あご下の脂肪はクールスカルプティングでどう変わる?設計と経過を解説

目次

体重は大きく変わっていないのに、写真の横顔だけがどうも気になる。マスクを外したときや、うつむいて手元を見たときの自分の輪郭に、ふと目が留まる。あご下のふくらみは、面積としてはごく小さいにもかかわらず、顔全体の印象を左右する部位です。そして厄介なことに、食事制限や運動でここだけを狙って減らすことは容易ではありません。あご下のふくらみには、皮下脂肪の蓄積が主な原因であるタイプと、皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因であるタイプがあり、対処の方向がまったく異なります。この記事では、そのうち脂肪が主な原因であるタイプに絞り、クールスカルプティング(脂肪冷却)であご下を施術する場合に、どこをどう区切って当てるのか、何サイクル必要になるのか、経過はどう見ていくのかを整理します。効果には個人差があり、すべての方に同じ変化が生じるわけではありません。

あご下のふくらみは「脂肪」と「ゆるみ」で対処が変わる

あご下の悩みを扱ううえで、最初に必ず確認するのがこの切り分けです。ここを飛ばして施術を選ぶと、丁寧に受けても期待した変化に届かないということが起こります。

脂肪が主な原因のタイプ

あご下に皮下脂肪が厚く蓄積しているタイプです。あごを引いたときだけでなく、正面を向いた状態でも一定のボリュームがあり、指でつまむと厚みのある層をしっかりとつかめます。体重の増減とともにふくらみ方が変わることが多いのも特徴です。クールスカルプティングが対象とするのは、このタイプです

皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因のタイプ

脂肪の量は多くないものの、支える組織がゆるむことで皮膚がたわみ、あごと首の境目がぼやけて見えるタイプです。つまんでも厚みが乏しく、皮膚だけが薄く伸びる感触になります。上を向くとふくらみが目立たなくなり、正面を向くと戻るという見え方をすることもあります。このタイプは脂肪を減らしても輪郭の変化として実感しにくく、引き締めを目的とした別の方向の施術が適しています。当院では診察でこの見極めを行い、該当する場合はその旨をお伝えします。

両方が混在しているタイプ

実際には、40代以降の方ではこのタイプが少なくありません。脂肪の厚みもあり、同時に支える組織のゆるみも進んでいる状態です。この場合、脂肪の量を減らす施術と引き締めを目的とする施術を、順序と間隔を設計したうえで組み合わせることを検討します。どちらを先に行うかは、脂肪とゆるみのどちらがより強く見え方に関わっているかによって判断します

ご自身で確認するときの目安

  • 正面を向いた状態で、あご下を親指と人差し指でつまんでみる。厚みのある層がしっかりつかめれば脂肪の関与が大きいと考えられます
  • 上を向いて首を伸ばす。この姿勢でふくらみがほぼ消えるなら、ゆるみの関与が大きい可能性があります
  • 体重が3〜5kg増減したときに、あご下の見え方も連動して変わってきたかを振り返る
  • 側面から撮影した写真で、あごの先から首にかけての線が緩やかに膨らんでいるか、たわんで段になっているかを見る

※これらはあくまで目安であり、最終的な判断は診察で行います。首のリンパ節の腫れや甲状腺の病変など、美容以外の原因が隠れている場合もあるため、急に大きくなった、硬い、痛みを伴うといった場合は必ず医療機関でご相談ください。

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顎下の脂肪が落ちにくいと感じられる理由

「痩せてもここだけ残る」という声が多い部位です。その背景には、いくつかの事情が重なっています。

まず、体重の減少に伴って脂肪がどの順で減るかは、ご本人が選べるものではありません。全身の脂肪が減っていく過程で、顎下が後回しになる方は一定数いらっしゃいます。部分的に痩せるという発想そのものが、通常のダイエットでは成り立ちにくいというのが前提になります。

加えて、顎下は面積が小さいぶん、わずかな厚みの違いが見え方に大きく影響します。腹部であれば数ミリの差は気づかれませんが、顎下では横顔の線がはっきり変わります。逆にいえば、この部位は少量の脂肪の減少でも変化として認識されやすいということでもあります。小さな部位ながら施術の対象として選ばれやすいのは、この性質によるものです。

また、姿勢の影響も無視できません。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で頭が前に出る姿勢が続くと、あごと首の角度が浅くなり、同じ脂肪量でもふくらみが強調されて見えます。施術と並行して姿勢を意識することには、見え方の面での意味があります。

クールスカルプティングで顎下を施術するときの設計

クールスカルプティングは、皮下脂肪を冷却することで脂肪細胞に働きかける施術です。腹部や太ももといった広い部位と違い、顎下は狭く、曲面で、その下に重要な構造が隣接しているという条件があります。そのため、設計の考え方も独特です。ここでは顎下を4つの領域に分けて説明します。

領域1:あご先の裏側(オトガイ直下)

あごの先端のすぐ下にあたる部分です。ここに厚みがあると、横顔のあごの線が前方で丸く見えます。骨に近く、皮下脂肪の層が薄いことが多い領域のため、吸引の際に十分な組織を引き込めるかどうかを、施術前に必ず確認します。厚みが不足している場合は、この領域を施術範囲から外し、領域2に集中させる設計をとることがあります。

領域2:顎下の中央(もっとも厚みが出る部分)

あご下のふくらみの中心にあたる領域で、多くの場合ここが主役になります。脂肪の厚みが最も確保しやすく、アプリケーターを密着させやすい部分でもあります。ただし、ここだけに集中して当てると、周囲との境目に段差が生じる可能性があります。中央を中心に置きつつ、隣接する領域へなだらかに範囲を広げるという考え方が必要です。

領域3:下顎縁に沿った左右(エラの下との連続部)

あごの骨のラインに沿って、左右に広がる部分です。ここに脂肪が乗っていると、正面から見たときの輪郭がぼやけます。左右差が現れやすい領域でもあるため、左右で同じ配置・同じ時間の設計を組むことが基本です。ご本人の自覚として片側だけが気になる場合でも、片側だけを施術すると仕上がりに差が出る可能性があるため、診察で左右の状態を確認したうえで判断します。

領域4:首の上部への移行部(当てない境界を決める)

顎下から首の前面へ下がっていく部分です。この領域については、どこまでを施術範囲に含め、どこから先は当てないかという線引きが重要になります。首の前面には甲状腺や大きな血管、神経が走行しており、脂肪冷却の対象として適切な範囲は限られます。「首もついでに」という発想ではなく、あくまで顎下の脂肪に対する施術として範囲を定めます。

顎下専用の小型アプリケーターという条件

腹部や太ももに用いる大型のアプリケーターは、顎下には使用できません。顎下には専用の小型アプリケーターを用い、限られた範囲の脂肪を吸引して冷却します。カップの形状が顎下の曲面に合うかどうか、十分な組織を引き込めるかどうかが、施術の可否と仕上がりを左右します。

ここで大切なのが、脂肪の厚みが基準に届かない場合には、この施術の適応にならないという点です。吸引して十分に引き込めない状態で無理に施術を行っても、期待する変化にはつながりません。診察の段階で厚みを確認し、適応でないと判断される場合には、その旨をはっきりお伝えします。

体位と、施術中の過ごし方

顎下の施術では、仰向けに近い姿勢で、あごをやや上げた状態を保ちます。アプリケーターは顎下に装着され、施術中はその位置で固定されます。腹部や太ももの施術と違い、施術中は会話や飲食が制限されます。1回の装着時間は概ね35分から45分程度が目安です。読書やスマートフォンの操作は難しいため、音声コンテンツを準備される方もいらっしゃいます。

サイクル数の考え方と、回数の目安

クールスカルプティングでは、アプリケーターを1回装着することを1サイクルと数えます。顎下は面積が小さいため、1サイクルで領域2の中心をカバーできることが多い一方、周囲まで整えようとすると複数サイクルが必要になります。

1回の来院で何サイクル組むか

顎下のみであれば、1回の来院で1〜2サイクルを組むことが一般的です。中央に1サイクル、左右の連続部にそれぞれ1サイクルという配置にすると、来院1回で3サイクルとなり、所要時間も長くなります。同日にまとめるか、日を分けるかは、時間の都合と、施術後の腫れやむくみをどの程度許容できるかによって決めます

同じ領域の再施術は間隔をあける

同一の領域に対して2回目を行う場合は、2〜3か月の間隔をあけるのが一般的です。これは、冷却された脂肪細胞が体外へ排出されていく過程に時間がかかり、その結果を見てから次の設計を決める必要があるためです。間隔を詰めても、その分だけ早く変化が得られるわけではありません

何回で終わるのかという問いについて

脂肪の厚み、目標とする見え方、ゆるみの関与の程度によって必要な回数は変わります。顎下では1〜2回で満足される方もいれば、3回程度を計画される方もいます。まず1回受けて2〜3か月後に評価し、その結果をもとに次を決めるという進め方が現実的です。なお、部位を問わない一般的な回数の考え方については、回数を主題とした別の記事で扱っています。

施術当日の流れ

1. 診察と適応の確認

医師があご下の脂肪の厚みをつまんで確認し、ゆるみの関与がどの程度かを評価します。あわせて、甲状腺の状態やリンパ節の腫れなど、美容以外の要因がないかも確認します。適応でないと判断される場合には、別の方向の施術をご提案するか、施術を見送るという判断をお伝えします。

2. 配置の決定と撮影

どの領域に何サイクル置くかを決め、皮膚にマーキングします。あわせて施術前の写真を撮影します。顎下は側面と斜め45度からの撮影が特に重要です。正面だけでは変化が確認しづらいためです。あごを引いた状態と自然な状態の両方を記録しておくと、後の比較が具体的になります。

3. アプリケーターの装着

保護シートを当てたうえでアプリケーターを装着し、吸引を開始します。吸引の際に引っ張られる感覚があり、冷却が始まると数分間は強い冷たさを感じます。その後は感覚が鈍くなり、多くの方は落ち着いて過ごされます。

4. 取り外しとマッサージ

アプリケーターを外した直後、施術部位は冷えて硬くなっています。その部分を数分間マッサージします。この工程は施術の一部として行われるもので、一時的に痛みを伴うことがあります。

5. 経過の確認と再診の予約

当日の反応を確認し、注意点をお伝えしたうえで終了です。2〜3か月後の再診をこの時点で予約しておくと、評価の時期を逃しません。再診が最初から予定に組まれているかどうかは、施術後の関わり方を示す指標にもなります

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施術後の経過・副作用・注意点

顎下は衣服で隠せない部位であるため、施術後の見え方については事前に把握しておきたいところです。

当日〜1週間

赤み、腫れ、むくみ、感覚の鈍さ、つっぱる感じなどが生じます。顎下の場合、施術直後は一時的にふくらんで見えることがあります。これは冷却と吸引に対する反応で、多くは数日から1週間程度で落ち着いていきます。内出血が生じることもあります。人と会う予定がある場合は、1〜2週間の余裕をみて計画されることをおすすめします。

2週間〜1か月

腫れやむくみは概ね落ち着きます。この時期に、しびれや皮膚の感覚の鈍さが残ることがありますが、多くは一過性です。ピリピリとした感覚や、押したときの鈍い痛みが数週間続く場合もあります。変化としてはまだ分かりにくい時期です。

2〜3か月(評価の時期)

冷却された脂肪細胞が段階的に排出され、変化が確認しやすくなる時期です。施術前と同じ条件で撮影した側面・斜めの写真を並べて比較します。この結果をもとに、追加のサイクルを検討するか、引き締めの方向の施術を組み合わせるかを判断します。

頻度は低いものの対応を要する症状

  • 強い痛みが数日を超えて続く、あるいは増強する場合
  • 皮膚に水疱や潰瘍、色調の明らかな変化が生じた場合
  • しびれが1か月を大きく超えて残る場合
  • 施術部位が硬く盛り上がり、時間が経っても縮小しない場合(逆説性脂肪過形成という報告があります)
  • 飲み込みにくさや声の変化など、通常は想定されない症状が出た場合

いずれの場合も、自己判断で様子を見ずに、施術を受けた施設へご連絡ください。万一のときに、どこまでが施術に含まれる対応で、どこからが別途費用となるのかを事前に確認しておくことも、安心して受けるための準備のひとつです。

施術を受けられない場合

寒冷凝集素症、クリオグロブリン血症、発作性寒冷ヘモグロビン尿症といった寒冷に関連する疾患をお持ちの方は施術の対象外です。妊娠中・授乳中の方、施術部位に皮膚疾患やヘルニアがある方、甲状腺に治療中の疾患がある方についても、可否を個別に判断します。持病や内服薬がある場合は必ず事前にお申し出ください。

領域別のサイクル数と料金の目安

クールスカルプティングの費用は、サイクル数によって決まります。顎下は小型アプリケーターを用いるため、腹部などの大きな部位とは単価の考え方が異なります。

対象とする領域 サイクル数の目安 料金の目安(税込) 見積もりで確認したい点
顎下の中央のみ(領域2) 1サイクル 約60,000〜100,000円 1サイクルあたりの単価か、部位一式の価格か
中央+あご先の裏側(領域1・2) 2サイクル 約110,000〜180,000円 同日実施か、日を分けるか
中央+左右の連続部(領域2・3) 3サイクル 約160,000〜250,000円 左右で同数のサイクルを組む設計か
2回目以降(2〜3か月後) 1〜2サイクル 約60,000〜180,000円 複数回分をまとめた場合の扱いがあるか
再診・経過確認 施設により無料〜数千円 症状が出た場合の処置費用の扱い

※上記はいずれも一般的な目安であり、当院の確定価格ではありません。表示はすべて税込の想定です。実際の費用は診察のうえで領域とサイクル数を決定し、事前にお見積もりとしてご提示します。表示価格が1サイクルあたりなのか、部位ごとの一式なのかは施設によって異なるため、比較の際は必ず単位をご確認ください。

顎下に対する選択肢の比較

あご下に対しては複数の選択肢があり、それぞれ働きかける対象が異なります。ご自身の状態がどのタイプかによって、適したものが変わります。

項目 クールスカルプティング 脂肪溶解注射 脂肪吸引 引き締め目的の施術
働きかける対象 皮下脂肪(冷却) 皮下脂肪(薬剤) 皮下脂肪(物理的除去) 皮膚・皮下組織のゆるみ
主な目的 脂肪のボリュームを減らす 脂肪のボリュームを減らす まとまった量の脂肪を減らす たわみを目立ちにくくする
切開の有無 なし なし(注射) あり なし(機器による)
変化が分かる時期 2〜3か月後が目安 複数回後、数週間〜数か月 腫れが引いた後、1〜3か月 2〜3か月後が目安
ダウンタイム 腫れ・むくみが数日〜1週間 腫れが数日〜1週間、回数を要する 腫れ・内出血が数週間、圧迫が必要 短い
こんな方に向く つまめる厚みがあり、休みを取りにくい方 少量ずつ段階的に進めたい方 一度でまとまった変化を求める方 脂肪より、ゆるみが気になる方

※上記は一般的な傾向を整理したものであり、個々の状態によって適応は異なります。脂肪冷却の仕組みそのものについては、機序を主題とした別の記事で扱っています。

30代後半〜50代後半の方からよくいただくご不安

顔の施術なので、翌日の予定が心配です

顎下は衣服で隠せない部位であり、施術後しばらくは腫れやむくみで一時的にふくらんで見えることがあります。マフラーやタートルネックである程度は目立ちにくくできますが、重要な予定がある場合は1〜2週間の余裕をみて計画されることをおすすめします。連休の前などに合わせて受けられる方も少なくありません。

たるみが出てしまわないでしょうか

脂肪が減ることで、もともと支える力が弱くなっていた皮膚のゆるみが目立つ可能性は、一般論として考慮すべき点です。だからこそ、施術前にゆるみの関与がどの程度あるかを診察で評価します。ゆるみが強いと判断される場合には、脂肪を減らす施術だけを進めるのではなく、引き締めを目的とした施術との組み合わせや順序を含めてご提案します。

リバウンドすることはありますか

冷却によって減少した脂肪細胞そのものが戻るわけではないとされていますが、残っている脂肪細胞は体重の増加に伴って大きくなります。つまり、施術後に大きく体重が増えれば、あご下の見え方も変わりうるということです。施術は体重管理の代わりになるものではなく、部分的な形の調整という位置づけになります。

クリニック選びで確認したい基準

  • 脂肪とゆるみを切り分けて説明できるか……つまんで確認し、どちらが主因かを言葉にして伝えてくれるか
  • 適応でないときに、そう言えるか……厚みが基準に届かない場合に、無理に勧めない判断ができるか
  • 当てない領域を説明できるか……首の前面など、範囲から外す部分を理由とともに示せるか
  • サイクル数と配置を書面で示すか……どの領域に何サイクル置くかが、事前に明示されるか
  • 側面・斜めからの撮影を行うか……顎下の変化を確認できる角度で記録が残されるか
  • 2〜3か月後の再診が予定に組まれるか……評価の時期まで含めた提案になっているか
  • 症状が出たときの対応と費用が明示されるか……万一の際の窓口と負担の範囲が事前に分かるか

よくある質問(FAQ)

Q1. あご下の脂肪が少なくても受けられますか

クールスカルプティングは、アプリケーターで組織を吸引して冷却する仕組みのため、一定の厚みが必要です。つまんでも十分な層が引き込めない場合は適応になりません。この場合、ふくらみの原因が脂肪ではなくゆるみである可能性もあるため、診察で評価したうえで別の方向をご提案します。

Q2. 変化はいつごろ分かりますか

冷却された脂肪細胞が体外へ排出されていく過程には時間がかかるため、変化が確認しやすくなるのは2〜3か月後が目安です。施術直後は腫れやむくみで一時的にふくらんで見えることがありますが、これは反応であり結果ではありません。

Q3. 施術中は痛いですか

吸引される際に引っ張られる感覚があり、冷却開始から数分間は強い冷たさを感じます。その後は感覚が鈍くなるため、多くの方は落ち着いて過ごされます。むしろ痛みを感じやすいのは、アプリケーターを外した後のマッサージの数分間です。感じ方には個人差があります。

Q4. 何回受ける必要がありますか

脂肪の厚みと目標とする見え方によって変わります。顎下では1〜2回で満足される方もいれば、3回程度を計画される方もいます。まず1回受けて2〜3か月後に評価し、その結果をもとに次を決めるという進め方が現実的です。同じ領域への再施術は2〜3か月の間隔をあけます。

Q5. 施術当日から普通に過ごせますか

当日から日常生活に戻っていただけることが一般的です。ただし施術後は赤みや腫れ、感覚の鈍さがあり、顎下の場合は一時的にふくらんで見えることがあります。人前に出る予定がある場合は、日程に余裕をみて計画されることをおすすめします。

Q6. 首まで一緒に施術できますか

首の前面には甲状腺や大きな血管、神経が走行しており、脂肪冷却の対象として適切な範囲は限られます。あくまで顎下の脂肪に対する施術として範囲を定め、どこから先は当てないかを事前に確認します。「首もついでに」という広げ方はいたしません。

Q7. 左右で気になり方が違うのですが、片側だけ受けられますか

技術的には可能ですが、片側だけを施術すると仕上がりに差が生じる可能性があります。顎下は正面からも側面からも見られる部位のため、原則として左右で同じ配置・同数のサイクルを組む設計をご提案しています。左右差が大きい場合は、配分で調整することもあります。

Q8. たるみが気になる場合はどうすればよいですか

皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因である場合、脂肪を減らす施術では期待した変化に届きにくくなります。この場合は引き締めを目的とした施術が適しており、方向がまったく異なります。どちらが主因かは診察で見極めますので、まずはご相談ください。両方が関与している場合は、順序と間隔を設計したうえで組み合わせを検討します。

Q9. 施術後に食事や運動の制限はありますか

特別な制限は設けていません。ただし施術当日は激しい運動や長時間の入浴、飲酒を控えていただくようご案内しています。また、脂肪細胞の排出には代謝が関わるため、水分を十分にとり、規則的な生活を心がけていただくことをおすすめします。

Q10. しびれが残ることはありますか

施術後に皮膚の感覚が鈍くなることは、比較的よくみられる反応です。多くは数週間から1か月程度で回復していきます。1か月を大きく超えて残る場合や、範囲が広がる場合には診察をお受けください。

Q11. 50代でも受けられますか

年齢そのものが適応を決めるわけではなく、脂肪の厚みが十分にあるか、ゆるみの関与がどの程度かが判断の要素になります。40代以降は脂肪とゆるみが混在しているケースが増えるため、診察での切り分けがより重要になります。状態によっては、組み合わせでのご提案となることがあります。

Q12. 変化を確認するにはどうすればよいですか

顎下は鏡の正面からでは変化が分かりにくい部位です。施術前に、側面と斜め45度から、あごを引いた状態と自然な状態の両方を撮影しておくことをおすすめします。同じ距離・同じ照明・同じ姿勢で撮ることが、比較の精度を左右します。

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まとめ

あご下のふくらみは、脂肪が主な原因のタイプと、皮膚や皮下組織のゆるみが主な原因のタイプで、対処の方向がまったく異なります。クールスカルプティングが対象とするのは前者であり、指でつまんだときに厚みのある層がしっかりつかめるかどうかが、ひとつの目安になります。

施術の設計では、あご先の裏側・顎下の中央・下顎縁に沿った左右・首への移行部という4つの領域を意識し、どこに何サイクル置くか、そしてどこから先は当てないかを決めていきます。顎下は面積が小さいぶん、わずかな厚みの違いが横顔の印象を左右する部位です。だからこそ、範囲の取り方と左右の揃え方が仕上がりに直結します。

変化が確認しやすくなるのは2〜3か月後です。側面と斜めからの写真を同じ条件で残しておくことが、その評価を支えます。当院では診察で脂肪とゆるみを切り分け、適応でない場合にはその旨をお伝えしたうえで、別の選択肢をご提案しています。横顔の見え方が気になりましたら、まずはご相談ください。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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