公開日: 2026年09月05日

更新日: 2026年08月31日

クールスカルプティングは何回必要?1回と複数回の違いを美容皮膚科医が解説

目次

クールスカルプティングを検討されるとき、多くの方が最初に確かめたいと思われるのが「結局、何回受ければよいのか」という点ではないでしょうか。1回で区切りをつけられるのか、それとも何度も通うことが前提なのか。費用にも、仕事や家庭の予定にも関わることですから、あらかじめ見通しを持っておきたいというお気持ちはごく自然なものです。

ただ、必要な回数はすべての方に共通する決まった数字があるわけではありません。皮下脂肪の厚み、気になっている部位の広さ、そしてどこまでの仕上がりを目指すのかによって、適した組み立て方は変わってまいります。

この記事では、1回の施術でどこまで期待できるのか、複数回を検討する判断の基準はどこにあるのか、次の施術までにどれくらい期間を空けるのか、部位ごとに必要なアプリケーターの数をどう考えるのか、回数を重ねた場合に費用がどう積み上がるのかを順に整理いたします。増やしても意味が乏しい場合についても率直にお伝えします。

クールスカルプティングは何回必要?回数を考える前提として

クールスカルプティングは、皮下脂肪を体外から冷却する脂肪冷却(クライオリポリシス)という考え方に基づいた施術です。脂肪細胞が皮膚や神経、血管などの周囲の組織と比べて冷却に対する感受性が高いという性質を利用し、冷却によって脂肪細胞にアポトーシス(細胞が自ら役目を終える過程)を誘導します。役目を終えた細胞は数週間から数か月をかけて体の代謝経路を通り、少しずつ体外へ排出されていくとされています。

この「時間をかけて少しずつ」という性質が、回数の考え方に直結します。手術のように一度で取り除く施術ではないため、1回の施術で対象部位の皮下脂肪のうち一定の割合に働きかけ、その結果を見たうえで次を検討する、という積み上げ方が基本になります。

「何回」を決めるのは施術ではなく、あなたの状態です

回数はメニューにあらかじめ組み込まれた数字ではなく、診察のうえで一人ひとりに合わせて設計されるものです。同じ「お腹が気になる」というご相談でも、つまめる皮下脂肪が薄い方と厚い方、気になる範囲が手のひら程度の方と腹部全体に広がっている方とでは、必要な組み立ては大きく変わります。

30代後半から50代後半の方が回数を気にされる背景

この年代の方からは、「体重は大きく変わっていないのに、輪郭だけが以前と違う」というご相談を多くいただきます。加齢やホルモン環境の変化に伴い、皮下脂肪のつき方が下腹部や脇腹、二の腕などに偏りやすくなるためと考えられています。

一方で、お仕事やご家族の予定を抱えながら通院回数を重ねることは、決して簡単ではありません。回数の見通しを最初に共有しておくことは、施術そのものと同じくらい大切な準備だと考えています。

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1回で期待できること、複数回で変わること

1回の施術で体の中に起きていること

1回の施術では、アプリケーターで吸引・冷却された範囲の皮下脂肪に対して働きかけが行われます。冷却が届く深さや範囲には限りがあり、当てた部分の脂肪細胞すべてが対象になるわけではありません。あくまで、その範囲の脂肪細胞のうち一部にアポトーシスが誘導される、という理解が実態に近いものです。

そのため、1回の施術は「気になる部位を1段階ととのえる」ものと捉えていただくのが現実的です。1回で目指す仕上がりに届く方もいれば、同じ部位にもう1段階を重ねるほうが望ましい方もいらっしゃいます。

1回でどこまで期待できるのか

学術的な報告では、1回の施術で対象範囲の皮下脂肪が一定の割合減少したとするデータが示されていますが、その数値は測定方法や部位によって幅があります。当院では、具体的な減少率を断定してお伝えすることは控えております。数字を先に置くと、ご自身の体で起きる変化との差にかえって戸惑われることがあるためです。

目安としてお伝えできるのは、「1回でも輪郭の印象が変わる可能性はあるが、変化の幅には個人差があり、事前に保障できる性質のものではない」ということです。1回目の結果は、次の判断のための最も確かな材料になります。

複数回を検討する判断の基準

2回目以降を検討するかどうかは、次の3つの観点から判断していきます。

  • 皮下脂肪の厚み……つまんだときの厚みが十分にある部位ほど、1回では変化を感じにくい傾向があるとされます。厚みのある部位では、同じ場所に段階を重ねる設計が検討されます。
  • 対象部位の広さ……アプリケーターが一度に覆える面積は限られています。気になる範囲が広い場合は、位置を少しずつずらして複数回に分けるほうが、仕上がりのなだらかさを保ちやすいと考えられています。
  • 目指す仕上がり……服のシルエットが変われば十分という方と、より輪郭を整えたいという方とでは、必要な段階数が異なります。ここは医学的な基準ではなく、ご本人の希望に基づく判断です。

逆に言えば、この3つのいずれにも当てはまらない場合、回数を重ねる意味は乏しくなります。皮下脂肪の厚みが十分でない部位や、そもそも脂肪冷却の適応から外れている部位に回数を足しても、望む変化にはつながりにくいということです。

部位ごとに必要なアプリケーター数という考え方

回数と並んで理解しておきたいのが、アプリケーターの数という考え方です。クールスカルプティングでは、部位の形状や脂肪のつき方に合わせて大きさの異なるアプリケーターを使い分けます。1回の施術で何カ所に装着するかによって、同じ「1回」でもカバーできる範囲は変わります。

  • あご下など小さな部位……小型のアプリケーターを1カ所に装着する設計が一般的とされます。
  • 二の腕・脇腹など左右にある部位……左右それぞれに装着するため、最低でも2カ所が目安になります。
  • 腹部・太ももなど面積の広い部位……1カ所では覆いきれないことが多く、2〜4カ所に分けて配置する設計が検討されます。

つまり「1回で終わるか」という問いは、正確には「何カ所のアプリケーターを、何回に分けて配置するか」という設計の問題です。同じ総カ所数でも、1回にまとめるか2回に分けるかは、ご予定との兼ね合いで調整いたします。

次の施術までに空ける期間の目安

同じ部位に2回目を行う場合、前回の評価が固まる2〜3か月後以降を目安とするのが一般的とされています。冷却を受けた脂肪細胞が代謝経路を通って排出されるまでには時間がかかるため、それより早い段階では「1回目の結果」と「2回目の必要性」を正しく見分けることが難しいためです。

別の部位であれば、必ずしも同じ間隔を空ける必要はありません。上腹部と下腹部のように隣接する範囲を計画的に分けて行う場合は、体への負担やご予定を踏まえて間隔を決めていきます。なお、変化の時間的な経過そのものについては別途詳しくご説明する機会を設けており、ここでは回数設計に必要な範囲にとどめます。

回数を重ねれば、それだけ結果が伴うわけではありません

お伝えしておきたいのは、回数は増やすほど良いというものではないということです。適応のある部位に、適切な間隔で、適切なアプリケーター配置で行われてこそ意味を持ちます。適応から外れた状態で回数だけを重ねても、費用と時間の負担が増えるばかりで、望む変化には結びつきにくいと考えられます。

当院では、2回目以降のご相談をいただいた際にも、診察のうえで「今回は見送るという判断も選択肢です」とお伝えすることがあります。回数を重ねることを前提としないご提案こそ、誠実な医療のあり方だと考えております。

回数という観点から見たメリット・デメリット

段階的に進めることのメリットとされる点

  • 1回ごとに結果を確認しながら進められるため、必要以上に施術を重ねずに済む可能性があります。
  • メスを使わない施術であり、1回あたりの体への負担が比較的少ないとされ、回数を分けやすい性質があります。
  • 施術後は原則としてその日のうちに通常の生活へ戻れるとされ、複数回の計画を立てても日常への影響を抑えやすいと考えられます。
  • 広い範囲を一度に行わず分けることで、仕上がりの段差が生じにくいよう調整しやすくなります。

あらかじめ知っておきたいデメリット

  • 結果の評価に2〜3か月を要するため、複数回を計画すると全体の期間は半年以上に及ぶことがあります。
  • 回数を重ねるほど費用は積み上がります。総額の見通しを最初に確認しておくことが欠かせません。
  • 回数を重ねても、皮膚のたるみやセルライトの見た目そのものが変わる施術ではありません。
  • 体重を減らす施術ではなく、肥満治療の代替にもなりません。内臓脂肪には作用せず、対象はあくまで皮下脂肪です。

料金の安さと回数の関係について

近年は、1カ所あたりの単価を抑えた料金を掲げる施設も見られます。価格の設定自体は各施設の方針であり、優劣を論じるものではありません。ただ、回数という観点では確認しておきたい点があります。

単価が低く設定されている場合でも、必要なアプリケーター数や回数が増えれば総額は変わってまいります。また、1回ごとに医師の診察を経て次の判断を行う体制があるかどうかは、施設によって差があります。回数の提案が診察に基づくものか、あらかじめ決められた回数パックに沿ったものかという点は、費用の妥当性を考えるうえで重要な視点です。

施術の流れと、回数計画の立て方

ステップ1:カウンセリングで到達点を共有する

まずは、どの部位のどのような点が気になるのか、どこまでの仕上がりを望まれるのかを丁寧に伺います。ここで共有された到達点が、回数設計の出発点になります。

見極めの視点……ご希望を伺う前から「まず何回」と回数を提示する説明ではなく、目標を聞いたうえで設計を組み立てる姿勢があるかをご覧ください。

ステップ2:医師の診察と皮下脂肪の評価

医師が実際に触れて、皮下脂肪の厚み、可動性、皮膚のたるみの程度を確認します。内臓脂肪が主体と考えられる場合や、皮下脂肪が薄い場合には、適応外であることをお伝えいたします。

見極めの視点……触診を行わずに回数や料金の話が進む場合は、その根拠をご質問いただくとよいでしょう。

ステップ3:アプリケーターの選定と配置の設計

部位の形状に合わせてアプリケーターの種類と装着位置を決め、1回でどこまで行い、どこから先を次回に回すのかを設計します。この段階で、想定される回数の幅と総額の見通しをご提示します。

見極めの視点……「最少で何回、最大で何回になり得るか」を幅で説明してくれるかどうかは、誠実さの表れのひとつです。

ステップ4:施術当日

マーキングののち、保護シートを貼付してアプリケーターを装着します。1カ所あたりの冷却時間はおおむね35分から1時間程度が目安で、装着カ所数が増えるほど当日の所要時間は長くなります。

見極めの視点……当日に配置を変更する場合、その理由を説明したうえで同意を得るかどうかをご確認ください。

ステップ5:取り外し後のマッサージと帰宅

アプリケーターを外したあと、施術部位を数分間マッサージいたします。冷えて硬くなった組織をほぐす目的があり、この処置が結果に関わるとされています。

見極めの視点……マッサージを含めた施術後の処置を省略せず、担当者が丁寧に行っているかは確認しておきたい点です。

ステップ6:2〜3か月後の再評価と2回目の判断

前回の結果が固まる時期に、あらためて診察を行います。ここで初めて、同じ部位に2回目を行うのか、別の部位へ移るのか、あるいは今回で区切るのかを判断いたします。

見極めの視点……再評価の場が最初から予定に組み込まれているか、そこで「必要なし」という結論もあり得ると説明されるかをご覧ください。

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ダウンタイム・副作用・注意点

比較的頻度が高いとされる反応

  • 施術部位の赤み、軽い腫れ、内出血。数日から2週間程度で落ち着いていくとされています。
  • 鈍い痛みや張るような感覚。冷却を受けた範囲に生じやすく、数日から数週間続くことがあります。
  • 一時的な感覚の鈍さやピリピリとした違和感。多くは数週間のうちに軽減していくとされています。
  • かゆみ、皮膚の一時的な硬さ。回数を重ねる場合も、毎回同様に生じ得ます。

頻度は低いものの注意しておきたい反応

遅発性の強い痛みや、長引くしびれが生じることがまれにあるとされています。また、まれな合併症としてPAH(逆説的脂肪過形成)が知られています。これは施術部位の脂肪が減るのではなく、硬く増大してくる現象です。

PAHの頻度は非常に低いと報告されていますが、自然に元へ戻ることは期待しにくく、外科的な処置が必要になる場合があるとされています。回数を重ねる計画を立てる際にも、この可能性は事前に共有しておくべき事項と考えております。

受診をお勧めするタイミング

  • 施術後2週間を過ぎても痛みや腫れが強まっていく場合。
  • 施術部位に硬いふくらみが生じ、時間の経過とともに大きくなっていくように感じられる場合。
  • しびれや感覚の鈍さが数か月にわたって続く場合。
  • 皮膚に水疱、強い変色、熱感を伴う腫れが見られる場合。

施術をお受けいただけない方・慎重な判断が必要な方

  • 寒冷凝集素症、クリオグロブリン血症、寒冷蕁麻疹など、寒冷に関連する疾患をお持ちの方。
  • 妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方。
  • 施術予定部位にヘルニア、手術歴、開放創、皮膚疾患がある方。
  • 対象部位の皮下脂肪が薄い方、内臓脂肪が主体と判断される方。
  • 出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方は事前にお申し出ください。

回数を重ねた場合の料金の見通し

料金は、多くの施設でアプリケーターを装着する「カ所数」を単位として設定されています。したがって費用は「回数×その回のカ所数」で積み上がります。下表は相場の目安です。

対象部位1回あたりのカ所数の目安1回の料金目安(税込)2回行った場合の目安(税込)
あご下1カ所約89,000円〜132,000円約178,000円〜264,000円
二の腕(左右)2カ所約178,000円〜264,000円約356,000円〜528,000円
下腹部または上腹部2〜4カ所約198,000円〜528,000円約396,000円〜1,056,000円
脇腹・腰まわり(左右)2カ所約198,000円〜330,000円約396,000円〜660,000円
太もも内側または外側(左右)2〜4カ所約198,000円〜528,000円約396,000円〜1,056,000円
背中・ブラライン周辺2カ所約198,000円〜330,000円約396,000円〜660,000円

※上記はいずれも税込・目安の金額であり、実際の費用は診察のうえで決定いたします。クールスカルプティングは自由診療(保険適用外)です。※使用する機器の薬事承認状況・入手経路等については、当院の施術ページに記載の内容をご確認ください。

「1回いくら」ではなく「到達点までの総額」で考える

避けたいのは、1回目の費用だけを見て始め、想定していなかった総額に後から気づくことです。カウンセリングでは、最少の場合と最大の場合の幅をご確認ください。「1回で区切った場合」「2回まで行った場合」を分けて把握しておくと、判断がしやすくなります。

回数パックを検討される場合の注意点

複数回分をまとめた料金設定が用意されていることもあります。総額を抑えられる場合がある一方、1回目の結果を見る前に回数を確定させてしまうという側面があります。1回で十分と判断された場合や未使用分の扱いについて、契約前にご確認ください。

回数の考え方から見た、他の施術との比較

「何回必要か」という問いは、施術ごとに前提が異なります。下表は、体型へのアプローチとして検討されることの多い選択肢を、回数の観点も含めて整理したものです。

項目クールスカルプティング脂肪溶解注射脂肪吸引食事・運動
主な目的皮下脂肪を冷却し部位の輪郭を整える薬剤により皮下脂肪へ働きかける皮下脂肪を外科的に取り除く全身の体重・体脂肪を減らす
効果の特徴当てた範囲に限って徐々に変化するとされる比較的狭い範囲の調整に用いられることが多い変化の幅は大きいが身体への負担も大きい全身に作用し、部位を選ぶことはできない
回数の考え方1回ごとに評価し、必要に応じて段階を重ねる数週間おきに複数回を重ねる設計が一般的原則1回の手術で完結することが多い継続そのものが前提となる
効果が出るまで約3週間後から変化を感じ、評価は2〜3か月後数回を重ねたのちに判断されることが多い腫れが落ち着く数か月後数か月単位の継続が必要
ダウンタイム赤み・腫れ・鈍い痛みなどが数日〜数週間腫れや痛みが数日程度内出血・腫れ・圧迫固定が数週間特になし
料金目安(税込)1カ所あたり約89,000円〜132,000円1回あたり約20,000円〜60,000円部位により約300,000円〜1,000,000円超費用は生活習慣により異なる
こんな方に向く休みを取りにくく、段階的に進めたい方狭い範囲を少しずつ調整したい方一度でまとまった変化を求め、休養を確保できる方体重そのものを見直したい方

※料金はいずれも税込・目安であり、施設や部位により異なります。上記はすべて自由診療(保険適用外)です。

30代後半〜50代後半の方から回数についてよくいただくご不安

「何回も通う時間が取れそうにありません」

1回で区切るという選択も十分に成り立ちます。実際、1回の施術で満足されて経過観察のみとなる方もいらっしゃいます。回数を重ねることは前提ではありません。ご都合を先にお伝えいただければ、その範囲で最も優先度の高い部位に絞る設計をご提案いたします。

「1回だけでは意味がないと言われないか心配です」

1回の施術にも、その範囲での意義があります。ただし、期待される変化の幅は個人差が大きく、事前に確定できるものではありません。当院では、1回で区切られる可能性を前提に置いたうえで設計をご説明し、無理に次を勧めることはいたしません。

「回数を増やせば、若い頃の体型に戻れますか」

クールスカルプティングは体重を減らす施術ではなく、部分的な輪郭を整えるための施術です。回数を重ねても、体重や体脂肪率そのものを大きく動かすことは想定されていません。また、皮膚のたるみが主な要因である場合には、脂肪への働きかけだけでは望む変化に届かないことがあります。

「途中でやめたら、かえって不自然になりませんか」

計画の途中で中断された場合でも、それまでに行った範囲の変化が残るだけであり、そこから悪い方向へ進むことは通常想定されません。ただし、広い範囲を分けて行う予定だった場合には、施術済みの範囲とそうでない範囲の境目が気になる可能性があります。中断のご希望があれば、その時点で見た目の連続性を踏まえたご説明をいたします。

回数の提案から見る、クリニック選びの基準

回数の説明の仕方には、その施設の姿勢が表れます。次の点をご確認いただくことをお勧めいたします。

  • 診察に基づいて回数を提案しているか……触診で皮下脂肪の厚みを確かめたうえで、部位ごとの設計を説明しているかどうか。
  • 回数の幅を示しているか……「最少で何回、必要ならば何回まで」という幅と、その判断基準が示されているかどうか。
  • 総額の見通しを事前に示しているか……1回で区切った場合と複数回行った場合の費用が、税込・自由診療である旨とあわせて説明されているかどうか。
  • 再評価の時期が計画に含まれているか……2〜3か月後の診察が最初から組み込まれ、そこで見直しが行われる体制かどうか。
  • 適応外を適応外と伝えているか……内臓脂肪が主体の場合や皮下脂肪が薄い場合に、施術を勧めない判断を示せるかどうか。
  • リスクを具体的に説明しているか……PAHを含む合併症について、頻度と対応まで踏み込んだ説明があるかどうか。
  • 契約を急がせないか……その場での回数契約を求めないかどうか。

よくある質問(FAQ)

Q1. 結局、何回受ければよいのでしょうか?

A. 一律の目安をお伝えすることは難しく、皮下脂肪の厚み、対象部位の広さ、目指す仕上がりの3点から診察のうえで設計いたします。1回で区切る方も、同じ部位に段階を重ねる方もいらっしゃいます。

Q2. 1回だけ受けるという選び方もできますか?

A. できます。1回の施術も、その範囲での意義があるものとして設計いたします。2回目以降は、結果を確認したうえであらためてご相談いただく形で問題ありません。

Q3. 2回目はいつ頃から受けられますか?

A. 同じ部位であれば、前回の評価が固まる2〜3か月後以降を目安とするのが一般的とされています。それより早い時期では、1回目の結果と次の必要性を見分けることが難しいためです。

Q4. 同じ部位に繰り返し受けても問題はありませんか?

A. 適応があり、適切な間隔が確保されていれば、同じ部位に段階を重ねる設計は一般的に行われています。ただし回数に上限がないという意味ではなく、その都度診察で適応を確認いたします。

Q5. 回数を増やせば、その分だけ変化も大きくなりますか?

A. 必ずしもそうとは言えません。適応のある部位に適切な間隔で行われてこそ意味を持つ施術であり、皮下脂肪の厚みが十分でない部位に回数を重ねても、望む変化には結びつきにくいと考えられます。

Q6. 1回目と2回目で、感じ方に違いはありますか?

A. 赤みや鈍い痛みなどの反応は、回ごとに感じ方が異なることがあります。軽く感じる方も、同程度に感じる方もいらっしゃいます。前回の経過を伺ったうえで、当日の設定や配置を調整いたします。

Q7. 部位によって必要な回数は違いますか?

A. 面積が広い部位や皮下脂肪の厚い部位では、段階を分ける設計が検討されやすい傾向があります。あご下のように範囲が限られる部位では、1回で区切られることも少なくありません。

Q8. アプリケーターの数と回数は、どう違うのですか?

A. アプリケーターの数は「1回の施術で何カ所を同時に冷却するか」、回数は「その施術を何度に分けて行うか」を指します。料金はカ所数を単位として計算されることが多く、総額は回数とカ所数の掛け合わせで決まります。

Q9. 複数の部位を同じ日にまとめて受けられますか?

A. 組み合わせや所要時間によっては可能です。ただしカ所数が増えるほど施術時間は長くなり、その日の負担も大きくなります。ご予定と体調を踏まえて配分をご相談いたします。

Q10. 2回目を受けるかどうか、当日に決める必要はありますか?

A. その必要はありません。当院では、2〜3か月後の再評価の場で判断していただく流れをお勧めしています。その場で「今回は見送る」というご判断をされても差し支えありません。

Q11. 回数を重ねれば体重も落ちますか?

A. クールスカルプティングは体重を減らすための施術ではなく、部分的な輪郭を整えることを目的としています。また内臓脂肪には作用せず、対象は皮下脂肪です。肥満治療の代替となるものではありません。

Q12. 予算が限られています。回数はどう組み立てればよいでしょうか?

A. 気になる部位のうち優先順位の高い箇所を1つに絞り、まず1回行って結果を確認するという進め方が現実的です。総額の上限をあらかじめお伝えいただければ、その範囲内での設計をご提案いたします。

Q13. 回数を重ねた場合、リスクも増えますか?

A. 施術ごとに赤みや鈍い痛みなどの反応が生じ得るため、回数分だけその機会は増えることになります。まれな合併症であるPAH(逆説的脂肪過形成)についても、施術のたびに可能性を共有したうえで進めてまいります。

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まとめ|回数は「数」ではなく「設計」で決まります

クールスカルプティングが何回必要かという問いに、すべての方に共通する答えはありません。1回の施術は対象範囲の皮下脂肪に段階的に働きかけるものであり、その結果を2〜3か月後に確認したうえで、次を検討するかどうかを判断していきます。

複数回を検討する基準となるのは、皮下脂肪の厚み、対象部位の広さ、そして目指す仕上がりの3点です。あわせて、部位ごとに何カ所のアプリケーターを配置するかという設計の視点を持つと、費用の見通しも立てやすくなります。

一方で、回数を重ねること自体が結果を約束するものではありません。適応から外れた状態で回数だけを足しても、ご負担が増えるばかりです。当院では、必要のない回数をお勧めしないことも医療の役割だと考えております。

藤井クリニック梅田では、診察のうえで想定される回数の幅と総額の見通しをご説明し、1回で区切るという選択も含めてご一緒に検討してまいります。回数についてご不安がある方こそ、まずはご相談だけでもお気軽にお声がけください。

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約400,000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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略歴

智弁学園和歌山中学・高等学校卒
和歌山県立医科大学卒(平成6年3月)
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科学教室入局
日赤和歌山医療センター 麻酔科
国保日高総合病院 内視鏡室 室長
大手美容外科 勤務
亀田総合病院 研修
東京大学医学部付属病院 研修
藤井クリニック開院・院長就任(平成19年5月)
藤井クリニック大阪駅前開院(平成23年5月)


認定・所属学会

日本内科学会 認定医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
総合内科専門医
日本消化器がん検診学会 会員
日本超音波医学会 会員
日本美容外科学会 会員
日本美容外科医師会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本抗加齢美容医療学会 会員
日本レーザー医学会 会員


認定資格一覧
  • サーマクール認定医
  • ウルセラ認定医
  • クールスカルプティング認定医
  • ライポソニックス認定医
  • レスチレーン認定医
  • マクロレーン認定医
  •  
  • アラガンバイクロス認定医
  • アラガンハイラクラス認定医
  • ボトックスビスタ認定医

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