いられる施術の比較

あご下の悩みには複数の方向があります。原因のどこに働きかけるものなのか、という軸で並べると選びやすくなります。

項目 HIFU(ウルトラセルQ+) 高周波による引き締め スレッドリフト(糸リフト) 脂肪を減らす方向の施術
主な目的 深い層に点状の熱を届け、支えを補って引き締める 真皮を中心とした層を面としてあたため、肌の張りを整える 糸で組織を物理的に引き上げ、位置を移動させる 皮下脂肪の量そのものを減らす
働きかける対象 皮膚のゆるみと深い層の支持組織 皮膚の弾力と表面の質感 下がった組織の位置 脂肪細胞の量
変化を評価する時期 2〜3か月後 2〜3か月後 1か月前後(腫れが落ち着いたころ) 2〜3か月後
ダウンタイム 赤み・むくみ・押したときの痛みが数日〜2週間 赤み・ほてりが当日〜数日 腫れ・内出血・つっぱり感が1〜2週間 赤み・感覚の変化が数日〜2週間
料金の目安(税込) 約30,000〜120,000円 約100,000〜300,000円 約100,000〜400,000円 約50,000〜150,000円
こんな方に向く 上を向くと輪郭線が出る、つまめる厚みは少ない方 肌の張りの低下が気になり、面としての質感を整えたい方 皮膚の余りがあり、位置の移動を望む方 つまむと明らかな厚みがあり、体重と連動する方

※比較は一般的な傾向を示したものであり、個々の適応は診察により判断します。料金はいずれも目安(税込)です。

30代後半〜50代後半の方からよくいただく不安

「やったことが分かる顔になりませんか」

引き締めを目的とした照射は、輪郭の位置を大きく動かすものではなく、面としての張りを整える方向の施術です。そのため、周囲に気づかれるほど印象が変わることは多くありません。ご本人が写真を見比べて確認できる程度の変化を目標に置くのが現実的です。あご下だけを扱うと境目が目立つことがあるため、首の上部まで自然につなぐ設計が、違和感を避けるうえで重要になります。

「翌日から人に会う予定があります」

赤みは当日中に落ち着くことが多く、メイクで補える範囲にとどまるのが一般的です。ただし翌朝にあご下が重く感じられたり、襟が擦れて気になることがあります。大切な予定がある場合は、その一〜二週間前までに施術を終えておくと安心です。

「どのくらいの間隔で続けることになりますか」

半年から一年に一回を目安とする設計が一般的です。皮膚の状態や年齢、気になる程度によって間隔は変わります。二〜三か月後の効果判定の結果を踏まえて、次の時期を相談していく流れが望ましいでしょう。

「脂肪とゆるみの両方がある場合はどうしますか」

混在している場合は、どちらを先に扱うかを診察で相談します。厚みが大きい場合はボリューム側を先に整えたほうが、その後の引き締めの変化が分かりやすくなることがあります。逆に厚みがわずかであれば、引き締めから始める設計もあり得ます。順序と間隔をあらかじめ言葉にしてもらうことが大切です。

クリニック選びの基準

あご下は、原因の見立てが結果を大きく左右する部位です。次の点を目安に選ぶとよいでしょう。

  • 触診のうえで「厚みが主か、ゆるみが主か」を言葉で説明してくれるか
  • 照射する範囲と、照射しない領域の両方を説明できるか
  • 総ショット数だけでなく、深さごとの内訳まで見積もりに記載されるか
  • 側面と斜め四十五度からの撮影を、同じ条件で行う体制があるか
  • 二〜三か月後の効果判定の来院が、流れのなかに組み込まれているか
  • 適応でない場合に「この方向では期待に届きにくい」と伝えてくれるか
  • 脂肪側・ゆるみ側の両方の選択肢を扱っており、一方に誘導しない姿勢があるか

よくある質問(FAQ)

Q1. 二重あごは痩せれば解消しますか

皮下脂肪の厚みが主な原因になっているタイプでは、体重の減少に伴ってあご下の見え方が変わることがあります。ただし脂肪が減る順序は選べないため、あご下だけが先に変わるとは限りません。ゆるみが主な原因のタイプでは、減量しても輪郭が戻りにくく、かえって皮膚のゆるみが目立つ場合もあります。

Q2. HIFUの痛みはどの程度ですか

照射の瞬間に、骨に響くような鈍い刺激や、チリチリとした熱感を感じることがあります。あご下は皮膚が薄く骨が近いため、頬よりも響きやすい部位です。出力や照射のリズムの調整、外用麻酔や内服の鎮痛など、緩和の方法は複数あります。つらいと感じた時点で申し出てください。

Q3. 変化はいつごろ分かりますか

直後にはむくみによる一時的な変化が生じることがありますが、これは施術の結果ではありません。評価に適した時期は二〜三か月後です。半年ごろまで緩やかな変化が続くこともあります。

Q4. 何回くらい受けることになりますか

一回の照射で経過を評価し、その結果を踏まえて次を判断する流れが一般的です。維持を目的とする場合は、半年から一年に一回を目安とします。回数をまとめて契約する前に、一回分の結果を確認してから決めるほうが納得につながります。

Q5. 首まで一緒に照射したほうがよいのでしょうか

あご下と首はひと続きの面であるため、境目に段差が出ないよう首の上部まで範囲を広げる設計が望ましい場合があります。ただし首の前面の中央は照射の対象から外します。範囲の取り方は診察で相談してください。

Q6. 姿勢を直せば二重あごは改善しますか

頭が前に出た姿勢では、あご下の組織がたわんで陰が濃く見えます。姿勢を整えることで見え方が変わる方は少なくありません。ただし姿勢の改善は、皮膚の弾力の低下や脂肪の量そのものを変えるものではないため、構造的な要素が関わる場合は別の対処が必要になります。

Q7. 他の施術と併用できますか

併用は可能なことが多いのですが、同日に重ねて行うと皮膚への負担が増すため、間隔をあけて順序を組むのが一般的です。深い層に働きかける施術を先に行い、数週間から一か月あけて表層側を扱う順序が選ばれることがあります。順序は診察で判断します。

Q8. 妊娠中・授乳中でも受けられますか

妊娠中および授乳中の方は、安全性が十分に確立していないため、施術の対象とはしていません。授乳を終えてからのご相談をおすすめします。

Q9. 顔がこけて見えるようになることはありますか

もともと皮下脂肪が薄い方に強い出力で広く照射した場合、頬のボリュームが減ったように感じられることがあります。厚みを触診で確認し、範囲と出力を調整することで避けられる部分です。心配な点は事前に伝えてください。

Q10. 50代でも期待できますか

年齢そのものが適応を分けるわけではなく、皮膚の余りの程度と厚みの状態で判断します。皮膚の余りが大きい場合は、熱による引き締めでは届きにくく、位置を移動させる方向の施術が適していることがあります。診察で範囲を見極めることが前提になります。

Q11. 30代で始めるのは早すぎませんか

皮膚の弾力の低下は少しずつ進むため、変化が小さい段階から維持を目的に受ける方もいらっしゃいます。一方で、あご下の悩みがむくみや姿勢によるものであれば、まず生活側の要因を整えることが先になります。原因の見立てから始めるのが合理的です。

Q12. 効果が感じられなかった場合はどうなりますか

まずは施術前の写真と同じ条件で撮影し直し、変化の有無を客観的に確認します。そのうえで、照射数が範囲に対して少なかったのか、原因の見立てが脂肪側だったのか、評価の時期が早かったのかを整理します。次の選択肢としては、範囲や照射数の見直し、別の方向の施術、経過を見て待つという判断があり得ます。

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まとめ

二重あごは、皮下脂肪の厚みが主な原因になっているタイプと、皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因になっているタイプに分かれます。出発点は施術を選ぶことではなく、どちらが主なのかを見極めることです。つまんだときの厚み、上を向いたときに輪郭線が出るか、つまんで離したときの戻り方、姿勢を正したときの変化という四つの確認は、ご自身でも見当をつける材料になります。

ゆるみが関わるタイプでは、深さの異なるカートリッジを組み合わせるHIFU(ウルトラセルQ+)が選択肢になります。期待できるのは面としての引き締まりであり、評価に適した時期は二〜三か月後です。照射する範囲と、あえて照射しない領域の両方を説明してもらい、側面と斜め四十五度の写真を残しておくこと。この二つが、納得のいく経過につながります。

厚みが主なタイプ、正面から見た輪郭線の設計、高周波を用いる機器での下顎縁の扱いについては、それぞれ別の記事で詳しく扱っています。ご自身がどのタイプに当てはまるか迷う場合は、まず診察で触診を受け、原因の見立てを言葉にしてもらうことから始めてください。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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