輪郭がぼやけてきたら?サーマクールFLXでフェイスラインを整える設計

目次

正面から鏡を見たとき、あごから耳へと続くラインがどこで終わっているのか分かりにくくなった。写真に写った自分の輪郭が、以前より丸く見える。マスクを外したときに、頬の下あたりの重さを感じる——フェイスラインの変化は、シワやシミのようにはっきりと形をとらないぶん、言葉にしにくいお悩みです。

サーマクールFLXは、高周波の熱を真皮を中心とした層に届けて皮膚の引き締まりを促す施術です。フェイスラインという部位を扱うときには、どこからどこまでを照射範囲とするのか、曲面や骨の上でチップをどう密着させるのか、照射数をどの領域に配分するのかという、この部位に固有の設計が仕上がりを左右します。この記事では、そうした照射設計の考え方を整理してご説明します。

フェイスラインがぼやける原因は一つではありません

同じ「輪郭がぼやけてきた」というお悩みでも、その背景にあるものはお一人おひとりの状態によって異なります。適した施術を選ぶには、まずご自身がどのタイプに近いのかを見定めることが出発点になります。

タイプ1:皮膚や皮下組織のゆるみが主因

皮膚の弾力が低下し、頬の組織が下方へ移動することで、下顎の骨の縁を越えて輪郭の外側にふくらみが生じるタイプです。指で頬の皮膚を斜め上に引き上げると輪郭の線がはっきり見える、朝より夕方のほうが気になる、体重の変化とは連動しない——こうした特徴があります。

このタイプでは、皮膚の引き締まりを促す施術が検討の対象になります。サーマクールFLXが向いているのは、主にこのタイプです。

タイプ2:皮下脂肪の量が主因

下顎縁の内側やあご下に皮下脂肪が蓄積し、輪郭の境目が埋まって見えるタイプです。仰向けに寝ても厚みが残る、指でつまむと一定の厚さがある、体重の増減に応じて見え方が変わる——こうした場合は脂肪の量が関与している可能性があります。

このタイプに対しては、皮膚を引き締める施術だけでは求める変化に届きにくいことがあります。脂肪そのものに働きかける方向が適していますので、脂肪を主題とした施術についてはあらためて診察でご説明いたします。

タイプ3:骨格・咬む筋肉・むくみが関与

下顎角の張り出しや、咬む筋肉の発達によって輪郭の幅が広く見えるタイプ、あるいは水分の滞りによって朝方だけ気になるタイプです。骨格によるものは照射では変わりませんし、筋肉の発達が主因であれば筋肉に働きかける方向が検討されます。

実際には、これら3つのタイプは重なり合っていることが多くあります。診察では、どのタイプがどの程度関与しているかを見立て、そのうえで照射で対応できる部分を示すという順序で進めます。

※本記事の内容は一般的な医学的知見に基づく情報提供であり、個々の適応や判断は診察を経たうえで医師が行います。効果の程度や感じ方には個人差があります。

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「フェイスライン」という範囲を4つの領域に分けて考える

フェイスラインという言葉は日常的に使われますが、解剖学的な境界が決まっているわけではありません。照射の設計を考えるうえでは、この部位を次の4つの領域に分けて捉えると、どこに何発を配分するのかという議論ができるようになります。

領域1:耳の前から下顎角にかけて

耳の前方から、あごの骨が後方で角をつくる部分(下顎角)までの範囲です。この領域は比較的皮膚が厚く、その下には咬む筋肉があります。皮膚を支える組織が始まる場所にあたるため、輪郭全体の印象に影響する領域です。

面としては平坦に近く、チップを密着させやすい領域でもあります。一方で、この部分だけを照射しても正面から見た輪郭の線は変わりにくいため、単独で扱うことはあまりありません。

領域2:頬の下部から下顎縁へ下りる面

頬の下半分から、あごの骨の縁へと向かう斜面です。正面から見たときに輪郭の線を曖昧にしているふくらみが生じやすいのは、多くの場合この領域です。フェイスラインを主題にした照射では、ここへの配分が中心になります。

この領域は、上方の頬の照射と連続して行うことで段差が生じにくくなります。頬だけ、あるいは下顎縁だけを区切って照射すると、境目で仕上がりの差が出ることがあります。

領域3:口角の下からあご先にかけて

口角の外側からあご先に向かう範囲で、口角から下方に伸びる線(いわゆるマリオネットライン)が気になる方が意識される領域です。皮膚が薄めで、その下の脂肪の層も部位によって差があります。

口もとの動きに関わる部分でもあるため、他の領域と同じ設定で一律に照射することは適切でありません。皮膚と脂肪の厚みに応じて出力を調整し、同じ場所に熱を重ねないよう配置を管理することが求められます。

領域4:下顎縁の裏側からあご下への移行部

あごの骨の縁を越えて、あご下へと入っていく境目です。横顔の印象に関わる領域で、ここを照射範囲に含めるかどうかで、仕上がりの見え方が変わります。

ただし、この領域から先——あご下の中央や首の上部——は、フェイスラインとは別の範囲として扱われることが一般的です。首の前面には甲状腺などの構造があるため、照射範囲の設定には配慮が必要です。「フェイスライン」という表記があご下を含むのか含まないのかは、施設によって異なります。ご自身が気にしている場所が範囲に入っているかを、施術前に鏡の前で指し示して確認しておくことをおすすめします。

フェイスラインに照射するときの技術的な要点

サーマクールFLXは、チップを皮膚に当てて面として熱を届ける施術です。フェイスラインという部位は、平坦な頬とは異なる条件を持つため、扱いに工夫が求められます。

要点1:骨の縁と曲面でチップを密着させる

高周波の熱が意図した層に届くためには、チップの面が皮膚に均等に触れている必要があります。頬のように平坦な面では難しくありませんが、あごの骨の縁は面が折れ曲がっており、チップの一部が浮きやすい場所です。

浮きが生じると、熱が届く量が場所によって不均一になります。この対策として、皮膚を軽く寄せて面をつくる、頭の向きを変えて照射する面を水平に近づける、チップの当て方の角度を細かく変える、といった操作が行われます。この密着の管理が、フェイスラインにおける技術差の中心です。

要点2:照射の配置を重ねず、かつ隙間をつくらない

照射は、面を少しずつずらしながら重ねていきます。同じ場所に繰り返し熱を加えると過剰になりますし、間隔が空きすぎると熱の加わらない帯ができ、引き締まりが疎らになります。

フェイスラインは面積が狭く、しかも隣接する領域(頬、口もと、あご下)との境目が多い部位です。境目でこの配置が崩れやすいため、どの順序で、どの方向に進めるかがあらかじめ決められていることが望まれます。

要点3:皮膚と脂肪の厚みに応じて出力を変える

フェイスラインの4領域は、皮膚の厚みも、その下の脂肪の量も一様ではありません。皮膚が薄く脂肪の層が乏しい箇所に、厚い箇所と同じ設定で照射することは適切でありません。

そのため、領域ごとに出力を調整し、必要に応じて照射数の配分も変えます。誰にでも、どの領域にも同じ設定で当てるという運用は、この部位に関しては望ましいものではありません。

要点4:左右で同じ配分を組む

輪郭は正面から見たときに左右が同時に視野に入るため、片側だけ変化が大きいと、かえって非対称性が意識されることがあります。基本的には左右で同じ照射数を組み、もともとの左右差が大きい場合には、その差をどう扱うかを施術前に相談しておきます。

なお、皮膚の引き締まりという変化は、組織の位置を物理的に移動させるものではありません。下顎縁の線の見え方が整うことは期待できますが、頬の位置そのものを引き上げる作用を主とする施術ではないという点は、あらかじめご理解いただきたい部分です。

フェイスラインに用いる場合のメリットと留意点

この部位にサーマクールFLXを選ぶ場合の、メリットと留意すべき点を整理します。

  • 切らずに面として引き締まりを促せる——皮膚を切開したり糸を通したりせず、輪郭の面全体に働きかけられます
  • ダウンタイムが比較的短い——赤みやほてりが当日から数日程度で、ご予定を組みやすい傾向があります
  • 頬から連続して扱える——フェイスラインだけを切り離さず、上方の面と続けて照射することで段差が生じにくくなります
  • 変化が急激でないため周囲に気づかれにくい——数か月かけてゆるやかに進むため、日常生活のなかで取り入れやすい面があります
  • 留意点:位置を引き上げる作用を主とするものではありません——はっきりとした位置の変化を求める場合は、別の方向が検討されます
  • 留意点:脂肪の量が主因の場合は届きにくい——皮膚の引き締まりでは、厚みそのものは変わりません
  • 留意点:照射数の少ない設定では変化が分かりにくい——費用を抑えた設計は、得られる変化も小さくなる傾向があります。極端に安価な設定を提示された場合は、照射範囲と総照射数の内訳を確認することをおすすめします

施術の流れ|フェイスラインを扱う場合

ステップ1:診察と原因の見立て

輪郭の状態を、立位と座位、正面と側面から確認します。皮膚を引き上げたときの変化、つまんだときの厚み、咬んだときの筋肉の動きを見て、ゆるみ・脂肪・骨格や筋肉のどれがどの程度関与しているかを見立てます。医師選びの観点としては、この段階で原因を分けて説明できるかが一つの目安になります。

ステップ2:照射範囲と照射数の設計

4つの領域のうちどこを含めるか、頬まで連続させるか、あご下を含めるかを決めます。そのうえで領域ごとの照射数を配分し、総照射数とチップの枚数を確定します。ここで決まった内容が見積もりの根拠になりますので、口頭で確認したうえで書面と照らし合わせてください。

ステップ3:撮影とマーキング

同一条件で正面・斜め45度・側面の3方向を撮影します。フェイスラインは斜め45度と側面での記録が特に重要で、正面写真だけでは下顎縁の線の変化を捉えにくいためです。その後、照射する範囲と、当てない領域の境目をマーキングします。

ステップ4:照射

カップリング液を塗布し、決めた順序で照射していきます。フェイスラインを扱う場合は、頭の向きを変えて面を水平に近づける操作が入るため、施術中に何度か姿勢を調整することがあります。照射中の感覚や麻酔の扱いについては、痛みを主題にした別の記事で詳しくご説明しています。

ステップ5:施術後の確認と再診の予約

皮膚の状態を確認し、当日の過ごし方をご案内します。あわせて、評価のための再診を2〜3か月後に設定します。この日に施術前の写真と並べて確認することで、ゆるやかな変化を判断できるようにします。

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この部位に特有の注意点

施術後の一般的な経過や過ごし方、および副作用の医学的な位置づけについては、それぞれを主題にした別の記事で詳しく扱っています。ここではフェイスラインという部位に固有の点に絞ってお伝えします。

  • 襟や衣類の擦れ——下顎縁の裏側まで照射した場合、タートルネックやスカーフが当たると刺激になることがあります。当日から数日は襟の高い衣類を避けると快適です
  • マスクの縁があたる位置——マスクのゴムや縁がちょうど照射部位に当たるため、締めつけの弱いものを選ぶと負担が軽くなります
  • 咬む動作での違和感——咬む筋肉の上を照射しているため、施術後しばらく硬いものを咬んだときに軽い張りを感じることがあります。多くは数日で落ち着きます
  • 皮下脂肪が乏しい方への配慮——下顎縁は脂肪の層が薄い箇所があり、過剰な熱は望ましくありません。出力を抑えた設定が選ばれることがあります
  • 受診を検討したい場合——強い痛みが続く、水ぶくれができた、感覚の鈍い部分がある、表情が動かしにくいといった場合は、様子を見ずにご連絡ください

※記載の頻度や期間は一般的な目安であり、個々の経過には差があります。判断に迷われる場合はご連絡ください。

領域別の照射数と料金の目安

フェイスラインを扱う場合、どこまでを範囲に含めるかによって照射数と費用が変わります。次の表は領域ごとの目安です。費用の仕組みそのもの——チップという課金単位や見積もりの比較手順——については、料金を主題にした別の記事で詳しく扱っています。

照射する範囲 照射数の目安(両側合計) 料金の目安(税込) この範囲で確認したい点
下顎縁のみ(領域2・3) 300〜400発程度 150,000〜220,000円程度 頬と連続させないことで境目が出ないか
フェイスライン全体(領域1〜4) 400〜600発程度 200,000〜300,000円程度 領域4(あご下への移行部)が含まれるか
頬+フェイスライン 600〜900発程度 250,000〜380,000円程度 チップ1枚の上限内で収まるか、2枚必要か
フェイスライン+あご下・首 600〜900発程度 260,000〜400,000円程度 首の前面のどこまでを範囲とするか
顔全体+フェイスライン 900発以上 330,000〜500,000円程度 「顔全体」に額・目もとが含まれるか

※金額・照射数はいずれも税込の一般的な目安であり、施設や設計によって異なります。実際の費用は診察時の見積もりでご確認ください。目もとは別部品のチップを使用するため、通常は別枠となります。

フェイスラインに用いる施術の比較

この部位に対しては、複数の方向からのアプローチがあります。原因のタイプによって適した選択が変わりますので、客観的な違いを整理しました。

項目 サーマクールFLX 集束超音波の施術 糸を用いる施術 脂肪へのアプローチ
下顎縁に対する主な作用 皮膚を面として引き締め、輪郭の線の見え方を整える より深い層に点状の熱を届け、土台側のゆるみに働きかける 組織を物理的に引き上げ、輪郭の位置を変える 皮下脂肪の量を減らし、厚みを変える
向いている原因タイプ 皮膚の弾力低下が主因(タイプ1) 深い層のゆるみが主因(タイプ1の深部側) 位置の移動がはっきり見られる場合 皮下脂肪の量が主因(タイプ2)
変化の出方 2〜3か月かけてゆるやかに 1〜3か月かけてゆるやかに 直後から変化が見られる 2〜3か月かけてゆるやかに
ダウンタイムの目安 赤み・ほてりが当日〜数日 赤み・むくみ・押したときの痛みが数日〜1週間 腫れ・内出血が1〜2週間 赤み・感覚の変化が数日〜数週間
費用の単位 チップ枚数と照射数 ショット数 糸の本数と種類 サイクル数
こんな方に向く ダウンタイムを抑えつつ輪郭の面から整えたい方 皮膚だけでなく土台側にも働きかけたい方 短い期間で位置の変化を求める方 つまめる厚みがあり、量を減らしたい方

※比較は一般的な傾向を客観的に整理したものであり、優劣を示すものではありません。適応は診察を経て判断されます。

30代後半〜50代後半女性のよくある不安

「顔が変わったと気づかれないか」

皮膚の引き締まりという変化は数か月かけてゆるやかに進むため、ある日を境に印象が変わるという形にはなりません。輪郭の線がすっきり見えるという方向の変化であり、顔の造作そのものが変わるものではありません。そのため、周囲に施術を受けたと気づかれにくい傾向があります。

「翌日から予定があっても大丈夫か」

赤みやほてりは当日から数日程度で落ち着くことが多く、メイクで対応いただける範囲におさまることが一般的です。ただしフェイスラインの場合、襟やマスクの縁が当たる位置と重なりますので、大切なご予定の1〜2週間前までに済ませておくと安心です。

「どのくらいの間隔で続けるものなのか」

同一部位への再照射は、前回から半年から1年ごろを目安とすることが一般的です。フェイスラインだけを継続される方もいらっしゃいますし、年ごとに範囲を変えて顔全体を巡らせる方もいらっしゃいます。ご予算とご予定にあわせた通院の設計を、診察でご相談いただけます。

「痩せて見えすぎることはないか」

サーマクールFLXは脂肪を減らすことを目的とした施術ではありませんので、輪郭が急に細くなるという変化ではありません。ただし皮下脂肪が乏しい方に過剰な熱が加わることは望ましくないため、皮膚と脂肪の厚みを確認したうえで出力を設定します。

クリニック選びの基準

フェイスラインという部位を任せる際に、確認しておきたい点を整理しました。

  • 「フェイスライン」が指す範囲を部位名で説明できるか——4つの領域のどこまでを含むのかが言葉になっているかどうか
  • 原因のタイプを分けて見立てているか——ゆるみ・脂肪・骨格や筋肉のどれが関与しているかを示せるかどうか
  • 領域ごとの照射数の配分を示せるか——総数だけでなく、どこに何発を当てるのかを説明できるかどうか
  • 曲面での密着について説明があるか——骨の縁でチップが浮きやすいことと、その対処に触れられるかどうか
  • 当てない領域を示せるか——首の前面など、範囲から外す部分を説明できるかどうか
  • 斜め45度と側面の撮影を行っているか——正面写真だけで評価していないかどうか
  • 適応でない場合にそう伝えられるか——脂肪や骨格が主因のときに別の方向を提案できるかどうか

よくある質問(FAQ)

Q1. フェイスラインだけを照射することはできますか?

可能です。ただし頬の下部から下顎縁へ下りる面(領域2)は上方の頬と連続しているため、フェイスラインだけを区切って照射すると境目で仕上がりの差が出ることがあります。頬まで含めるかどうかは、ご予算とあわせて診察でご相談いただくのが望ましいところです。

Q2. あご下も「フェイスライン」に含まれますか?

施設によって異なります。下顎縁の裏側からあご下への移行部までを含める場合もありますし、あご下は別範囲として扱われる場合もあります。費用も変わってきますので、施術前に鏡の前で気にされている場所を指し示し、そこが範囲に入っているかを確認しておくことをおすすめします。

Q3. 下顎縁は骨の上ですが、痛みは強くなりますか?

骨に近い部分は、皮膚と骨の間の組織が薄いため、熱の感覚が強めに感じられることがあります。出力の調整や照射のリズムで対応いたします。照射中の感覚や鎮痛の選択肢については、痛みを主題にした別の記事で詳しくご説明しています。

Q4. 頬は引き上がりますか?

この施術は皮膚を面として引き締めるもので、組織の位置を物理的に移動させる作用を主とするものではありません。下顎縁の線の見え方が整うことは期待できますが、頬の位置をはっきり上げたいという場合には、糸を用いる施術など別の方向が検討の対象になります。

Q5. 咬む筋肉が張っているタイプでも変化は期待できますか?

輪郭の幅が筋肉の発達によるものであれば、皮膚の引き締まりでは幅そのものは変わりません。その場合は筋肉に働きかける方向が検討されます。ただし筋肉の張りとゆるみが重なっている方も多くいらっしゃいますので、どちらがどの程度関与しているかを診察で見立てます。

Q6. 照射数は多いほうがよいのでしょうか?

範囲に対して照射数が少なすぎると、熱の加わる面が疎らになり変化が分かりにくくなります。一方で、増やせば増やすほど比例して変化が大きくなるという関係でもなく、過剰な熱はかえって注意を要します。範囲に見合った配分になっているかを確認することが要点です。

Q7. 左右で気になり方が違います。片側だけ多く当ててもらえますか?

輪郭は正面から左右が同時に見えるため、基本的には同数を組みます。もともとの左右差が大きい場合には、配分を調整することもありますが、その差をどう扱うかは施術前に相談して決めておくことが望ましいです。写真を用いて認識をそろえたうえで設計いたします。

Q8. 変化はいつ頃から分かりますか?

直後には熱による一時的な反応が見られることがあり、それが落ち着いたあと、2〜3か月ごろが評価に適した時期とされています。フェイスラインは正面写真だけでは変化を捉えにくいため、斜め45度と側面の記録を並べて確認することをおすすめします。効果の時間軸については別の記事で詳しく扱っています。

Q9. どのくらいの間隔で受け直せますか?

同一部位への再照射は、前回から半年から1年ごろが目安とされています。皮膚の変化がゆるやかに進む期間を経てから次を判断するという考え方です。範囲を広げる場合や別の施術を組み合わせる場合は間隔の考え方が変わりますので、診察でご確認ください。

Q10. 他の施術と組み合わせることはできますか?

深い層に働きかける施術との併用が検討されることがあります。その場合、同日に重ねるのではなく、深い層を扱う施術を先に行い、数週間から1か月あけて皮膚側を扱うという順序が取られるのが一般的です。組み合わせの適否と間隔は診察で判断いたします。

Q11. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?

妊娠中および授乳中の方は、原則として対象外としています。またペースメーカーや除細動器、神経刺激装置など体内に電気的な植え込み型の医療機器がある方は受けられません。該当する可能性がある場合は、必ず診察時にお申し出ください。

Q12. あごや首にヒアルロン酸や糸が入っています。照射できますか?

充填物や糸が入っている部位への照射は、その種類・注入時期・位置によって判断が分かれます。避けるべき場合もありますので、いつ・どこに・何を入れたかを診察時にお伝えください。記録が残っていれば、お持ちいただけると判断の助けになります。

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まとめ|フェイスラインは「どこに何発当てるか」で仕上がりが変わります

輪郭がぼやけてきたというお悩みの背景には、皮膚や皮下組織のゆるみ、皮下脂肪の量、骨格や咬む筋肉といった複数の要因があります。サーマクールFLXが向いているのは、このうち皮膚の弾力の低下が主因となっているタイプです。

そして、この部位では設計の細部が仕上がりに直結します。フェイスラインを4つの領域に分けてどこまでを範囲とするか、骨の縁や曲面でチップをどう密着させるか、領域ごとの皮膚と脂肪の厚みに応じて出力をどう変えるか、左右の配分をどう組むか。「顔全体」や「フェイスライン」という表記の中身を、部位名と照射数で確認しておくことが、納得のいく結果につながります。

藤井クリニック梅田では、輪郭の状態を正面・斜め45度・側面から確認し、原因のタイプを見立てたうえで、領域ごとの照射設計をご提案しています。脂肪や骨格が主因と考えられる場合には、別の方向の施術についても率直にお伝えします。まずは診察でご相談ください。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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